食い逃げが許されるはずがない
東洋町民の民意を無視して、高レベル放射性廃棄物最終処分場に応募した田嶋東洋町長。その独断ぶりには驚くばかりです。町長の言う「調査段階で学習会をして危険だとわかれば引き返す。それまでの学習費用でまちづくりを行う」とか。
確かに20億円程度の歳入の東洋町に年間10億円の原発交付金がくるのは魅力ではあるでしょう。しかし「後戻りは出来ない」ものではないのか?
(人間が近くに20秒おれば死亡するガラス固形体になった高レベル放射性廃棄物。最終処分場となれば。44000本が持ち込まれ埋め立てられる。)
原発交付金のしくみは詳しくは知りませんが、電気料金からプールされたものであれば、税金同様に公共性の高い資金です。であるならば、交付金だけ貰い、高レベル放射性廃棄物処分場はいりませんということが通用するのであしょうか?ありえない話であると思います。
沖縄の普天間基地移転問題でも、高市沖縄・北方大臣が沖縄県民の感情を逆撫でする発言を行いました。「北部開発振興ばかり言って、基地の移転をしようとしない。基地と北部開発はリンクしている。」という高飛車発言がありましたが、「交付金ばかりとって、処理場をつくらせないことは許されない」と絶対に国側は言います。
田嶋東洋町長がどんな目算があるのか知りません。事態が彼のシナリオどうりにはまずいかないだろうと考えるのが自然でしょう。後で「想定外でした」と言っても遅いのですから。
| 固定リンク
コメント