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2006.12.22

県民との対話は継続を

Ekimaep
 去る12月2日に高知県庁の正庁ホールにて橋本知事も出席して、高知駅前への複合施設計画の説明会と対話集会がありました。知事のブログ「だいちゃんぜよ」にもコメントがされています。民の声を聞く難しさ(12月2日)

 この種の「討論会」や「説明会」は一度で合意形成というわけにはいきません。意見が多く出て、地元新聞の記事では一部紛糾したとの報道も。でもそれだけ県民が関心があるわけですし、本音で議論が出来たので良かったのではないかと思います。
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(7月7日の県都市計画部による県道はりまやー一宮線説明会。担当部署は対話には慣れていないようでした。

 あの悪評の「タウンミーティング」などとは異なり、県のお役人の「仕込み」や「やらせ」はなかった珍しい例ではなかったでしょうか。
 ともすれば従来は県サイドで「決めてきたこと」を住民に「説明」するだけの意見交換会でしたし。住民との間で意見が異なり紛糾することは人事のほうでマイナスポイントにでもなるのでしょうか?そうすると「異分子」は排除し、民間企業の株主総会のようなワークショップやシンポジウムになりがちですね。

市民参加のありかたについて

 とくに高知県庁の優秀な職員の皆様は、「市民参加のありかた」を勘違いしないようにしていただきたいのです。
 説明会で紛糾することは、担当部署の説明が悪いとか、変な県民がまぎれ込んでいたとなどとか総括しないようにしてください。

 県と県民の対話の機会などなかなか実はなかったのですから。双方が「対話」に慣れていないのです。決して「減点主義」で人事の部署が担当部署を評価しないでいただきたい。今までの県庁の「常識」は県民との対話集会では通用しないことを認識してください。

 せっかく知事が県民との対話を試みていますのに、公共電子掲示板「ぷらっとこうち」は県政情報課の判断で閉鎖されてしまいました。県民との対話をすることなく、誰を対象にかは全く不明ですが「県民アンケート」なるものを実施するそうです。

県民アンケートの実施

 県民は武器を持って集って県に意見を言っているのではありません。民主主義は気苦労の多いものです。それだけに今回の県庁正庁ホールでの対話集会は評価されるべきであると思います。

 問題はそれ以後の県庁の対応でしょう。「それっきり」になるのか。もう一歩踏み出すのか。高知県庁の情報公開度とともに対話姿勢も今後注目しています。合意形成には時間がかかるものなのです。そのためには相互不信の除去が第一です。

 「言いたいことを言う」ことがその1歩ですので。議論が熱くなることを喜ぶべきでしょう。自由民権の土佐なのですから。

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