« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

2007年2月

2007.02.28

原環は国策を捏造するな!

Kokeitai_1

(写真は原子力発電所からの核のゴミ。高レベル放射性廃棄物を格納したキャニスター。人間は近くに20秒おれば死に至ると言われています。その高レベル放射性廃棄物を44000本を地中に埋める計画が、高レベル放射性廃棄物最終処分場なのです。計画推進のための文献調査を行おうとしています。)

 原子力発電環境保全機構は東洋町町長が独断で応募した「高レベル放射性廃棄物最終処分場」文献調査を国に申請すると報道されていました。

 原環が東洋町の調査申請 経産省認可の方向(高知新聞2月28日夕刊) 

原環機構、28日認可申請 東洋町核処分場問題、調査開始4月以降(徳島新聞2月28日)

 テレビなどの短い報道では調査だけで周辺地方自治体に20億円交付される。」などの結構な話だけしか伝えませんね。
Umetatemm_9_1_1

(立候補地が他にないのですから、国策を捏造し東洋町に決めるつもりです。)

 「交付金だけいただいて、高レベル放射性廃棄物は受け入れません。」という理屈が通用するほど国は甘くはありません。交付金を貰えば最後、そこが最終処分場になるのです。

 沖縄の普天間基地の移設問題でも、地元の意向を無視し、勝手に日米両政府で取り決め、国は地元の異論を認めず、強権的に名護市に「交付金を出さない」と言い張っています。

Henoko_thumb_2_1_2
(沖縄では地元の意向を無視した日米両政府に対し抗議運動が継続されています。)

 ひととび「国策」を捏造すれば「白を黒という」ことは国は平気。ときには警察力(武力)まで使用して国民を押さえつけるのが平気です。国家権力なのですから。

 「甘い餌」に乗ってはいけません。あくまで文献調査の白紙撤回を言い続けるべきです。ひとたび20億円程度の交付金を受け取れば、「引き返すことは不可能」です。
 高知県民の皆さん「今声を上げなければ」核のゴミ処理場は東洋町にこしらえられてしまします。

 
  観光産業も農産物も水産物も、海洋深層水ゆずドリンクもすべて売れなくなります。今直ぐに行動をおこしましょう。

 県議会で「核廃棄物拒否条例」制定のための署名運動を展開しましょう。即行動しましょう。

「kakuhaikibutu.pdf」をダウンロード


| | コメント (0) | トラックバック (2)

候補者は「核のゴミ処理場問題」の賛否を明確にと橋本知事語る

原子力発電環境保全機構が、強引に国策を「捏造」しようとしています。

原環機構が東洋町の調査申請へ 国、数週間で判断か(高知新聞2月27日夕刊)
Hasimotomm


 橋本大二郎高知知事は2月定例県議会の提案説明で、東洋町の高レベル放射性廃棄物最終処分場問題につついて「調査に向けて手続きが進められることがあれば、同じ思いを持つ市町村長や議会と手を携えて闘っていく」と改めて調査反対を明言しました。

 さらに、「この問題は高知県全体にとっても重要で、今年の選挙での立候補者は賛否を明確にすべきだ」と選挙の争点に据えるよう呼びかけた。

 4月の統一地方選挙。7月の参議院選挙。11月の高知市長選挙と高知県知事選挙。その選挙の候補者にとって「核のゴミ問題」は争点にしなければなりません。

 現在「核廃棄物条例制定のための請願署名運動」を行っています。すべての県会議員に賛成していただかなければなりません。そのためには多数の署名の後押しが必要ですので。

「kakuhaikibutu.pdf」をダウンロード

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.27

年度末行事ーぷらっとこうちが暫定開設されたとか

 高知県総務部県政情報課土居寛道課長)が管理・運営している公共電子掲示板「ぷらっとこうちが3月26日までの予定で今日から暫定開設されたようです。


 利用制限があるようで、「あらかじめ登録している人」であり、「会議室だけの開設」だそうです。

 あいかわらず制約だらけの公共掲示板のようです。規制だらけの暫定会議室のようです。

ぷらっとこうちWEBサイト 暫定開設運用ルールNew!

 ちなみにわたしも県政情報課に新規登録者として申請をしていましたが、以下のような返事が返信されてきました。

 ぷらっとこうちWEBサイトへの参加登録をいただき、ありがとうございました。


 ぷらっとこうちは、平成18年8月24日から書き込みを停止させていただいていましたが、本日、暫定的に開設いたしました。

 しかしながら、この暫定開設は1ヶ月程度の短い期間であり、テーマに沿った短期間での意見集約を目指し、既に参加登録いただいている皆様を対象とさせていただいています。

 まことに勝手ではありますが、新規の参加登録は保留させていただいていますことをご理解願います。
 なお、今後、ぷらっとこうちが再開することとなった折には、お知らせさせていただきます。


ぷらっとこうち事務局(高知県県政情報課内)
竹村、田中、森本
tel:088-823-9898
plat-jim@ken4.pref.kochi.jp


 ということです。「アンケートも同時に実施するようですね。

 「年度末」で「やっつけで仕事を片付けよう」「来年のことは知らない」という「お役所の事情」の「ありばい開設」「ありばいアンケート」であることが明らかになりました。

会議室  ぷらっとこうちの今後のあり方について

 新堀川草の根観光の実践

| | コメント (3) | トラックバック (0)

今週の原発と核のゴミ処理場アンケート紹介

遂に民意を無視して原子力発電環境整備機構は、東洋町長が独断で応募していました「高レベル放射性廃棄物最終処分場」文献調査の申請を国にしたとの報道を聞きました。

Umetate_1


 あくまで「国策を捏造」するものであると思いました。民意を聞かない姿勢には呆れるばかりです。

 さて2月20日から26日までに寄せられた「原発と核のゴミ処理場アンケート」のコメントをご紹介いたします。
 名前やアドレスは伏せさせていただきました。

原子力発電についての考え方を教えて下さい。: 必要無いと思う
あなたの町に原子力発電所が計画されたら? : 不安だから反対する
原子力発電所計画に賛成の方に? :
原子力発電所計画賛成で、その他と答えた方にその理由は?:
あなたの町に、核廃棄物施設が出来るとしたら?: 絶対反対する
核廃棄物施設に賛成の方に? :
核廃棄物施設賛成で、その他と答えた方にその理由は?:
あなたは、プルサーマル計画をどう思いますか?: 危険性が証明されて居なっから進めるべきでは無い
都道府県: 石川県
性別: 男性
年齢: 43歳
E-mail:
URL:
お名前:
あなたの原発や核廃棄物に対するご意見を、200文字程度で自由にお書き下さい。:

原子力発電についての考え方を教えて下さい。: 絶対不要だ
あなたの町に原子力発電所が計画されたら? : 絶対反対する
原子力発電所計画に賛成の方に? :
原子力発電所計画賛成で、その他と答えた方にその理由は?:
あなたの町に、核廃棄物施設が出来るとしたら?: 絶対反対する
核廃棄物施設に賛成の方に? :
核廃棄物施設賛成で、その他と答えた方にその理由は?:
あなたは、プルサーマル計画をどう思いますか?: 危険だから直ちに中止すべきだ
都道府県: 静岡県
性別: 女性
年齢: 50歳


あなたの原発や核廃棄物に対するご意見を、200文字程度で自由にお書き下さい。:

原発は、「被曝の危険を伴いながら働く労働者」「子孫と環境に汚染を残す放射性廃棄物」__この二つ抜きに存在しません。だから私は原発に反対です。
もっと言うなら、原発は、いつでも核兵器を作れるだけの技術に直結するので、早くやめないと人類の未来はないでしょう。
ちなみに私の家から直線距離で十数キロの浜岡原発は、東海地震の震源域の中にある、世界で一番危険な原発です。地震の来る前に何としても浜岡原発を止めたいです。


原子力発電についての考え方を教えて下さい。: 必要無いと思う
あなたの町に原子力発電所が計画されたら? : 絶対反対する
原子力発電所計画に賛成の方に? :
原子力発電所計画賛成で、その他と答えた方にその理由は?:
あなたの町に、核廃棄物施設が出来るとしたら?: 絶対反対する
核廃棄物施設に賛成の方に? :
核廃棄物施設賛成で、その他と答えた方にその理由は?:
あなたは、プルサーマル計画をどう思いますか?: 危険だから直ちに中止すべきだ
都道府県: 神奈川県
性別: 男性
年齢: 39歳

お名前:
あなたの原発や核廃棄物に対するご意見を、200文字程度で自由にお書き下さい。:
まず、このアンケートについててすが、反対の意見の方に理由を尋ねていないのが疑問です。
----------------------------

「核」といっても、二種類ありますよね。
「核分裂」と「核融合」です。

「核分裂」の方が、現在問題視されている原子力発電で、「核融合」は現在、技術的に不可能です。

「核融合」では、連鎖反応が起こりえないので、暴走することはあり得ませんので、安全だと言い切ってまず間違いは無いと思います。

でも、「核分裂」はそもそもが連鎖反応を起こすように考えられ、作られています。

なので、制御を誤ると当然重大事故につながる可能性は存分にあります。

そして、再処理や廃棄についても、危険を伴います。

この、常につきまとう危険を回避する有効な方法というのが無い以上は、本来は絶対に行なっては行けないと思います。

もし、原発関連の全てを埋め立て地に作ったとしましょう。

沖ノ鳥島ぐらい遠い場所ならば、反対意見も少ないでしょう。

でも、埋め立て地を作るには多大な予算と時間がかかりますし、根本的に土壌が安定しているわけではないので、本土で行なうよりもひど結果になる可能性も否定できません。(例えば、島自体が崩れているのに、核分裂の連鎖反応が止まらないなど)

私の目には、現状の原発はだましだまし行なっているように見えて仕方ありません。

なので、原発関連は全て反対です。

アンケートにつきましては以下のリンクをクリック

http://www.cgi-maker.com/tools/form/dokodemo

| | コメント (1) | トラックバック (0)

安倍内閣は何故人気がないのか?

Abe22_8
 それは「本来の自民党」に戻った内閣であるからでしょう。ただしかなり右寄りで、アメリカのネオコン言いなり内閣。強権的な手法が目立つ。
 郷土出身で引退された元参議院院議員の平野貞夫さんは「小泉さんが最後の自民党総裁。小泉の後には誰もいない。」と2004年に「けんちゃんのどこでもコミュニティ」に出演されたときに予言されていましたが、現実もそのとうりになりつつあります。
Hiranoll_1

 更に平野貞夫さんは「安倍晋三さんの尊敬しているという祖父の岸信介氏はA級戦犯。東京裁判の判決で、東條英樹元首相他7人が絞首刑になった翌日に巣鴨刑務所から釈放されている。アメリカの右派の意向。資金支援も受けていた。」

 吉田茂首相がアメリカのコントロールが聞かない為、アメリカの意向に沿う形で岸信介氏が担ぎ出されたのでしょう。当時は東西冷戦の時代。アジアも中国革命やら朝鮮戦争の様相があり、日本の再軍備、いわゆる「逆コース」の時代背景がありました。

 安倍首相は「戦後レジウムの全否定」などわけのわからない言葉を使用しています。要するに祖父がそうであったように、アメリカのネオコンの意向で政権運営をしようというだけですね。

Nitibei02

 いくら情報を政府がコントロールしようが、マスメディアが伝えなくても国民はバカではありません。安倍内閣の「本質」を見抜いているのです。「拉致家族」に会おうが、新潟中越地震の罹災者に会おうが安倍内閣は人気低下には歯止めがかりません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.26

二葉町自主防災会リーダー会が開催

 2月24日(土曜)午後7時より、下知消防分団会議室にて二葉町自主防災会リーダー会が開催されました。二葉町の自主防災会のリーダーが22人集まりました。実質のスタートです。
 年度は4月からのスタートです。二葉町町内会の総会が4月に予定されています。二葉町自主防災会の事業計画と事業予算を総会で審議し承認を得ませんといけません。それで自主防災会の役員会より2007年度の事業計画がリーダー会に提案されました。
Ridaikai


 前向きな意見が出ました。メインの事業は二葉町町内の「防災マップづくり」です。秋の季節に「防災炊き出し会」を開催する案がリーダー会にて承認されました。

 二葉町自主防災会には、昭和南海地震の体験者が2人います。会長の森さんは小学生時代須崎で体験されました。
 「津波は陸へ行って大きくなる。戻りの津波が、入りの津波より大きかった」
 
 また下知で体験された岸本さん。「ひどいい揺れで隣の家が潰れた。近所の人たちで屋根を壊し、やっとの思いで助け出しました。その後水が来ました。」「水は深いところでは2・5メートルになり、1ヵ月半も水が引きませんでした。」とも。

 罹災を体験された人がリーダーにおられます。アドバイサーの西田政雄さんは、阪神大震災や新潟中越地震の罹災者との交流を今もされています。

 罹災体験を参考にしながら、自主防災会も実務的な訓練メニューなども考案しなければならないと思いました。
Setumei


(市役所から補助される予算額や中味の説明もされました。初年度は防災備品費が最大70万円。防災マップづくりと防災炊き出し費用が最大20万円です。)

 下知地区の様子。昭和南海地震の記録。

Shoimozikita19472mm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

映画「棚の隅」を鑑賞

 2月25日(日曜)はイオンにある東宝シネマズ高知へ。午前9時50分開始の映画「棚の隅」を鑑賞するために家内と2人で出かけました。

 イオンなど殆どいったことがないから(先日「硫黄島からの手紙」を鑑賞して以来)、正面に車を止めて入り口へ行くとまだ開いていません。相当歩き入り口を見つけて映画館へ。やはり映画は街中で見たいもの。他に用事のないイオンへ来なければいけないのは実にめんどうで嫌なものです。

 それで映画の感想。売れないおもちゃ屋の親父が主役。そこへ8年前に離婚した前妻が現れ、小さな波紋が。彼女には恋人がいるし、親父には再婚した妻と前妻の子供がいて幸せに暮らしている。

 それだけの話。舞台の神奈川県相模原市の商店街のおもちゃ屋。いつもお客がいない。なにが主役の親父を動かしたのか、修理不可能と言われていたラジコン飛行機を徹夜で修繕。川原で飛ばす。

 息子も前妻の恋人も無邪気に遊ぶ。結局おもちゃ屋を廃業することを決意。前妻への思いも断ち切り再出発するというストーリー。同じ田舎の商売人として「廃業」の場面はやりきれない。
Eigauchida_1
 神奈川県のように日本で1番豊かな地域でも商売は厳しい。自分がラジコンに熱中できるなら、「特技」を活用し、親父相手におもちゃ屋は再建出来なかったのだろうか?

