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2006.11.20

11月のニートと親子のホットカフェ

毎月20日にNPO法人ハートリンク・コミュニティ(竹内隆志理事長)が開催されている継続事業です。いつもの大橋通りにある喫茶店メンフィスト・フェレスにて開催されました。先月は「第8回番組出演者交流会」と重なっていたため、出席しませんでしたので、2ヶ月ぶりに見学しています。

 今月の講師は高知県精神保健福祉センター所長 山崎正雄さんです。青年たちのメンタルヘルスについて話をしていただきました。多くの事例をパワーポイントで紹介しながら話をしていただきました。
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 「いじめ」の門題も、いじめがあるかないかばかり議論をされているようです。人間関係はうまく造れなくても思春期になれば皆性的に発達し大人になります。思春期は「親」と別れ自立していく段階を言います。
 いろんな問題を個別の家庭事情に収斂するのでは問題の本質がみれない。

 「他人にとって自分は何者なのか?」と悩みます。誰かに依存して社会とうまく関係がつくれない。「甘えられるところ」から別かれることが自立である。お酒に、パソコンに、親に依存してしまう。これもある段階。
 小学生の詩なども例示しながら、説明されました。人間の発達段階での出来事を丹念になぞって説明いただきました。

 さすがに11月も20日となりますと午後5時半には暗くなり、寒いという感じがします。でも参加者は講師の山崎氏の熱いトークに真剣に耳を傾けていました。話はなかなか入り組んでいまして、ふだんあまり考えたことがないテーマでもありました。

 現実に出て行って生き抜くことが、子供が自立していく段階。「反抗期」も受け止めてくれる人がいること。子供が悩んだり、苦しんでいることを理解することが大切。子供との対立を避けていては自立はできません。

 自分が自分でないのに他人の前に出て行くのは苦しいこと。自分が出せないように自分の居場所がないようです。「社会的ひきこもり」は、個人的な問題に収斂できません。社会との交わりがうまくできない青年たちが多くなっているようです。
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 「ひきこもり」の青年たちはどうして表へ出れないのか?きちんと自分が他人から認めてくれていないのが不安になるのです。表面的なこだわりではないようです。不安感を吐き出せる場所がとても少ない。
 必要以外に周りに合わせようとして、自分を追い込んでしまいます。

 昔は大学へ行って就職すれば良かったし、情報量は少ないものでした。今は情報が溢れていまして、自分で自分をコントロールできるものではありません。心は自分を簡単にコントロールできるものではありませんね。
 それで「摂食障害」にはまります。減量で自分をコントロールできると錯覚します。

 ひきこもりの解消法についてです。親が密着するのではなく、親が親として自分たちの生活の回復が大事。「子供だけ」のために親が生活をすることからの脱出をすべきでしょう。親の自立ーいろんな社会とのつながりを持つことが大事なのです。親が社会的に孤立していては、子供のひきこもりも解消できないからです。

 驚くような事件を起こした子供たちの手記なども紹介され、わかりやすく解説いただきました。あまりに情報量が多く、普段は精神心理学やメンタルヘルスについては考えたことがないので「ついていけない」部分もありました。
 でもとても有意義な講演でありました。本当の「自立」について普段とは角度の変わった観点からの問題提起をしていただきました。

 しかしこういう有意義な会合を主催している竹内隆志さんを、高知県総務部県政情報課が管理運営している「ぷらっとこうちは、書き込み停止措置をし、登録者から一方的に抹消しました。いったい「何の権限で。何の権利で」そんなことができるのでしょうか?
 満足に県民に「説明責任」すら果たしていません。いまやこそこそ秘密会議して県民の税金を浪費しています。 実に腹立たしく許せない行為を高知県庁はしたと思います、‪徹底的に責任を追及すべきでしょう。
 その経緯を正確に把握するようにしましょう

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