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2006.10.25

市民参加の梯子段について

 アメリカの社会学者S・アーンスターンは住民参加・参画の形態を下の段から、「あやつり」「セラピー」「お知らせ」「意見徴集」「懐柔」「パートナーシップ」「住民への権限委譲」「住民自治」の8段階にわけました。(imidas2006 598ページ 市民活動)

 6段階目から8段階目を本当の意味での「市民参加」と言うのですね。そうした事例を私はまだ見たことはありません。卑近な例で言いますと、高知県庁総務部県政情報課が管理している公共電子掲示板は「あやつり」「お知らせ」「セラピー」段階です。
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 高知県庁職員の一部にいとも簡単に県民との「パートナーシップ」や「県民との協働」を発言される人もいますが、言葉の意味をよく理解していないのではないでしょうか。とくにぷらっとこうちに関与している県職員の皆さんたちはそうですね。

ぷらっとこうちでの私への誹謗中傷発言の一例
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 なにやら文体から行政職員ではないかと思われますが、匿名で書いているので詮索はしません。「ちるちる」なるものがおかしいのは、私があたかも大声をあげて人を威嚇しているとか、私を「特定市民」とまで例示をして誹謗中傷していることですね。実に卑劣な発言ではありませんか。自分は匿名で、安全地帯にいて平気で実名発言者を公共電子掲示板で誹謗中傷する。それが許容されていた「ぷらっとこうち」は異常でした。(民間の落書き掲示板とは違うでしょうに。)

 「ぷらっとこうち」が破綻したのはこうした無責任な発言者が多いことと、自分の言動に責任をとらない人間が運営委員会にいて県民の税金で運営されている公共電子掲示板をメチャクチャにしたのです。だから再開できないのです。
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 平気で匿名で誹謗中傷する連中に支配された「ぷらっとこうち」。私を登録抹消にしたばかりか、787人の登録者の書き込みまで出来なくなりました。
 さて先日の「メモ書き」ではなく、すべての登録者と県民に「説明責任」があることをぷらっとこうち運営委員会なるものと高知県総務部県政情報課は忘れてはならない。

 つくづく「市民参加の梯子段」を眺めていると高知県政のありかたが良くわかりますね「あやつり」「お知らせ」「セラピー」段階であることがよくわかりますね。

 県民を排除する「ぷらっとこうち」なるものについてという資料集をご参考ください。

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コメント

為政者はおよそ偏った情報公開しかしない。市民は情報開示を求め、あるいは独自に情報収集して分析し、広汎な市民とともにこれを共有する必要に迫られるのです。

投稿: げき | 2006.10.25 09:26

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