 私も子供の時プラモデルをたくさんこしらえました。100くらいこしらえました。ラジコンは高嶺の花。チャンスがあればこしらえたいとは思う。

 「ガンダム」や「ハローキティ」も大人が購入しているとも言われる。商売人に希望をもたせる映画にしてほしかった。以前自主民権会館で見た沢田研二が田舎の電気屋の親父で出演していた「幸福のスイッチ」が救われたのですが・・

 再出発が廃業ではやるせない。中高年親父に希望を与える映画を映画人はこしらえていただきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2007.02.25

コミュニケーションをどうつくりますか? 3月2日(金)

西村 今月のゲストは団塊の世代であり、昨年11月に2年間の限定で高知へ帰郷された田植光男さんです。18歳で高校を卒業して以来、大阪、東京とで生活されてきました。
ブログも「プランテーションプレイス」というタイトルでこのほど始められました。

今回のテーマは「コミュニケーションをどうつくりますか?」でお話をお聞きします。
 田植さんは東京時代にも仕事関係以外のネットワークを広くもたれています。高知へ戻られてからの交流も継続されていますか?
Taue_r

田植 もちろん続けています。4月初めと5月の連休に東京から友人も来ます。こちらから上京して交流することもあります。
しかし、高知へ来ますと会いたい時にすぐに会えるという訳には行かないので、だんだんと疎遠になってきます。そこで、けんちゃんに薦められましたが、ブログなどを利用して、近況報告や情報交換などをして交流を継続することも有効なことですね。

西村 ブログも始められました。ユニークなタイトルですね。「プランテーションプレイス」です。どのようにブログを活用しようと思われていますか?すくなくても安否情報にはなるとは思いますが・・。
「おれは田舎で元気です」というメッセージにはブログはなるとは思います。

田植 ブログをはじめたと言っても・・・まだはじめたばかりです。そうですね。人のブログを参考にさせてもらうと、個性と言うか自分を旨く表現していますね。言いたい事をカテゴリー別に旨くまとめて、いろんな情報を発信して社会的な問題提起なども行っていますね。

 私は、ブログの活用については正直、まだ漠然としていますが、まあ・・高知のことや高知での生活ぶりを東京などの友人に発信していくことからはじめようかと思っています。
 「プランテーションプレイス」はうちのカミさんが考えた名前で、いずれ福島の白河近郊に転居したとき誰でも集えるコミュニケーションの場を「プランテーション」と名づけて提供したいと思っています。

 「プランテーション」は田植 からとった名前で、種蒔き・植付け、育て、育成していると言う意味を含んでいます。プランテーションと言う空間を多くの人々に理解してもらうために、ブログを旨く活用したいと思っています。
Syuuroku1_r


西村 2年間高知におられ、その後は奥様の出身地の福島県白河市で生活されると聞きました。交流拠点をつくる。そこで「寄り合い所」をこしらえると聞きました。おかまいない範囲でどのようなことをされるの「構想」をお話ください。

田植 そうですね、「公民館」なんて言う友人もいます。「地域のなかに多様な文化を提供し、老若男女を問わず気軽に人々が集うような憩いの場所にしたい。」思っています。
 カミさんの姉と同じ敷地に住むわけですが、大きな材木屋を営んでおり、今は息子が継いでます。地域で顔も広いので、協力を受け、私たちも家業の助けになればと思っています。

 食事もでき、飲み物、お酒やワインも出します。かといって食堂でも飲み屋でもなく、学校帰りの子供たちが勉強や宿題をしに立ち寄るような。そんな空間を作りたいと考えています。そのためにカミさんがデザイナーをしている関係で 衣類や小物類。
 また、二人でこれまでつちかってきた友人の協力を得て陶芸家や染物家、地元のアーティストの作品の展示会や小さな演奏会や真打の落語会などを時々行いたいと思っています。

 カミさんは「多目的ギャラリー」なんて言ってますが。
また、ビール継ぎの達人やワインのソムリエなどに来てもらって、楽しみながら地方に都会の文化を、都会の人たちには地方の良さを感じられるようなそういう事も提供したい。


西村 公民館といえば自治体ベースのものですが、それを民間で経営し運営するので自由度はありますね。
 沖縄本島北部には「共同店」という小売の店があります。村のよろずやですが、商売だけではありません。食堂になったり、託児所になったり。子供たちが宿題をしたり。親父たちが集り飲み会をしたり。
 共同店の歴史は100年以上あり、その収益で昔は地域に電灯をひいたり、奨学金をだしたりしていたそうです。最近東北にもできたそうです。物の売り買いだけでなく、人と人とのコミュニケーションに役立つしくみのようですね。

田植  はりまや橋商店街でも同じような構想を聞きました。それはみなが貴重な本などを持ち寄り、交流スペーズを持つことですね。わたしも福島の白河では日頃好奇心をもって集えるような書籍、絵本、ビデオ、DVD等も提供して行く予定です。芝居、小説の本もあります、
 でも採算面はどうでしょうか。私たちが生活できればそれで良いのかなと思います。
Kuruma

西村 東京でのコミュニケーションと地方でのコミュニケーションのとり方は違いがありますか?高知へ戻られて違和感を感じられることはありますか?

田植 今はやりの携帯やメール、ブログなどの活用では違いはないと思います。しかし、直接会うには交通機関や手段が少ないこと、コミュニケーションの種類と言うかいろいろな集まりの内容が少ないと思われる。

 ただ、ブログなど交換し合って活用して、いろんな人々の情報をキャッチすれば、結構この高知でも集会や催し物もあると思います。。東京とは違った、高知独自のコミュニケーションも取れるのではないかと期待しています。そう考えるとそれほど違和感は感じません。

西村 田植さんは高知での2年間という限定された時期をどのように活用しようと思われているのでしょうか?
Niyodogawa

田植 せっかく故郷の高知に来たわけですから、いろんな方面に好奇心を持ち、活動して行きたい。高知が素晴らしい所であることが、今回帰郷して実感しています。
 県内を隈なく出かけたいと思っていますし、高知でしかできない経験をしたいですね。ケンちゃんにもいろいろ教えていただいて。

西村 最近の若い人は「コミュニケーション能力が低い」とも言われています。そのあたりはどう思われますか?
 またどうすればコミュニケーション力はアップするのでしょうか?

田植 最近二十歳代とはあまり話をする機会がないですが、確かに、自分や仲間内だけに閉じこもり、それ以外の世界に関心がないような感じがします。そして、他者とも携帯やパソコンなど「人を媒体としない関係の中に自分を置く」ような感じもします。
 でも先日、森林間伐のボランティアに女子大生がいきなり来て、お爺さんに近いような叔父さんたちに間伐の指導を受けていました。熱心に質問したり、会話が弾んでいました。
 彼女はインターネットで事前に調べてきたようです。ブログなども活用次第でいろんな情報や仲間が作れますね。

 つまり、個人・人それぞれと思います。若い人にも好奇心や関心を持ちコミュニケーションをとりたい人は沢山いると思います。若い人に限らず、そんな場を提供して行くことも大事ではないでしょうか。私たちが福島でやりたいのもそのような場所を作っていきたいと思っています。

西村 東京での経験、高知でのこれからの経験も複合化しながら、白河での生活に役立て行かれるわけですね。

田植 場をつくることがどこまでひろがるかでしょう。東京をはさんで、東北と南国との交流とか。面白い交流になるやもしれません。
 そういう可能性はありますね。

西村 距離の問題はインターネットの道具がいろいろできましたので、きにしなくて良くなりました。スカイプもありますし。携帯電話やブログもありますし。
 新しい道具の活用は中高年世代は苦手です。若い人たちに教わりながら、コミュニケーションを深めていくことが必要ででしょう。
Taue2_r

田植 福島の甥っ子達がやっていますし、かれら彼女らのボランティア活動もしているのでネットワークもあるでしょう。さきほども言いましたが、地域の中に多様な文化を提供できる場を作りたいと思います。
 
 食事もでき、飲み物、お酒やワインも出します。かといって食堂でも飲み屋でもなく、学校帰りの子供たちが勉強や宿題をしに立ち寄るような。そんな空間を作りたいと考えています。そのためにカミさんがデザイナーをしている関係で 衣類や小物類。
 また、二人でこれまでつちかってきた友人の協力を得て陶芸家や染物家、地元のアーティストの作品の展示会や小さな演奏会や真打の落語会などを時々行いたいと思っています。

 カミさんは「多目的ギャラリー」なんて言ってますが。
また、ビール継ぎの達人やワインのソムリエなどに来てもらって、楽しみながら地方に都会の文化を、都会の人たちには地方の良さを感じられるようなそういう事も提供したい。

 あそこへいけば面白い、なんかがある。そういう場所になれば良いと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.24

寒空の街頭署名活動

 昨日は「六ヶ所村ラブソディ」が大変良い映画だったので、午前中はあるスーパーの開店に出かけた後、昼過ぎに高知市帯屋町中央公園北口での「核廃棄物拒否条例制定のための請願署名活動」に参加しました。
Kaku1m
 どうやら冬型の気圧配置で冷たい北風が吹きすさぶせいか、4人で署名活動をしました。マイクで街宣をしながらでしたが、わざわざ駆け寄って署名をしていただく人も現れ始めました。

 現在14000人程度でしょうから、10万人の署名をめざしてやれる範囲で協力しようと思います。
Kaku2m

| | コメント (0) | トラックバック (0)

サニーアクシスいの店


 すみません携帯電話のカメラで撮影しましたが、てぶれでぼけています。国道33号線の店舗で、近くの歩道橋の上からの撮影です。

 今日はサニーマートが社運をかけてこしらえた郊外型大型店舗サニーアクシスいの店を見に行きました。開店前の午前8時50分からにサニーマート幹部が店舗について説明するそうなので、見学にいきました。(一応取引業者ですのでまじめに見学です。)

Sunyino1

(敷地内からデジカメで撮影しました。)

 いの町北内地区の広大な農地が大きな店舗に変貌しているのには驚きました。西にはレストランが2つ。東にはしまむらという衣料品専門量販店。テナントが40入居しています。ひとつの街と商店街ができあがりました。
 わたしの子供時代あのあたりに友人がいましたが、田んぼばかりでした。変われば変わるものです。

開店前に取引会社が店舗内正面玄関前に集られ、中村雄一サニーマート社長からの挨拶がありました。続いていの店店長、デイリー、精肉、鮮魚。青果の店舗の責任者が売り場の狙いのスピーチをしました。「地産池消」をめざしているということです。

 最後に専務が業務一般の話を10分間程度されました。新しい業務形態として「市場」と「ディスカウント店舗」を展開するとのことです。「市場」は、既にいの店隣に「大黒さん市場」として開店しています。開店前の説明会は午前9時半過ぎに終わりました。
 少し時間があったので隣の大黒さん市場へ行きました。むかしは「レストパークいの」といわれていたところです。そこで餅とみかんを買いました。

Suytizu

 午前10時からはサニーマートアクシスいの店は開店しました。いの近辺の知り合いに何人も会いました。開店後はとにかく店内は物凄い人でした。
 お昼の家族の弁当とお勧めのコロッケを購入して帰りました。

 明日からグランド・オープンだそうです。

  大型商業施設・サニーアクシスが開店 いの町(高知新聞)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

人間不平等起源論にも書いてある

 格差社会の病理現象については確か高校生時代に読んだことのあるルソーの「人間不平等起源論」にも書いてありました。

ルソー「人間不平等起源論」の抜き書き

 ルソーは18世紀の思想家。産業革命以前の人物で、「大量消費時代」を体験されていない。その人物をして人間は不平等社会を作り上げ、自然界に負担をかけているということを書いています。

 政治が公然と「格差社会」をこしらえるのであれば政治など不必要です。金持ちや大企業は「強い」ので政治が関与する必要はありません。でも最近のアメリカは「小さな政府」を標榜して金持ち大企業優遇政策ばかり。日本もその真似をして「構造改革」してしまいました。

 年間3万人を超える自殺者の増加。何もしない日本の政治家。政府。「鈍感力」もこうであれば日本は破滅に向かうでしょう。

Umetate

 多資源消費型の「生活習慣」を見直さないと、昨日鑑賞した映画「六ヶ所村ラブソディ」がつきつける問題は人類共通の問題ですね。「核との共存」「核との共生」は難しいようにも思います。

 また「核との決別」もまた難しいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.02.23

映画「六ヶ所村ラプソディー」を鑑賞

Rokashomura_3
2月23日の夕方は映画「六ヶ所村ラプソディー」を鑑賞しました。監督の鎌仲ひとみさんのスピーチもありました。大変真摯な気持で映画を製作されていることがわかりました。
Kantoku_r_1

 鎌仲さんの話を聞きまして、大変ノーマルな感性の人だと思いました。元々はNHKのドキュメンタリー番組も制作されていたとか。1999年ごろイラクを取材し、白血病や癌で亡くなる子供たちが多いことを取材されていたとか。

 その原因が1991年の湾岸戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾にあることが取材するうちに判明したそうです。それも原子力発電の濃縮ウラン工程で出る核廃棄物から兵器に使用され、イラクの子供たちが被爆したということです。

 2年にわたり六ヶ所村を取材しています。反対派は村内に数名であるとか。高知同様に産業のない青森県。周辺自治体からも仕事を求め多くの人達が原子力関連施設で働いています。

 この映画の優れているのは、いわゆる「推進派」の人たちも画面に登場しています。率直に気持を吐露されています。ただ残念ながら事業主体者の日本原燃側が取材に応じていないことですね。

 「安全安全」というのであれば取材に応じ、どんな質問にも回答すべきでしょう。また施設の内部も取材させるべきですね。常に施設の門の手前で画像は終わります。米軍基地のように治外法権を感じました。中には入れないので。「無言の圧力を六ヶ所村に入ると感じる。」と鎌仲さんは語りました。


 つまり原子力政策に反対したり、疑問を持っている人間は立ち入らせない。無条件に賛同する人間だけが入らせる。画面からのメッセージを感じました。

 映画では孤立して反対している人達の生活の様子も描いています。村で農薬を使用せず有機米をこしらえている人も正直に核燃料再処理施設が稼動するかもしれないとチラシに書いたら断る消費者が何人かいたとか。

 実に消費者も「身勝手」だと思いました。「中立ということは傍観と同じ。声を上げて反対しなければ賛成と同じだ」とその農家の女性はつぶやいていました。

 全国各地で上映されるようですから、関心を持つ市民はもよりの会場で鑑賞してください。 

 六ヶ所村ラプソディー上映予定
Tsyatu_r

 会場ロビーではTシャツ(反核は土佐の山間よりとプリント)や絵葉書なども販売されていました。わたしも僅かですがTシャツと絵葉書を購入させていただきました。

Kakikomi_r

 メッセージを書き込むコーナーも併設されていました。今回の自主上映の映画会は若い人たちやアート系の人達が主催して頑張っていました。

Kakikomi2_r


 現在原子力発電所においては使用済み核燃料は、まもなく青森県六ヶ所村の処理施設で再処理され、高レベル放射性廃棄物が出てきます。それはは六ヶ所村で1時保管されています。

 その高レベル放射性廃棄物を一箇所に集めて埋めてしまう計画が東洋町で行われようとしています。それは東洋町長が民意を無視して文献調査に応募し、原子力発電環境保全機構が、それに応じまさに「国策を捏造」しようとしているのです。高知県民として看破できない問題です。

 トータル300人を超える市民が鑑賞したようです。実行委員会の皆さんお疲れ様でした。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

四国は「安全地帯」だとNUMOは言いますが・・・

 原子力発電環境整備機構のホームページを読んでいますと、「近くに活断層や活火山のない地域は安全に地下に高レベル放射性廃棄物を埋め込むことができる」との記述が見られます。

  6P:地層処分の安全確保

 その地図によりますと四国は火山帯や活断層が少ないので「安全地区」のような印象を受けます。果たしてそうなのでしょうか?

