夜須の事例は東洋町でも
22年前に夜須で始めたヨットのお陰で人生が変わりました。夜須のたくさんの人と知り合い交流しました。ヨットという「利害のないコミュニケーションの道具」のおかげで、立場の異なる人たちとの繋がりが広がりました。
マリンタウン計画やとくに大手の浜へのマリーナ建設をめぐる夜須町内での深刻な対立もありました。「ヨット愛好者としてどう思うか?」とのコメントを求められましたが、当時のわたしの立場は「町民の合意のないマリーナは不要。夜須海岸を活用したビーチスタートでヨットをすれば良いので、スロープがあれば十分」と回答しました。
当時夜須海岸でディンギー・ヨットをしていたものは皆同じ意見でした。特に北西の風が吹きつける冬場は正面が北西を向いているマリーナ予定地では、着岸が苦労することはヨット乗りは誰でも自明のことでした。動力のないディンギーでは当然の理屈で、マリーナとしてヨット施設が集約されることには反対でした。
町内の対立とバブルの崩壊もあり、夜須のマリーナは前知事時代に着工式をやり、ケーソンを1個だけ投入して、現知事になってから凍結され現在にいたっています。結局その当時構想していたように、夜須の中心は夜須海岸になり、ヤ・シーパークとその隣にスロープが出来国体もビーチスタートで2002年に無事開催ができました。ヤ・シーパークは休日には県外車も来訪し、大変な賑わいです。
東洋町には白浜海岸という美しいビーチがあり、生見ビーチはサーフィンのポイントです。なにか「面白いものが」あればお訪ねするきっかけにはなるいでしょうが。それには地元の面白い人との出会いではないでしょうか。
それがあれば東洋町は関西にも近いこともあり、可能性はあるかもしれません。
白浜海岸に「道の駅」をこしらえるということも沢山町長は発表しました。できそうでできなかった理由も検証し、成功事例になっていただきたいです。
(1989年には夜須海岸で中学生にヨットを教えていた。2007年では地元中学生たちは1人でぎ装し、海でセーリングをしています。)
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