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2007年7月

2007.07.31

浜岡原発はただちに停止せよ 週刊現代記事

Sgendaim
 今日発売の週刊現代8月11日号の184Pの記事には注目です。
「M6・8直下型地震の17原発「被害予想」死亡1300万人 浜岡原発はただちに停止せよ」との内容でした。

 記事の内容は「柏崎刈羽下の原発事故は、原発が地震にいかに脆いかを如実に示す例となった。いま世界随一の地震大国・日本には。55基も原発がある。この中のひとつが大事故を起こせば、日本は壊滅する。われわれはこの危機をしっかりと認識しなければならない。」

 浜岡原発が爆発した場合、急性死は静岡県を中心に32万人。放射製物質の拡散によるがん死が1300万人と推定されています。

 週刊現代が取材した人は京都大学原子炉実験所の小出裕章氏。そのグループが作成した「日本の原発事故 災害予想」によるとされています。

 戦慄のレポートでありました。

  小出氏のレポートはPDFファイルで

「genpatuziko.pdf」をダウンロード

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迫る公共道路工事 ビオトープの破壊

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 都市部の貴重なビオトープになっている新堀川。貴重な都市中心外の憩いと和みの場、子供たちの釣スポットになっている新堀川。大正橋が破壊され、道路工事の仮設橋が伸びてきています。

 市民団体が「貴重なビオトープ」と主張していても、「小さな面積の区域には環境アセスメントは必要ない」ということが県側の根拠になり、不作為行為を堂々と行っているようですね。これでは「事務所経費の領収書は公開する必要はない」と言い続けた安倍内閣の閣僚の感覚と同じです。
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対岸の北本町地域は区画整理がされており、比島方面への自動車道路も整備されています。しかし家屋はまばらにしか建っておらず、区画整理事業で「過疎化」が進行したようにも思えます。
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 このさき自動車道路を整備したところで、経済的な効用はありません。むしろ都市部の中に誕生していた「小さなビオトープ」が県民の税金を費やした公共道路工事で潰されることが残念です。
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(対岸からの様子です。)

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2007.07.30

イラクのアジア杯優勝はたいしたもの

 昨日は各テレビ局は参議院選挙の開票速報一色でした。民放局では生活実感のないタレントがあいかわらず無責任で的外れな評論を偉そうにしていました。
 チャンネルをアジア杯決勝の「イラクVSサウジアラビア」に変え観戦しました。

 時々選挙速報に変えようかとも思いましたが、息もつかせぬ好試合。一瞬の目離しもできない緊迫した試合でした。とにかくイラクの選手はタフで果敢でした。

 <サッカーアジア杯>イラクが初優勝、サウジアラビア降す(毎日新聞)

アジア杯初制覇に沸くイラク、祝砲による死傷者も(CNN)

予想以上の好ゲームとなったファイナル (スポーツ・ナビ)

 日本の守備陣が何回も振り切られたサウジアラビアのカウンター攻撃をイラクは守備陣がはさ見込み、ボールを奪い逆襲していました。囲まれてもなかなかボールを取られない。日本の高原や加地や駒野は何度もチャンスでボールをサウジ守備陣に奪われていましたが、イラクは実にしぶとくボールを失いません。

 足が止まる寸前の後半の半ばにイラクがサイドからのクロスにヘッドでゴールにねじ込みました。これが決勝点になり、イラクがアジア杯初優勝しました。
 アジア大会準優勝、アテネ五輪ベスト4の実力は伊達ではありません。

 聞けば選手全員は国外リーグでプレーし、騒乱状態で危険なイラク国内では合同合宿もできなかったとか。アジア杯の最中もアジア協会の不手際でホテルでも雑魚寝状態だとか。

 オイルマネーでふんだんに強化費を投入している金満のサウジアラビアに勝利したことはとてもよい事でした。イラクの国民には素晴らしいプレゼントになりました。

 日本には、新たな強敵の復活です。思えば1993年のアメリカW杯へ王手をかけていた日本。阻まれたのはアジア予選でのロスタイムでのイラク戦で同点ゴールによってでした。「ドーハの悲劇」の相手はフセイン時代のイラクでしたし。

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小田実さんの逝去を悼む

 参議院選挙の「騒動」の最中、市民活動家の小田実さんがひっそりと逝去されました。75歳でした。

<訃報>反戦運動の旗手、作家の小田実さん死去(毎日新聞)

 直接面識はありませんでしたが、高校生時代に「なんでも見てやろう」という小田氏の著作を読んだことがあります。また当時のベトナム戦争に反対し、無党派の市民運動べ平連(ベトナムに平和を市民運動)の影響を受けました。

 阪神大震災でも罹災し、罹災市民のネットワークで活躍され、最近では大江健三郎氏らとともに、日本国憲法第9条を守る活動「9条の会」を発足され活動されていました。

 政党、労組や組織の枠に縛られない市民活動家の先駆者でした。心からご冥福をお祈りします。
9jo_image_a

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小沢一郎氏に政権運営させたら

 以前前参議院議員の平野貞夫さんが「自民党は人材涸渇。小泉さん以外に総理総裁はいない。」と言われていました。2004年の参議院選挙の頃でしたが。
 安倍晋三首相も実力での国民の支持を得ることは出来ず選挙惨敗。恐らく退陣は余儀なくされるでしょう。

 すると有力後継候補は麻生太郎氏となります。しかしこの人、高知でも目撃しましたが、「つかみ」は上手ですがあまりに中味のない人。「アルツハーマーでもわかる」発言には、母親の介護体験のある自民党参議院議員舛添要一氏が激怒したのも理解できます。

Takeuchill
高知も以前番組に出演いただきました武内則男さんが、現職を破り初当選しました。全国の大きな流れは高知でも来ていたようです。

 自民党に政権管理能力も、危機管理能力がないことが露呈しました。これで憲法を改正し、軍事行動をアメリカととろうなどというたわ言を言っていたならば、日本はアメリカの下僕国家に成り下がります。安倍内閣はとんでもない売国奴内閣です。

 いっそのこと民主党の小沢一郎さんに一度内閣総理大臣をやらせたらどうでしょうか。本当の「豪腕」かどうか。興味がありますね。その時期が来たと思います。「今度」は失敗しないと思いますし。
Ozawaakusyu

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2007.07.29

お客さんから見えて来るもの 8月3日(金)

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストはbeauty colosseum BonberBoonを経営されている美容師の好浦銧一さんです。また好浦さんは文集「うさぎ」童話担当 宇佐木ぴょっ吉 とペンネームをもたれていて自然とたわむれながら作品を制作されています。

 また「テーマパーク四国(ネイチャーアトラクション88ヶ所)」四国をテーマパークにしよう!「明見川にホタルを飛ばそう会」明見川をきれいにして、ネイチャーアトラクションにしよう!という活動も活発にされています。
 今回のテーマは「お客さんから見えてくるもの」でお話をお聞きします。

 美容師というお仕事は私には特別な仕事のように思います。お客さんは自分を美容師さんにさらけ出され、リラックスしています。好浦さんが美容師を天職と思われたのは、どういうところからなんでしょうか?

Yoshiuramm
好浦 天職という質問にはピンとこないんですが・・。美容師になるきっかけは、母親が美容室を経営しておりました。僕が高校生の時に、「わたしがどんな仕事をしているのか見てほしい。」と母親に言われました。
 母が当時勉強しているベルジェバンスというお薬をつくった山崎伊久江さんという人の高知でのシンポジウムがありました。高校生の時に山崎伊久江さんのベルジェバンスを通して「美容師にどうしてなったのか。」

 当時カネミ油脂事件がありました。その事件で自殺を考えていた人が、ベルジェバンスによって自殺を思いとどまったということも聞きました。

 美容師でありながら、人の命を救える仕事。母親の仕事に対する誇り。それを感じまして母の仕事のお手伝いをしようと思いました。そして美容師になりました。
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(好浦さんの美容室です)

西村 さきほど高校時代に進路を決められたことをお聞きしました。好浦さんは、高知での進学校の土佐高校出身で、同級生は殆ど大学へ行かれると思われます。ユニークな存在ではなかったのでしょうか。

好浦 進学に対して興味はなかったですね。僕が高3ぐらいの時に偏差値とか、共通一次試験がどうのと言われていたことでした。始まった頃でしょう。
 共通1次って何?てな感じで興味がありませんでした。


西村 お客さんの「個人情報」もお仕事柄知ってしまうことがあるのではないでしょうか?そのあたりの取扱いで好浦さんが注意されているところはどういうところでしょうか?

好浦 個人情報は実名は絶対に出さないことですね。隣にお客様がお出でになるときは、交えて話をすることもあります。他のお客様の話も営業中に会話で出てきます。
 実名を出さないように気をつけています。

西村 それはお客様同士のトラブルになるからでしょうか?

好浦 昔はそれほど気にしませんでした。今は気にするようになりました。個人情報のことも言われるようになりましたし。前もトラブルになったことはありません。


西村 「女は灰になるまで女」と言われいます。女性が美容室へ来られるのは、身なりを整えるために来られると思います。わたしなど男性はそのあたり無頓着です。
 職業柄好浦さんから、男性諸兄にアドバイスされるとすればどういうところでしょういか?

好浦 男が理髪店に求めることと、女性が美容室に求めることは違っています。男の場合は理髪店で「みなりを整える」のが目的であって女性の場合は「みなりを整える」+「自分を演出してより前向きに」なるために来られます。

 僕流に言わせていただければ「感動」ですよ。感動が美容室にあるわけですよ。食べ物を食べに行くのに、ただおなかをはらしに行くのが男の場合。女性はおなかをはらして、「美味しい」という感動を得たいということが伝わってきます。

 最近は男性も身なりを整えるだけではなくて、より自分を演出してかっこよく見せようという男性も増えて来ています。それでいいのではないでしょうか。
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(毎月1回 「高知はええがよ」の感動体験発表会を好浦さんのお店の2回で開催しています。

西村 美容室とは関係ない質問で申し訳ないですが、6月に東京の渋谷で女性専用の温泉施設といわれている「スパ」で爆発事故がありました。
 あれなどは今までなかった形態の店ではないのでしょうか?単にお風呂にはいるだけではなくて、好浦さん流に言えば「感動」を得るために女性は行かれているのでしょうか?

好浦 行ったことはないので想像で言うしかないですが、温泉ははいるだけではなく、そこへ付加価値を求めているころだと思います。温泉にはいる感動は「気持がいい」ということです。
 その感動に+健康の為。美しいという形。ほっとするという形。そういう付加価値をつけて集客をしようとされているところではないかと思いますね。

西村 美容室にはいろんな職業や年齢の女性たちが集ります。社会の情報が多く集るのではないでしょうか?

好浦 すごく集ります。社会の情報と言うよりも、僕達の仕事は、すごくお客様と接しています。ベルジェバンスはすごく時間がかかります。パーマをかけ髪を染めますと4時間程度かかることもあります。
 かなりお客様との密着度があります。お客様との会話がないともたないというか。会話をするということは、お客様の価値観をこちらが受け入れないと底には共有する時間をもてないのですよ。
 だからすごくお客様を受け入れると言うことで、お客様の人生観、価値観を受け入れないとそこには共有する時間をもてないのですよ。

 お客様を受け入れると言うことで。お客様の人生観であり、周囲とか生活とか、お料理の話であったり、花の手入れであったり、趣味とか生活、流行の話であったり。そういうものを一緒につくりだすという情報の場ですね。
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(いろんな感動体験を話されています)

西村 好浦さんがお店のお客さんを通じて感じたこと。思われたこと。世の中の変化について感じられたことはなんですか?
現在社会はどんな社会であると思われますか?