Katudansounumo
 最近は地元町内会の自主防災会の活動http://futaba-t.cocolog-nifty.com/blog/をしていますので、南海地震の勉強会をしています。講演会にも何度も参加しています。
 その情報に寄れば、次の南海地震の規模は「M8・4。震度6の地震域は高知と徳島の大部分。地震発生後5分から15分程度で高さ8メートルを超える津波が沿岸に押し寄せる」との想定になっています。

 高知県危機管理課サイト 南海地震に備えちょき

高知市防災対策課南海地震関係

Shind_bunpu_map_3


(東洋町は高知県東部。地図では右側の端になります。全域震度6の地域です。港である甲浦港は8メートルの津波などで破壊されるでしょうから。)

 さてどちらの情報が正しいと言えるのでしょうか?私は民意を無視し国策を捏造しようとする原子力環境保全機構」の情報は「検証のしようがないため」信用ができないと断定します。

 四国は安全なわけではありません。、

Nankaizisintizu1_3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「鈍感力」で押しすめられる核のゴミ問題

Donkanryokuhon_1
 先日東洋町の周辺5市町村が原子力発電環境保全機構を訪れ、「民意を無視した文献調査をおこなわないでほしい」との申し入れをしました。

 それに対し原子力発電環境保全機構側は「文献調査の条件を東洋町は満たしているので調査をする」と回答したようです。地元紙に報道されています。

   東洋町核廃調査 周辺5市町村 反対要請
 物事にこだわらなくて、気にしないことが結果成功につながつことと作家の渡辺淳一氏は著作「鈍感力」で言われています。ネットの記事でも取り上げられているようです。

小泉効果で「鈍感力」増刷

 しかし原子力発電環境保全機構が「鈍感力」で民意を聞かない、聞かないふりをする、気にしない行動履歴をとられたら困ります。

 普通の社会常識であれば東洋町の文献調査は白紙撤回するのがあたりまえです。

Kokeitai


(ガラス固形体に包まれる高レベル放射性廃棄物。いくら「鈍感」であっても人間はその近くに20秒もおれば死亡するそうです。この固形体が最終処分場では44000本地中300メートルに埋められるそうです。)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

鈍感力で政治をするな

 人気が下落する一方の安倍内閣。先日小泉前首相は「鈍感力ということもある。その本でも読んで自信を持って政権運営にあたれ」という励ましをしたように報道されていました。
 「鈍感力」という表題のエッセーは作家渡辺淳一氏の著作。偶然図書館で借りていまして読んでいました。渡辺氏の体験や周りの人たちを観察していて得た教訓のようです。

Donkanryokuhon

 くよくよせず、失敗も気にせず、いじめにも負けない「力」は「鈍感になること」のように書かれてあります。才覚のある人でも、ちょっとした失敗をいつまでも気にして、他人に会わないでいると忘れ去られてしまう。

 やはり「あいつは鈍感ではないか」と言われる人のほうが、生物学的にも社会的にもずぶとく長生きしている。それは「鈍感力」のおかげである。と渡辺淳一氏は言っています。
 1国の首相が国民生活に「鈍感」であっては困る。自殺者が年間3万人を超えても全然本気で対策をしなかった小泉前首相(小泉鈍(どん)一郎)とも言われた人らしい。
Koizumidonichirou
(国民生活には「鈍感」であった前首相)
 安倍首相も国民生活には無関心で鈍感であることは実証済み。国民負担をどんどん増やして大企業には減税。義務教育制度を破壊して、更には憲法まで改正して日本社会を格差社会にし、軍隊をアメリカの言いなりに海外へは派兵し、「国際貢献する」などと言う発言には、およそ国民生活への配慮のひとかけらもありません。

 政治のリーダーには「鈍感力」はふさわしい格言ではありません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.22

年に一度のボーリング大会


 2月22日の夕方は所属する塗料商業協同組合ののボーリング大会。高知市は中心部にあるボールジャンボが会場。組合協賛なので比較的商品が良いのが特徴。

 こちらも店主賞を出します。今回は新潟産のコシヒカリを出しました。ただ腰椎分離症が完治していないので、途中リタイヤも視野にいれた参加になります。右ばかりで投げると腰が痛むので左でも投げました。

 おそらくスペアも満足に取れないでしょうし。まともにプレイしても130台がやっとですからね。スコアが2桁でも完投することが目的ですね。右でガーターで、左で投げたらストライクもありましたが、満足にスペアが取れません。
 結果は111と88で35人中25位。結構良い賞品をもらいました。

 仕事の後で、手軽に親睦で楽しめる。しかもローコストで。一時ボーリングは廃れましたが、近年なかなか盛んですね。やはりマイボールを保有しているひとは上手。

 体がぶっ壊れなかったのでよしとしましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

タバコの吸殻がまちを破壊する

テスト

 携帯電話を新しくしたので操作がわからずさきほどようやく画像をアップしました。
 写真は近所の道路を携帯電話で写しました。リハビリがてら歩いていますが、ただ歩くだけではつまらないので、掃除をしながら歩きます。2日に一度の頻度ですが、必ず落ちているのがタバコの吸殻です。

 拾っていて一時は道路はきれいになりますが、翌日はまた吸殻が落ちています。あちこちに。掃除をしても翌日には同じ状態に。でもしなかったら酷い状態にまちはなり、恐らく治安も悪くなると思います。タバコの吸殻は車から、自転車から落としていくようです。道路を灰皿がわりにしている人達がいかに多いか。

 お菓子の包み紙や、ガム、犬の糞なども道路に落ちています。吸殻やゴミを拾うのは、それをしないとまちが「荒れる」と思うからです。個人的な意見ですがタバコは1箱1000円以上にすべきでしょう。まちが汚れるのを防ぐ方法はタバコを追放することでしょう。これは自覚の問題ではありません。

 健康問題だけでなくまちづくりの観点からも心底そう思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

電化住宅と原子力発電所との相関

 電力会社は「オール電化住宅」の普及に力を入れています。一見地球環境にやさしい電化住宅のようですがはたしてそうでしょうか?

西岡謙一さんから気候ネットワークの資料をいただきました。題して「オール電化住宅は地球温暖化防止に寄与するのか?」というレポートです。

 検証ペーパー「オール電化住宅は地球温暖化防止に寄与するのか?」発表  

「all-denka-paper.pdf」をダウンロード

Ikata

 一読しました。結論は「寄与しない」ということです。それは電気は送電ロスもあり効率が良くないこと。
 オール電化にすると常に電気を作り続けることが必要になります。

 そうなると原子力発電所に依存することになるでしょう。原子力発電所は制御がしにくい発電方法なので常に電気をつくり続けています。したがって必要以上の電気を原子力発電は作り続けることになります。
 
 その余剰電気の「受け皿が」オール電化住宅というわけですね。それで各電力会社はオール電化住宅を一生懸命販売している意味がすこしわかりました。
 しかしひとたび原子力発電所で事故がおこれば送電は停止されます。ですのでオール電化住宅は実は「災害に弱い」システムといえるのでしょう。

 そうしますとバックアップに多くの火力発電所をこしらえないといけなくなるので、逆に環境に負荷をかけることになると思います。

 結論は「オール電化住宅は環境にやさしくない」ということになりますね。確か以前に西やんも指摘されていましたね。

核の脅威への行進曲

 オール電化住宅の普及より個人のレベルからの「省エネ」が必要ですね。生活習慣の見直しが必要です。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2007.02.21

23日は「六ヶ所村ラブソディ」上映会

Rokashomura_2

 2月23日(金曜は)ドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラブソディ」が高知県立美術館ホールにて上映されます。
 東洋町長が独断で「高レベル放射性廃棄物最終処分場」文献調査を原子力発電環境保全機構に応募し、申請が受理されたため高知県民も「核のゴミ」問題が他人事ではなくなりました。

 青森県六ヶ所村では原子力発電の再処理工場が稼動するようです。現在再処理工場にて抽出されたプルトニウムは、ウランと混ぜられプルサーマルとして愛媛県伊方原子力発電所でも稼動し始めます。

六ヶ所村 原子燃料サイクルについて

 再処理をする場合や、プルサーマルで発電した後には、高レベル放射性廃棄物が残存します。現在は六ヶ所村に中間保管施設で保管しています。

 処理方法はいまだに確立されていません。それを東洋町へ持ってきて地中に埋めようようという計画が、「高レベル放射性廃棄物最終処分場」問題です。

 全国どこの自治体も正式にエントリーしていませんでしたが、東洋町が第一段階の文献調査に応募したのです。
 原子力発電環境保全機構は「活火山も活断層もないので安全な地域である」ような発言をしていますが。

 東洋町全域ではここ30年以内にM8・4の巨大地震が発生、震度6の地震が想定されています。また甲浦、生見には8メートルの大津波が5分から15分で押し寄せると想定されています。

地質条件を満たしても東洋町は地震危険地帯

Shind_bunpu_map_2


 当事者である高知県のみなさんは、この映画を鑑賞し、現実を見つめることにしましょう。

映画「六ヶ所村ラプソディー

鎌仲ひとみ監督作品
長編ドキュメンタリ?映画「六ヶ所村ラプソディー」
?核燃の大地に咲く花 ここにわたしたちのくらしがある?

2007年2月23日(金)高知県立美術館ホール

入 場 料 前売り券1,000円/当日券 1,500円

(小学生以下・障害者 無料)

上映時間(120分) 10:00 13:00 15:30 18:30

監督講演会 17:40 20:40

主催 高知で「六ヶ所村ラプソディー」を上映する会


| | コメント (0) | トラックバック (0)

核のゴミは東京で処分すべき

東洋町では高レベル放射性廃棄物最終処分場を受け入れようと推進派の町民が会合を開き、学習会の開催や、六ヶ所村施設の見学なども予定しているとか。とても残念な動きであると思います。

推進派町民組織が発足 東洋町核廃施設

 町内が分裂し、感情的な対立になれば、しこりは残ります。なかなか関係修復はできません。
Shind_bunpu_map_1


(高知県危機管理課による震度予想の地図ですが、高知県の東部、地図右側の3角になっているところが室戸市。東洋町はその右上にあります。東洋町全域は震度6の地震が起きるとされている地域です。)

 もう20年近く前の話ですが、「マリンタウン計画」をめぐり、当時の夜須町(現在の香南市)は賛否で町内が2つに別れました。推進の署名が過半数。反対の署名も過半数を超えました。町議選、町長選も激しく行われました。

 普段は親しい町民同士が、町内の喫茶店で会ってもお互い挨拶もしないようになりました。青少年に良い影響を与えるわけがありません。
 それから何年も経過し、わだかまりが解けましたが、まだまだしこりはあるようです。

 東洋町の場合はスケールが違います。隣の徳島県まで巻き込んでいるのです。
 とにかくいったん白紙に戻すのが一番良いのです。

 それにしてもたかだか数10億円のお金で地域をずたずたにするやりかたには心底腹が立ちます。ものごとは原則「受益者負担」でしょう。東京に核のゴミ施設をこしらえるべきでしょう。

 石原都知事も五輪招致などと浮ついた話ではなく、核のゴミ施設を東京に建設することを選挙公約にすべきであると思いますね。まずそれから議論すべきでしょう。
 電気を一番使用しているのは東京。「受益者負担」なのだから東京で核のゴミは処理するのが筋。原子力発電環境保全機構は安全だというのであれば、地方ではなく、東京で処分すべきでしょう。


| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.02.20

まちを分裂してまちおこしは不可能

 東洋町で「高レベル放射性廃棄物最終処分場」文献調査に賛成する町民有志と推進派町議4人が会合し、「今後原子力発電所の視察や、学習会を継続して行う」ということになったと高知新聞は伝えています。


推進派町民組織が発足 東洋町核廃施設(高知新聞2月20日 朝刊)

 完全に東洋町は分裂しました。これでは「まちおこし」は不可能になりました。
 勉強をするのであれば、まず東洋町長は応募を白紙撤回し、反対派住民も含めた「学習会」をすべきでしょう。

 「多数派」工作では分裂には有効でも、まちづくりにはなりません。早くその真実に気がついていただきたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ぷらっとこうちが一時復活ー廃止するらしい

 伝え聞く情報によりますと、高知県総務部県政情報課が管理運営している公共電子掲示板「ぷらっとこうち」が一時的に復活し、3月末で廃止になるようです。

 次年度の予算要求を県政情報課がしていないらしく、結果廃止になるようです。実に無責任な対応と言わざるをえません。
Pk1_2_2

 
 昨年11月30日に掲示板への書き込みを登録者全員が出来ないようにしました。そのおり「県民アンケートを実施し意見を集める」などと言いながら実施をすることはありませんでした。

 水面下でそのような動きがあるようです。伝え聞く情報のとうりであれば、高知県庁は「市民との対話ができない」行政機関という烙印がおされるでしょう。

 「やみ融資事件」「別件やみ融資事件」「よこはま水産事件」など、特定の勢力や団体、個人には弱く、公金を出し「サービス」をしても正面から県民と向かい合い議論をし、あるべき方向に向かって高知県をどうにかする姿勢は全然ないようだと判断せざるをえません。それが高知県庁の主流の動きなのでしょうか?

 こちらのブログも参考

ぷらっとこうち停止措置にかかる住民監査請求の監査結果について

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.19

原子力発電・核のゴミアンケート

 賛成・反対の意見を表明していただいた皆さんがら、ぼちぼちとコメントが寄せられています。
 多くの人たちに関心を持っていただきたいので、可能な限り意見を集めてみたいと思います。

 原発アンケート  PDFファイルにまとめています。

「genpatu.pdf」をダウンロード

今週は23日(金曜に)高知県立美術館ホールで「六ヶ所村ラボソディ」という映画会が開催されます。ぜひ鑑賞いたしましょう。

映画「六ヶ所村ラプソディー」を鑑賞しましょう

| | コメント (0) | トラックバック (1)

地質条件を満たしても地震危険地帯

 高知新聞の報道では原子力発電環境整備機構は、東洋町長が独断で高レベル放射性廃棄物最終処分場文献調査に応募した問題で、「活火山もないようで地質条件をみたしている」などと述べているらしい。

高知新聞2月17日記事

Shind_bunpu_map

 一方高知県の危機管理課などは、「高知県に30年以内に巨大地震が起きる可能性が高い」と公表しています。
 東洋町全域は「震度6」の地震が起きる地域です。またサーフィンで有名な生見海岸などの沿岸には地震発生後5分から15分で高さ8メートルの巨大津波が押し寄せるとされています。
Sumatoratai_1
 100年周期で南海地震が起きている高知県。県民全体が自主防災組織をこしらえ、地震に備えている矢先に、処理方法も確定していない原子力発電からの「核のゴミ」である高レベル放射性廃棄物を持ち込もうと考えること自体が大変危険であります。

 無責任な原子力発電環境保全機構の言動に惑わされることなく、高知県民は「核のゴミ処理施設」にきっぱりと決別しなければなりません。
Nankaizisintizu1_1

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.02.18

2月18日の街頭署名運動

 先週は23日に東洋町にて高レベル放射性廃棄物応募反対集会が現地で盛大に開催されました。また2月16日開会しました徳島県議会にて全会一致で「高レベル放射性廃棄物処理場文献調査反対」決議が採択されました。高知県議会にも遅まきながらその動きがあるようです。
Gyakyou1_r
 署名活動に参加した市民有志は7人。今週は23日に「六ヶ所村ラブソディ」が高知県美術館ホールであります。多数の市民のみなさんが鑑賞されますように。
Rokashomura_1
 今日は「憲法9条を守れ!」という学生たちがギターで歌を歌いながら街頭署名活動を隣でしていました。にぎやかで良かったです。
若かりし頃の自分(高校生時代に同じ場所でベトナム戦争反対を訴え署名活動していたことがありましたし。)
Uta_r

 マイクの電池切れであまり街宣ができなかったことが残念でした。
07218004_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ブログと選挙について

西村  今月のけんちゃんのどこでもブログは、高知シティFMの戸田健史さんとともに、ブログをとりまく社会についてコメントいたします。
 今回のテーマは「ブログと選挙について」です。今年は「選挙の年」です。4月には「統一地方選挙」。土佐町町長選挙もあります。7月には参議院選挙。11月には高知市長選挙と高知県知事選挙があります。
 候補者を見る限り、現職、新人ともブログやホームページを活用した人は少ないようですね。現職では橋本大二郎高知県知事秦愛高知市会議員だけですね。
 新人では県議に挑戦されている大石宗氏土居正治さん川竹大輔さんがブログを作成されておられます。

