センター試験と文化大革命
「日本は全体主義国家なのか?」と知り合いの大学教官が嘆かれていました。
「センター試験が日本人を全部駄目にしていますね。教官は2日間22時間拘束。缶詰状態。受験生も大変ですが、教官は試験期間のあいだ一切自由な行動はできない。まるで全体主義国家ですね。」とも。
受験生も朝から晩まで大変だとは聞いていました。「5教科7科目」になるとより大変。暗くなるまで受験していたという話も聞きました。でも裏方の大学側がもっと大変なようですね。
「英語のリスニングの機械も事前点検。試験前にもリハーサルがあり、拘束期間は長く身も心もくたくたになります。またリスニングの機械は受験後受験生にプレゼントされますが、そんなもったいないことする国は日本だけ。中国でもインドでもそんなことはしません。」
(日本の大学生はセンター試験でスポイルされ覇気がないとの指摘があります。)
「まるで中国の文化大革命と同じはないか。センター試験は日本の文化大革命だと思いますよ。文句は言わさない。上の命令が絶対。日本はよくならない。悪くなるばかりです。みんな洗脳されているのか抗議もしませんし。」
その話を聞いた後ですが、偶然でしょうが先週はNHK衛星第1で「中国の文化大革命」の特集がありました。その当時参加していた紅衛兵。つるし上げられた党幹部。なまなましい証言。みな30年間封印した事実を語り始めました。どれもこれも恐ろしい話ばかり。
10年にわたり人々が密告しあい、地方の辺境へ追放され、名誉をはく奪され、命の危険まであった狂気の時代であったことがわかりました。最近中国の人もようやく口を開きだしました。経済成長の余裕なのか、中国の文革世代がおぞましい歴史を見直したのでしょう。
「センターを経てくる学生は問題意識が低い。考え行動するエネルギーがない。多額の税金と時間をかけて日本人を駄目にしているとしか思えない」中国の文化大革命は1966年から1976年まで続きました。中国の人達が30年を経てようやく重い口を開きだしました。
その証言とセンター試験がどうも「かぶって」しまいますね。気になります。
確かにかつては維新を演出し、自由民権運動をリードしたという高知県民。しかし末裔の今の高知県民はおとなしく覇気がないようです。
東洋町町長が民意を無視して「高レベル放射性廃棄物最終処分場」へ独断で応募したのに、県全体で抗議の声が未だに大きくなりません。つくづくおとなしい県民ではないかと思いますね。
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コメント
たった数日間試験を担当するだけで、全体主義とか
おかしな発想がよくできるものと感心します。
働いたことはない方の発想か、よくいる上から
指示されるのを病的に嫌う(教師によくいる)
子供病の方なんですね。
投稿: ぜんこ | 2007.02.10 08:07