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2007.01.05

良いネットワーク 悪いネットワークについて

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(大きな組織は絆は強いが時に弊害もあります。)
 いつも同じメンバーで交際していますと絆は強くはなりますが、多様な情報は入ってこなくなりますね。それが組織の特性です。どうしても親しい胴業種の人間との付き合いが楽ですので、自覚をしないとそういう関係を快楽に思い、他人の意見を結果的に聞かなくなりますね。

 大きな仕事上の組織はそうです。大企業や官公庁などは内部の絆は強固です。結果として悪い方向に向かえば、不正をしたり、ごまかしたり平気になります。

「情報収集や情報伝達に優れているのは、我々が日常的に接触し親しくしている人々との絆ではなくて、むしろ接触頻度が低く、どちらかといえば普段は疎遠にしている人々との絆である。」
(「人脈づくりの科学 安田雪・著 日本経済新聞社)
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(番組出演者交流会は正真正銘の異業種・世代間交流サロンです。)

「自然発生的なネットワークは、高密度になりがちで情報収集力が弱い。職場に成立する従業員同士のネットワークはその典型である。」

「密度の高いネットワークの構成員は、相互に情報伝達されやすいだけに、自由な動きがとりにくい。
 自分の周囲の誰も彼もが知り合いで、直接さまざまな会話を交わし情報交換をし合う関係だったとしたら、苦情を言う相手の選択さえ気をつけなければならない。
 密度の高いネットワークは、自由に動ける隙間が少なすぎるのだ。」

「特定の個人だけが他者を犠牲にし、利益を得るようなものではない。構成メンバーのだれにとっても、互恵的かつ効率的なネットワークを構築することが究極の目的である。」
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(実に多彩な人達が出演いただきました。)

 ここまで意識したことはありませんでしたが、2003年に諸事情で「どこでもコミュニティ」を企画したときは、「普段なかなか会えない他業界の皆さん方にお声をかけ、質問し、番組にしよう。」と思ったからでした。

 収録後に、出演者の皆さんのホームページを自作させていただきましたが、それは実に興奮するような体験でした。だから大変さを克服する面白さがあったからです。

 番組は2006年3月に終了したしましたが、今でも私はこのゆるやかなネットワークを意識しています。
経済的なつながりでも、政治的なものでも、個人のつながりでも「固い絆」は良く見かけます。逆説的な見解ですが、絶対的なものではありません。そうした弊害があることを自覚して人脈の再構築にこころがけたいものですね。
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(第1回交流会はブログサロンから始まりました。)

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