戸田 なかなか昔から議員をされている人はブログなどを作成されていないようですね。紙媒体で活動報告を配布したり、後援会へ入会してくださいとのパンフを配布したりはしていますが。
 インターネット上での動きは高知ではまだまだのようですね。
Daityanzeyomm_8


西村 HTMLのサイトを作成されている議員もおられます。更新頻度が低いようです。双方向になっていなくて、コメントを受け付けるようになっていない。掲示板もありませんし。後援会パンフをコピーして貼り付けているサイトにすぎない事例が多いようですね。

戸田 そのほうが作成しやすい事例もあるでしょう。

西村  土佐町で農業をされている川田雅敏さんもブログで「町長にチャレンジする」ことを意思表明されました

最近は携帯サイトもこしらえたようです。

 今後は少し地方でもブログを活用している動きもあるでしょう。
Kawada


戸田 川田さんは「このブログで町長に挑戦しようと思います。」と意思表明されましたね。新しい動きであると思いますね。今まで立候補表明は報道機関を呼ばれて記者会見するのが普通でした。
 ブログで意思表明するというのも珍しい事例でしょう。面白い事例ですね。

西村  西やんこと西田政雄さんが、インターネット選挙を意識されていくつか実験サイトを開設されておられます。

高知県インターネット予備選挙委員会

高知なんでもアンケート

 選管に問い合わせをしているようですね。

戸田 高知県インターネット予備選挙委員会と大きく出ています。でもそれは親しみやすい内容であり「あなたは次の県会議員選挙に行きますか?」という質問項目が表示されています。

 「必ずいく」「天気が悪ければいかない」「まだきめていない」「政策をみてきめる」「興味がない」「いかない」のなかから決めるようです。
 システム上、重複投票を削除する工夫もありますね。IPアドレスによる判断できるようです。IPアドレスも偽装できますので、完全なものではないですね。
(IPアドレスはダイアルアップですと毎回変わりますし)
 注目するところは選挙の結果がでるまで公表はしないとのことです。選挙に関する面白い動きとして注目されることですね。

 よく大手ポータルサイトで投票システムがありますね。なんかの質問でA B Cと選択肢があり投票する。そいういうシステムを想像いただければ良いと思います。

西村  前回の選挙の年は2003年ですね。当時から比べますと各政党のホームページはそれなりに中央は充実はしてきています。動画や音声もありますし、見ていて飽きない構成になりましたね。
 しかし身近なローカルレベルはまだまだですね。高知支部などになりますとまだまだ充実していません。ホームページすらない支部の政党まであり、まだまだですね。

戸田 中央レベルの政党のホームぺージの充実は技術の進歩もあるでしょう。若い人がインターネットを活用する比率が高くなりました。いかに選挙の世界に引き込むか。動画なども利用していますし。
 政治を身近なものに感じてもらおうという戦略があると思います。身近な市町村レベルにいきますとそこまでは行ってはいませんね。
 これは人員。費用の問題はありますね。たとえ見栄えは多少悪くてもブログで毎日更新しているとか。そうすれば印象は変わりますね。
 

西村  最近公職選挙法の改正の動きもあり、「ネット選挙」も可能になるでしょう。韓国などはネットで選挙していますし。現在では公示後のブログやホームページの更新は禁止されています。文書違反になります。
 それがネット選挙になりますと公示後も更新可能になります。近くそうなるのではないかと思われますね。

戸田 まさしく街頭で演説する変わりに、ネット上で演説することが出てくると思います。
 韓国の状況は選挙運動はインターネットでやってはいますが、投票はまだインターネットではしていませんね。ただ計画段階ではあるようです。紙とネットの併用を計画中であるようでした。
 韓国の場合は以前この番組でも紹介しましたが、住民登録番号がもとになっています。大手のポータルサイトに登録する時などもです。こういうシステムが先行してあるので、投票も電子投票でという動きがあるようですね。

 日本でも住民基本台帳がありまして、それぞれ個人に番号がつきますので、韓国の動きに追随するかもしれません。すぐには難しいですね。

西村  先月宮崎知事選挙では、そのまんま東候補が一番熱心にホームページやブログを作成していました。政策的なことも良く書かれていましたね。ようやく日本でもネットに対応した政治家も出てきたなと思いましたね。

戸田 なにぶん不利なところからのスタートであったことも確かでしょう。街頭演説だけでなく、それに耳を傾けようとしない人たちに、ブログやサイトを良く見ていたと思います。ひとつの事例であると思います。

西村 今年が2003年より異なっていたのはブログの登場でしょうね。
ホームページの開設もブログではとても簡単になりました。しかし地方政界ではまだまだ政治を目指す人たちにブログは活用されていないのがとても残念ですね。
 今後あと4年すれば状況はまた変わるでしょう。

戸田 なにかと選挙では怪文書が出回ったりしますね。インターネット上でこうした動きがあるのでしょうか?怪文書ならぬ怪メールが出回る可能性も念頭におかないといけないでしょう。
 でもこうしたものが出回ることは、まだ政治が熟成していないことですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.17

地元の意向を無視する日米政府

 防衛省は、日米両政府のV字滑走路に批判的な地元自治体である沖縄県名護市に「交付金」を支払わないそうです。「省」に昇格して強権的になりました。
 アメリカ政府も沖縄タイムズ記事によれば全く譲歩しないようですね。

V字案「微塵も変えず」/米国防副次官

Henoko_thumb_1_1

(基地反対運動。国に逆らえば交付金をやらないと最近はより「強権」的になっています。)

 こうなるのはある程度わかっていたと思います。地元の意向などはなから無視。軍事優先の考えかた。そもそも「テロとの戦争」から米銀再編がおこなわれていますが、市民の支持なしに軍隊が戦に勝てるものなのでしょうか?

 こういう強権的な態度を続けるから、世界中でアメリカ軍は憎まれ、反米闘争は盛んになるのです。おとなしい日本人ですが反米感情に火がつけばそれは物凄いものがありますからね。なめられたらお終いですので、徹底的に戦いませんと。交付金などたたきつけるべきでしょう。

 「民意」を無視した東洋町の高レベル廃棄物最終処分場問題も、国は形式的な手続き論にこだわり、文献調査を進めることがあってはいけません。「大変」なことになると思います。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.16

白紙撤回しないと世界遺産登録は無理でしょう

Murotomisaki_1
(室戸付近の海岸)

 東洋町長の独断専行による「高レベル放射性廃棄物最終処分場」への文献調査応募により、「世界遺産登録申請」中の四国霊場88カ所が指定されないと思います。
 室戸から徳島県にかけての海岸は美しく、磯には釣り人が多く訪れ、ビーチはサーフィンをする人たちが訪れます。

 これほど反対しているのに万が一調査が強行される事態になれば、高知県と徳島県のイメージダウンははかりしれません。農林水産物や観光には大打撃を受けるでしょう。
Siomuroto
(海洋深層水関連の施設も室戸市にはたくさんあります)

 産業が活発でなく、地域の高齢化が進んでいるところですが、知恵をつかって地域の「あるもの探し」をすれば、活路は開けます。

 「ないものねだり」をして地域に「そぐわないもの」を無理矢理誘致して、地域の人たちの心を引き裂く行為をしても地域は決して幸せになりません。

 関係者が世界遺産に登録をと頑張っているのに、東洋町長の独断専行による「高レベル放射性廃棄物最終処分場」への文献調査応募は残念な行動であると言えます。
 Kongoutyouizi
(鯨寺と呼ばれている金剛頂寺。88カ所の1つ。26番です)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

とろこい自民党県議団の見解

 徳島県議会が県議会開会の冒頭に議員提案で「東洋町の高レベル放射性廃棄物最終処分誘致に反対する決議」を全会一致で可決したそうです。東洋町に徳島県は隣接していますし、東洋町は徳島経済圏ですし。阿波の人たちは素早い。

 それに引き換え高知県議会の反応は鈍いようですね。東洋町の高レベル放射性廃棄物最終処分場問題をウォッチしているブログ「それがたまるか」では、高知県議会の最大会派自民党の「不思議な見解」について記述されています。

 以下市民団体に送付された自民党県議団からの文書を転載させていただきます。

文書番号6212500610

発信者 自由民主党高知県議団会長 結城健輔

冠省 先般来駕いただき御相談のありました「核廃棄物拒否条例」の制定について、正確を期する為再来いただいて直接結果を報告いたしたく電話(2月14日、13時)いたしましたが、不通のためFAXにて御通知申し上げます。

 自由民主党会派の見解として、本事業の諾否は、基本的に市町村首長の判断に任されている。従って、県議会で条例を制定する事は、首長の判断を制約する事となる。つまり地域の発展、住民の福祉という首長の思いという観点より、県議会での条例制定はなじまない、との意見集約をいたしましたので御通知いたします。(原文のママ)

 田嶋東洋町長を選んだのも高知県の有権者。自民党県議を選んだのも高知県の有権者。とろこい(どんくさい。動きが鈍い。ちぐはぐ)な自民党を多数派にしたのも高知県の有権者。高知の有権者は徳島の有権者にくらべ「とろこい」と言えるでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ビオトープと歴史を感じる新堀川

 高知市中心部を流れる小河川の新堀川。北は江ノ口川、南は堀川につながる運河として江戸時代に町人達(今で言うPFI方式というのか民間活力で建設されたといわれています。

 山内家2代藩主の時代で1620年ごろだといわれています。昭和の頃まで高知県内で切り出された木材を筏にして浦戸湾から江ノ口川をさかのぼり、新堀川へ来て、大正橋のすぐ南に少しだけ残存している階段護岸から材木を荷揚げしていたようです。
Kaidangogan_r_2
 新堀川は海につながっていますので、潮の干満に関わらず材木を荷揚げできるための階段式護岸だったということ。その岸辺は材木町と言われ、高知の大工が集っていたようです。道路計画(県道はりまやー一宮(いっく)線)ではこの階段護岸も道路工事で埋められるようです。
Shinboridourokeikakuzu
 またここ最近の環境改善が進み、浦戸湾全体の水質が改善。その影響で新堀川にも魚類や蟹が良く見かけるようになりました。その大事な要素は「コアマモ」といわれる水草だそうです。

 幼魚の隠れ家になるそうです。このコアマモの生息が目立つようになってからアカメを初め、多くの魚類が新堀川でみかけるようになりました。昨年は生態調査も新堀川でおこなわれました

 参考 「けんちゃんのどこでもコミュニティ」より

ソウルの親水空間「清渓川復元事業」と新堀川


ソウルの親水空間清渓川復元事業の影響は?
Shinboriumetatedouro
(計画どうり道路になればビオトープも歴史資源もすべて台無し)
 西岡謙一さんにあるべき新堀川の姿のスケッチをいただきました。ビオトープと歴史資源を感じる新堀川です。新堀川を暗渠にし、埋め立てる道路計画とは大違いです。
Shinboriehagaki1
 韓国ソウル市の親水空間清渓川とは言いませんが、そういう余裕と文化と歴史と環境を大事にする姿勢を高知県庁はもつべきでしょう。

 「環境」も「文化」も年度末の今頃誰も読まない印刷物のなかで予算消化事業で記述されるだけのものではありません。
 目の前の現実を変えていただきたいのです。
Shinboriehagaki2

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2007.02.15

徳島県議会が核のゴミ処理場反対決議!

 田嶋東洋町長は「高度な政治的な判断」で、全国どこの自治体も応募していない「高レベル放射性廃棄物最終処分場」文献調査に応募しました。原子力環境保全機構は受理し、文献調査がされるかどうかが注目です。

 これほど民意を無視し、地元議会も東洋町町民の68%が反対署名をし、周辺市町村の全ての議会が反対決議。高知と徳島県知事が反対しているのに強行する「国策」など普通はありえない。

 何処の自治体も財政破綻で苦しんでいるのに無責任なことを言うな。原子力発言で電力の4割近くはまかなっている。核のゴミ(高レベル放射性廃棄物)は出るので、日本のどこかへ埋めるしかない。だから反対するのは「地域エゴ」だとかいう意見を言われる人が一部にいるようだ。

 危険なもの。処分方法がはっきりしていないもの。常にデータを捏造している傾向があるものはゴメンだと言うのがいけないのだろうか?また安全だという人がいたら、その地域に埋め立てすれば良い。

 「受益者負担」が原則だから一番電気を使用している東京に埋めるべきでしょう。「あるある」捏造番組を放映したお台場のフジテレビへ高レベル放射性廃棄物を置けばいかがだろう。

 高知県ではなく隣の徳島県議会が早速動き出しました。
徳島県議会は全会一致で反対決議を行いました。

県議会が反対決議 東洋町・核廃棄物処分場誘致、全会一致で可決(徳島新聞 2月15日夕刊) 
Kenchou_10
(高知県議会はどうするのでしょう?写真は高知県庁)

 高知県議会はどうするのでしょうか?最大会派である高知県議会自民党はどうするのでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (1)

いただけない民主党CM

14日のブログ記事では民主党のある候補者のサイトが面白いと注目したところですが、民主党本体のCMは実に面白くないし、ヨット愛好者からと見ると実におかしい。
Ozawacm

 小沢代表と菅代表代行、鳩山幹事長の3人が出演している新しい民主党のテレビCM。観たけれども全然駄目ではないか。セーリングをしらない都会の企画会社がイメージだけでこしらえた粗悪品ではないか。

 民主党CM

 ヨット愛好者から見た場合、艦長(小沢氏)は絶対に舵を放してはいけないはず。艦長は舵に体を縛り付けるもの。服装も背広ではなくつなぎの合羽(ヘリー・ハンセンなどの)を着用すべき。海をなめてはいけない。

 3人ではなく乗組員もいて、実際に帆船をチャーターし撮影すべきでしょう。あまりにリアリティがない画像ではないだろうか。帆船は乗組員全員の協力がなければ航海できない。着眼点は良かったが、逆効果のCMでは安倍政権は追い込めない。自民党の中川幹事長ごときに馬鹿にされるはず。

 これでは安倍首相の「美しい国・日本」とも大差はない。だから自民党も民主党も支持率が下落するのです。実に情けないCMではありました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.02.14

核のゴミ問題は国民的課題

 2月13日東洋町役場前で、町民や周辺住民300人が集り、「高レベル放射性廃棄物調査応募の白紙撤回」を要求する集会が開催されました。総人口が3000人の東洋町におきまして実に人口の10分の1が参加したことになります。

東洋町 核廃棄物処分施設反対300人が連呼(高知新聞2月14日朝刊)

 テレビで見ましたが参加者はみな堂々としていました。自分の言葉で発言されていました。隣町の徳島県海部町からの参加者もいました。「県境も関係ない。自分の問題として論外。ただちに白紙撤回していただきたい」とも。
Umetatemm_9_1
(構想はあれど処理方法は世界的にも確定していないようです。)

 原子力環境保全機構はこうした「民意」を無視し、国策を「捏造」しようとする動きもあるやに聞いています。こそくな「手続き論」でごまかさず、今回の応募は白紙にし、国民的な議論をすべきでしょう。

 たかだか80人程度の民間会社に委託せず国策であるならば、資源エネルギー庁や、産業経済省が表に出て、それこそ正真正銘の住民参加の対話集会、「タウンミーティング」を行い賛否の議論をすべきでしょう。

 どうぜ処理方法も確定していないのでしょうから、仮に議論に10年かかろうが、情報公開徹底的にすべきでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