好浦 いっぱいあります。常に感じています。毎日変化しています。お客様からだけの情報だけではなくて、僕の場合はいろんな活動をしていますので、いろんな人に会います。

 いろんな人に会ったとき得られる情報や、テレビやラジオからの情報なども、たくさんの情報を常に仕入れています。それだけに世の中のことが見えてきやすい職業ではないのかと思います。

僕が感じたことを話します。文明とものが、たくさんありました。マヤ文明であり、いろんな文明が繁栄しては、亡びてきた過去があります。
 僕が今感じているのは、各地域で起きてきた文明が亡びて来た事と同じことが、地球規模で起こりかけてきています。

 すごい変化している時代です。過去を見ますと明治維新がすごく面白い。たぶん今から何百年かあとで、歴史の授業があったときに今の時代が明治維新より変化の大きい面白い時代ではないかと思います。

 そんな時代に生まれてきてわくわくしています。
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2007.07.28

暑い中 海の散帆(ディンギー) IN やす

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 梅雨明け10日と昔から言うそうですが、今日はかんかん照り。紫外線がきついこと。今週は高校生のR君が都合が悪いので..1人でハーバーへ向かいました。着くと今日は午前中は子供対象のカヌー教室。午後は大人対象とか。
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 夜須中学ヨット部は全中の大会で今週は千葉へ遠征中。高知大学ヨット部も夏休みなのか部員が少ないようでした。
 ハーバーの隣のビーチですが、先日アカウミガメが上陸していたようです。地元紙に掲載されていました。海の駅クラブ管理人が朝5時頃に見つけたとか。今日はそのビーチでカヌー体験のようです。
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(このビーチに海亀が来ていたそうです。)

 今日の夜須の海はそこそこ風があり、波がなかったので快適にセーリングしました。いつもなら午前中で終わりですが、昼食をだるまで済ませた後に、もう一度海でセーリングしました。快適なセーリングでした。
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(波が珍しくこの時期穏やかだったので、海上でデジカメで撮影しました。)

 南風でしたが、そこそこあり、波がないためヨットは快適に帆走しましたね。
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 子供達のカヌー教室の様子も海の上から撮影しました。皆すいすいとカヌーをしています。

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 UVカット50を真っ白になるまで塗りましたが、それでも腕も、足も赤くなっています。なんだかんだいって1日海で遊んでしまいました。暑いので氷結ポカリを500mlを4本海の上で飲みました。

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日本の原発のほうが遥かに危険では

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 柏崎刈羽原子力発電所は北朝鮮やイランの核開発で必ず話題になるIAEA(国際原子力機関) の調査を受け入れることになったようですね。新潟県知事もそうしてくれとの要望を政府に出されていました。

 IAEAの調査受け入れ、安全確保へ協力=官房長官(朝日新聞)

 IAEAは欧米寄りというかアメリカよりではないかと思いますね。かえって日本の原発に国際機関がいい加減な調査をして「お墨付き」を与えたら大変。その可能性は台ではないかと思います。

 分野は違いますがIMF(国際金融機関)や世界銀行が、結果的にハゲタカファンドを支援し、アジア経済を滅茶苦茶にしたこともありましたし。開発途上国の格差拡大をより推し進める政策をしているのではないかとの疑惑もありますし。

 原子力発電所の再調査には断層の専門家や地震の専門かも調査団に加えるべきです。柏崎刈羽原子力発電所だけの問題ではありません。東海地震の震源地の近い浜岡原発。南海地震震源地と中央構造線に近い伊方原発など海底調査も含めた専門家の調査が必要です。

 「国民の安全を守る」のが政府の役目です。政府閣僚は原子力企業の手先になっていてはならないからです。

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2007.07.27

7月最後のはりまや橋金曜市

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 今日のお昼は久しぶりにはりまや橋金曜市へ出かけてランチタイムです。昔から梅雨明け10日といいますが、上天気でかんかん照り。1年で1番暑い季節であると思いますね。

 木造アーケードのお陰で暑い日差しは避けられるし、雨も避けられるので、1番豪華な露店市なのかもしれません。金曜市は人気であり、こうち暮らしの樂校も未だにキャンセル待ちになっているようです。

パソコン持参で行きましたが、位置が悪いのかフレッツ・スポットにつながりません。島本茂男さんが現地でブログを更新する予定でしたが出来ませんでした。

 とはいえ長引く不況ではりまや橋商店街もシャッターが開かない店舗も増えています。独自の商売の確立は難しそうですね。活き活き100歳体操は暑い中ですがテントの下で高齢者の皆さんたちが頑張っておられました。
Ikiiki100sai_r

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大丈夫ではない柏崎刈羽原子力発電所

Yahooニューズで柏崎刈羽原子力発電所の罹災写真をみましたが、これではこんな地震(決して大きな規模の地震ではありません)で断層のできる箇所に建設された原子力発電所の安全性などないと確信しました。断層を見逃していたのか、知っていて無視したのかそれはわかりませんが・・。

 柏崎刈羽原発を公開

 これでは海外メディアが不信感を露にするのは当たり前。原発を中国やインドに輸出して儲けようという日本の原子力産業の皮算用も大いに狂いました。これほど地震に無防備とは。自衛消化隊すらないのですから。本当に原子力発電は日本国民を脅かす存在です。

 高知県東洋町は本当に核のゴミ捨て場にならなくて良かったです。南海地震の震源域ですし。地層や地震の専門家でないものが、「安全宣言」を繰り返し、権威を振り翳し、金をばら撒いて危険な原子力施設を地震列島にこしらえていたのです。

 いくら安全点検をしても人のちからで活断層の活動を止められるわけはありません。「砂上の楼閣」であることは明白。廃棄を前提として安全対策をするべきでしょう。

 断層の上にあった柏崎刈羽原子力発電所。危険なので廃棄するしかありませんね。
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ブログで選挙予測されている人もいるようです

 マスコミの報道では今ひとつわかりませんが、個人のサイトやブログでは「好き放題に」予想を出しているので見ていて面白い。競馬やサッカーの試合の予想もあるのですから選挙だってあってもかまわないはず。

 別にそれは「天気予報」と同じ。最終的には個人で責任をとるもの。つまり天気予報を聞いて、ハーバーからヨットを海へ出すか出さないかは個人の責任。選挙もどうするのかは有権者の責任ですし。

 参議院選挙・COM 

選挙は開票するまでえわかりません。ただ今回の選挙言えるのは間違いなく「体制選択選挙」であることです。もっと言えば「格差社会を拡大するのか。そうでないのか。」の選択の選挙でもありますね。

 有権者がどう判断するのか気がかりです。日曜日は開票速報を見ながら、ブログの予想が当たるのか当たらないのかを見るのがとても楽しみですので。

 こういうサイトがどんどんできると政治への関心も高まると思いますね。

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2007.07.26

GHS研修会


 最近労働安全衛生と環境保全に関する規制が化学製品に対しては格段に厳しくなりました。MSDSというのがありましたが、こんどはGHSという聞きなれない頭文字が並んでいます。今日は研修会へ昼から行っていました。

 lobarty Harmonized Systemu の頭文字をとってGHSとか。「化学物質および混合物を、物理化学的危険性及び健康や環境に対する有害性に応じて分類するための判定基準及びラベルや製品安全データーシートに関するようけんとそれらの情報伝達に関する統一されたシステム」のことだそうです。長たらしい役所らしい悪文ですね。

 危険有害性物質を表示して注意を喚起しましょうとおうことが目的でしょう。

 最近まとめられた制度のようです。なかなか細かく規定されています。仕事柄危険物取扱者や毒劇物取扱者の免状はもっています。それぞれ法例は厳しく、3年に1度講習会をすることになっています。

 化学物質はこれほど規制が厳しいのです。それにひきかえ原子力発電所はどうなっているのでしょう。テレビで見ていましたが、柏崎原発ですが、作業員の人達が普通の作業着で、漏れた放射性廃液を雑巾で拭きとっていました。
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こと細かい規制があります。原子力発電所は遥かに危険です。ちゃんと「情報公開」しなければ国民の不信感はぬぐえないでしょう。

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掲示板の世界 倒錯の世界

 未だに言葉足らずの電子掲示板がはびこっているのが不思議。自分が誰だともなのらず、だれもかれもが「名無しぜよ」になる気持の悪い落書きの羅列。なにがいいのだろう。

 根も葉もないデマを競い合い、罵倒しあうことがそんなに面白いのだろうか。全くくだらないと思う。だいたい俳句であるまいし、2~3行でなにが表現できると言うのだろう。

 時折自分のブログも話題になっているようだ。意外なところに熱心な読者がいることに関心する。これもネット時代のおかげなのか。

 しかし現実の世界とは遊離しているだけに虚しさも感じる。
 そういえば「県民の税金を使用して」公共電子掲示板「ぷらっとこうち」を同様の無責任な落書き掲示板にしようとした連中もいましたね。

 運営委員と匿名で私を「ぷらっとこうち」上で誹謗中傷する人間が同じであり、それをきちんと批判すると「人物を特定する行為であるから書込み禁止」だとか訳のわからない非常識なことを言っておった連中もいましたね。

 県と委託管理契約もないし、運営委員も県からの委嘱状もなにもない状態。運営委員の半数は設立当時から変わらず、そのことを「官民協働」などと言いくるめる県庁職員までいましたね。ここもまた倒錯の世界でありました。

 結局個人情報開示請求や、情報開示請求、住民監査請求を行いましたが、結局県側も一切の説明責任を果たせず敵前逃亡し、公共電子掲示板は消滅してしまいました。

参考 「ぷらっとこうち」問題
Pratkochi

結局 県民との「協働」なるものはまやかしであり、知事の熱い思いを無視し、県職員サイドで消滅させてしまいました。

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2007.07.25

給与生活者は政治を真面目に考えよう!

 このところ継続した新自由主義により地方経済は落ち込み,とくに高知は酷い状態です。主要な産業である公共工事、医療関係、商業、公務員経済がいずれも衰退。経済の規模は縮小しています。

 明るい材料は何一つなく、国が地方自治体への補助をよりきりつめるので、ますます悲惨な状況になりつつあります。なんとか立ち直るビジネスモデルはないのか?必死でそれを捜し求めていますが・・・。

 しかし4月からでしょうか、住民税が上がったのには驚き。各種の特別減税がなくなっのと、所得税と住民税の割合がかわったからと説明を受けましても引き去り額が大きいから関係ありませんね。そのくせ政治家の政治資金には領収書がなくても出費を認める日本の政治家達。

 株が下がろうが株取引をしていない貧乏人には関係ないこと。村上ファンドやホリエモンやごく1部の株成金が幅を利かせていた日本社会。コムソンやノバのデタラメを新しい経営者とつい最近まで政府関係者は賞賛していましたし。

 「地方人の恨み」「下層市民の怨念」をぶつけることも必要です。いまのままが良いことは全くありません。その恨みつらみを思い切り国政選挙にぶつけてみるのも良いと思いますね。棄権をせず必ず投票し,国民としての意志を表明してみましょう。

 日曜日はアジア杯の決勝戦(今晩サウジアラビアに勝って、日本が出れば22時からキックオフ)と選挙速報をチャンネルを切り替えながら見るのが楽しみですね。新自由主義の政策が転換されることを確信することであると思いたいですね。日本の優勝も!

