県公共事業が都市環境を破壊
(道路工事は大正橋まで迫っています。)
遂に県当局が道路工事の為に強権発動をしたようです。新堀川の大正橋下流にあるコアマモをすべて抜き去り、浦戸湾の各所に移設するようです。移設にあたっては用意周到に高知市漁業組合にも話をつけ準備をしていました。
高知:新堀川の自然破壊が始まった(JANJAN)
新堀川のコアマモを除去したということは、そこに住む魚類の生息には極めて環境が悪くなることになります。しかも道路が川に覆いかぶさって来るようになるようです。
新堀小学校までの区間の事業予算は着いているようで、高知県土木部高知駅都市整備事務所は、粛々と県道「はりまや橋ー一宮線」の工事をやるそうです。自動車道路交通はこのあたりは計画当初より明らかに減少しています。
浦戸湾が浄化され、その水が新堀川へ流れ込んでいます。新堀川は浄化されて来ていました。その証拠がコアマモでした。
散歩をしていて気がついたのですが、江ノ口川には貝類を見かけません。フジツボの類ですね。やはり河川がまだまだ浄化されていないのでしょう。
新堀川が江ノ口川の浄化にも役立っているようでしたが、今回の県当局の「破壊活動」で周辺環境が悪化されることが心配ですね。
こうなれば、土木事業担当の職員に何を言っても無駄です。県職員は決められた工期内に仕事を完了させることだけに心血を注ぐからですね。
完全に「政治的課題」です。県議会や県知事に働きかけ、工事を差し止めるか、計画変更を迫ることしか方法手段はありません。
11月の県知事選挙のテーマにしないと駄目でしょう。県議会で予算執行を凍結させないと工事は止まりません。
もはや「学問的意義」の問題ではありません。政治でしかこの問題は解決できないのですから。メディアがいくら報道してもしかたがありません。知事と県議会を動かさない限り、新堀川の歴史的資源と、ビオトープは保全できないからです。
またこの道路はイオンのために税金を使用してこしらえているようなもの。計画当初から社会環境が変化しました。ひたすら頑固に道路づくりにこだわる高知県庁の姿勢には疑問を持ちますね。
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