少しだけ面白い政治家が出てくるようですね

 麻生太郎外務大臣は趣味が漫画というだけあって、本気で漫画を読んでいる。漫画は市民社会そのものなので、真剣に読むことは市民を知る上で重要ですね。

 自民党総裁選挙で、麻生氏は街頭演説でもネット上でも人気があったのでしょう。安倍首相が人気が下落気味なので「危険人物」麻生太郎氏の出番が来るかもしれませんね。こちらも祖父が吉田茂首相ですから。安倍氏以上の名門。目はあります。
でもホームページは正統派で面白くはありませんね。

 一方いつも面白くない野党の政治家ですが面白い人物が出て出来ました。たるい良和なる政治家。

たるい良和サイト

Image_policy_entertainment
 公約はゲームなどを活用した「エンターテイメント立国」の推進だとか。当選すれば面白いかもしれませんね。
 国会の審議でせめてパワーポイントで説明するとかしないとかったるくて見たい気持が失せますし。未だにテレビに向かってボードで説明です。壁新聞と同じです。

 たるい氏の主張も1利はあるでしょう。面白そうですし。ホリエモンの選挙よりは面白いかもしれません。問題は当選できるかどうかでしょうね。
Image_02

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.02.13

どうなる東洋町

 なにかの目算がなければ田嶋東洋町長は、あそこまで「突っ張る」とは思えない。東洋町内の68%の住民が高レベル放射性廃棄物最終処分場の調査に反対しています。町議会も過半数は反対。近隣市町村もすべて反対。高知徳島県知事も反対しています。

 まさに「四面楚歌」状態の東洋町長。伝え聞くに高知県庁の上級幹部・管理職の一部に「田嶋町長はよくやった」との意見を持っている人がいるそうです。
 原子力環境保全機構は「首長と知事の同意があれば推進」ということもいわれているそうです。11月にこ高知県知事選挙がありますが、現職の橋本知事に対抗して知事候補を自民党は出すのではないかとも言われています。
Genpatuikata1_5


 捏造した「国策」で交付金をちらつかせて高知県民を恫喝するつもりなのでしょうか?「そうはいくかよ!」という精神は、地域で自由民権運動を担った先祖の遺伝子は受けついていると自分達は思います。

 あさはかな「国策」や、田舎物を馬鹿にする中央のやりかたには賛同できないので、一泡ふかせてやりたいと思いますね。

 今日の午後に東洋町役場前の「高レベル放射性廃棄物最終処分場をつくらせない」集会があるそうです。どうなるのでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

”携帯音痴”にはついていけない機能が・・

 なにやら携帯電話会社から3月までに携帯を買い換えないと溜まっているポイントが2000ポイントマイナスになるとかいう文面が来ていました。されで急遽携帯電話を取り替えようと思いました。

 いままで使用している携帯は3年目になるし、購入したショップも廃業している。つまりどこにも義理はない。それで最近知り合った携帯屋さんで新しい携帯電話に土曜日に変えました。

 ファーマP702iDという機種らしい。以前子供がフォーマに変えたのだが郡部ではつながりにくいとも聞いています。今はアンテナが増えたとのことで従来とは遜色ないとか。

 デザインも角ばっているようだ。しかも黒なので、テレビのリモコンと間違えてしまう。印象に残らないので忘れる可能性がありますね。
Keitai1_r

 購入のポイントはデジカメ代わりになって、QRコードが読める機種で、ポイントで購入でき追加料金がいらない機種にすることに。今の人気機種ではなく半歩遅れの機種らしい。中高年の携帯音痴親父にはそれでも悪戦苦闘。
Keitai2_r
 第一説明書のテキストの文字が小さいし。ショップの人たちはいとも簡単に操作、実に親切に説明いただけるのですが、いざ自分が操作すると全然出来ないことが情けない。

 昨年は高齢者対象の「携帯電話教室」に行きましたね。ちょうど1年前のことですね。それでようやく基本操作を覚えた程度。今年こそ携帯用のサイトもこしらえようとは思うのだが、なかなかそこまではいけないようだ。
Keitai3_r
最近では「お財布携帯」やら、テレビが見れる携帯電話まであるようですし。そこまで最先端の機種にはとてもついてはいけませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.12

国策と称し地方を圧迫する政府

防衛省は2月9日に「米軍再編に協力する自治体に支給する再編交付金」について、沖縄県名護市や山口県岩国市に支給しないと発表しています。

 その理由は名護市は「普天間基地の移設問題で日米政府が合意した移転案に修正をもとめている」からだそうです。
 岩国市は「厚木基地からの米軍艦載機の移転に反対しているから」だと理由だそうです。

再編交付金 名護ゼロ/普天間移設(沖縄タイムズ2月10日)

Nagoiwakunimm
 つまりは政府の方針に逆らう自治体には交付金は一切出しませんよよいう強権的な通告を政府は自治体にしているようなものですね。

 米軍再編についても「テロ対策」を名目にアメリカがイラク戦争や対北朝鮮対策での有事優先の軍事行動です。それに対する無条件の追認を地元自治体に要求するようでは、日本国に地方自治も、民主主義もないのです。

 高知県東洋町の放射性廃棄物最終処分場問題も原子力環境保全機構が多数の地元町民と県民が反対しているに「国策に捏造」すれば、「反対している高知県には一切の交付金を国は支給しない」とでも言うのでしょうか?

 本当に市民を馬鹿にした話であると思います。徹底的に政府の姿勢を国のありかたを追及すべきです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.02.11

華やかに街頭署名活動

Wakamono_r
(若者が活動しますと若者が署名します。)
 今日は昨日の街頭署名活動が寒くて腰を痛めましたので、参加をしませんでした。しかし外京ゆりさんが声がけされ、津野町からのグループや、市民有志など10人程度で「高レベル放射性廃棄物最終処分場を高知県につくらせない条例制定のための請願署名」活動が展開されていました。
S1_r_4

 音楽が入ると華やかで賑やかです。道路反対側では「バレンタイン献血」を呼びかける日赤の献血推進グループ(?)の若者達もいましてなかなか中央公園北口も賑やかでありました。休日の繁華街はこうでなければいけませんね。
Nakahira_r_1
映画「六ヶ所村ラブソディ」の上映運動をしているのはアーチストの人たちです。イラストレーターの中平順子さんたちを中心にお絵描きコーナーもこしらえられています。
Nakahira2_r_1

 また昔夜須でディンギー・ヨットに乗っていた葛目敏久さんにも会いました。甚平を着用されてアフリカ太鼓を叩いています。街頭署名活動をされていました。
 いろいろあって単身自費でアフリカのマリ共和国へ行き、西アフリカのリズムを演奏することを会得されたとか。
10年ぶりに再開しました。
Kuzume_r
(アフリカ太鼓のリズムも聞かせていただきました。)

 昨日は中高年グループの署名活動。今日は華やかに若者グループ。さぞ署名は集ったことと思います。浦戸湾を守る会田中事務局長も街頭署名活動をされていました。
Tanaka_r_1
カンバンもたてられていました。
Kanban_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

焼き跡から生まれた日本国憲法

 昨日(2月10日放送)のNHK・ETV特集「焼き跡から生まれた憲法草案」は素晴らしい番組構成でした。なにかと不祥事で批判されているNHKですが、きちんとした番組を作成する能力は極めて高いですね。

2月10日放送

 従来は日本国憲法はGHQが日本政府の憲法草案を一蹴し、短期間で作成し、日本に結果的に「押し付けた」占領軍憲法である。よって「日本民族の自主憲法を制定しないと国際社会に通用しない、時代に適合していない」と安倍首相を筆頭に改憲勢力は言われている。
Kenpou1koufusiki1_3
(日本国憲法公布式典。皇室をはじめ全国民が祝賀しました)
 番組を見ますとなるほど「結果的に」そういう一面も当時の情勢からはあったでしょう。ではなぜGHQが短期間に日本国憲法の草案を作りえていたのかが今までわかりませんでした。

 番組では在野の憲法作成グループを丹念に取材されています。その中心は鈴木安蔵氏。ジャーナリストや政党人が党派を超えて憲法を研究されていました。かつては大正デモクラッシーの指導者吉野作造氏との交流もあったそうです。

 鈴木氏の取材は高知へも来られ、高齢となった自由民権運動の担い手達から植木枝盛の憲法草案の影響も受けたようです。当時の自由民権運動はスペンサーやルソーなどのイギリスフランスの人権思想に影響されていたようです。アメリカの独立運動思想からも影響をうけていました。
 そのあたり番組では郷土史家の公文豪さんが解説されていました。

 またグループの森戸辰雄氏は第一次世界大戦敗戦後のドイツに滞在した経験があり、当時最も民主的な憲法といわれていたドイツの「ワイマール憲法」に大変詳しかった人物もおられたことも大きいです。
Kenpouhon1
 GHQは敗戦直後の日本にきちんとした人権思想の裏づけと民主主義的思想のもとに作成された憲法草案に驚き、すぐさま取り入れたそうです。官製の日本政府の憲法草案が旧大日本帝国憲法と代わり映えのしない封建的な憲法案だったため、却下し、結果的にGHQ草案の憲法草案を政府に認めさせました。

 でもその殆どの日本国憲法草案は日本人が作成したものでした。ようやく疑問が解消しました。日本国憲法26条の「生存権」もあとから国会議員になった森戸辰雄が国会で修正したとの事実も明らかになりました。

 新生日本の出発点となった日本国憲法。今年は発布60年。
 改憲論の粗雑さもおかしいと思いますね。デマとは言いませんが全部そのあたりの歴史的な事実を伝えるべきです、そのうえでどういう理由で改憲するのかを明示すべきでしょう。

 また護憲勢力といわれる一部の政治勢力の粗雑さも嫌ですね。自分達の党派が憲法を守ってきたのだと言います。これもデマではありませんが、歴史的な事実を殆ど伝えない政治的に偏った護憲運動ですので国民的な共感は得られません。国民は馬鹿ではないのです。

 日本国憲法を命がけて作成した日本人達がいたことを誇りに思います。

| | コメント (2) | トラックバック (3)

ブログと防災情報交換について  2月16日(金)

西村 今月のけんちゃんのどこでもブログは、高知シティFMの戸田健史さんとともに、ブログをとりまく社会についてコメントいたします。
 今回のテーマは「ブログと防災情報交換について」についてです。ブログでの防災情報の発信は、高知シティFMでも番組を持たれている西田政雄さんが活発にされています。

西やんとハッシーのラジオがつなぐ防災フォーラム

 西田政雄さんの場合は、最近では専門の地震対策のブログを作成されています。動画なども貼り付けていまして、とてもわかりやすいです。防災関連の情報がリンクされていまして大変役立っています。
Shinsuiyosou1
(高知市の津波による浸水予想図)

戸田 西田政雄さんは高知シティFM 毎週金曜日午後6時から「ラジオが繋ぐ防災フォーラム」に出演されておられます。
 それに関連して防災に関連したブログをいくつか作成されています。


西村 行政関係のサイトも専門部署のものもありますが、更新頻度は遅いので、実際に役立つ情報はかなり探さないとでてこないのが悩みです。

 高知県危機管理課

 高知市防災対策課

戸田 行政関係のWEBサイトにありがちですが、その情報に関するパンフをホームページにしただけというものが多いですね。ですので最新情報は更新されませんね。

西村 役所のサイトの場合はなんでもかんでもPDEファイルにしてしまい「投げやりな」サイトが多いのに気になりますね。
 そんなこともありわたしも自宅のある二葉町に昨年自主防災会を町内会の役員のみなでこしらえました。関連しまして「二葉町防災新聞 blog版」を作成しています。開設まもないですが、防災関連のブログからトラックバックがかかるようになりました。情報化には驚いています。
Futaba4_r_1_1
(二葉町は低地で海に近い地域です)

戸田 二葉町は海に近く低地で地震が起きますと津波による浸水被害も想定される地域ですね。昨年の11月末に自主防災会を立ち上げたばかりですね。この動きに就いては「ラジオが繋ぐ防災フォーラム」でも取り上げさせていただきました。
 けんちゃんが作成された「二葉町防災新聞 ブログ版」ということですが、紙媒体の新聞もあるのでしょうか?

西村 それこそワードで1号だけ臨時にこしらえました。ネット環境にない住民もおられますので、高齢者も多いので、簡単で読みやすくしまして「お知らせ」をこしらえました。町内の回覧板と一緒に読んでいただく目的で作成しました。

「futaba-news.pdf」をダウンロード


 「自主防災会が結成されました。」「昭和小学校で避難訓練があります。」とか地域の防災関係のニュースやお知らせが中心です。ところが回覧板は月に1回の頻度ですね。いろんな関連情報をお知らせしようにも、スペースが制約された紙媒体では無理であることがわかりました。

 それでブログであれば更新も簡単です。リンクも簡単イに晴れるので関連情報のご紹介も出来ますね。西田政雄さんのブログも参考にして、過去の地震の記録や、行政関係の情報サイトなどもリンクをいくつも貼りました。
Syouwa1_1_1


戸田 なるほど。紙媒体も活用もされれのですね。

西村 当然です。地域は高齢化比率が高いので、ネット環境ではない人がたくさんおられます。それを前提に考えねばなりません。ごちゃごちゃかけないので、お知らせ程度を新聞にする程度ですね。
 しかも回覧板が廻るのは町内会へ入会している人だけです。二葉町自主防災会は町内会へ入っていないひとも対象にしています。それをチラシ代わりにして各班のリーダー役に個別配布をしていたこう。ということも考えているところです。

戸田 ここは気をつけないといけないところですね。なんでも情報化といいますとネット環境にしてします。すべてそれで用事がすんでします。と思い込むのは間違いですね。ネット環境ではない環境にいる人たちへの対応も同時に考えなければなりません。
 役場から配る情報をすべてPDFファイルにします。ではパソコンがない人たちはどうなるのでしょうか?そうなりますね。

西村 更新頻度が高く、総合的に防災情報を引き出すことができる防災総合サイトは必要です。普段からそのサイトで検索して、必要な情報を取り出せれば便利です。
 紙媒体やテレビはそれなりに有効ですが、情報提供には限度がありますし。総合サイトの構築は急がれますね。
 高知シティFMでの西田政雄さんたちの番組は、その手助けになっています。高い評価を与えるべきでしょう。

戸田 全国レベルで見てみますと「レスキュー・ナウ・ネット」という番組があります。今開きますと災害関係の総合サイトになっています。
 画面の右上には鉄道の遅れの情報が掲載されています。上のヘッドラインのところには大規模災害が掲示されています、関連情報のリンクもきちんとされています。

 せんだって話題になりました「ノロウィルス」の情報など、「鳥インフルエンザ」時期では「台風情報」など。
 レスキューに関しても1ポイント知識とか、過去の災害情報もトップページからリンクが貼られたりしています。
Hoeityo1l
(昭和南海地震宝永町付近)

西村 課題は緊急時の災害支援サイトです。本当にほしい情報を現地から情報発信する。アメリカのフロリダを襲ったハリケーンの場合には、災害現地にブログ記者が残り、現地からの罹災情報を全世界に発信しました。
 いまやyou tubeなどもありますし、通信回線の確保さえできれば的確な情報伝達が出来ると思います。民間の会社がサイトの運営をしています。「レスキュー・ナウ1日レスキューセット」なども販売したりしていますし。
 本来ならこういう情報サイトを行政側がやるべきでしょうが遅れています。民間レベルの先行事例ですので注目しています。このサイトU-WEBのサイトでしょうかいしていましたので私も知りました。

