多選かどうか決めるのは有権者
(高知県庁本庁舎)
6月県議会の冒頭に橋本大二郎高知県知事は、県警捜査費問題で、高知県警本部長と壮絶なバトルを展開されています。還暦になられたそうですが、まだまだ「枯れて」はいませんね。
そんなお元気な橋本知事を意識してか、都道府県知事の多選禁止を法律化する動きを自民党がしているらしい。明らかに参議院選挙目当てのパフォーマンスではないかと思われます。
<首長多選制限>全国知事の賛否きっ抗 態度不明確は18人(毎日新聞)
高知県議会選挙でも4月の選挙で10選された議員もいます。投票で選ぶのはあくまで有権者です。近隣の町でも7選を目指していた現職町長が落選したこともありますし。投票はシビアな選択ですし。
自民党の狙いの1つは、次期知事選挙も出馬が予定されている橋本大二郎高知県知事を意識したこともあると思われます。橋本知事は何故かいつも自民党とは対立するようで、県議会の最大会派とも対立した形で県政運営をしています。橋本さんが憎くて引きずり降ろすのが目的だと思われます。
橋本知事は「執行部と議会が車の両輪だ」と発言して、市政の腐敗をより進行させた岡崎高知市長とは大違いです。議会と有権者は橋本知事にはシビアな目を向けてきました。選挙でそれはチェックしてきています。高知市政は市議会はチェック機能を果たして来ませんでしたし。
県知事を選ぶのは自民党ではありません。地元有権者なのです。自民党公認候補や推薦候補をことごとく破って知事に当選している橋本大二郎氏に対するあてつけではないかと思われますね。それだけ話題になるのは橋本知事が大物だからでしょう。
参議院選挙前の自民党の人気取り政策ではないのでしょうか。地方事情を無視した暴挙であり、地方自治のためにはなりません。
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