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2007.06.11

介護保険制度は大丈夫なのか?

 介護サービスの最大手であるコムソンが、厚生労働省から先日事業認可を取り消されたそうです。コンソンの全国6万人のサービス対象者や、施設労働者2・4万人などに雇用面の影響もあるでしょう。

コムスンの指定打ち切りへ/厚労省、1600事業所に(四国新聞)

 わたしも実はホームヘルパー2級の研修を受け資格があります。介護は重労働。特に排泄介助や入浴介助には、大変な労力がともないます。ヨットで鍛えている私でも大変な作業ではありました。まして小柄な女性ではもっと大変であると思います。
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(ホームヘルパー講座の研修風景)

 その割には介護の最前線のヘルパーの介護報酬は低く、常に労働力は不足しています。フィリピンから派遣ヘルパーを来て頂かなくても、国内で私のように研修を受けた人は大勢居るはずです。多くは就労していないのが現実なのです。

 というか出来ないのですね。賃金が安すぎるのです。ホームヘルパーは看護士や保健士のような専門職ではなく、介護者や家族と真正面から向き合う存在の割りに軽視されているからです。

 私も経験しましたが、介助作業は重労働。研修したところは20人の認知症の人達がおられる施設。階段やエレベーターには常に鍵がかけられています。目を離すと誰かが転んだりします。常にブザーが鳴り排泄介助は必要です。

 20人に対して常勤ヘルパーは僅か3人。時間帯によっては1人になることもあります。入浴介助はもっと神経を使います。体の麻痺した人の入浴介助はコツがいり、大変です。小柄な女性の介護福祉士やヘルパー達はてきぱきと適切に作業をされている姿には感服しました。

 人間相手の仕事ですので、もっと報酬は必要です。飛行機の客室乗務員も安全を預かる仕事で大変でしょう。介護の仕事も同じです。せめて客室乗務員程度の報酬は必要であると思いますね。今の報酬では最前線のヘルパーは常に不足するのは当たり前です。
Dayfukushi


(デイサービスの車両。車椅子の人を送迎しています。)
 介護保険制度もこのままでは破綻するでしょう。年金制度も破綻寸前。年金だけで介護サービスが受けられない「格差社会」がどんどん来ています。
 解決しなければならない日本国の最大課題はこの問題。

 断じて「憲法改正」などではありません。自国民を救わず他国民を軍事力で救えるはずはありません。

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» お前たちの都合なんて関係ない。傷つけたことは事実だからマズ謝れ! [樋口工芸の冒険]
そういえばさ・・・・ 違いが一目瞭然。気分的には 【日本国】発行じゃないと駄目でしょ。 憲法改正を前提にした国民投票法案が可決してから 論議が広がるかと思いきや、諸々の悪政が明るみに出て どうにもならん。 特に年金問題はカナリとんでもないことになっている。 理由もわからずに【ありません】と言い放ち 【ちゃんとするにはお金が要ります】 これって詐欺だろう! 生保の未払い問題の件数は数千件。 5千万件発覚しさらに増えるとの話もあるが、 尋常な数じゃない。 この後に及んで追い金させたり、野... [続きを読む]

受信: 2007.06.12 00:16

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