鈍感力で政治をするな
人気が下落する一方の安倍内閣。先日小泉前首相は「鈍感力ということもある。その本でも読んで自信を持って政権運営にあたれ」という励ましをしたように報道されていました。
「鈍感力」という表題のエッセーは作家渡辺淳一氏の著作。偶然図書館で借りていまして読んでいました。渡辺氏の体験や周りの人たちを観察していて得た教訓のようです。
くよくよせず、失敗も気にせず、いじめにも負けない「力」は「鈍感になること」のように書かれてあります。才覚のある人でも、ちょっとした失敗をいつまでも気にして、他人に会わないでいると忘れ去られてしまう。
やはり「あいつは鈍感ではないか」と言われる人のほうが、生物学的にも社会的にもずぶとく長生きしている。それは「鈍感力」のおかげである。と渡辺淳一氏は言っています。
1国の首相が国民生活に「鈍感」であっては困る。自殺者が年間3万人を超えても全然本気で対策をしなかった小泉前首相(小泉鈍(どん)一郎)とも言われた人らしい。
(国民生活には「鈍感」であった前首相)
安倍首相も国民生活には無関心で鈍感であることは実証済み。国民負担をどんどん増やして大企業には減税。義務教育制度を破壊して、更には憲法まで改正して日本社会を格差社会にし、軍隊をアメリカの言いなりに海外へは派兵し、「国際貢献する」などと言う発言には、およそ国民生活への配慮のひとかけらもありません。
政治のリーダーには「鈍感力」はふさわしい格言ではありません。
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