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地震大国日本では原子力発電所立地は無理

新潟中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所の欠陥が当局の「被害は軽微」という公表とはうらはらにどんどん出てきています。19日の報道では、原発は砂地の上に建設されており液状化現象で敷地内に亀裂が入り、段差が発生、変圧器から火災が発生したようです。

地盤沈下で変圧器出火か=火花が絶縁油に-柏崎刈羽原発・新潟県調査(時事通信)

床の防水不完全で配線の穴から海へ 柏崎刈羽原発放射性水漏れ(中日新聞)

原発の「弱点」次々露呈=耐震、消防、危機管理…-被災から1週間・柏崎刈羽(時事通信)

 まさに「砂上の楼閣」である柏崎刈羽原子力発電所ではありませんか。新たに活断層もいくつか見つかったと言います。小出しにマスコミに漏れる原発事故の情報。そのたびに当局者は「放射能は微量で人体に影響はない」と繰り返しては居ますが空しいだけですね。もう誰も信用しませんね。

 伊方や浜岡の原発はもっと危険なのではありませんか。まさに活断層と想定巨大地震の活動地域の真上に立地しています。世界の地震の1割が日本で起こっていることですし。

 今後30年以内に巨大地震が起こる可能性がありますし。なにかと被害状況を過少申告する原子力関係者の問題もあります。一度すべての日本の原子力発電所を停止し、総点検と、地質調査をやるべきでしょう。耐震診断をすべきです。こんな危険なものをよりによって地震大国日本に55基もこしらえたのですから。北朝鮮やイランの核開発などものの数ではないです。

 今回の国政選挙である参議院選挙には「原子力発電所立地の有無のマニュフェストを政党につきつけることは出来ませんでした。今後の市民運動の課題であると思います。
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(ドイツの原発の事故でにより原発廃棄論が勢いを盛り返したようです。)

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2007.07.24

秋田県上小阿仁(かみこあに)村が核廃棄物処理場に応募

 またもや過疎に喘ぐ村が高レベル放射性廃棄物最終処分場に応募するようです。驚きました。秋田県知事は反対表明。村長は説明会をやるそうですし。

 放射性廃棄物処分場、上小阿仁村長が立地調査に応募検討(読売新聞)

 いい加減風評被害の恐ろしさや、今回の新潟柏崎刈羽原子力発電所の管理のずさんさなどは学習していないのでしょうか?新潟県ではかきいれどきの観光シーズンが台無し。農産物や水産物の販売にも影響が現れています。いくら「専門家」が「人体に影響はない」と強調しても消費者は敏感です。

 「中国の食品は安全です」と言われても今やスーパーで買う人はいません。「専門家」の社会常識のなさに呆れます。また小阿仁村長にもいささか呆れます。。

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市民情報を的確に仕入れよう

 中越沖地震。大変ですね。家屋の倒壊もさることながら、生活インフラの復興が大変ですね。電気は復興が早そうですが、地下に埋設されている都市ガスと水道の復興はなかなか長期間かかるでしょうね。

 燃料は炊き出しや、支援でなんとかなるでしょう。水道は本格復旧しませんとお風呂もはいれませんし。また一番問題なのはトイレの問題です。

 避難所生活でも自宅避難でもそれが大問題です。なんとかそのあたりを考えませんといけませんね。

行政を通じたマスメディアの「脚色された」情報と、罹災市民グループと直接ネットできる市民の情報は違っているようです。

 新潟県と柏崎市の様子がおかしい?(西やんのNPO奮闘記)
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(画像は西やんのブログより転載)

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2007.07.23

四国は梅雨明けコンビニ閉店

四国は梅雨明けコンビニ閉店

 梅雨が開け暑い夏がとうとうやってきました。近所のコンビニが20日付けで閉店しました。一時は100メートル以内に4店舗もコンビニエンスストアがあった時代が懐かしい。暑くてもアイスクリームを購入することもできなくなりました。

 最近は地元大手のゼネコンだけでなく、商店も次々閉店し、廃業しています。不便な街になりました。

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原子力政策を争点にすべきでしょう。

 中越沖地震の罹災地訪問をした安倍首相。まっさきに向かったのは事故をおこした柏崎原発であるとか。国策の最重要課題に原子力政策がなっているからです。

 そこを指摘したブログ記事がありました。

国論を二分するほどの政治的課題として 日本の原子力産業と対決するべき

砂上の楼閣/情報の隠蔽

 

 たしかにこの論者のいうだけの問題であると思いますね。首相が一番先に駆けつけたことからも重要性があります。そのとうりであると思います。」

 莫大な費用をかけて広報し、国民には原子力に無関心になるような働きかけをしています。地方には札束で核のゴミ処理場を持ってこようとしていますし。国政選挙でも問うべき課題ではありました。

年金問題が大きく注目されています。しかし本当の争点は原子力発電の是非ではないかと思います。原子力発電と核兵器は密接な関係があるようです。耐震安全性は殆どないし、危機管理が全くなかった原子力発電所。日本に原発が必要かどうなのか考えなければなりませんね。
Doitugenpatuizikomm_2_2
(ドイツの原発火災。情報開示をしなかったため信頼を喪失。日本でも全く同じ事態に)

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2007.07.22

東洋町サポータークラブ発足式

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 7月21日東洋町サポーターズクラブの発足会が行われました。県内の様々な立場の人が東洋町へ集まり、自由に懇談をしながら問題を考えるものです。
 当日急用で来られない人がいましたが、10人が集り懇談しました。
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 夕方に東洋町へ集り、地元の婦人グループ「野根キッチン」さんたちが調理いただきました東洋町名物「こけら寿司」も食べることができました。
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 1人用にお皿に新鮮な魚が盛り付けられたいます。中にごろごろ石がありました。海岸で波が引く時に「ごろごろ」と音がすることからそういわれるそうです。
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 山菜なども夕食で盛り付けられていました。ヘルシーでした。
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 東洋町の郷土料理であるこけら寿司。木箱で型を取り、上に重りを載せて形を整えるようです。
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何枚も仕切り板があり、お寿司がつくられるようです。野菜や卵などが上に載っており、ヘルシーでありますね。
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 こけら寿司はご飯として食べても美味しいし、お酒のつまみとしても美味しいです。料理全般が美味しかったので、話も盛り上がったこともあり、適量以上に飲んでしまいました。

 翌朝解散しました。生美海岸は大勢のサーファーで賑わっていました。白浜海水浴場も家族連れで賑わいがありました。

市民メデイァ・インターネット新聞JANJANにも成川順特派員が、「東洋町サポーターズクラブが発足」ときちんとまとめられた記事を出稿されています。

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narijunさんヨットデビュー

 梅雨空のこの頃です。雨も十分降りましたので、そろそろ梅雨明けをという身勝手な願望をいだいているこの頃です。今回も雨なら仕方がないと腹をくくって夜須のハーバーへ行きました。
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 今回はnarijunさんのヨット初デビューです。カヌーは川でされているので、シューズやライフジャケットは持参されていました。
 セーリング中の写真をも防水体制にしてデジカメを持参しましたが、意外に海上は波があり、不安定でしたので撮影は諦めました。
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 高知大学と夜須中学のヨット部がハーバーで準備をしていました。なにかお話があったらしく、わたしたちがセーリングしている間には海上へは現れませんでした。風は今ひとつでした。

 浜松から全日本ジュニアの小池コーチが来られ、シースポ前で中学生たちにセーリングの講義をされていました。去年は全中で夜須中学ヨット部は優勝しているし、今年は連覇がかかるので、練習にも力が入っているようです。
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東洋町を元気にする方策は?

西村 今月のゲストは、このたび旭のマル二敷地内で高知の特産品を販売する店舗を開設された松田高政さんです。松田さんには以前「けんちゃんのどこでもコミュニティ」時代に出演いただきました。当時は地域コンサルタントで各地域の「あるもの探し」をされ、地域を元気にされる活動をされておられました。
 現在の松田さんは地域コンサルタント時代に培かられた能力を活かし、店舗販売などを展開されながら高知を元気にされようとしています。こうち暮らしの楽校ブログも開設されています。
 今回のテーマは「東洋町を元気にする方策は?」でお話をお聞きします。

 東洋町は高知市から車で約3時間かかります。白浜海岸や生見ビーチは有名でもひんぱんに行く人は高知市内の人でもあまりいないのではないでしょうか?
 松田さんはもしかしたら都市部の人が高知県をイメージしていることもそうではないかと言われていますが。

松田 東洋町は高知県の東の端の町で、ちょうど私の出身地である大月町も西の端で、置かれている状況が似ています。地理的に遠いということで、行ったこともない人が多く、情報も地域が積極的に発信しなければ、町の存在すら知らない人も多くなると思います。

以前、高知県の観光の活性化で、大阪の人にグループでインタビューしましたが、高知県の印象で一番ショMatuda1m_2
ックだったのは「何もなさそう」とか「おいしいものがなさそう」とか平然と言われたことです。

 その人いわく、日常、いろんな媒体で地方の情報が入ってくるが、高知県の情報はほとんど入ってこないので、イメージすらできない。この状況が高知県内の中でも起きているということを最近あらためて意識しています。


西村 松田さんは「これまで陸の孤島と言われ、多くの人から見捨てられていた東洋町のまちづくりを考えることは、未来の高知県の進むべきモデルとなると思います。」と言われています。東洋町以外にも高知では同様の地域が多いと思われますがいかがでしょうか?

松田 地理的条件が不利な所は、どんな地域で、現状ではなにがあって、それをどう活用し、個性のあるまちづくりができるのか。私はこれまで経済発展が遅れた地域にこそ、人が生きていく上で必要な自然や人間関係、文化が色濃く残っていると思っていますので、その点を強みにしていくことが、未来の日本にとって最先端でありモデルとなりうるのではないかと思っています。

高知県内であれば、東洋町・室戸市、大月町・土佐清水市、山間部であれば仁淀川町、四万十町、梼原村、嶺北地域などに可能性を感じます。
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西村 東洋町役場の人に話を聞きました。「現在はまちづくりのグループもないようです。東洋町にはいわゆるまちおこしグループが存在していない。つまり音頭をとる人がいない。
 JAや漁協も広域合併してしまい意思決定する本部が遠くなり地元の意向が反映されにくい組織になっている。」なにか方策はあるものでしょうか?

松田 この町を良くしようと志のある人は必ずいると思いますので、世代や業種を超えた出会いの場がまずは必要だと思います。そこで、お互いが思っていることを本音でぶつけあい、意思疎通をしないとネットワークというか同士の集まりであるグループはできません。

音頭を取る人は、これまでいなかったということですが、今は、町のリーダーである町長がいると思います。おっしゃる通り、JAや漁協も広域合併して、組織としては東洋町のまちづくりをけん引する存在ではなくなってきたと思いますので、今こそ、世代や業種を超えたネットワークが必要になってきたと思います。
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西村 東洋町の名物の1つにこけら寿司があります。こけら寿司もイベントの時はなんとかつくれるようですが、毎日つくるとなるとなかなか難しいとも聞きました。商品化するための従来とは異なる方策はあるのでしょうか?

松田 たしか、こけら寿司は冷凍して保存性を高めていると聞きました。おそらく、無添加で安全おいしい郷土のお寿司ですので、冷凍や保存パックの技術を高めれば、町外だけでなく、県外出荷も可能だと思います。

飾りつけも可愛く野菜中心でヘルシーなイメージがあるので、女性をターゲットに首都圏のお弁当屋さんと提携して、丸の内のオフィス向けに宅配できないでしょうか。高知市内では冷凍とか保存パックしなくても売れるのではないかと思いますね。

西村 東洋町では町民で音頭をとる人が今まで少なかったと聞いています。リーダーづくりも必要です。アンテナショップの話は姉妹都市の大阪府守口市(東洋町の出身者が多い市)からも来ていますが現状では体制が取れていないようです。

松田 独自の店舗を単独市町村で運営することはとてもコストがかかるし、リスクもあるのでやめた方がいいと思います。むしろ、無店舗型で姉妹都市の商店街と提携して、干物やこけら寿司を売ってもらったり、まずは町出身や県内で東洋町を応援しようとする人たちに宅配で物産を送ったりした方がいいと思います

それを誰がやるかという話になると、地域の人材情報がないのでよくわかりませんが、そういったことを使命として働いている人は、役場の産業担当であったり、商工会の経営指導員であったり、何人かはいると思います。

西村 松田さんがこのような東洋町をどうすれば明るく豊かな町にできるのでしょうか・アイデアなどがあればご披露ください。
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松田 やはり、一度、住民が中心となって、私たちのようなおせっかい者も受け入れながら、地域のあるもの探しをしてみてはどうかと思います。
実際に地域を歩いていろんなものを見たり、地元の人の話を聞くと、発見や感動が生まれます。その発見や感動から湧き上がるアイディアが本当に地に足が付いている現実的な方策になると思います。

また、地域の暮らしや自然をあらためて見つめなおすことで、何が豊かなのか、経済だけではなく、自給的なこととか、助け合いの関係が残っているとか、知り合いや友達が多いとか、別の価値観にも気づくはずです。それを踏まえた上で、生活に必要な最低限の収入をどう稼ぐか考えると、そんなに大儲けするような話にはならないと思います。

今後の東洋町の方向性として、個人的に思うことは、先日の選挙で、国の交付金には頼らない、国の原子力政策にはノーという選択をされたわけですから、自然や健康にやさしいまちづくり。農業であれば有機農業の推進。観光であればエコツーリズム。ごみの分別の徹底や自然エネルギー。リサイクルの推進など。徹底して環境に配慮した取り組みを行えば、それぞれがつながって相乗効果があらわれてくるのではないかと思います。

高齢化が著しいということなので、お年寄りでもできること、お金がなければ、なくてもできることなど、今あるものや条件で考えてもやれることはいくらでもあります。

大事なのは、「お金をかけずに手間暇かけて、使えるものはなんでも使うといった貪欲さ・もったいない精神」で、いろんな物や人を組み合わせてもらいたいと思います。

危機の後にはチャンスが必ずありますので、今をチャンスだと思っていろんな人の手を借りながら、新町長を先頭に新たなまちづくりに挑んでほしいと思います。
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2007.07.21

地震列島日本に原発は本当に必要なのか?