戸田 携帯電話が災害時は役立ちますね。災害伝言板も利用しやすくなりましたし。試験もおこなわれるようになりましたし。普段使われることがどういう知識なのかが確めることも大事ですね。
 問題点とてその情報は信頼に値するものなのか。それが大事ですね。常に言われることです。
 新潟中越地震のときに、NHK教育テレビで安否確認情報が流していました。それでも実際には居ない人の情報が流されたようです。チェックは難しいですが、本当の情報なのか、デマなのかこれを判断するとこと。真偽を判定するところ。これが大事です。

西村 防災サイトはやはり公共機関がやるべでしょう。県政情報課が運営し今は閉鎖されました公共電子掲示板「ぷらっとこうち」は防災サイトとして再構築すべきでしょう。管理は危機管理課と情報企画課あたりがすべきでしょう。
 緊急時のサイト、ボランティア支援サイト、復興支援サイトとかきちんと情報管理されるべきでしょう。

 高知県は南海地震が30年以内に来るのは確実であると言われています。きちんとしたサイトを構築する必要性があります。
Hansin_1
(1995年阪神大震災)

戸田 県や市も防災のイベントをしていますね。ただ残念なのはイベントに参加される人達が限られているのが問題ですね。
 1日中パソコンに向かっている人もいますね。インターネット上でも啓発用の防災サイトも必要する。

西村 未だに役所のサイトはチラシをPOFファイルにしてサイトに貼り付けている形式が多すぎますね。
 動画や音声と3Dとか新しいメディアも活用しながらサイト作りをしていただきたいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.10

核廃棄物拒否条例制定請願署名活動に参加しました

 2月10日(土曜)高知市中心街の中央公園北口帯パラ前にて、核廃棄物拒否条例制定請願署名活動に午後2時過ぎから4時まで参加しました。今日は6人程度の市民有志の参加がありました。
Syyomei1
 この2~3日東洋町では動きがありました。町議会にて核廃棄物処理場を立地させない請願や、田嶋裕起町長に対する辞職勧告決議案を可決。核廃施設応募に「ノー」の意思を突きつけました。

 先週は橋本大二郎高知県知事も原子力環境保全機構に対し激しい抗議を行いました。その姿がテレビで伝えられたこともあり、県民の関心も先週よりは上がって着ました。
Shomei2
 私も街頭署名とは別に署名も集めましたが、反応は良くなりました。でも事態が好転したわけではありません。国は粛々と手続きを進めるとのことでしょうか。

 隣では2月23日に高知県立美術館ホールで上映される映画「六ヶ所村ラブソディ」のチラシを若者達が配布していました。

 ありとあらゆる方法で、原子力環境保全機構には今回の東洋町への立地は断念していただかなくてはなりません。
 今日は風が強く寒い日でした。街頭署名活動をしていまして寒さのために腰が痛くなり、終了後反省会に出ていませんので今日の署名が何人集めたかは不明です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

原発と核のゴミ処理場アンケートの意見

今日から設置しました「原発と核のゴミ処理場アンケート」です。賛否両論がありますね。その一部をごしょうかいします。

原子力発電についての考え方を教えて下さい。: 放射能は心配だが必要だ

あなたの町に原子力発電所が計画されたら? : 賛成する

原子力発電所計画に賛成の方に? : 何処かが受入なければ成らないから

原子力発電所計画賛成で、その他と答えた方にその理由は?:

あなたの町に、核廃棄物施設が出来るとしたら?: 賛成する

核廃棄物施設に賛成の方に? : 何処かが受入なければ成らないから

核廃棄物施設賛成で、その他と答えた方にその理由は?:

あなたは、プルサーマル計画をどう思いますか?: 解らない

都道府県: 愛媛県
性別: 男性
年齢: 50歳


あなたの原発や核廃棄物に対するご意見を、200文字程度で自由にお書き下さい。:

余ったプルトニウムで核兵器を装備する

原子力発電についての考え方を教えて下さい。: 必要無いと思う

あなたの町に原子力発電所が計画されたら? : 絶対反対する

原子力発電所計画に賛成の方に? :

原子力発電所計画賛成で、その他と答えた方にその理由は?:

あなたの町に、核廃棄物施設が出来るとしたら?: 絶対反対する

核廃棄物施設に賛成の方に? :

核廃棄物施設賛成で、その他と答えた方にその理由は?:

あなたは、プルサーマル計画をどう思いますか?: 危険だから直ちに中止すべきだ

都道府県: 徳島県
性別: 女性
年齢: 41歳

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「原発と核のゴミ問題」国民アンケート

 高知県東洋町は大きく揺れています。田嶋町長が町民の6割を超える反対署名や、過半数の町議会の意向を無視し、独断で「高レベル放射性廃棄物最終処分場」に応募し、原子力環境保全機構(山路理事長)は受理しました。

 昨日東洋町議会は「田嶋町長の辞職勧告決議案」放射性廃棄物の持ち込みに反対する決議」を可決、応募反対の請願も採択しました。しかし残念ながら法的拘束力はありません。 田嶋町長は「辞職はしないし、前へ進む」との発言をされていました。
Genpatuikata1_1_6


東洋町長に辞職勧告 核廃施設問題 (高知新聞夕刊2月9日)

「なぜ急ぐ」「財政厳しい」賛否二分 核廃施設問題(高知新聞2月10日朝刊

 お金で地方の人たちを混乱させ、地域を分裂させる原子力のありかたに大いに疑問を感じます。地域の民意は、過半数は高レベル放射性廃棄物最終処分場応募に反対しています。隣接する市町村、徳島県側の町村もすべて反対しています。高知県知事、徳島県知事にも反対しています。

 にもかかわらず原子力環境保全機構は受理し「調査を行う」という。「札束で地方の人間を惑わす行為」を結果としてしているのではないでしょうか?

 国は汗を流さず、地方に深刻な対立が持ち込まれます。仮に東洋町が10億円の交付金を頂いたにせよ、町内が「深刻に分裂し、合意形成のない状態」では田嶋町長の言う「将来へのまちづくり」など到底出来ません。

民意を蹴散らして核のゴミ施設は進む

 この問題を「国民的課題」にするために、西やんに協力していただいてアンケートフォームを作成し、ブログに設置しました。ブログの上部にバナーがあります。クリックいたしますとアンケートフォームが立ち上がります。

Banar1


 またおかまいない人は、ご自分のブログに下記のTAGを貼り付けてください。
 どんどんひろめましょう、国民的な課題にしましょう。


  署名用紙もダウンロードしてください。

「kakuhaikibutu.pdf」をダウンロード

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.09

民意を蹴散らして核のゴミ施設は進む

 2月9日に開催された東洋町議会で、田嶋町長の辞職勧告決議案が提出され、賛成多数で可決されました。また高レベル放射性廃棄物最終処分場へ応募を取り下げる議案も賛成多数で可決されました。町民の反対請願もか可決されました。

東洋町長に辞職勧告 核廃施設問題(高知新聞2月9日夕刊)
Umetatemm_9

(核のゴミ処理場の概要図)

 しかし田嶋町長は応募を取り下げる意志はないようです。「私も町民の代表である。」私は町民煮支持されている。高度な政治判断は間違っていない。」との考えをテープレコーダーのように繰り返すだけです。

 田嶋町長は議会決議を退けるようです。そうしますと町議会の3分の2の決議が必要であり、現在の町議会の勢力分野では町長の「暴走」を止められません。

 たぶん町長リコール運動とそれに続く町長選挙になると思います。東洋町の皆様は頑張っておられます。私たちは「核のゴミ処理場を高知県につくらせない条例」を県議会で採択させるための署名運動に力をいれなければなりません。

 それと同時に全国に情報を発信、各種メデイァに取材いただきような働きかけを各人がそれぞれ得意分野で即実践をいたしましょう。

 署名運動を展開しましょう。

「kakuhaikibutu.pdf」をダウンロード

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2月9日のはりまや橋サロン

 今日は曇りですが、暖かい。まだ2月の初めです。暖冬ですね。ブログサロンもはりまや橋商店街の広場で開催出来ないので、行く必要もないですが、昨年11月に福岡からわざわざ活き活き100歳体操を含めはりまや橋商店街周辺を取材された溝口真路さんから取材記事のコピー(特別装丁版)を送付いただきましたので、関係者に配布するために行きました。
Poen1_r
 今週高知シティFMの「いずみのどこでもトラットリア」に出演されましたOPEN HEARTの宇賀恵子さんと智子さん。今日もはりまや橋商店街でメンバーのみなさんがお寿司を販売されているので、ランチはそれにしました。
Osushi


鳥のおむすびも人気があります。

Tani_r_1


 腹ごしらえをしまして、谷ひろこさんの露店店舗の「まみゆと」でコーヒーとお菓子を食べました。占い師の島本茂雄さんにも記事を渡しませんと。

Torimesi_r
 島本さんもたんねんにブログ「占いから未来へ」を携帯電話などから記事を投稿されています。
Uranai_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

戦後はそんなに悪い時代なのか?

Kenpou1koufusiki1_2
(60年前の日本国憲法公布式典。皇族をはじめ全国民が祝いました。)
 安倍晋三首相はことあるごとに「戦後レジームの終結を」「戦後の日本社会を正さなければならない」などと発言を繰り返しています。彼が憎悪を感じる戦後はそれほど悪いしゃかいであっあのでしょうか?

 悲惨で惨めな二次大戦の敗戦から始まった日本の戦後社会。昭和36年あたりから高度経済成長が始まり、アメリカより40年程度遅れて大衆消費文化を謳歌しました。
 軽武装と経済優先政策、格差社会の是正、民主化と戦前社会とは異なる仕組みで「大成功」を納めました。

 確かにすべて言いこと尽くめではなく「バブル経済」を生み出し、その清算に10年以上かかりました。教育でのひずみ、など目立つこともありました。
Abe22_7
(幹事長時代にひろめ市場前の安倍晋三氏。北朝鮮問題以外は具体論は何もない演説でありました。)

 そもそも安倍晋三氏が尊敬しているという祖父の岸信介氏は、東條英樹元首相達7人がA級戦犯として絞首刑になった翌日、A級戦犯でありながら巣鴨拘置所から保釈された人物。しかもアメリカからの支援もあったとされています。

 それは冷戦の激化に伴い、アメリカが対日政策を大きく転換。戦後の日本を「共産主義に対する防波堤」と位置づけ、旧体制側の人物を復権させたため(逆コース)、岸は戦犯不起訴となり、東條氏ら7名の処刑の翌日に釈放されたのです。

 吉田茂首相がアメリカには目障りであったため、岸信介氏を対抗馬としてアメリカが育成した歴史があるようです。その歴史からしてアメリカのネオコンの先祖と親しい系統であると思います。

 安倍晋三氏が祖父の岸信介氏を崇拝していることが事実であれば、アメリカの軍事資本と一体化し、アメリカの走狗(手先)となり世界に軍隊を派兵することを「国際貢献」と思い込んでいるに過ぎないでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.08

活用されているのか?まちの駅

 高知市中心街の大橋通り商店街のなかに「まちの駅」という施設があります。この場所は昔は老舗のお茶販売店がありました。「抹茶のアイスクリーム」が女子高校生の人気でありました。移転されたようです。

 その後に行政の支援で「まちの駅」ができました。1階はフロアになっており、2階は会議室になっているようです。しかし休日にも観察していますが、それほど利用されているようではありません。
Matinoeki_r
(今ひとつ利用されていないようです。)
 一方はりまや橋商店街有志の人たちは「雑誌ではなく、書籍店にも置いていない本を置いて、くつろぎコミュニケーションができるスペースを確保したい。」との構想があるようです。

 もともとはりまや橋商店街には、商店街中央部にある空き地の広場を活用した各種交流サロンがありました。七輪サロンやブログサロンです。商店街側の事情があって理事会で商店街関係者以外の利用は現在できなくなりました。でも交流サロンの実績はたっぷりありますから。
Harimaya3033_thumb

(いまはなつかしいブログサロンです。)

 その関係で先日のNHKラジオの公開収録ではその広場を中心に1000人を超える人達が集りました。それもNHK側がまちおこしにと商店街に配慮した結果であると思います。

 まちの駅がはりまや橋商店街にあるならば、もっと市民とのコミュニケーションができる場所として活用されたでしょうにとても残念ですね。大橋通り商店街もせっかくある施設ですので有効活用をしていただきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.07

地元合意がなくても核のゴミ処理場は建設される

 2月6日、高レベル放射性廃棄物最終処分場建設の窓口になっている原子力環境整備機構(山路理事長)に、橋本高知県知事と、飯泉徳島県知事がそろって面談強い抗議を行いました。

橋本高知県知事記者会見

高知新聞2月6日夕刊 橋本知事ら受理撤回要求 東洋町の核廃応募

飯泉知事ら、国に反対申し入れ 東洋町の核廃棄物処分場問題(徳島新聞

 徳島新聞は原子力環境整備機構はあくまで事業を推進するのではということで記事を掲載しています。
Umetatemm_8


高知県知事ら反対申し入れ 高レベル廃棄物処分で(東京新聞

 東京新聞は東洋町近辺は活火山もなく、活断層もないので安全な地区であるとか言われています。本当なのでしょうか?南海地震との因果関係については原子力環境保全機構はなにもコメントしていないようですね。


高知知事ら、放射性廃棄物最終処分場の文献調査に反対(日本経済新聞


 日本経済新聞は冷静な読みをしています。

 産業経済大臣の言われるように「安全」であるならば、「受益者負担」であるので、東京、大阪、名古屋の近辺の地下に埋めるべきでしょう。

 国や財界は「これで原子力のサイクルが完成した。東洋町長はよくぞ応募してくれた」と思っています。本気で高知県民も徳島県民も反対しなければ、強引に国策を名目に機動隊を導入して調査は始まり、工事も行われることでしょう。

 地元東洋町の人たちも懸命に頑張っています。

核廃拒否条例へ署名提出 東洋町民有志(高知新聞2月7日朝刊)

 抗議の署名の用紙 お手数ですがからダウンロードしてください。そして署名を集めていただきまして、所定の送り先(署名用紙に記入されています)へ送付ください。やれる範囲でみなさん行動をおこしましょう。

「kakuhaikibutu.pdf」をダウンロード

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2月7日は北方領土の日

Kitam
 高知県庁へ用事があり行きましたら、正面ロビーに「2月7日は北方領土の日」という展示コーナーがありました。
 1945年の8月18日にソ連が 北方領土侵攻、軍事占領し、島民をすべて抑留し、島外へ追い出し実効支配して今日にいたっています。

 8月15日に日本が無条件降伏した後の軍事行動であり、不法占拠です。1951年のサンフランシスコ平和条約で日本は国際社会への復帰しましたが、国後、択捉、歯舞、色丹の4島の帰属は日本になっています。ロシアとはこの領土問題があるために未だに平和条約を締結していません。
Kita2m
 1981年政府は「北方領土の日」を制定しました。この日は1855年に日本(江戸幕府)とロシアろの国境を平和的に定めた「日露通好条約」が締結された日だそうです。

 過去には鈴木宗男氏らの活躍もありました。最近返還運動がやや下火になっているのではないでしょうか。ロシアも不法占領した事実を認め、平和的に返還すべきでしょう。そしてサハリンなどの天然ガス開発などとりくまなければならない日露両国の経済問題はたくさんありますので。
Hoxtupouryoudo1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

センター試験と文化大革命

 「日本は全体主義国家なのか?」と知り合いの大学教官が嘆かれていました。

「センター試験が日本人を全部駄目にしていますね。教官は2日間22時間拘束。缶詰状態。受験生も大変ですが、教官は試験期間のあいだ一切自由な行動はできない。まるで全体主義国家ですね。」とも。

 受験生も朝から晩まで大変だとは聞いていました。「5教科7科目」になるとより大変。暗くなるまで受験していたという話も聞きました。でも裏方の大学側がもっと大変なようですね。

