耐震工事も金次第なのか?
現在高知市の中心であるはりまや橋交差点南西角地に四国銀行本店があります。建物全体がシートで覆われ、「耐震補強工事」をしています。枠組みを鉄骨を入れたり、柱に鉄の板で被覆したり。どういう工法か皆目わかりませんが、かなり長期間の工事をしています。
昨年は高知新聞社本社ビルが耐震補強工事をしていました。四国銀行も高知新聞社も高知の有力企業。耐震補強するだけのお金の余裕があるのですね。
知り合いの建築業者が訪ねてきていました。「いまや主力は耐震補強を兼ねたリファームがうちの主体。昔は地震があったら軒並み倒壊していた。しかし最近は同じ震度でも倒壊する建物としない建物がある。お金をかけて耐震補強したらまずは潰れない。」
「木造は昭和56年以前の家屋は耐震基準も何もない。阪神大震災以後の平成12年にようやく耐震基準ができた。鉄筋、鉄骨は地震が起きるたびに基準が厳しくなっている。」
「耐震補強を個人でも会社でもした建物は同じ規模の地震でも倒壊しない。していない建物は倒壊する。そんな時代になったようだ。」とも
耐震補強でも「格差」があるようですね。貧乏人には辛い時代です。
(1946年の南海地震。家屋は軒並み倒壊しました。)
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