7月16日長崎での地元候補者応援演説を中止し、新潟中越沖地震への罹災地を訪問した安倍晋三首相。まっさきに駆けつけたのは柏崎刈羽原子力発電所だそうです。それこそ最重要国策である原子力政策であることをあらわしていますね。

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所。中越沖地震で変電所が火災になり、放射性物質も海と大気中へ流失しました。結果的に見れば軽微な事故であったかも知れませんが、労災のテキストと言われる「ハインリッヒの法則」からすれば大変な事例であると思います。
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 ドイツの原発も変電所の火事でした

 しかし最近の報道ではどうやら軽微な事故ではないらしいとの見解もあります。

 <柏崎刈羽原発>地下5階、水漏れ続く 消火用水の配管壊れ(毎日新聞)

 柏崎刈羽原発 地震計のデータ消失など対応の不備相次ぐ(毎日新聞)

 マスメディアでは原発側が完全に情報を開示せず小出しにしていることもあり、事故の全貌がなかなかわかりません。柏崎市の市民グループのサイトを見ますとそれはなかなか深刻な問題のようです。

 柏崎刈羽原発の懸念事項

 例によって「報告が遅い」状態であり、まだまだ「隠し事があるのではないか」と疑念を持ちます。今までがいままでであったからです。信用ができませんね。日本の原子力政策は。情報公開をしませんから。
 裁判所までは「事故の可能性は軽微である」との判決まで出し、司法も結果的に今回の原発事故に「加担」した判決をかつて出していたようですし。

 東京の電力消費の7%が柏崎刈羽原子力発電所が発電しているとか。運転停止にして点検と再発防止策をするので簡単に運転は再開できない。真夏の電力消費のピークではショートする心配があるため休業していた火力発電所をフル稼動させる計画であるとか。

 となると原発が「地球温暖化対策」になるとは思えない。火力発電所が常にバックアップ体制で整備されていないと駄目でしょうから過剰な投資ですね。
 
 また市民も「電気浸り」の生活を改めつべきですね。暑さの中エアコンを使わないことにしませんか。とても辛いですが早朝から働くとか。昼寝するとか。ライフスタイルを変えたら乗り切れると思いますね。原発依存体質を改めるべきでしょう。

 世界の地震の10分の1は日本で起きています。地震大国で、活断層だらけの日本は原子力発電所と共存できるのでしょうか?最新鋭原子力発電所のお粗末な危機管理体制では到底共存できるとは思えないからです。
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まずシャッターを開けることから

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 中心街の再開発の議論がいろいろあるようだ。高知大学を引き込み、高知女子大は郊外へ移転させる。小学校は閉鎖。父兄の意向は無視。映画館も2000人ホールもない高知市中心街。魅力はあるのでしょうか?

 なんだかんだ言われていますが、降りているシャッターをあける努力を商店街はまずすべきでしょう。そうすると夕方ももう少し長く営業時間を延長していただきたいですね。

 それにはお店の近くに住む必要がありますし、そうしますと追手前小学校も必要になると思います。児童や教師や父兄不在の議論が先行して再開発もあるまいし。おかしい。

 それよりも空き店舗をなんとかしてからものを言ってほしい。
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2007.07.20

活断層上および周辺における原発施設の稼働の中止について

 東洋町長の沢山保太郎さんが「活断層上および周辺における原発施設の稼働の中止について」ということで緊急声明を出され、内閣総理大臣と、産業経済大臣に緊急要請を今日出されました。

 四国にある愛媛県伊方町にある原子力発電所も中央構造線という活断層の近くに立地しています。

 「原子力発電所は硬い岩盤の上に立地しているので巨大地震でもびくともしない」とのことでしたが、
今回の柏崎刈羽原子力発電所の火災や放射性物質の漏洩は只事ではありません。驚くばかりです。

 新潟県柏崎市の市民グループのサイトです

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(伊方原子力発電所の耐震性は本当に大丈夫なのでしょうか?)

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ブログでは前向きなまちづくりの議論を

東洋町長沢山保太郎さんのブログ「ヤスタロウの東洋町長日誌」がなかなか熱心に読まれています、「熱心な読者」を獲得されています。

 あれこれコメントで沢山町長を批判する投稿もありますね。批判と言うよりほとんど個人攻撃ですね。地元事情についてわかりませんし、あまりに感情的になっての発言が多いし、しかも匿名の発言が多いようですので、その信憑性や信頼性には疑問があります。

 中越沖地震が起きて、日本の最新鋭で最大の原子力発電所である柏崎刈羽原子力発電所の耐震設計が低く、活断層も建設時に「過少評価」していた疑惑も出てまいりました。青森県六ヶ所村の核燃料施設も耐震強度が弱いのではないかとも言われています。

 つまり原子力政策を推進する側の活断層のデータや、地震予測のデータが「すべて耐震偽装されているのではないか」という疑惑まで今回の地震で飛び出しました。

 東洋町の高レベル放射性廃棄物最終処分場に関する説明も「活断層や火山帯から遠く離れているし、地層処分ですから地震には大丈夫」と原子力発電環境整備機構が言われていました。しかしこの地震でその根拠も全く怪しくなりました。高知大学の地震研究の権威者である岡村教授は「南海地震の活動域に、高レベル放射性廃棄物を地層処分することは危険で取り返しがつかない」と発言されていたことが、より真実味を帯びました。

 それだけに4月の東洋町町選挙での東洋町の皆さんの賢明な選択に敬意をもっています。
 それを今になって沢山町長がああだこうだと言うのは勝手ですが、あまりに個人攻撃が酷すぎるのではないでしょうか。あの時点で勇気を持って各種の脅しにめげず立候補した人は沢山保太郎さんしかいなかったことは事実でしょう。
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 その人柄は隣町の室戸市の市議会議員や市民活動を広範囲にされておられたのでよく東洋町の人たちもご存知であると思いますね。ご承知の上で支持されたと思います。
 ですので「何を今更」としか思えません。東洋町の90%の有権者が投票し、うち70%の投票者が沢山保太郎さんを支持したのですから。東洋町の皆さんは「小異を捨てて大同につく」選択をされたのであると思います。

 町長就任後翌日から、原子力発電環境整備機構理事長に電話と、文書で文献調査の取り下げ申請を行い、正式に受理され、政府のコメントを引き出し東洋町への高レベル放射性廃棄物最終処分場は取り下げられました。

 その後東洋町議会でも全会一致で核廃棄物拒否条例が採択され、住民投票条例も可決されました。一連の行動は大変立派なことであり、東洋町議会の皆さんの見識に深く感銘しています。

 全国各地の原子力発電所の「耐震偽装」の疑いが出た以上、東洋町議会の一連の採択は大変大きな意味を地方自治体になげかけ、大きな影響を与えるものであると思われます。ますます東洋町への注目度があがることでしょう。

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  地元事情のことは地元で解決していただきたいですね。

 白浜海岸の「海の駅」構想(地元の一次産品などを中心に販売される店舗)の設立が急がれると思います。「海の駅」構想も既に平成17年当時前町長時代に練られていたとのことです。どうして具体化せずに、その構想が休眠していたのか。どうして前町長は各種構想があったのに強引に核廃棄物処理場誘致に動かれたのか。

 東洋町内の利権の問題をあれこれ言われましても町外のものはコメントのしようがありません。ブログのなかでは解決のしようがありませんし。また解決できるものでもないでしょう。

ですのでブログのなかでは「足を引っ張るコメント」ではなくて、東洋町の将来を見据えた「前向きな」議論になられることを期待しています。

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歴史認識の重要性

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 アメリカ下院で「従軍慰安婦に関する決議」が採択されました。これは採択直前に日本の国会議員有志が米国紙に意見広告を出したことに関する反発ではないかと言われています。わざわざコストをかけて逆効果の結果を生み出しました。

 日本は北朝鮮による拉致問題を人権問題にし、国連の場でも強く主張しています。ならば二次大戦時の従軍慰安婦問題にも当事者に公式な謝罪をする必要があるでしょう。それは断じて「土下座外交」というものではありません。

 アメリカに卑屈な姿勢をするくせに、アジア諸国には居丈高な姿勢ではやはり不信をもたれるのは当然。確かに韓国や中国の政府の公式見解はおかしな部分は多いし、それには反論すべきです。
 
 また竹島や海底石油資源や北方領土の件は、卑屈にならず堂々と国益の正当性を国際社会に訴え、不法な占拠を韓国、中国、ロシアにやめさせるべきでしょう。

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2007.07.19

原発も耐震偽装しているのではないのか?

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(四国電力伊方原子力発電所は中央構造線の近くに立地しています。)

 中越沖地震での揺れは「想定外」と言い訳する柏崎原発関係者。また建設当時「なかった」とされる活断層も見つかったとか。とにかく地震直後の原子力発電所内での火災。放射性物質の大気中と海中への漏洩。運転中止にして再点検は当然でしょう。

 疑念をもつのも毎度のことながら、原子力関係者の情報開示の意志の希薄さ。今回も漏れた放射能量は当初発表の1・5倍であるとか。「微量なので人体にはなんら影響はありません。」とか言われても全く信用できません。

 漏れた放射能量は1・5倍(新潟日報)

 大事故を起こしてから「想定外でした」と言われても手のうちようがありません。日本は「地震大国」です。全世界の地震総数の10%が日本で発生しています。震度5以上の地震では20%が起きています。

 日本には55基の原子力発電所が既に稼動しています。活断層の近くの施設や、東海、東南海地震が想定され被害が出るといわれている地域にも原子力発電は立地しています。

 国民の安全性を言うのであれば、ただちに55基の原子力発電所をすべて停止し、安全点検をすべきでしょう。そして周辺の活断層の調査、地盤調査を再度やり直すべきです。それも地震を研究している学識経験者に依頼して。四国の伊方原子力発電所であれば地震研究で有名な高知大学岡村教授にすぐに調査依頼すべきです。

 東洋町長の沢山保太郎さんはご自身のブログで「国論を二分するほどの政治的課題として 日本の原子力産業と対決するべき」と言われています。

 国政選挙である参議院選挙でも原子力政策の是非を問うべきだと言われています。私もそのとうりであると思います。

 国民も暑いですが省エネをこころがけることです。過度にエアコンを使用しない。早寝早起きをする。昼寝もする。夜中にテレビは見ない。皆が少し我慢をすればなんとかなるでしょう。国民の安全を第一に考えるならばただちに全ての原子力発電を停止して、安全点検と地質調査をすべきです。

