核のゴミは東京で処分すべき
東洋町では高レベル放射性廃棄物最終処分場を受け入れようと推進派の町民が会合を開き、学習会の開催や、六ヶ所村施設の見学なども予定しているとか。とても残念な動きであると思います。
町内が分裂し、感情的な対立になれば、しこりは残ります。なかなか関係修復はできません。
(高知県危機管理課による震度予想の地図ですが、高知県の東部、地図右側の3角になっているところが室戸市。東洋町はその右上にあります。東洋町全域は震度6の地震が起きるとされている地域です。)
もう20年近く前の話ですが、「マリンタウン計画」をめぐり、当時の夜須町(現在の香南市)は賛否で町内が2つに別れました。推進の署名が過半数。反対の署名も過半数を超えました。町議選、町長選も激しく行われました。
普段は親しい町民同士が、町内の喫茶店で会ってもお互い挨拶もしないようになりました。青少年に良い影響を与えるわけがありません。
それから何年も経過し、わだかまりが解けましたが、まだまだしこりはあるようです。
東洋町の場合はスケールが違います。隣の徳島県まで巻き込んでいるのです。
とにかくいったん白紙に戻すのが一番良いのです。
それにしてもたかだか数10億円のお金で地域をずたずたにするやりかたには心底腹が立ちます。ものごとは原則「受益者負担」でしょう。東京に核のゴミ施設をこしらえるべきでしょう。
石原都知事も五輪招致などと浮ついた話ではなく、核のゴミ施設を東京に建設することを選挙公約にすべきであると思いますね。まずそれから議論すべきでしょう。
電気を一番使用しているのは東京。「受益者負担」なのだから東京で核のゴミは処理するのが筋。原子力発電環境保全機構は安全だというのであれば、地方ではなく、東京で処分すべきでしょう。
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