「英語のリスニングの機械も事前点検。試験前にもリハーサルがあり、拘束期間は長く身も心もくたくたになります。またリスニングの機械は受験後受験生にプレゼントされますが、そんなもったいないことする国は日本だけ。中国でもインドでもそんなことはしません。」
Kochiu1
(日本の大学生はセンター試験でスポイルされ覇気がないとの指摘があります。)
「まるで中国の文化大革命と同じはないか。センター試験は日本の文化大革命だと思いますよ。文句は言わさない。上の命令が絶対。日本はよくならない。悪くなるばかりです。みんな洗脳されているのか抗議もしませんし。」

 その話を聞いた後ですが、偶然でしょうが先週はNHK衛星第1で「中国の文化大革命」の特集がありました。その当時参加していた紅衛兵。つるし上げられた党幹部。なまなましい証言。みな30年間封印した事実を語り始めました。どれもこれも恐ろしい話ばかり。

 10年にわたり人々が密告しあい、地方の辺境へ追放され、名誉をはく奪され、命の危険まであった狂気の時代であったことがわかりました。最近中国の人もようやく口を開きだしました。経済成長の余裕なのか、中国の文革世代がおぞましい歴史を見直したのでしょう。

「センターを経てくる学生は問題意識が低い。考え行動するエネルギーがない。多額の税金と時間をかけて日本人を駄目にしているとしか思えない」中国の文化大革命は1966年から1976年まで続きました。中国の人達が30年を経てようやく重い口を開きだしました。

 その証言とセンター試験がどうも「かぶって」しまいますね。気になります。
 確かにかつては維新を演出し、自由民権運動をリードしたという高知県民。しかし末裔の今の高知県民はおとなしく覇気がないようです。

 東洋町町長が民意を無視して「高レベル放射性廃棄物最終処分場」へ独断で応募したのに、県全体で抗議の声が未だに大きくなりません。つくづくおとなしい県民ではないかと思いますね。

Kokeitaimm_6

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2007.02.06

民意を無視した原子力環境整備機構

 田嶋東洋町長が独断で、「高レベル放射性廃棄物最終処分場」に応募したことに対し、高知県知事の橋本大二郎知事は、徳島県知事とともに原子力環境整備機構に強く抗議しました。

橋本知事ら受理撤回要求 東洋町の核廃応募(高知新聞2月6日夕刊)

 「民主主義の手続きもふまえず、交付金で地方を釣るようなことはやめてほしい」と強い口調で言われたと報道されていますね。しかしこれに対し山路原子力環境整備機構理事長は「(機構の理事会など)所定の手続きを踏まえ、国に文献調査の申請を行う予定だ」と述べているようです。

 テレビで見た産業経済大臣も「みなさんが考えているような危険な施設ではないことを理解していただきたい。」との発言。全然地元感情を理解していないようですね。驚きました。
Umetatemm_7


 国は「手続きを」「粛々と」するのでしょうか?交付金も周辺市町村にばらまき、地域の住民を結果的に「買収」し、地域に対立関係をもちこむことになるのではないでしょうか?

 かつての成田空港問題を思い出しますね。地域を賛成派と反対派に分断。混乱と多大な労力と費用が結果としてかかってしましました。30年経過してからようやく関係者が話し合いのテーブルにつくようになったそうですし。(まだまだ対立はあるとは思いますが)

 先日東洋町長に対して、県民有志が署名入りで抗議文を渡したそうです。

 その手渡した文書です。PDFファイル参考。

「seimei1.pdf」をダウンロード


| | コメント (0) | トラックバック (0)

核廃棄物処理施設反対請願署名活動をそれぞれのやりかたで。

橋本大二郎高知県知事も原子力環境保全機構に乗り込み、強い口調で「民意が集約されていない状態での高レベル放射性廃棄物最終処分場について東洋町長の応募を受理しないようにしていただきたい。」と言われました。テレビでも報道されました。

 これに対し原子力環境整備機構の山路理事長は「粛々と進めていく」との考えを明らかにしたようです。そして国に対して調査を要望したようです。事態はかなり切迫しているようですね。高知県の奈半利町、田野町、北川村が議会決議で反対を表明し、東洋町長に申し入れしました。

核廃に反対“包囲網” 中芸3町村が東洋町へ決議文(高知新聞2月6日朝刊)

 先週の日曜日は中央公園北口帯パラ前で、東洋町長が独断で原子力環境整備機構に応募した「高レベル放射性廃棄物最終処分場をつくらせない条例を制定する請願署名」活動をしていました。

Syomei_1


 (高校生以来の街頭署名活動でした。街宣も30数年ぶりにしました。西やん撮影。中高年親父も頑張っているので、若い人たちもがんばっていただきたいですね。)

 6月県議会での条例制定をめざしています。街頭署名活動は毎週土曜と日曜の午後2時から4時までの間活動していますので、お構いない皆様は是非お立ち寄り下さい。飛び入りで参加ください。

 とにかく東洋町内の「合意形成を無視」した田嶋町長のやり方はおかしいし、南海地震が高知県全域でここ30年以内に起こる可能性が高いのに原発交付金10億円に飛びついた考え方がそもそもおかしいと思います。


 ぜひ県議会は請願署名を受理され「全会一致で」「高知県のすべての市町村に核のゴミを持ち込ませない」県条例を制定していただきたいものです。

 仕事の関係などで動ける人動けない人それぞれおられるでしょう。自分に無理のない方法で、署名活動をお願いします。

 高レベル放射性廃棄物最終処分場を高知県につくらせない条例を制定する請願署用紙は以下をダウンロードしてください。

 現在のところ「電子署名」は認められていません。お手数ですがPDFファイルをダウンロードし、署名を集めていただきまして、所定の送付先に送付下さい。よろしくお願いします。

「kakuhaikibutu.pdf」をダウンロード

| | コメント (0) | トラックバック (0)

橋の寿命を100年に

 従来は橋の寿命を60年と試算していたようです。現在ですと全国14万(うち12万以上は地方自治体所有物)あると言われる橋の6%が耐用年数を過ぎているそうです。あと20年しますと高度成長期に建設された橋が60年になりはじめます。そうなると全体の47%半数近くが架け替えしないと駄目と言う事態になります。

 そうなりますと架け替えの費用で財政は破綻します。また交通渋滞で損失する費用も莫大なものですね。それを防止するために国土交通省は橋の耐用年数を100年に伸ばす為の技術支援や財政な支援を自治体に行うようですね。

橋の長寿命化促進、100年へ予防修繕 国交省、新年度から補助金
Sabisabi515_1
 高知県には建設後全くメンテナンスされていない橋も多くあります。無償で譲渡されたものの、自治体の予算規模ではメンテナンスできていない「錆びた橋」が多く存在しています。写真の橋は何年か前に早明浦ダム周辺へ行きまして撮影しましたがどうなっているのでしょうか?
 防錆と言う観点からは潮風も、化学薬品の雰囲気もなく、山間部でとても環境が良いところです。それが「錆た橋の見本市会場」のようになっています。
Kinmonhasi1
(サンフランシスコ市の名物金門橋。)
 貧乏県の高知にはそれがとても多くありますし。国土交通省も窓口を広げ、私たちの「防錆塗装システム」の採用も是非検討いただきたいものです。
Kinmonhasi5
(サンフランシスコの金門橋。いつ訪問しても橋のどこかで塗装工事をしています。強い潮風は橋の部署に穴をあけるほど厳しい腐食環境です。1937年に完成し、今年で70年が経過しています。)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.02.05

食い逃げが許されるはずがない

 東洋町民の民意を無視して、高レベル放射性廃棄物最終処分場に応募した田嶋東洋町長。その独断ぶりには驚くばかりです。町長の言う「調査段階で学習会をして危険だとわかれば引き返す。それまでの学習費用でまちづくりを行う」とか。

 確かに20億円程度の歳入の東洋町に年間10億円の原発交付金がくるのは魅力ではあるでしょう。しかし「後戻りは出来ない」ものではないのか?

Kokeitaimm_5

(人間が近くに20秒おれば死亡するガラス固形体になった高レベル放射性廃棄物。最終処分場となれば。44000本が持ち込まれ埋め立てられる。)

 原発交付金のしくみは詳しくは知りませんが、電気料金からプールされたものであれば、税金同様に公共性の高い資金です。であるならば、交付金だけ貰い、高レベル放射性廃棄物処分場はいりませんということが通用するのであしょうか?ありえない話であると思います。

 沖縄の普天間基地移転問題でも、高市沖縄・北方大臣が沖縄県民の感情を逆撫でする発言を行いました。「北部開発振興ばかり言って、基地の移転をしようとしない。基地と北部開発はリンクしている。」という高飛車発言がありましたが、「交付金ばかりとって、処理場をつくらせないことは許されない」と絶対に国側は言います。

 田嶋東洋町長がどんな目算があるのか知りません。事態が彼のシナリオどうりにはまずいかないだろうと考えるのが自然でしょう。後で「想定外でした」と言っても遅いのですから。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

映画「棚の隅」が2月17により上映

 イオンにある東宝シネマズ高知におきまして、2月17日より3週間「棚の隅」という映画が上映されます。
 連城三紀彦原作・大杉漣主演。門井肇監督の日本映画だそうです。普段は私など映画に無縁なおっさんはまず見ないと思われる作品ですね。

 それが業界の先輩にあたる方の娘さんが準主役の女優としてのデビュー作であるとか。内田量子さんです。ご両親も美男美女でしたからその血統なのでしょうか。

 お話によると昨年、デビューした彼女を励ますつどいが高知市内のホテルで開催されました。私は所用で参加できませんでしたが、多少のカンパをしました。高知の経済会の人たちもおおぜいパーティには来られたようです。
Eigauchida
 先輩が言われるには、その席に東宝シネマズ高知の支配人も来られていたとか。普通は独立系の映画を興行しないイオンのシネコンですが、そのメンバーや会の盛り上がりをみて特別に3週間興行する事になったようです。

 「そのかわり俺は2000枚チケットを売らなくてはいけなくなった。」とのことでした。業界の会合でご一緒でその話を聞いたので、柄にもなく家内と2人分のチケットを先輩から購入した次第です。

 映画が成功するのかどうかわかりません。いやはや芸能の世界になると親御さんたちも大変であると思いました。興行が成功され、内田量子さんも女優として成長されんことをお祈りします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.04

核のゴミ捨て場反対請願街頭署名運動

 2月4日(日曜)には高知市中央公園北口の帯パラ前にて、市民が集り、東洋町長が独断で原子力環境整備機構へ応募した「高レベル放射性廃棄物最終処分場」を断念させるための県条例を制定する請願署名活動に参加しました。

 2月3日(土曜)にはTBS系列「みのもんたのサタデーずばっと」で特集で東洋町の高レベル放射性廃棄物問題を取り上げていましたね。全国的な関心も徐々に高まって来ています。でも「柳沢大臣問題」や「宮崎の鳥インフルエンザ問題」と比較しても情報伝達量は格段に少ないです。まだまだです。
Syomei_r
 午後2時からの署名活動でしたが10分くらい遅れて参加、今日は外京ゆりさん1人しかいません。それでマイクを持ち街頭宣伝活動しました。少し遅れて浦戸湾を守る会の田中さんや、サロン金曜日のメンバーが2人来ました。後で1人の市民が参加され、今日は220人くらいが署名していただきました。

 署名を呼びかけても県民の反応は前に比べ良くなりました。関心の高まりを感じます。しかしまだまだ無関心な人達が多くいます。
 私のほうでも3人のひとが、署名用紙を持ち帰りしていただくことに。外京さんによりますと30枚持ち帰った人もいたそうです。

 この問題県民が無関心ですとどんどん事態は進む可能性があります。「国家的な問題」にするために私たち高知県民は頑張らなくてはいけません。

 親鸞の弟子で、浄土真宗をひろめた蓮如。大衆の心情を理解した人の言葉だそうです。五木寛之氏のエッセイ「他力」に書かれていた言葉です。

 「難しいことをやさしく」
 
 「やさしいことを深く」

 「ふかいことを広く」

 この言葉を心に刻み、ひろめていきたいと思いました。

 2月23日に高知県立美術館ホールで上映される「六ヶ所村ラブソディ」の広報も若者達と一緒に行いました。

Eigakamatani

| | コメント (5) | トラックバック (1)

ブログと自殺予防方法について 2月8日(金)

西村 今月のけんちゃんのどこでもブログは、高知シティFMの戸田健史さんとともに、ブログをとりまく社会についてコメントいたします。
 今回のテーマは「ブログと自殺予防方法について」です。日本の自殺者は1998年に3万人を超えました。2003年は32109人が自ら命を絶っています。
一時テレビで話題にもなりましたが、ネット上に「自殺サイト」があるようです。練炭を車の中や部屋で燃やして何人かの人達が中毒死するということもありました。ネットでのやりとりから発展したようです。マイナスイメージばかりがインターネットの世界ということで強調される傾向にあるようですが・・。

戸田 この事件もありましたし。自殺の為の薬物の取引などをインターネット上でしていたり。そんなニュースもありました。どうしても既成メディアは「原因はなんなんだ!」と決め付けようとする報道姿勢が目立ちますね。

 そうなると「インターネットだ」「この電子掲示板だ」「このブログだ」とか。大々的に報道されてしまうのでなにやら「恐ろしいもの」のような印象が植え付けられてしまいますね。

 そのあたりは仕方がないかなとも思います。あくまで「使用した方法が」「インターネットであった」と言うことです。

西村 あくまで道具であると言うことですね。自殺は男性が多く、私らぐらいの年齢の50歳代がピークのようです。健康問題や生活苦、経済問題などが原因のようです。昭和25年までは20歳代の山があったらしいですが、現在は消滅しているそうです。

 厚生労働省自殺死亡統計

 ネット利用が自殺を推進しているような人も一部にはいるようです。でもそれを裏付けるものはありません。むしろいじめなどにもネットが使われるから悪いんだなんて言われますね。

 むしろ逆にネットやブログを積極的に活用して自殺予防にできないものだろうか。そういう試みをすべきではないかと思います。
Pc1_5


戸田 やはり「道具」ですね。自殺に使おうと思えば使えます。そうなれば台所にある包丁も悪いものになります。ですからとりあげられたから、「インターネットは悪いもの。じめじめしたもの。いけないもの」と決め付けるのもおかしいことですね。
 話は飛びますが一時期「自己責任」という言葉が流行りましたね。やたら皆でつかっていました。

 かと思えばインターネットを活用した自殺者がいた。それはおかしいと非難するのは「自己責任論」と相反しますね。よくわからなくなりますね。道具の1つですので、インターネットが暗いものだけではないことをよく知って活用すべきでしょう。

西村 ネット利用が自殺を促進する道具のように一時言われました。そうなのでしょうか?
今やいじめの相談にもメールが活用されています。ブログなども自殺予防には役に立つのではないかと思いますが・・。


ネットで中傷もいじめ例に追加 文科省の調査見直し

西村 ブログやインターネットは「コミュニケーション」のための道具です。後ろ向きのコミュニケーションではなく、前向きな人間関係を再構築するためのブログのありかたについてブロガーは検討し提案をすべきでしょう。

 アドバイス側が年配者が多く電子化に慣れていないようです。ブログは簡単に作成できるので、カウンセラーの人たちも作成されたら良いと思います。
 業務は殆ど「傾聴」であると思いますので。

戸田 そのあたりは若い人達が協力して、人生経験豊かなベテランの人たちと協力して対応することは今後考えていけなければならないと思いますね。
 インターネットの特色の1つは「匿名性」もあります。悪い事例で使われますが(誹謗中傷行為など)、匿名性であることで「いじめの通報」などに活用できないものでしょうか。きちんとした相談ができるかもしれない。

