映画「棚の隅」を鑑賞
2月25日(日曜)はイオンにある東宝シネマズ高知へ。午前9時50分開始の映画「棚の隅」を鑑賞するために家内と2人で出かけました。
イオンなど殆どいったことがないから(先日「硫黄島からの手紙」を鑑賞して以来)、正面に車を止めて入り口へ行くとまだ開いていません。相当歩き入り口を見つけて映画館へ。やはり映画は街中で見たいもの。他に用事のないイオンへ来なければいけないのは実にめんどうで嫌なものです。
それで映画の感想。売れないおもちゃ屋の親父が主役。そこへ8年前に離婚した前妻が現れ、小さな波紋が。彼女には恋人がいるし、親父には再婚した妻と前妻の子供がいて幸せに暮らしている。
それだけの話。舞台の神奈川県相模原市の商店街のおもちゃ屋。いつもお客がいない。なにが主役の親父を動かしたのか、修理不可能と言われていたラジコン飛行機を徹夜で修繕。川原で飛ばす。
息子も前妻の恋人も無邪気に遊ぶ。結局おもちゃ屋を廃業することを決意。前妻への思いも断ち切り再出発するというストーリー。同じ田舎の商売人として「廃業」の場面はやりきれない。
神奈川県のように日本で1番豊かな地域でも商売は厳しい。自分がラジコンに熱中できるなら、「特技」を活用し、親父相手におもちゃ屋は再建出来なかったのだろうか?
私も子供の時プラモデルをたくさんこしらえました。100くらいこしらえました。ラジコンは高嶺の花。チャンスがあればこしらえたいとは思う。
「ガンダム」や「ハローキティ」も大人が購入しているとも言われる。商売人に希望をもたせる映画にしてほしかった。以前自主民権会館で見た沢田研二が田舎の電気屋の親父で出演していた「幸福のスイッチ」が救われたのですが・・
再出発が廃業ではやるせない。中高年親父に希望を与える映画を映画人はこしらえていただきたい。
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