禁じ手は使ってはならない
サッカーでは「手を使うこと」。相撲では「髷をつかむこと」などが「してはならない反則行為」としています。「なんでもありにしてしまいますと、試合そのものがなりたたなくなり競技として成立しません。
田嶋東洋町長の場合はどうなのでしょうか?東洋町民の6割が高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致に反対署名しています。町議会の過半数も反対意志を明確にしています。隣の室戸市や徳島県の自治体である牟岐町,海陽町、美波町は議会では誘致反対決議をしました。高知県知事と徳島県知事も反対の意思を表明しています。
「向こう三軒両隣」はすべて誘致に反対しています。
生活が苦しいからといって、他人の財産を奪ったり、盗んでいいはずはありません。東洋町長は地方財政が苦しい、展望が開けないからといって、町民の大半が反対し、町議会も周辺自治体も反対している中での高レベル放射性廃棄物最終処分場への応募は、してはならないことです。それが人間としての最低の社会常識であると思います。
それが受理されまかりとうることになれば、「国策」といわれる原子力がいかにもいかがわしく、金まみれであるのかを自ら証明したようなものです。
東洋町の町民のみなさんが賛成され、町議会でも審議を尽くして誘致に賛成であるならば、それは意義をはさめないでしょう。意志を尊重しなければなりません。
でも事態は全然違います。調査費の名目で年間10億円が交付されても、町内が対立している東洋町では決して町おこしにはなりません。
破綻した自治体である北海道夕張市。先日の成人式を運営した若者達などは素晴らしい活動をしましたね。町長が先走って「まちこわし」「人の輪のこわし」をしてまで応募するものではありません。
やりかたはあるはずです。
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