 そう考えますといじめや自殺の防止の為にインターネットやブログはひじょうに有効なツール(道具)になるのではないでしょうか。そこのあたりは若い人たちが中心になって、ネットが使い得ない人生経験豊かな年配の人たちを動かして何かが出来ると思います。

西村 そうですね。それができますと自殺予防にネットは活用できますね。道具としてのインターネットですが、個人の対応だけでなく、社会として対応すべきですね。
 ネットやブログも使いまして社会的に「自殺予防の総合システム」を構築することが大事であると思いますね。

戸田 相談窓口は多ければ多いほどいいですね。電話でもメールでもブログでも・・。そのなかで安全で適合した道具を使えるようになりますし。ネットの活用は重要になりますね。
Pckeitai01


西村 電話をするメールをするということは、相談者側にとってはとても勇気のいることなんですね。そこのフォローするバックアップする必要性があると思いますね。


西村 自殺者が日本で3万人を超えるというのはとてつもない数字です。イラク戦争で2003年の開戦時からの米軍兵士の死者が3000人を超えたと大騒ぎをしています。イラクの市民が毎年1万5千人ぐらい死亡されています。
 日本の交通事故で亡くなられる人は今は年間6000人台です。一時交通事故死者が1万5千人を超えた折に「交通戦争」と言われた時期がありました。

 交通事故は戦争だということで、官民の努力がありました。それで6000人台に減少したのです。平和な日本で年間3万人が自殺をしています。戦争や爆弾テロが日常化しているのではありません。

 経済的にも豊かな国であるのに。大変な事態なのです。インターネットなども活用して自殺予防策をするべきでしょう。真剣にかなげるべきです。

戸田 交通事故死のピーク時に1万5千人。自殺者はそのバイの数字です。自ら日本国民が命を断っているのに、何も対処しないのはあきらかにおかしいです。
 インターネット上での「荒れた」状況を見るとそうなってもしかたはないのかなとは思いますね。そういう傾向は多少はありますが、「しかたがない」で事態を放置することいけないことですね。

西村 ブログもインターネットも「コミュニケーションの道具」なのですね。しかし先週お話したうように、その場所が「スパムだらけ」「迷惑メールだらけ」でありましたら、使えません。しかも匿名での誹謗中傷が渦巻いていましたらなおさらです。
 それでは利用が出来にくいですね。それをきちんと利用できる形態にする。それが社会の大きな役割であると思いますね。
 政府も閣僚も必死でやるべきでしょう。
 ブログなどは簡単ですから人生経験豊かな団塊の世代などが、カウンセリングに登場していただきたいですね。

 それから毎週金曜日の はりまや橋サロンで占い師をされている島本茂雄さんもブログを開設しています。反響はぼちぼちですが、今後には期待できると思います。
 人生不安に感じる人は年齢性別の関わりなくいるでしょうし。
Uranai_r_1


 ブログが双方向の交流に役立つと思います。

戸田   実際に人に会いアドバイスを受けることは大変なことですね。その前の段階でブログがあればとりかかりになりますね。
 今流行のSNSで、こうしたカウンセリングをすれば効果的であると思います。相談も可能ですね。

西村 従来でも高知では教育相談所とか実績のある機関がありました。学校へ行きづらい子供達をしっかりサポートする機関でした。それととものバーチャルでこしらえるとか。そういう努力は必要ですね。ブログなりSNSでも良いのです。しっかりインターネットでサポートできれば良いと思いますね。

戸田 自殺しようとされる人がいましたら、「まず踏みとどまってください。」

 昔漫画家の手塚治虫が漫画ブラック・ジャックのなかで描いていることがありました。「自殺なんてする患者は治っても気が弱くて生き甲斐なんかもたないだろう。」 その言葉をどう感じられますか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.03

海辺のウォーキングに参加

 2月3日は節分。季節は春に向かいます。今日は絶好の青空。YASU海の駅クラブ/主催の「海辺の学校 ウォーキング学科」が香南市夜須町で開催されました。普段はセーリングに来る夜須ですが、今日は家内と参加。陸上から海を見ることにしました。
Y1_r_2
 全体参加者は24人。芸西村で折り返す「健康コース」(12キロ)には8人が参加。夜須町住吉海岸で折り返す「ゆっくりコース」(6キロ)には16人が参加しあした。わたしは一応スタッフなので、ゆっくりコースの最後尾を歩きました。

 シースポ(ヨット艇庫)に集合。準備体操をし、コースの説明などがありまして午前9時半にスタートしました。今日は好天気で風もない絶好のウォーキング日和でした。(ヨットのセーリングには風が弱い)
Y2_r

 ゆっくりコースは、シースポを出まして、手結港の可動橋を渡り、大手の浜や手結岬,塩谷海岸をまわります。サイクリングターミナルで途中トイレ休憩しました。小休止してから住吉海岸へいきました。
Ooteh_r
(大手の浜には地元の合意形成がなく県が強引に工事を進めたマリーナ工事の残骸が海の中にあります。堤防の1辺があります。)

Shioya_r
(塩谷海岸。磯があります。海はそのまま太平洋。対岸はアメリカです。)

 住吉海岸には1945年8月16日、終戦の翌日にモーターボートで特攻する基地が当時この地にありました。謎の大爆発が起こり、多数の若者達が亡くなりました。その震洋隊基地跡の碑が建立されています。

Shinyoutai_r

 住吉漁港から、サイクリング道路を歩きました。そしてスタート時点のシースポへ戻りました、約2時間のウォーキング。年配のご婦人2人が最後尾。視覚障害の方がおられまして、そのゆっくりしたペースで歩かれました。無事完歩されました。途中世間話を楽しくしました。
Sumiyoshi_r
(住吉漁港から太平洋を見る)

 完歩しますと地元婦人会の皆様がトン汁をふるまっていただきました。とても美味しくいただきました。
 事業はお昼前に終了しました。
Tonziru_r

 婦人会の皆様ありがとうございました。

Fuzinkai_r

 こちらのアスレチックは昔一緒にアメリカへ行きました丸岡克典さんたちが。サンフランシスコで見られた「高齢者のための施設」であるようです。いくつかしましたが、とてもよく出来ています。

Yasure_r

 しばらく歩いてお昼過ぎにおむすびだるまへ。おむすび定食を食べました。帰りにヤ・シーパークの店舗で買い物をして戻りました。たまには海岸散策も良いものです。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

南海地震と高レベル放射性廃棄物施設

 ここ30年に必ず起こるという南海地震。M8・4の巨大地震が高知県周辺でひき起こされています。100年周期におきていますから、それで予想しますとどうしても30年以内に50%の確率。50年以内では80%の確率であるそうです。

 特に東洋町長が町民の反対の意思も、町議会も無視して高レベル放射性廃棄物施設誘致を画策し、原子力環境整備機構に応募してしまいました。冷静に考えれば危険な地域であることは理解できるはずです。(高知県の資料でもそうです)
Nankaizisintizu1
 まして南海地震と、東南海地震はリンクしていまして、同時に発生する可能性も否定できません。まして阪神大震災や新潟中越地震のような直下型の地震ではなく、プレートの動きの地震ですから巨大であり、大津波も発生が予想されています。
Umetatemm_6
 安全な処理方法も確定していない(地上から300メートル地下に、ガラス固形体になった高レベル放射性廃棄物を埋設するといいます)。たかだか10億円の交付金で安全性が担保されるわけではありません。
Sumatoratai

 地域で昨年年末に自主防災会を結成し、南海地震の勉強会をしています。そうしますとすればするほど高知県は危険な地域です。高知県全体が震度6強の地震が発生。沿岸部は8メートルの津波が15分~30分以内に押し寄せてきます。

 今回の田嶋東洋町長の独断専攻に高知県民として断固抗議します。可能であれば日曜日の午後2時から4時まで、高知市中央公園北口にて「高知県に高レベル放射性廃棄物処理施設をつくらせない条例制定を目指す請願署名」活動に参加したいと思います。
Zishinnyosou

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.02.02

2月2日のはりまや橋サロン

 はりまや橋商店街でのフレッツ・スポットを活用したブログサロンが諸般の事情で中止になってから金曜日に義務的に行くことはなくなりました。今日は2週間ぶりにお昼を食べるために行くことにしました。
O1_r_2
 お昼はOPEN HEARTさんたちが販売されているお寿司を購入し食べることに。月に2回のはりまや橋商店街での活動も定着されているようです。
Tani2_r
今日はことさら寒いので谷ひろこさんところのお店で食事をしました。コーヒーはその場でたてたもので100円。お菓子もシュークリームは自家製で100円。とても経済的。

 先週の岡本知高さんのライブ中継は谷さんの働きかけ。今日は節分を記念して着物姿で接客されています。
Tani_r
 占い師の島本茂雄さんも街の風景として溶け込んでおられます。節分のコスチュームを着用されています。かみしもは谷さんがこしらえたのでしょうか。携帯電話や知り合いのパソコンからブログも更新されているようですし。
Uranai1_r
 今日は久しぶりの冬型の気圧配置。暖冬で体もたるんでいますので、風邪やインフルエンザにならないようにしませんと。プロ野球のキャンプも始まりました。高知で1軍キャンプがなくなったのは寂しい限りです。でも春はもうそこまで来ているのですから。
Uranai2_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

原子力問題は国民的な課題

 女性を「子供を生む機械」であると発言した柳沢厚生労働大臣。この発言で国会は空転しています。宮崎の鳥インフルエンザも大変な問題ですが、東洋町長が独断で応募した高レベル放射性廃棄物最終処分場問題(ブログそれがたまるか参考)のほうがはるかに大変な問題です。

 高知に立地をやめさせる運動も盛り上がってはいます。まだまだ大きなうねりにはなっていないのが残念です。全国メディアが取材に入り取り上げない限り、最終的には断念しないのではないかと危惧しています。

 またデータを改ざんするから原子力への不信が募るのです

 報道によれば東京電力はまたしても原子力発電所の故障を隠し、データを改ざんしたようです。

東電、原発故障隠し 放射能の測定値も改ざん(朝日新聞)

 こういう事例が重なりますと原子力発電に関する不信感が吹き上げますね。きちんと情報公開する姿勢がどうして東京電力にはないのでしょうか?
Genpatuikata1_1_5


 これはひょとしますと原子力事業は採算性が悪く、国策だからしぶしぶ電力会社各社は原子力発電事業をしているのではないでしょうか?
 お菓子メーカーの不二家が洋菓子部門は赤字で採算が取れないので、安全性を無視したコストダウン策を推進していた事例もあります。考えたくはないですが、同様の事態ではないのでしょうか?

 儲かっていればこのようなずさんな事態にはならないはずですね。東洋町の核のゴミ施設問題でも同じ。民意を無視して勝手に応募した田嶋東洋町長の応募が受理されるのであれば、日本の原子力問題は民意を全く無視する社会システムであるということになりますね。

 札束で地方の住民の心を引き裂き、小さな町に対立を持ち込む「国策」などあろうはずはありません。

 一番心配なのは国民各位の無関心です。とくに都市部の人。電気はふんだんに使うが核のゴミに無関心な人が多い。
 原子力発電が必要なものかどうなのか。それこそ「国民投票」で決める課題ではないでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (2)

広大な郊外型店舗

Sani1_r

(大きな店舗には驚きです)
 先日実家のあるいの町の役場に所用で行きました。その途中の北内という地域に大きなサニーマート・アクシスという大型量販店が2月24日頃開店するそうです。
 その昔は田園地帯でありました。北山から県立伊野商業高校まではほとんど田んぼだったのですが・・

 ほぼその田んぼをすべて埋め立て駐車場と店舗になるようです。東側には「しまむら」という服飾販売の店舗。西側にはココスという量販店の同系列の会社のレストランが、昨年12月20日に既に開店しています。
Kokosu_r
(昔は車の置き場でもあったところでした)
 旧市街地のいの町役場隣のサニーマートいの店もこの大きなサニーアクシスいの店が開店後も従来どうり店舗は営業するようです。こちらは車を利用しない高齢者のために存続するのだといの町の人達に聞きました。

 もともと北内のこの土地は数年前は、香川県を本拠地にするマルナカという量販店が進出するようにも聞いていました。諸般事情から断念したようです。
 イオン高知ほどにはないですが、いの町の人口は背後人口からしてもとてつもない大きな店舗のように思います。
Sanifuru_r

(既存の店舗も旧伊野町の「中核施設」ですので存続するようです。

都市の姿が地方でも変容してきていますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.02.01

核のゴミ問題を全国メディアはなぜ取り上げないのか?

 「女性は子供を生む機械である」と発言された柳沢厚生労働大臣。辞職しないと事態は収まらないでしょう。すぐに訂正したと言いますが、吐いた言葉はもどらないのですから。それだけ地位のある人は発言には注意しなければならないはずですね。

 それよりももっと大きな問題は田嶋東洋町長でしょう。町民の反対意見や町議会の意見も無視。」隣接市町村の反対意見も無視。県知事の反対意見も県民の意見も無視しています。なぜマスメディアも全国的な問題にしないのか!
Genpatuikata1_1_4


 宮崎の鳥インフルエンザよりも「核のゴミ捨て場」である高レベル放射性廃棄物問題のほうが深刻であると思います。

 民意を完全に無視した東洋町長の暴走であるのに。
 もしかすると電気をふんだんに使用している都会人の散漫さが出ているのかもしれませんね。どこかに核のゴミ捨て場は必要だし。「東洋町?知らないね。どっかの田舎だろう」程度の意識なのでは。

 「電気は使っている。うち3割は原子力。どこかに核のゴミ場をつからないといけないし」と悩まれるのも当然ですね。

 ただ原子力政策が国策であるならば、「情報公開」と「国民への理解」をすすめることも必要。ただ調査交付金を10億円あげるから地方の自治体がくらいついた程度の認識しかもたれていません。

 主に都市部で消費される核のゴミが、都市部は無関心で田舎で争いごとを生み出している。「いびつな社会」であり、「格差社会」そのものではないかと私は思います。

Kokeitaimm_4

(ガラス固形体にはいった高レベル放射性廃棄物が推定44000本持ち込まれます。)

| | コメント (3) | トラックバック (0)

オシムに学ぶ

 日本代表監督のオシム氏。なかなか中味のある本でした。サッカーの解説だけではなく、彼の人生哲学も感じました。
 オシムさんは選手時代は中田英寿選手程度の活躍はした名選手。東京五輪へも出られたとか。欧州リーグで活躍されていたそうですし。選手引退後は指導者として活躍しています。

 なにせあの自己主張の強いストイコビッチ選手を手なずけていましたし。ただ者ではありません。日本はよい指導者に恵まれました。皮肉混じりのそのコメントは含蓄があります。どうしてあれほど気の利いたことを1サッカー監督が言えるものなのか?今まで疑問でした。それは「5つの民族と6つの共和国のユーゴの出身である」からでしょう。

Oshimumm


 モザイク国家であったユーゴは解体。内戦を経ています。オシム氏は「良い選手を使う」という信念で妥協をしませんでした。「命がけ」の代表監督も経験されています。だから言葉に説得力があります。

 選手に走ることを強いるだけではありません。取材メディアにもサポーターにもサッカーを盛り上げる努力を呼びかけているのですね。そのあたりに心酔しました。オシムさんの指導はやがて花が開くでしょう。

 オシム監督の歩みはまさに「世界史」そのものですね。単なる体育会系の「気合い」だけのスポ根指導者とは全く違う深みがあるようですね。

 北京五輪と次期ワールドカップが楽しみになりました。森本などの成長があればおもしろい代表チームになるでしょうし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »