商店街と公共性について
高知市中心街商店街が空き店舗が増え、通行人も減少とか。映画館もなくなりましたし、街の魅力はどんどん落ちていますね。でもある意味商店街経営者の自業自得なのでいたしかたないでしょう。
高知市の中心商店街は立地がきわめて恵まれていました。東に大丸ーはりまや橋という核があり、西には大橋通りという核がありました。それを繋ぐ通路がアーケード商店街でした。
また日曜日にはアーケードの近くに「日曜市」という露店市が平行しています。夜の飲食店街も隣接してありました。それで何の努力をしなくても人が集まる商店街でした。
お金持ちになった商店経営者は郊外の住宅地に移住しました。中心街は土地が高いので郊外に市民は居住したしました。そうすると市民をおいかけ量販店や専門店が郊外へ立地します。
(全国どこの地方都市も悩みは同じ)
どんどんスプロール化します。イオンが出来るとき政治力で商店街は反対しました。シネコンにも反対しました。しかし広汎な市民の支援は得られず阻止できませんでした。結果中心街の過疎化は進行しました。
商店街のアーケードにも通路にも公共資金が入っています。「公共性」が商店街にはあります。でも商店街経営者には代替わりしても「公共性」が実に乏しいですね。だからどんどん衰退するのです。
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