地震大国日本ー南海地震が迫る高知
あらためてその事実を感じました。3月25日の能登半島地震。石川県と富山県で発生した震度6強の内陸型地震。この地域はふだんは地震が起こらないとされ、企業誘致をしていた自治体もあったといいましすし。
全世界の地震総数の10分の1は日本で起きているといいます。震度5以上の地震は2割を占めるといいます。「tunami」(津波)が国際語にあるぐたいですから。
(西田政雄さん提供。新潟中越地震直後の写真です。)
その日本に現在55も原子力発電所があることには驚きです。今回は原発は大丈夫だったのでしょうか?相次ぐデータの捏造と隠蔽が目立つ原子力発電所。今回も「安全」という公表も信憑性がありません。ちゃんと情報公開は必要です。原発はウソと捏造が「伝統」のようですし。
南海地震の活動域に入っている高知県。高知大学の岡村真教授は、東洋町に計画されようとしている「高レベル放射性廃棄物最終処分場」について、「大変危険であり、高知県には適地はない」と断言されています。
東洋町は処分地に不適 高知大・岡村教授に聞く(高知新聞3月24日夕刊)
原子力発電の関係者は地震の専門家ではありません。専門家でないものが地層について無責任な言動で「安全」を強調することにたいしては、警戒心を緩めてはいけないと思います。
能登半島地震もないとされた「活断層」が動いたとのこと。東洋町付近に「活断層はない」と原子力発電環境保全機構は強弁していますが、地震や地層に関しての専門ではないものの発言では信憑性はありません。
3月25日の能登半島地震で皆地震について自覚が高まりました。うちの町内でも昨夜急遽自主防災会役員会が開催されたぐらいですし。
(1946年の昭和南海地震。高知市下知(現自宅付近)の様子。地震はいつ何時襲来するかもしれません。)
| 固定リンク
コメント
ヒラリンさんご無沙汰しています。高知が地震が少ない。東洋町は安全だといくら「しろうと」が発言されても信用する県民はいないでしょう。
投稿: けんちゃん | 2007.03.27 14:58
私の知り合いが輪島の教会の牧師をしています。その教会のホームページからメールをしているのですが、返信がなく心配です。高知にだっていつ地震が起こるかはわかりません。先日の岡村教授の記事は、やっと出たかという思いになりました。『特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律』でも、「文献調査」要項では、過去にも地震の記録がなく、将来にわかっても変動が生じる恐れが少ないと見込まれる土地に・・・と記されているのですから、この観点から設置の動きに異を唱えていかねばと思っていたところでしたから。
投稿: ヒラリン | 2007.03.27 14:08