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2007.06.19

都市における水際の価値とは

 20年ほど前から「ウォーター・フロント再開発」という都市開発用語が流行していました。海辺や川辺に都市空間を隣接させ、水の持つ独特の癒し効果を考慮した都市づくりをおこなう。

 自動車交通が極限まで発達しているアメリカで特に盛んに行われていました。ニューヨークも、サンフランシスコもボルティモアも海の近くに集客を期待する商業施設が建てられ、郊外型のショッピングセンターとは対極のこしらえかたになっていました。
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(アメリカ ボルティモア市。岸壁を巧みに活用、古い帆船も繋いでいます。)

 高知市においては全くそうした考え方は活用されて来ませんでした。水は市民に脅威を与え(度重なる浸水被害があった)るもの。そして公共空地として埋め立て、暗渠にし、活用すべきもの。陸地として埋め立てるものでした。

 その考え方の延長上に県道はりまや橋ー一宮線の工事があるようです。今や都市部の癒しの空間、釣のできる川。歴史を感じる資源。復活しつつある都市の中のビオトープ。せっかく出来てきた都市空間を自動車道路ですべて埋め尽くします。
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(新堀川は埋め立てられ暗渠になり、都市部の貴重なビオトープと歴史資源は破壊される道路計画です。)

 韓国ソウル市では高速道路を引き剥がし、昔の川を400億円の巨費で復元しました。注目の観光地になっています。単なる自動車道路の為に、貴重なビオトープを破壊した高知県。歴史に汚点をつくってしまいました。

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(ソウル市は元は幹線道路のところに、河川を復元させました。)

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