よくわからない朝鮮問題を考えよう
6月2日(土曜日)に予定しているサロン金曜日の講演会があと1週間後になりました。朝鮮半島問題に詳しい前田康博さんの講演を聞いてみませんか。
(演題)「前進した6者協議・孤立する日本」
―拉致問題だけでは分からない朝鮮― 講師前田正博氏
(日時) 6月2日(土曜) 午後2時から4時まで
(場所) 高新文化ホール 高知市高知市本町三丁目2-15 電話(088-825-4321)
日本と同じく「拉致」問題を抱えている韓国は、先日1日だけでしたか54年ぶりに南北鉄道を貫通させました。最近はアメリカまで金融制裁を解除したり、テロ支援国家のレッテルを剥がそうとしています。
最近は北朝鮮を仮想敵国とした防衛論議、集団的自衛権の行使、はては憲法改正まで提唱している安倍内閣です。首相の安倍晋三氏に関しましては、3年前の参議院選挙のおり、自民党幹事長として演説を聞きましたが、年金や医療改革などの政策は不明瞭であり、やたら北朝鮮への制裁や強硬論ばかり述べられていました。
どうやら安倍内閣の「対北朝鮮強硬政策」は効果をあげているとは言い難い状況になりつつあります。6カ国協議でも日本がなんか孤立しているように思いますね。
マスメディアの政府お追従報道とは異なる観点での前田正博さんの講演で、新たな観点を獲得することは市民として有益です。
前田正博氏より講演レジュメを送付いただきました。
[2月の6者協議の評価固まる 画期的な『2.13合意』]
朝米2者直接会談が決め手となる
中韓ロ3国は見返りの経済・人道・エネルギー支援で一致
「拉致」のみ強調する日本、核問題は関心外?の短絡外交
朝鮮は核保有国か 核開発の真の意味とは何か
中露韓の協調姿勢、米日両国との温度差拡大
[米国の瀬戸際政策の失敗]
バンコ・デルタ・アジア(BDA)資金疑惑の茶番劇
米国の譲歩か もくろみ外れた金融制裁 「行動対行動」の方針
取引材料とならないテロ支援国家解除
初期段階措置の履行はエネルギー代替措置の先行が原則
[日本、振り上げた拳をどこでどう下ろすか]
独自制裁で自縄自縛に陥った日本、東アジア新秩序からも孤立か
日朝作業部会の空中分解、拉致問題をめぐる日本政界の混乱続く
朝米接近と米韓中から孤立する日本
[亀裂目立つ日米同盟関係]
安倍発言で靖国、従軍慰安婦が米国に飛び火
キッシンジャーの懸念的中か、日本核武装の脅威
6月参院選挙がヤマ? 安倍内閣の交代か存続か
[日朝関係前進の決め手は]
日本マスメディアの再教育 アジア外交、歴史教育の見直し
朝鮮バッシングと連動する日本保守層と平和憲法廃棄の動き
安倍政策、戦後レジームの見直しの危険性、止まらない"靖国派"の増殖
戦後全否定政策に米国の対日警戒感強まる、日米同盟の弱体化
[南北対話は継続]
南北鉄道試運転開始 韓国の対朝鮮経済支援
次期大統領選の帰趨と東アジア情勢
6者協議は「東アジア新秩序」多国間協議体
中韓ロ朝米5か国と日本という5対1の構図はあり得るか?
参院選は自民圧勝か否か=迫る戦後レジームの分水嶺
とにかく「わかったふりをしない。」ことが大事です。マスコミの一面的な報道だけで価値判断をすることは危険です。なるほど「こういう見方もあるのか」と気付いていただければ幸いです。
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