 そして安全性が再確認すれば、今後は情報公開するしくみをこしらえ、国民全体で監視するしくみでなければなりません。
 安全性に不安があると結論がでれば、原子力発電所の廃棄や原子力発電所の耐震補強をすべきです。いずれにしても大きな問題です。産業面や民生面での影響は避けられませんが省エネ対策で乗り切れば良いのです。安全には変えられません。

 つくづく東洋町の町民の皆様には感謝しています。もし東洋町長選挙の結果が逆であれば、高知県民は核の脅威を未来に感じていたことでしょう。南海地震の不安と核廃棄物の危険性への不安を抱えていたことでしょうから。
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書いて考えるか、考えてから書くか・・

 普通の理性的な人は「考えてから書く」のでありましょう。でも私は異なります。「書いてから考えるのです。」テーマを思いついたら私の場合は体が勝手に動き、タイピングしてしまいます。

 中学生の時は謄写版時代でした。ガリ版で週に1回平和新聞と言う名前の新聞を発刊していました。自分なりに社会評論をしました。政治のこと、社会のこと、歴史のことを中学生なりに懸命に考え、思いを表現していました。

 その熱き思いを30年以上経過してから思い出しました。とにかく書きたい。いろんな社会事象にコメントをしてみたい。その思いです。書くことにより社会事象を相対化し、別の角度から捉えてみる。
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 単に茶化したり、表明的なコメントで自己満足をするのではなく、自分なりに消化しコメントをすることにより別の角度から考えてみることになりますし。

 ブログは「思いついたらすぐ表現できる」道具であり、伝達手段です。そのあたりは実に簡便化され、大きな広報手段ですね。ひたすら感心することばかりです。ですので今後もどんどん書き続けていくことでしょう。

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2007.07.18

蝉の羽化

蝉の羽化
 蝉の羽化始まりました。毎年蝉達が羽化を始めますと梅雨明けは近いです。今日南九州が梅雨明けしました。どうやら四国も今週ああ足りに梅雨明けしそうです。
 そうなると日よけのゴーヤは間に合いませんね。

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危機管理があるのか日本の原発

 中越沖地震で放射能漏れを起こした柏崎原子力発電所。報道を通じて伝えられる原子力発電当事者のコメントには信じられない事柄が多い。

「地震があっていろいろやることが多く、通報するのが後回しになった。」

「自力で火が消せないので、消防署に通報した。道路事情があり到着が遅れたようだ。」

「放射能漏れがあったがきわめて微量なので人体には影響はない。」というもの。

 私は原子力発電所にはしっかりした自衛の消防隊があり、今回のような「軽微な」事故であれば自力で消化できるものだと思い込んでいました。どうやら全然そうではないらしい。だいたい原子力発電所は町外れの海沿いにあるので、当然もよりの消防署からは時間はかかる。それは当然。

 しかも大地震なので途中の道路が寸断されている可能性だってあります。今回はそれがなく幸運であったと言えるでしょう。
 しかし次次と判明する事実。まだまだ隠し事があると思いますね。

 今朝の高知新聞にも中央構造線という大きな活断層の近くにある伊方原子力発電所の安全性について南海地震研究の大御所である岡村高知大学教授がコメントされていました。「安全性には大いに疑問がある。耐震基準の大幅な見直しが必要である。」と。

 柏崎原発は日本の最先端の原発であると言われていました。その事故の影響は小さくないうようです。

 またまた気になるニュースが飛び込んできました。

 柏崎市が刈羽原発に緊急使用停止命令…地下に断層の可能性(読売新聞)

 日本は「地震大国」。全世界の地震の10%が日本で発生。しかも震度5以上の地震は20%は日本で発生しているといいます。
 それだけに活断層の再調査は絶対に必要です。


 

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バルカン半島とオシム監督

 第1次世界大戦は、オーストリア帝国の皇太子がセルビア人青年に暗殺されて始まりました。バルカン半島はロシアやドイツ、オーストリア、イギリスなどの大国の介入があり、20世紀になりましてもナチスの介入、ユーゴスラビアの成立と解体。それに伴う戦争もありました。

 「バルカン半島は世界の火薬庫」と言う言葉があります。

 大国の利権が交錯し、衝突していた地域でした。近世はオスマントルコ帝国が支配し、トルコが衰えますとオーストリア・ハンガリー帝国が支配しました。二次大戦後独立しユーゴスラビアがチトー大統領の統率で独立、スターリンロシアと対立し1時代を築きました。

 チトー氏の死後ユーゴは分裂状態になり、戦乱状態になりました。オシム監督がユーゴ代表を引きいて1990年W杯でベスト8まで進んだ直後、ユーゴは分裂戦乱状態になりました。

 なにせあのわがまま天才選手のストイコビッチ氏を手なずけているので、オシム監督は只者ではないです。

 アジア杯の結果はともかく、乱世のなかのサッカー指導者でありますね。日本は大事にオシム監督の指導を受けるべきでしょう。

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2007.07.17

日本の原発は大丈夫なのか

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 中越沖地震が発生し、新潟、長野両県で大きな被害を出しました。大きな民家が倒壊し、被害の大きさを感じました。1万人近い人達が避難されているようです。

 さて柏崎原子力発電所でも地震直後に火災が起きました。気になる報道がされています。

 
新潟県中越沖地震 柏崎刈羽原発 揺れ「限界」の2・5倍 (産経新聞)

排気筒から放射性物質検出=廃棄物棟ではドラム缶倒れる-油漏れも・柏崎刈羽原発(時事通信)

 当初設計外の地震の規模であることを認めました。更に今後設計外のプルサーマル計画を通常の原子炉で行う予定であるとか。どうのような被害が起こるのか想像もつきません。
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(ドイツの原発事故)

柏崎原発も放射性物質が海に流れ出すと言う事故があったようです。報告が6時間もなかったことも問題になりました。

 本当に日本の原子力発電所は大丈夫なのでしょうか。政府が何度も「安全宣言」をしていますが、なかなか信用できないのではないかと思います。日本は地震列島です。伊方原発も中央構造線という活断層の突端に乗っかっているようですし。大事故がおきてから「想定外でした」とコメントされても困ります。

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ゴーマ二ズム宣言EXTRAパトリなきナショナリズム

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 小林よしのり氏の漫画で6月18日に発売されたばがり。書店に山積みされていました。少しだけ立ち読みしていましたが、面白そうだったので大枚1400円(+消費税)を支払い購入しました。

 小林氏といえば新しい教科書を作る会などでご活躍されたいた右翼の漫画家ではないかと思っていましたが、これを読むと必ずしもそうではないと理解できました。右翼やサヨクではない「わしズム」だと言い放っています。

 前回の「沖縄論」が沖縄でベストセラーに。克明に沖縄の歴史を取材し、書かれています。瀬長亀次郎氏を小林氏が評価していたことが沖縄の人の琴線に触れたのではないでしょうか。克明に丹念に取材されていますし。

 「9・11以降のアメリカの軍事行動を無批判に容認し、イラク戦争ではさらにポチ度を強め自国の安全のためには侵略の加勢だってするというだらしなさが、この国の愛国心だったこと驚いたが・・」

「自国民で思想・信条の違う者は国家が見捨ててもいい。とまで考える狭量な者たちが。この国の愛国者の正体だったのだ!」

「一体わしが戦争論を描いてヒットさせ、新しい歴史教科書をつくる会の創設メンバーに参加し、左傾化したナショナリズムの質はどのようなものであっあのか」

「思想・信条の違いを超えて国民を守るのは国家の義務である。それで自己責任といってしまうのは国家の自己否定になる。」(100P)

「イラクで人質にされた者たちも、北朝鮮に拉致された者たちも日本国は救出に全力を尽くす」と言うべきであった。(101P)

「だからやはりプチな愛国者に相応な、ポチな政府が出来上がっているから、横田めぐみさんの母もブッシュ大統領に頼るしかないのだ。」

 なかなか正論ですね。

 新自由主義も批判していますし。グローバル経済はアメリカに踊らされているだけであるとも看破しています。

 最近小林氏は、立花隆志氏とも「双璧」と言われる言論人の評価に。その考えに全面的に賛同するのものではありませんが、面白い存在であると思いました。

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2007.07.16

期日前投票へ行きました

 なにかと週末は行事が立て込み、朝から晩まで海の上なんていうこともあります。そんなこともあり、参議院選挙の期日前投票へ行きました。
 県議選挙のときはごったがえしていました高知市選挙管理員会所轄の期日前投票所。今日はからからという感じです。いささか拍子抜けしました。もっと国民は国政選挙に関心がないといけないでしょう。
Kizitumae

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麻生太郎氏が地元候補支援に高知へ

 今日は午前中は仕事ですが、早朝から仕事をやりくりして中央公園へ見に行きました。わたしも野次馬根性がありますね。聴衆は約250人程度。やはり高齢者が多いようです。公明党関係者も80人程度はいたようです。
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(マスコミもぼつぼつきていました)

 前座で地元選出の代議士2名がスピーチ。地元候補も演説していました。しかしさほど会場は盛り上がらないようだ。やはり次期総理候補者である麻生太郎氏目当ての人が多いようです。
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 麻生太郎外務大臣がの祖父は高知にもゆかりのある吉田茂元総理。そのせいもあり高知市中央公園には多数の人達が集まっていました。地元新聞にも「吉田茂氏の孫」とかいう表現で広報されていました。

 安倍晋三氏と異なりスピーチは上手い。聴衆を見て、その場の雰囲気で言うことを巧みに変える能力はあるようだ。安倍総理が今回の選挙で「こければ」次は「麻生総理」という目もないわけではないし。家柄だけでは申し分はない。
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 「吉田茂といっても知っている人はお年寄りのみなさんですね。60年前のことですよ。それよりも地域の代表で、いろいろ逆らいながらも地域のために働いている人を応援してくださいね。」

「安倍さんと小沢さん顔を比較してください。奥さんどっちが好きですか?安倍さんでしょう。」とあまり中味のあるスピーチではない。
 つかみは上手いのですが、なんかもう1つ迫力がない麻生太郎氏でした。
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ミレーのビスケット

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 子供の時からの食べています。スーパーで売っていれば必ず購入しています。ビスケットを油で揚げ、それに塩をまぶしているだけの駄菓子。

 子供の頃、墨田という駄菓子屋で買いました。ガラスのケースへはいったミレーを缶袋に詰めてもらいました。50円でたくさんありました。

 製造メーカーの関係者に聞きますと50年の歴史があるそうです。全国でも4つぐらいしかないようで貴重な駄菓子ではないでしょうか。昔より塩分を控えめにしているうようです。
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 食べていて飽きがきませんね。最近は晩酌を殆どしませんので、お菓子を食べるのが楽しみです。武田製菓の「麦ふぁー」というウェハースも好きでミレーと一緒に購入します。

 ミレーは高知を代表するお菓子の1つであると私は思います。
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2007.07.15

マルク・シャガールー愛の世界を見ましょう

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 高知県立美術館で7月22日まで開催されている「マルク・シャガールー愛の世界」を柄でもなく鑑賞しました。昨日は台風4号の暴風雨で外出を控えひたすらおとなしく家にいたのです。本来なら中高年体育会の私であれば荒れている海は無理でもジムでのトレーニングへ行くのですが・・。

 メニューの中に「死せる魂 朗読ハーフマラソン」というのがありました。シャガールの作品の中で、長編小説「死せる魂」(ゴーゴリ作)の朗読です。珍しい試みのようなので、見学に行きました。

 中嶋諒人氏がナビゲーターで一般応募された市民11人が、「死せる魂」を朗読するというもの。シャガールはゴーゴリの小説の挿絵を描いていたのですね。それがとても面白い作品ばかりで驚きました。
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(今回の展示を良く見ると漫画のように面白いです。写真は美術館パンフより)

 ゴーゴリの小説も朗読で聞いていますと、随分ふざけた人物描写が延々とあります。シャガールの挿絵も「遊び心」がふんだんにあり、鶏が屋根にのっかっていたり、動物が屋台の店番をしていたり、人物も特長が誇張されて描かれています。

 2時間の朗読でそばで聞いているだけでしたが、中嶋氏の解説もあり親しみがわきました。シャガールの版画も後で見ると、遊び心が一杯ありますね。
 ロシア系ユダヤ人として生まれ、パリで名声を得ます。ロシア革命に期待しつつも失望。ナチスの台頭でユダヤ人迫害が始まりますとアメリカへ亡命しています。

 苦難を笑い飛ばすパワーがあるのだと思いました。動物の絵や、郷土の絵、パリの絵などがたくさんありました。鑑賞することを御奨めします。

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高知まるごと百貨店構想 その2 7月20日(金)

西村 今月のゲストは、このたび旭のマル二敷地内で高知の特産品を販売する店舗を開設された松田高政さんです。松田さんには以前「けんちゃんのどこでもコミュニティ」時代に出演いただきました。当時は地域コンサルタントで各地域の「あるもの探し」をされ、地域を元気にされる活動をされておられました。
 現在の松田さんは地域コンサルタント時代に培かられた能力を活かし、店舗販売などを展開されながら高知を元気にされようとしています。こうち暮らしの楽校ブログも開設されています。
 今回のテーマは「高知まるごと百貨店構想 その2」についてお話を聞きます。
 高知まるごと百貨店ですが、「高知の豊かな暮らしを創る地場産品専門店」であることです。「高知県内にあるおいしいもの、いいものを取り揃える。農産物、海産物、加工品、お惣菜、飲料・地酒、工芸品・雑貨等」とありますが、具体的にはどのような品物になるのでしょうか?

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松田  将来的には、食べものだけでなく生活雑貨や日用品などバリエーションを増やして、高知県産品だけで、デパートのような品ぞろえを目指していきたいと思っています。初めからは無理なので、まずは毎日必要な野菜・パン・米を中心に、基本の調味料、飲料ではお茶、雑貨では木工品などからスタートしていきたいと思います。

西村 松田さんは 「有機・無添加、自然素材、手作り、田舎(郡部)の物を優先的に取り扱う(応援する)」と言われいます。スーパーや生協なども似たようなことを言ってはいますが、松田さんのまるごと高知百貨店はどこが違うのでしょうか?
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松田 スーパーや生協の品ぞろえをみると、いろんなニーズに対応しなければならないので、高知県産品だけとか、商品はほとんどが無添加というわけにはいきません。多くのお客さんを相手にしていますので、高知県産品で無添加の物の割合は低いのが現状です。

私の店は、基本は高知県産で優先順位を「有機・無添加、自然素材、手作り、田舎(郡部)の物」としていますので、県内に同じものがあれば、できる限りそっちを選択します。その結果、100%絶対とは言い切れませんが、野菜は無農薬・無化学肥料、加工品であれば無添加、生活雑貨であれば自然素材でできたものが多くなっていると思います。

この比率を高めることで、消費者にとっては健康的で、生産者にとってはこだわりが持てる、自然環境にとっては負荷が少ないといった、高知県社会にとって理想的な状態を目指していきたいと思います。
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西村 松田さんは「生産者・商業者・消費者が協力する地場産品専門店」を理念にされています。従来の流通システムとの違いはどのようなところにありますか?お金の流通以外の要素が必要であるのではないのでしょうか?

松田 従来の流通システムは生産者はいかに都会へ売り出すか、消費者は都会と同じような商品をいかに県内で買えるか、価値観や方向性が都会に向いていました。そのため、生産者・商業者・消費者が高知県産品を地元で応援しようといった動きはつい最近まではありませんでした。

最近になって、農産物を中心に直販店が出てきて地産池消の動きが活発になり、従来の都会優先の流通システムを変えようといった気運が出てきています。その気運を背景に、農産物だけでなく、生活に必要なすべてのものを対象に、県内でこだわっているものを地元の消費者が支持する小さな経済循環をつくり、それを土台にして県内で消費しきれないものを県外のマーケットに供給して外貨を稼ぐ。流通の主体性は地方に権限がある「物の地方分権」を目指しています。

そのための出発点が地場産品専門店で、このお店を軌道に乗せるためには、お互いが協力し支援しあう関係がなくてはできません。それには信頼関係がもっとも大切で、直接交流しあう機会をお店がつくることで、心を通わせる要素が絶対に必要だと思います。

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西村 松田さんは「この地場産品の販売拠点には、消費者と生産者とが交流できるよう、ものの良さを伝える手段や機会を十分につくり、消費者がその良さを実感した上で、買い物という投票にも似た行動によって、次世代に高知のいいもの・ものづくり文化を残していこうと思います。」といわれています。

松田 買物は投票と一緒で、支援者が少ないとその商品は競争に負けて潰れていってしまいます。だから、販売は選挙運動と一緒で、いかにその商品の良さや作り手の思いを伝えるか。そして、買い物の時に一票という形で選んでもらえるかが勝負だと思っています。

ですので、自分のお店は県内のいろんな候補者が集まる選挙事務局のようなもので、待っているだけじゃなく、イベントや出張販売、宅配やインターネットを通じた通信販売なども選挙運動としては、次のステップとして展開しなければと思います。

西村 信頼できる生産者とのネットワークが大事であると思います。また商品を購入いただく消費者も固定客が必要です。そのあたりの経済システムはどのようになっているのでしょうか?
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松田 まずは、高知市内のお店で、小規模なネットワークと高知市内を中心とした固定客の獲得に全力投球をして、お店の経営を黒字化することが、新しいビジネスモデルを作る意味でも重要です。ですので、初めは設備投資もランニングコストも極力抑えて、地元の人に支持される商品構成で勝負したいと思います。

ただし、中には高知市内だけでは顧客獲得が難しいこだわりの商品もあるので、その点についてはインターネットでの販売も併用して考えていきたいと思います。経済規模から言えば売上のほとんどはお店で、補完的に若干、ネット販売の売り上げを期待しているのみです。

西村 取扱い品目は食品や加工品が中心なのでしょうか?いわゆる「産直ショップ」とはどのような違いがあるのでしょうか?

松田 取扱い品目はやはり食品や加工品が中心です。いわゆる「産直ショップ」と違うのは、農協や行政(地域枠)といったしがらみがなく、高知県内の物の中から独自の価値観で商品をチョイスできるという強みを持っています。でもこれは生産者の協力がなくてはなりませんので、選んだからにはそれを絶対売ってみせるというプレッシャーもあるわけで、売れないからやめるとか、一般的に売れる商品だけ扱うということはありません。

高知県のこだわりを見せるという意味では、無農薬や無添加といった、人よりも難しいことにチャレンジしているものを優先して扱います。無農薬や無添加というと自然食品の店のようになってしまいがちですが、そんなにがちがちにはするつもりはありません。人はおいしいものを食べたいという純粋な欲求によって行動しますので、まずはおいしいものを探して、それが結果的に、無農薬や無添加だったという結論になると思います。

また、無農薬や無添加など一般的にいいものと言われるものでも必ず売れるというわけでもありませんので、売れない場合は何で売れないのか、消費者のニーズや評価を分析し、売れるためのコンサルティングも必要となってきます。この点は長年、高知県のアンテナショップでニーズ調査や改善案の提案をしてきましたので、ただ物を売るだけのショップとは違う点だと思います。
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2007.07.14

どこの国も原発事故は隠匿するらしい

 ドイツでの原発事故。原子炉が壊れた大事故でないせいか日本での報道の扱いは小さなものでした。しかり労災事故の教科書と言われる「ハインリッヒの法則」からすれば、1つの大事故、29の軽微な事故、300の「ヒヤリ・ハット」があると言われいます。

 炉心融解や臨界に至る前に軽微な事故を公表し、対策をたてなければやがて大事故になってしまう。労災対策の教本であり、イロハのはず。ドイツでもそなたりがやはりルーズであったということです。

 ぼんやりと衛星第1の海外ニュースを見ていましたら、ドイツのテレビ局がその様子を報道していました。州議会で州政府の事故対策や情報開示が不十分であると追及していました。

 ブログ「それかたまるか」でも詳しくコメントされています。

 原子力政策が国民に不信感をもたれるのも、こうした隠匿体質によるものでしょう。やはり原則は情報公開です。原子力政策に関してはどうもそれはのずむべきものではないようです。
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 単なる小火火事ではなかったドイツの原発事故

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日本サッカーの未来は明るい

 アジア杯で日本はようやく本調子に。初戦のドローでどうなることかと思いましたが実力を出しました。UAE戦は快勝でした。またU-20も活き活きと試合で結果を出しました。チェコに追いつかれPK戦で負けましたが。

 ようやく世界の舞台に出てきたのではなく、常にでてくるための試練を味わっているのですね。そこまで来ています。

北京五輪や2010年W杯が楽しみです。やはりオシム監督はサッカー界の人材ですね。1960年代のクラマー氏のような存在ですね。本当に良き人材が来てくれました。

 日本がサッカーがどんどん強くなってW杯でも優勝し、サッカーで国際貢献できるようになれば、世界の格差や貧困も減るでしょう。それが1番のテロ対策になるでしょう。

 そういう観点でもユーゴ分裂と戦乱の悲劇を体験されたオシム監督の経験は平和親善大使ということでも最大活用されるのです。

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2007.07.13

大波が来ていますね

  室戸市での朴保さんのコンサートの帰りに夜須のヨットハーバーに寄りました。大学や夜須中学のヨットは堤防内の敷地に避難していました。残るは私らのヨットなどは少数です。

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 台風はかなりはなれていますが、堤防に跳ね返り、波が重なり打ち込んできていますね。

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 15日(日曜)が高知に1番接近するとか。マリンフェスティバルは16日に延期になったようですね。台風が去ったあとハーバーや隣の浜はゴミでまた埋まるのではないでしょうか。

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朴保(パクポー)さんトーク&ライブin室戸

 ブログでお知り合いになりました埼玉県のTさんからメールでご案内がありました。
「平日の昼の開催で無理だとは思うが、可能であれば行かれてみては」とのことでした。とは言われたものの、高知市から室戸市までは車で2時間。簡単な距離ではありませんし。でもせっかくご案内いただいたので、なんとか行きたいと思いました。

しかも台風4号の影響で大雨の気配も。とにかく大雨洪水警報が県中部、東部に出た時点で途中から引き返す予定で出かけました。途中の安芸市で3件用件もありましたし、手際よく安芸市での仕事をすませて室戸へ向かいました。
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 途中海沿いに国道55号線は走りますが、台風は遥か沖縄付近にいるのですが、大波が海岸には押し寄せてきています。最接近は明日の夕方であるとか。
 なんとかコンサートの時間には駆けつけることができました。

 部落差別をなくする運動強調旬間 記念講演「心ひらいて 朴保トーク&ライブ」「魂から出た歌でなければ、人の心には届かない」というテーマでした。室戸市内の4つの中学校の全校生徒が300人くらい。市民が100人くらいで会場はほぼ埋まりました。
 
 悪天候で朴さんも到着が遅れたので、30分遅れて開演になりました。Tさんの紹介ということであつかましくも講演前に楽屋にお邪魔させていただきました。
 実際にお会いしますと気さくなアーティストでした。そこでカメラマンのヒデ増田さんともお話しました。そのとき朴さんのCD「波人」を購入しました。今日の天気にぴったりです。
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 そして朴さんの許可を得まして会場他の写真撮影をさせていただきました。
講演会は市長や担当職員のスピーチの後始まりました。

 朴保(パクポー)さんは昭和30年生まれのシンガーソングライターです。
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 朴さんは「中学生時代は楽しい時代。楽しくやろう。」ときさくに話しかけます。ギターとハーモニカを持ち、椅子に座って話しかけます。

 さっそく「雨に咲く花」の説明を簡単にされました。東京の朝鮮学校へ通学する制服のチマチェゴリを着た女性とが電車の中で、男に切りつけられた実話をもとに朴さんがこしらえたそうです。

 踏まれても蹴られても僕らは負けないよと。朴さんは「僕は同和地区の中に住んでいたし、しかも在日コリア。これ以上ないでしょう。踏まれたり蹴られたりしてたくましくなりました。」と聴衆に話しかけます。
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 朴さんは声量があり、迫力があります。アメリカへも単身行かれたこともあったそうです。西海岸で弾き語りもしていたそうです。当時イエロー(黄色人種)の弾き語りは珍しく、地元のFM局へも出演されたとか。
 フォークソングだけでなく、ロックもレゲエも力強く唄われます。

 「イムジン河」も披露いただきました。
 「この歌は30年前の歌ですが、発売禁止になりました。北朝鮮を賛美しているというのが理由だったそうです。でも朝鮮の人には北も南もありません。イムジン河は南北境界線を流れる大きな川です。」

 そして豊かな声量で歌い上げました。フォークルセーダーズのまったりした歌とはまた印象が異なりました。
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「僕は父がコリアで解体屋、母は日本人。子供のころは国道1号線沿いに家と店がありました。日本1交通量が多い国道1号線。当時は横断歩道も、信号もなかった。経済活動をとめられないというのが理由。横断しようとして何人も車にはねられましたね。僕もバイクにはねられました。
 17年前にようやく信号ができました。ひどい話です。」

「最初日本人名でメジャーデビューしました。韓国へ行ってルーツに目覚めて朴保と改名。そしたら1からやり直しに。後にアメリカへ行きました。」

「アメリカへ行ったら、ブラック、ホワイト、イエロー、レッドが混在しあたりまえに存在していますね。差別は当たり前。でもそれぞれが違いを違いとして認め合うことが大事ですね。」

「竹田の子守唄があります。これは貧しい家庭の女の子がお金持ちの家庭の幼子をオンブして子守の仕事をしています。せつなくあの山を越えれば故郷へ戻れるのにという歌です。」

 「傷痍軍人も従軍慰安婦も未だに十分に補償も謝罪もしない日本政府。やるべきことをやらなくて、軍隊出して国際貢献だと言われていますね。おかしいと思わないといけません。」と熱く語ります。

 朴さんの熱いハートを感じました。人生そのものが差別をなにくそと明るく跳ね返してきたのですから。

「ロックは世の中を良くするための音楽。アーティストは自分の考えるきちんと言えることですよ。」と熱く語る朴さん。
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 Tさんからは「可能であれば歌とメッセージに触れてください」との熱いメールでしたし。実際に聞いてみてなんとか都合つけてきてよかったと思いました。朴さんににとって音楽とは、まさに「生きている証なのである」ということでした。そのことを感じることが出来ました。

 講演終了後、お礼を申し上げました。段取りされた室戸市議のSさんにも感謝しました。懇親会も夕方どうぞとお誘いを受けましたが、台風対策もありますので、後ろ髪が引かれる思いで室戸市を後にしました。
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やはり市民の声は無視する原子力政策

 新聞の小さな記事に「原子力関係の不服申し立てを放置」という記事がありました。この国のお役人は市民に情報を知らせない、苦情があっても知らんふりをすることが大変得意なようですね。

 呆れ果てますが、Yahooのニュースでこのような記事もありました。

 <保安院>原子力関連の不服申し立て25件を未処理放置(毎日新聞)

 原子力政策が国策だという割には実にずさんで、国民の合意形成を無視した態度といえるでしょう。政府は本気で原子力政策を国策として推進する気はあるのでしょうか?

 いつも使用する「市民参加の梯子段」から行きますと、最下層ではないかと思いますね。日本の原子力政策は
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カラオケは何故流行るのか?

 「カラオケ」は日本人の偉大な発明でsるとか。近年では即席ラーメンに、携帯用カイロなどと並ぶ市民生活を豊かにした優れものなのでしょう。

 東京での勤務時代(1977年から9年頃)にはやくもカラオケはありました。テープ式で画面に歌詞が出て伴奏が出る方式。演歌が多く、スナックなどに置いてありました。

 それが後に通信型カラオケになり、分厚い電話帳のような歌手、歌詞本がカラオケボックスに転がるようになりました。画面の画像(映画の場面のような)に歌詞が表示され、ワイヤレスのマイクを手に持って熱唱するのでしょう。

 最近夜の街へも行かないので、カラオケの変化もよくわからないが、若い人から中高年、高齢者まで日本人はカラオケ好き。
 近所のカラオケバーは、顧客が1500人いるそうで殆ど高齢者。3月の町内会の公園でのお花見もカラオケがないと盛り上がらないし、みんな上手くカラオケしていました。
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(不況の中でもカラオケ店は目立ちますね)
 飲食店などは廃業しているのに、その跡はカラオケルームになりますね。それほどうまみのある商売なのでしょうか?また市民各位も良く行かれるのでしょうか?

近所のカラオケスナックで聞きました。景気は良くないとか。
「通信カラオケのレンタル料は月に6万円。お客さんも追加注文してくれませんし。客足は半減しました。

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2007.07.12

蝉の抜け殻

蝉の抜け殻
蝉の抜け殻がありました。夏は間近です。畳1畳ほどの庭がありますが、そこの土中から蝉が羽化し、飛んでいたのでしょう。打ち放しコンクリート塀によじ登って脱皮したのでしょうか?

 昨晩は南海地震の会合にでていました。午後9時半に戻りました。そのときにはありませんでした。今朝は朝5時に起床。その時に気がつきました。
 点滴である鳥などが目がきかない深夜に密かに蝉は脱皮したのでしょう。

 季節は確実に進んでいます。

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南海地震条例骨子の説明会

 7月11日午後7時より高知市共済会館にて、高知県危機管理部防災課主催の「高知県南海地震に強い地域社会づくり条例の骨子案」の説明会があり、県民22名が参加していました。

 最初にまとめられたパンフをもとに担当県職員が1時間10分程度説明しました。説明を聞きながら読んでいきましたが、全然リアリティを感じない文章でした。机上論ではないかと思われる文面です。

 つまり「県庁はきちんとやっている」とかいう「アリバイ的」なものにすぎないのではないかという疑念が沸きました。
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 質疑応答では「桜井町に住む高知市民です。県立中央病院の建設時でもそうでしたが、あのあたりは地中80メートルまでは泥。そこへ高層マンションを建てるのですから、周辺民家の地盤沈下が心配です。高知市の地盤地図はあるはずなのでそれを公開してほしい。高知市直下の活断層まであるやのことでうっし。」

「40年間石立地区で自主防災活動をしています。地域に住む県職員が活動に参加しません。住民としての意識が希薄です。また津波避難ビルですが、住民が緊急時に施設を壊した時の免責事項も条例に含めていただきたい。」

 「県は情報を県民に情報公開してほしい。また国、県、市、電力。ガス。通信会社は情報を共有化してほしい。そうすれば3Dでハザードマップができtる。県民の意識が低いと言われましたが、テレビの画面で自分の住む町内がこういう被害になると動画で見せられたら防災意識はだれでも高まります。
 それをしないのは県や市の担当者の意識が低いからです。」

「災害時要援護者の問題は、住宅や施設が耐震化すればかなり解決する。高知県の43・3%が昭和56以前の耐震性に問題のある住宅であれば、建て替えた耐震補強が必要.現行60万円の補助を300万にするとか。
 その場合地元銀行やら、民間企業、県民、市町村が出資し県民ファンド(仮称)をこしらえ、住宅の耐震化を勧めるべきである。」との意見が出されました。

 平日の夕方7時から雨の中来るのは熱心で意識の高い人達。県職員のだらだらした説明は不要。いきなり質疑応答のタウンミーティングをすべきでしょう。

 高知市議会議員の浜田りえ氏と細木亮氏も来ていました。
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天下分け目の参議院選挙

 いよいよ公示のようです。29日が投票の参議院選挙。今回はどうなるのでしょうか?民主党の小沢代表は「野党が過半数とれなければ辞任し、引退する」と背水の陣を宣言。自民党の中川幹事長も同様の発言。

選挙で政権がかわるのですから「覚悟」は当然。せっかく1993年の細川内閣で小選挙区を導入し、劇的な政権交代が出来る筈でした。2005年の油性だましうち選挙では自民党が圧勝しました。

 その「水ぶくれした」議席数を乱用、国会で強行採決などしてきました。国民投票法案など強行採決すべきではありません。

 とにかく自民党・公明党は強権国家・全体主義国家に改造しようとしているように見えます。このさい与野党逆転させ、政権交代したほうが、きちんと公務員も仕事をするでしょうから。

[年金問題」をきちんとするためには、このさい野党に政権を運営していただいたほうが良いでしょう。そうなれば公務員はまじめに働くでしょうし。
 憲法改正や集団的自衛権行使はしばらくお休み。そんな議論どころではありません。

 それこそ「国民投票」にかける問題であります。全国各地でタウンミーティングをすべきでしょう。やらせではない真摯な議論が必要です。
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2007.07.11

海の散帆(さんぽ)ディンギー

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 ようやく梅雨らしくなったのは嬉しいことです。水不足は解消に向かうでしょう。九州地方はもう雨はいらないと思いますね。しかし今週末には台風4号が日本本土に進路を向けておりますし。

 雨も降るでしょうし、海も荒れる可能性が。そうしますと夜須でのセーリングもできません。15日はマリンフェスティバルもヤ・シーパークで予定されているのですが。お天気が心配ですね。
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 写真は7月1日に1年1ヶ月ぶりに高校2年生になったR君と一緒にセーリングしました。曇ってはいましたが朝のうちは程よい風が吹き、波もなかったので梅雨の中休みでいいセーリングでした。

 誰かの本で「海の散帆(さんぽ)ディンギー」とありました。競技の練習をするわけではなく、風任せにセーリングをすることは、散歩をしたり、自転車に乗ることと同じようなものですね。

 面白くないことが多い毎日ですが、海は広く、おおらかで良いものです。300円という特売で購入した使いきりカメラで撮影しました。しかし現像料が600円に写真1枚が37円とられました。デジカメの普及で現像プリントサービスが少なくなったからでしょうね。
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格差社会だ、アメリカの手先だ、年金不安だ。不況だ。生活不安だ。とか面白くない情報が蔓延していますが、海の上へ出れば一切忘れます。自然の風と波だけの世界。

 加山雄三の「海その愛」を大声で放歌しましてもとがめる人はいませんし。何より海へ来れることが嬉しい。元気が出るし、パワーもいただけるからです。
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食の安全と情報管理を怠る日本政府

 いくら精密なミサイル防衛網や最新戦闘機を導入したところで、日本の国防にはならないと思いますね。日本政府は重大な誤りをし続けています。

 その1つは「食の安全」「食料安保」を実にないがしろにしています。それは「日本は経済力があるのだから、効率の悪い農業に補助金を出すのはもったいない。「お金を出して海外から安い食料を買えばいいのではないか。」
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 その結果はどうなったのか?国内ではミートホープにみられるような「偽装」の多発。中国からの農産物や食品加工物は、残留農薬と毒性物質の検出があり日本人に健康被害を与える可能性がありますね。事実アメリカでは被害がでましたし。

 BSE問題ではアメリカ政府に卑屈にも妥協し、日本国民の健康を守ることをなおざりにしてきました。国民の健康よりアメリカ政府のご機嫌取りが安倍内閣では優先するのですから。

 とにかく先進国で「食料自給率が40%」というのは国防上問題。経済封鎖したら1・2億人の国民はどうするのか。既に農地は荒れ始めていますし。
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 情報管理も最新情報が自衛官の中国人ガールフレンドを通じて漏洩してしまう。あるいは各種公務員が情報の公私混同があり、重大な情報が漏洩してします。

 「共謀罪」など市民団体を監視し、取締りをすることを考えるのではなく、公務員の情報管理をきちんとしなければなりません。

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2007.07.10

やいろ鳥と鯨

やいろ鳥と鯨

高知県のシンボルらしい。やいろ鳥は高知県の鳥ということになっています。高知県庁の「キャラクター」にもなっています。四万十川源流付近のみ生息していると言われ、実際には姿を見たことがありません。

