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2007.02.16

とろこい自民党県議団の見解

 徳島県議会が県議会開会の冒頭に議員提案で「東洋町の高レベル放射性廃棄物最終処分誘致に反対する決議」を全会一致で可決したそうです。東洋町に徳島県は隣接していますし、東洋町は徳島経済圏ですし。阿波の人たちは素早い。

 それに引き換え高知県議会の反応は鈍いようですね。東洋町の高レベル放射性廃棄物最終処分場問題をウォッチしているブログ「それがたまるか」では、高知県議会の最大会派自民党の「不思議な見解」について記述されています。

 以下市民団体に送付された自民党県議団からの文書を転載させていただきます。

文書番号6212500610

発信者 自由民主党高知県議団会長 結城健輔

冠省 先般来駕いただき御相談のありました「核廃棄物拒否条例」の制定について、正確を期する為再来いただいて直接結果を報告いたしたく電話(2月14日、13時)いたしましたが、不通のためFAXにて御通知申し上げます。

 自由民主党会派の見解として、本事業の諾否は、基本的に市町村首長の判断に任されている。従って、県議会で条例を制定する事は、首長の判断を制約する事となる。つまり地域の発展、住民の福祉という首長の思いという観点より、県議会での条例制定はなじまない、との意見集約をいたしましたので御通知いたします。(原文のママ)

 田嶋東洋町長を選んだのも高知県の有権者。自民党県議を選んだのも高知県の有権者。とろこい(どんくさい。動きが鈍い。ちぐはぐ)な自民党を多数派にしたのも高知県の有権者。高知の有権者は徳島の有権者にくらべ「とろこい」と言えるでしょう。

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