注目の沖縄県知事選
沖縄県知事選はようやく野党統一候補が出馬し、保守系候補との一騎打ちになりました。とは言いましても選挙は今年の11月ですね。選挙結果は沖縄ローカル事情だけではなく、日米協調を第一に考える安倍政権にとっても大きな影響を与えますね。
普天間基地の代替基地として、沖縄名護市辺野古への移設で進んでいることが、沖縄の人たちにすれば釈然としないことですね。まして辺野古沖には,希少動物のジュゴンまで生息している海ですし。軍事基地は似合いません。
(2004年の米海兵隊ヘリコプターの墜落事件現場ボ沖縄国際大学構内。改めて普天間基地の危険性が思い知らされました。)
保守の稲峰現知事は、政府の「傀儡」でした。太田前知事時代は「沖縄振興策」が政府に凍結された経緯がありました。米軍基地の増強と「引き換え」に沖縄振興策をちらつかせてきた政府。しかしそれが良いことなのでしょうか?
政府のいいなりになっても得するのは公共工事に関係する一部の人達。多数の人たちは関係ないのですね。基地の脅威を感じるだけですし。しかも沖縄の失業率は一向に改善しません。ですので日本政府が恩着せがましく沖縄振興策をちらつかせることは本末転倒です。そんなばら撒きよりも1996年当時のように「全島フリーゾーン構想」や「国際都市構想」のほうが夢も希望もありましたね。
(3月に3万人が宜野湾市に集り基地移設反対集会を開催しました。)
今の政府はあまりに露骨です。ですので、個人的には野党候補に勝って頂き、政府をもっと困らせてやっていただきたいと思いますね。「知事はやんちゃでなくちゃ」と言われていた沖縄の自立的経済発展をめざしておられる沖縄物産企業連合の宮城弘岩さんの言葉が印象に残りました。
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コメント
けんちゃん
はじめまして。
糸数さんにはなんとしても勝ってもらいたいと思います。
平和共同候補運動にご関心がありましたら、「平和への結集」をめざす市民の風のホームページhttp://kaze.fm/をご覧になり、賛同署名いただけると嬉しいです。
投稿: ohta | 2006.10.30 18:12
太田さんに夢を託した県民は、結局形だけで何も実行されない状況に失望しました。今は、政党の操り人形ではない、交渉力にたけた人を選びたいと思います。
投稿: yuta | 2006.10.25 00:18