「幸福のスイッチ」を鑑賞
冬型でセーリング日和ですが、体調がまだ万全でないので、今日は文化的な催しに参加しました。とさりゅう・ピクチャーズ主催の映画「幸福(しあわせ)のスイッチ」を自由民権記念館にて鑑賞してきました。
お客様本位で儲けは二の次の電気屋の親父に沢田研二。そんな生き方に反発、田舎を出てデザイン学校へ行く為上京し卒業後デザイン事務所で働く次女役に上野樹里。
アンテナ修理で屋根から転落し、入院した父親。妹が気を利かせて東京の次女にうそをつき次女を家業の電気屋を手伝わせることに。次女はデザイン会社に反発し退職していたところでありました。
最初は儲けにならない仕事振りに反発していた次女でした。街の人と触れ合ううちに、父親が街の人たちと本当に愛されていることを知り、徐々に反発していた心がほぐれてきます。
解説によりますと監督の安田真奈氏は家電メーカーでOLとして働いた経験があり、10年の構想を経て、家電店で実際に働くこともして映画化したそうです。それだけにナショナル・ショップの「あなたのまちの電気屋さん」が良く描かれていましたね。
とさりゅう・ピクチャーズの田辺高英さんのブログに案内があり知りました。昨年は「読書する日」を鑑賞しました。あの映画は田中裕子と岸辺一徳が出演していました。
日本のビジュアル系アーチストの元祖である沢田研二。関西の田舎の電気店主を違和感なしにきちんと演じていましたね。一番監督がユニークな存在でありますね。
なんかうちにも芸大に行っている子供がいます。見ていまして身につまされる話です。他人事の話ではないように思いました。卒業してデザインの仕事と言いましても、ぞんざいに扱われるのでしょうね。
コミュニケーション能力がいかに大事か。身につまされる映画でありました。
来られていた観客の人たちは本当に映画好きですね。映画が終了しますとスタッフの名前が延々と出ます。その間1人として席を立たれる人はいませんでした。
映画は中心街にもあるべきですね。映画を鑑賞するだけでイオンなどへ行く気には到底なりませんし。街中の人間のエゴかもしれませんが、映画はショッピング・センターのなかで鑑賞するものではないと思いました。
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