西村 今月のけんちゃんのどこでもブログは、ブログの最近の傾向についてコメントします。高知シティFMの戸田健史さんにもご意見を伺います。今回のテーマは「再度 ビシネスブログについて」です。
このテーマ一度以前に取り上げました。半年ぐらい前ですが、進化したのでしょうか?ライブドア前社長のホリエモンのような「社長ブログ」が主体のようですね。自己紹介代わりにこしらえているようです。
戸田 そうですね。会社の代表の社長が表へ出ることは今まではあまりありませんでした。例えばテレビとか新聞とかで自分が知らない会社の社長が出てきたとしますね。
どんな会社かなとネットで検索しますと会社のホームページと社長ブログが出てきますと、理解を深めることが出来ますね。会社のイメージアップにはなるツールと言えるでしょう。
ただそれを超えられるかと言いますと、どうなんでしょうか
西村 また営業マンが自分の「名刺代わりに」ブログを作成し、商談に活用している事例もあるようです。お酒メーカーの営業マンがワインついてのうんちくをブログに書いて、得意先の酒屋により深い情報提供をするとか。
車メーカーのセールスマンが車の性能とか、個人で鈴鹿サーキットヘ観戦に行ったとか。特化した情報を書くことで顧客とも結びつきを深めているようですね。そうなりますと個人の趣味の領域と会社の業務との線引きはどうなるのでしょか?難しいですね。

(どこでもインターネットができるようになれば、ブログはいろんな状況で活用されます。)
戸田 どういう業種でもできるものではないですね。秘密的なことはブログには書けませんし。個人的な日常的な情報。例えば犬を飼っていてどうのとかをブログ書く。しかしそれは業務なのでしょうか?
会社のなかでそんな内容のブログを書いていたら「私用インターネット」になるのかならないのか。営業マンが名刺代わりにブログ。どの業種でもありますが、きっちりあてはまるものではまさそうですね。
西村 大企業などでは会社のパソコンには鍵がかかるようになっていまして、カードを差し込まないとパソコンが使用できないように管理されています。
メールの内容まで総務がチェックしているとか。対外的には非公開の、大企業などでイントラネットのなかで「社員ブログ」として活用されている事例が増えていると以前出演いただきました中平公哉さんに聞きました。
そういうものも活用されているのでしょう。
戸田 そうですね。社内全体に周知事項がありますと、文章や社内放送しか従来は方法がありませんでした。今はイントラネットでブログを活用して連絡用に使う。ブログは最新情報を更新しますと、すぐにpingデータとして情報が発信されますし。
今までの回覧板を廻しているよりも、情報伝播は格段に早いし、波及します。
西村 研修系のコンサルなどのブログは時折見かけます。ブログがコミュニケーションの道具としてうまく活用していますね。
戸田 具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?
西村 彼らは全国を講演しています。その折になって宿泊した。その土地の食べ物がどうであるとか、景色がどうだろか。写真をブログに上げて「講演旅日誌」のようなブログをこしらえていますね。
それで講師としても親しみを持ってもらおうとか。活用しています。これは趣味と実益を兼ねたビジネスブログになっていますね。

(広い意味で知事ブログもビジネス・ブログといえます。)
戸田 これは本を書いて出しているようなものですね。、講師本人のイメージアップにはなるでしょうし。そういう部分で活用しているようですね。
西村 2時間程度の講習では地域の特性まで語れないですね。オフの時に出歩いた感想などを付け加えるといろんな効用があるようですし。
それでトラックバックをかけるとか。それぞれがブログで交流を深めることも可能なのですね。
商業サイトとしてのブログはあまり見かけません。
戸田 講演活動を行って後で本にして販売すれば収益はあがりますね。ブログに書けば見るだけですね。今のところブログで収益があがる仕組みはないですね。お金を払ってまで見るブログもないですし。
西村 わたしもビジネスブログもこしらえていますし、業務用のサイトも2つ
作成しています。問い合わせは日本全国、北は北海道から南は沖縄まであります。電話までかかってきます。
国際電話でマレーシアの駐在員の方からもかかってきました。質問には答えますよね。でも1銭にもあんりません。ビジネスなら物が動けば良いのですが・・。注文があるかと言えば、これまた別の話になります。
せっかく対話が出来まして。なるほどインターネットの力だなと思います。知らない人と交流が出来ます。しかしビジネスにはなかなかなりあせん。
戸田 そこが問題ですね。わたしが時々口にします。「インターネッとはなかなかお金にはならない。金食い虫である。」と言うことですね。
手間隙かかって費用もかかります。それがすぐに利益に繋がるかと言えばそうではありません。これが今後どうなるのか。ビジネスブログ難しいでしょうね。
西村 そうでしょう。ある人が言っていました。(サラリーローンの人です。)1000人にチラシを配ります。そのうち電話があるのは1人とか。それから取引があるのはそのうちの100人に1人。
その確率論から言えばネットで少々見られたからといって、即売り上げにつながるのは「甘い」と言うことですね。
戸田 ホームページをこしらえたからすぐに売る上げが伸びるものではありません。経営者も担当者も肝に銘じなければ・・。
西村 トヨタでもNTTでも資生堂でも有名な大企業でも毎日莫大な宣伝をしています。テレビ媒体をふんだんにしていますね。毎日日にち。
それにひきかえしろうとの名前の知らない会社がインターネットでブログをこしらえたから簡単に売れるはずはありません。
でも全然知らないところから問い合わせがあります。自分の行動範囲を超えたところに知られます。これからでしょうね。
私も2000年ごろからホームページを作成する構想があり、自分で勉強して実際にこしらえたのが2002年。2003年に自作できるようになりました。
2004年にブログを始めましたし。まだまだこれからではないでしょうか。
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