3年目のブログについて 1月12日(金)
西村 今月はブログについて、高知シティFMの戸田健史さんとお話します。今回のテーマは「3年目のブログについて」です。
私がブログを始めましたのは2004年の1月1日です。今年で3年を過ぎます。1昨年は「ブログ中高年の星」とか言われて新聞やテレビで取り上げられたりしました。ブームも一段落というところでしょうか。
戸田 確かにそうですね。「ブログの女王」というテレビ番組も終わりましたし。
西村 アメリカでは「9・11」以降に、マスメディアに対する不信から市民の間でブログは一気に広まりました。社会性が最初からありました。それに対して日本ではブログは「日誌」という意味合いが強いようです。ニフィティなんかの位置づけがそうでしたし。簡易ホームページとしてとらえられていました。
例えて言えば、電子掲示板はホテルのロビーでの会話。SNSは個室での会話。ブログは自宅への招待という感じでしょうか。ほどほどのイメージですね。
(ブログは場所をえらべずネット環境であれば現場で作成できます。)
戸田 SNSも増えてきましたね。「出会い系」に対して、「知り合い系」とSNSは言っていますね。なるほど個室での会話ですね。
掲示板は多くの人が見ているのでホテルのロビーでの会話というのはそうだと思いますね。
ブログは自宅での会話。たしかにトラックバック機能もありますし。
西村 ブログの良いところは更新のしやすさは、なによりの特典です。どこからでもネット環境であれば更新が可能です。携帯電話からもできますし。音声配信もできます。動画配信も増えてきまして、ますます大きなメディアになる可能性が出てきました。
ブログをきっかけにして、新たなメディアになる可能性が出てきましたね。
戸田 確かにそうですね。音声や動画の投稿。携帯電話との相性の良さ。各ブログサイトもいろんなサービスを次々とリリースしています。
you tube なんかも取り込むことができますし。1昔前にはここまで出来るものだとは思いませんでしたね。
西村 確か10分程度の動画配信が出来ることですね。しかし大変な情報量ですね。日本でも凄い勢いで広まっていますね。ニュース性は抜群ですね。
戸田 you tubeのアクセス数なんかも相当なものですね。あそこに動画があればみな見に来ますね。
西村 デジカメの動画機能、携帯電話の動画機能で出きるのですからね。画質はやや荒いのですが・・
戸田 でも実際のテレビのニュースの報道で、記者が事故現場から携帯電話から動画を配信してきたのが第1報であったりします。それが珍しくなくなりましたし。
携帯電話の機能の進歩も凄いですね。昨年でしたか年末で起きました東京の京王線での踏み切り事故も携帯電話で撮影されました記者のレポートから報道がされ始めましたし。
西村 事件事故の画面。災害時の第1報に活用を既にされています。今後も普及してくると思いますね。ですので市民が活用するのも増えるでしょう。
このブログ今後も発展しますね。メディアとしても。動画、音声、携帯性もとりこみまして、ますます他のメデイァとの共存されていきますね。
遠隔地の見知らぬ人たちともブログを通じてより交流が広がり、よりネットワークが広がりました。
(ブログは世代の差を超越する道具です)
戸田 最近ブログに書かれているキーワードをロボットが見つけ出しまして、注目されているキーワードで掲載されているサービスもありますね。
特種なかたちのサーチエンジンですね。これはその意見に賛成する人、反対する人も用意にコメントしたブログをいくつも見つけることができます。
西村 ブログもおまけに「アクセスログ解析」がありますね。それを検索しますと、どこのサイトから私のブログを見に来たのかがわかりますね。
戸田さんがご紹介されたようなサーチエンジンがありましたね。「http://kizasi.jp/」と言うところでして、ブログを関連記事で集めています。
例えば「六ヶ所村といえば」というキーワード表示でして、関連ブログが表示されています。私のブログですね。先月のゲストでした外京ゆりさんとの番組での対談をまとめたブログ(高レベル放射性廃棄物問題など)のなかで、青森県六ヶ所村の原子力関連施設の議論をしていました。
そのことをブログにしていましたら、そのサーチエンジンに掲載されていまして驚きましたね。
戸田 例えばGoogle のようなロボットですと、「六ヶ所村」で検索しますと、関連する記事が確かに出てきます。でも全く関係のないホームページやブログも出てきますね。
この場合のようにブログに関係したもので検索しますと、「六ヶ所村」というキーワードに関連した記事がすべて表示されていますね。
ですからより的をしぼった検索が出来ます。関連ブログをすぐに見つけられますので凄い機能ですね。
(はりまや橋ブログサロンには、いろんな人達が訪れました。)
西村 Googleでも確かに検索され、表示はされます。Googleで載るのは見出しの部分とか、文章の1部が掲載されるだけで、関係のないサイトやブログが表示されますね。
以前笑い話になるようなことがありました。「ルイ・ビトン」で検索すると私のホームページがよくGoogleの上位に掲載されていました。わたしがそのブランドについて知っているのでもありません。
わたしがホームページに書いていたのはルイ・ビトン・カップというヨットレースのことです。それを検索エンジンが集めて上位に掲載したのでしょう。みな当て外れのサイトへ飛んだのでみな検索した人は怒っていたと思いますね。
このブログの検索の仕組みは「六ヶ所村と言えば」と言う表示に、再処理核燃料工場、鎌仲ひとみ監督、プルサーマル計画、映画六ヶ所村ラブソティとかすべて関連用語が掲載されています。
それを使用しているブログが表示されるようになっています。
戸田 今までは検索する場合「コンマやスペース」を付け加えながら検索キーワードをしなければなかなか目的のサイトやページにたどり着けませんでした。
関連キーワードがどこに集積されているわけですから、検索テクニックは不要ですね。目的のページへたどり着けるようですね。
西村 ブログも数が増えまして(800万を超えているので)ブログの海で溺れてしまう。と以前番組でも言いました。
こうした検索「ブログサービス」が現れますと、「六ヶ所村」とか「高レベル放射性廃棄物」などコアな問題ですと関連サイトを見つけるのが大変でしたが、簡単にみつかるので重宝しています。
戸田 画期的ですね。考案した人は凄いですね。
西村 今年は「ブログジャーナリズム」を研究しようと思っています。選挙の年でもありますね。4月の統一地方選挙。7月の参議院選挙。11月の県知事選挙と高知市長選挙。1市民の目でどんどんとこまめに情報を発信していきます。
地方政治のありかたを「ブログジャーナリスト」(というのもおこがましいですが)としてコメントをさせていただきたいと思います。
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コメント
kayoさんコメントとTBありがとうございました。六ヶ所村ラブソティの上映運動には注目しています。
kizasi.jpは便利なしくみであると関心しています。無機質な検索エンジンとはまた違いますね。
投稿: けんちゃん | 2007.01.10 07:51
kizasi.jpで『六ヶ所村』と検索して見つけました:)
投稿: kayo | 2007.01.09 18:00