 一方の鯨。その昔は土佐湾周辺に回遊していたそうです。室戸には鯨舟があり、捕鯨で生活していた時代もありました。よさこい節にも「いうたちいかんちや おらんくの池には、潮吹くさかなが泳ぎよる。よさこい。よさこい。」という歌の文言がありますし。

 県道桂浜ー宝永線に標識が立っていました。携帯のカメラなので鮮明ではありません。

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それでもオシム監督を応援しよう

 アジアカップで「重たいスタート」を日本はしました。プロですから悪条件でも勝たないと。サッカーをするのは選手であり、監督ではありませんし。

スポーツナビ

日本痛恨のドローにオシム監督激怒「お前らはアマチュアか!」(サンスポ)

ワールドカップ本大会で好成績を収めるにはそれだけに修羅場を抜け勝ち抜かねばなりません。今回のような試合がアジア予選でもあるはずです。

サッカーは柔道のような「優勢勝ち」はありません。
 今回の失点も潮目というか1点とられて、相手は4トップで前がかりなってあきらかにリズムが代わっているのに相変わらずバックでボールをまわしていてそこを狙われ、ゴール近くで反則をとられ、フリーキックをとられ
決められる。日本の悪いパターン。

 アジアユース決勝の北朝鮮戦でも同じパターンで負けました。ゲームを支配して押していて相手のフリーキックで失点しましたし。今回U-20日本代表はそれを反省して時間を使うプレーや、集中を切らしませんでした。ですので
アジア勢で唯一ベスト16に残りましたし

 オシム監督はよくやっています。日本はジーコ監督時代とは異なるサッカーを見せました。課題の引いた相手から流れから点とりましたし。こまめなワンタッチパスで相手守備陣を疲れさせ、疲れさせて点を取りました。もう1点とるべきでした。それはいつもの課題です。

 課題が出たのであと2戦を勝てば良いと思いますね。
ただトルシェ監督やジーコ監督時代はチーム2年目でアジア杯がありました。オシム監督は1年目。ハンディがありますね。

 マスコミ記者の軽率な一言でプライドの高いオシム監督ですので切れ」て辞めるかもしれません。そうなると大事です。もし今オシム監督が辞めたら代表監督は不在になり大事です。

 アジア杯で責任を言うのなら、Jリーグの日程をずらすとか、中断するとか協会側の配慮も必要でした。他国はすべてしていますし。川渕会長はドイツW杯の惨敗からオシム監督を指名した責任がありますので、仮にアジア杯1次リーグで敗退してもオシム監督を擁護すべきです。

 今回の教訓が選手に浸透すれば、あとは快進撃するでしょう。

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いでよ平成の石橋湛山

 7月4日NHKの番組そのとき歴史が動いた。は石橋湛山を取り上げていました。「冷戦の扉を破ろうとした男 石橋湛山」というテーマでした。

 戦前は帝国主義と戦い、戦後は冷戦構造とたたかった日本の政治家。実は私が1番尊敬している政治家の1人なのです。2世3世の国会議員はやたら好戦的で勇ましい。資質もどんどん落ちています。小泉ー安倍は最悪の宰相ではないのだろうか。

 石橋湛山は戦前では東洋経済新聞で論陣を張り、「植民地経営するコストのほうが、収益より多いので赤字」「植民地を独立させ、自由貿易国として世界中と交易したほうが経済は遥かに豊かになる。」「大日本主義は滅亡の道。小日本主義でいくべきだ。」と軍部ににらまれながら論陣を張り続けました。小日本主義を提唱していました。

 戦後は大蔵大臣になると当時日本経済の3分の1になっていたGHQの経費の2割削減を成功させました。その恨みなのかGHQから4年間公職追放されますが、復帰後全方位外交を唱える政治家として活躍しました。

 そして昭和33年に首相になりますが、無理がたたり僅か2ヶ月で退陣しました。米国追随外交の岸信介氏とは対照的に、当時国交のない中国を訪問し、パイプを繋ぎ、それは後の後継者達により大きく評価されました。

 「日米中ソ平和条約」を提唱もしていました。その仲介役と推進役は日本でありました。彼の考え方でいけば[6者協議」は日本が主導でやるべきなのです。対米従属外交に明け暮れている外務官僚ではこの発想は出てきません。

 いびつな対米従属外交を繰り返し、アジア諸国から反感ばかりかっている安倍内閣。かつての自民党には石橋湛山氏という偉大な政治家がいたことを私たちは忘れてはいけないと思います。
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2007.07.09

血小板献血

 血液センターの呼び出しがありました。
「水曜日にマイナス型の血小板が必要です。月曜か火曜の午後1時半すぐに献血に来てください。」との電話連絡。かなり切迫している様子。

 大手術かなんかでしょう。やはり日本人はRHマイナス型の血液は少ないようですね。

 Rhマイナスの血液が必要になったら

 午後1時半にセンターに行きまして、午後3時半までかかりました。深夜にサッカー(ユースと、アジア杯の録画)を見ていたので体調が悪かったかもしれないが、血圧は正常でなんの異常もありませんでしたが、血小板を採るには時間がかあkるそうです。

 平日にもかかわらず献血ルームは若い人達が来ていました。それでも血液が不足しているというのですからね。

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安倍内閣はファシスト政権ではないのか

 一体なんのための国会延長であったのか。強行採決するだけなら議会は必要ありませんね。少数意見も尊重して十分に審議されるならまだしも。安倍晋三氏も最近の自民党幹部もロバート議事法を勉強していただきたいものです

 小泉前首相が「郵政民営化めくらまし選挙」で大勝した自民党の議席を相続し、「やりたい放題」しただけではありませんか。安倍内閣は国民の審判を受けてはいません。
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(政府の言う「構造改革」はアメリカの属国になることで、アメリカ社会並みに「格差を拡大」することでした。

 閣僚は「政治と金」にはだらしのない人達ばかり。また「錆びた機械」や「原爆しかたがない」発言とか、遂には安倍首相自ら「消費税増税」発言やら、リーダーシップもかける人材ばかり。

 「戦後レジームの解体」とは、日本国憲法の改憲であり、どさくさにまぎれて日本を軍事優先の全体主義国家に変貌させようというファシスト政権ではありませんか。

 安倍氏が尊敬する祖父の岸信介氏は、日本の国論を分裂させ、対米従属路線で国を運営し、改憲して自衛隊を海外派兵させようともくろんでいました。国民各位による60年安保闘争の戦いでそのもくろみは破綻しました。

 「夢をもう1度」と安倍晋三氏はソフトなファシズムで日本を全体主義国家に改造しようとしています。

 そこは土佐弁で「そうはいかんぜよ。市民をなめたらいかんぜよ1」と言います。「平和」「護憲」「反核」の社会運動体をこしらえようと思っています。ファシズムの跋扈は許してはいけないからです。

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(勇ましいソフトなファシズムに騙されないようにしましょう。)

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凄い!ベンチャーズの45年

Ventjres
 自分が子供の時からの現役。エレキブームの先駆けのベンチャーズ。今年も四国の田舎町でのコンサートがあるようです。物凄いことですね45年間の現役生活。ツアー生活。大変な偉業でありますね。またメンバーも分裂しませんでしたね。

 先日元ビートルズのポール・マッカートニー氏が65歳になったとか報道されていました。ローリングストーンズも還暦ロックバンドに。いやはや皆さんお元気ですね。
 ベンチャーズはまだその上を行っていますね。

日本のアーチストも吉田拓郎や小田和正、南こうせつや井上陽水なども還暦を迎えているのでは。桑田佳祐やユーミンも活動歴は長く頑張ってはいますが。ベンチャーズには及びませんね。

 趣味の世界で関係はありませんが私も70歳まではディンギー・ヨットでセーリングを続けましょう。

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2007.07.08

独原発は変電施設が火災の報道

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 6月28日に発生したドイツの原子力発電所での事故。どうやら変電施設での火災であり、原子炉の事故ではなかったようです。昨日は日本の報道機関は報道しないのではないかとブログに投稿しました。実はそうではなかったようです。
 高知新聞6月30日の4面で見つけました。べた記事で小さな扱いでしたので、見逃していたようです。

 扱いは大きくはありませんでしたが、共同通信から新聞社に記事は配信されていました。掲載するかしないかは各新聞社の裁量であるようですね。地方新聞ですが高知新聞は「環境問題」には敏感な新聞社であるということですね。
Nihonkeizainews629
 また日本経済新聞も購読しているので、29日、30日、7月1日の記事も見直しをしましたが、ドイツの原子力発電での記事を見つけることはできませんでした。日本経済新聞は原子力関連記事は詳しく、原発での日米提携だとか詳しい記事まで掲載されていますのに。

 ハインリッヒの法則があります。労働災害における経験則の一つで「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する」というものでした。

 べた記事扱いからして「ぼや」程度であったかもしれませんが、事故防止は軽微な事故を分析し予防策をたてることから始まります。軽いから報道しなくていいということにはなりません。
 

 このところ日本の原子力発電所はで事故が相次ぎ、データの改ざんや捏造が行われていました。ドイツは軽微な事故でしたが公表しています。

 そのあたりの情報開示のありかたは、ドイツと日本はどう異なっているのか。報道機関にはそのあたりの検証をしていただきかったですね。
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(原子力発電の事故はちゃんと報道すべきです。(イツの原発事故の様子。すみませんドイツ語の新聞社のサイトより掲載させていただきました。)

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あるもの探し・あるもの磨きによる地域(まち)づくり

7月6日の記事が入れ替わっていました。

西村 今月のゲストは、このたび旭のマル二敷地内で高知の特産品を販売する店舗を開設された松田高政さんです。松田さんには以前「けんちゃんのどこでもコミュニティ」時代に出演いただきました。当時は地域コンサルタントで各地域の「あるもの探し」をされ、地域を元気にされる活動をされておられました。
 現在の松田さんは地域コンサルタント時代に培かられた能力を活かし、店舗販売などを展開されながら高知を元気にされようとしています。こうち暮らしの楽校ブログも開設されています。
 今回のテーマは「あるもの探し・あるもの磨きによる地域(まち)づくり」です。

 以前にもお聞きしたかもしれませんが、「あるもの探し」とはどういうことなのでしょうか?過疎高齢化、経済の低迷が続きますと「ないものねだり」ばかりするようになるのですが・・・

松田 あるもの探しというのは、活力ある地域づくりのために、地域を調べる手法のことで、基本的には、地元の人が主体となって、地域外の人の視点や助言を得ながら、普段の暮らしのなかにある当たり前にあるものを学びます。

 この当たり前にあるものとは、3つの意味合いがあって、まず「ここにしかないもの」、そして、「どこにでもあるもの」、最後に、「困っているもの・余っているもの・捨てているものなど地域のマイナス面」なども調べます。

よく地域資源調査とか宝探しとかと同じにされますが、根本的に違う部分があって、資源や宝というのはすでに調べる前からそのようなフィルターを無意識にかけて地域を見てしまいます。あるもの探しは地域にあるものすべてを対象としていますので、その辺に生えている草や何気ない風景も地域にあるものとして理由やそこにある意味をよく理解しようとして見ます。

ですので、どんなに過疎化・高齢化が進んでいたり、経済が低迷していたとしても、何もないといわれる地域は絶対にないということですし、地域にあるものを活用することで、どんなとこでも必ずお金がかからず地元の人たちですぐにでもできることはいくらでもあるということなのです。

それを頭の中で理解するのではなくて、実際に地域を歩いて見聞きし、体で感じることで地域づくりのアイディアが自然とでてきます。

西村 松田さんは「あるもの探しとは「地元に学ぶ地元学の調査手法」で、地元を調べる第一歩の作業です具体的な事例があればご紹介いただけませんでしょうか?

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松田  地域にある食べ物を活かして観光で成功した例は、佐賀町のカツオのたたきづくり体験です。平成12年に県の事業の一環ではじめてお客さんを呼んでやりましたが、一番最初は、この町には新鮮なカツオがあるが、食べる場所がないということで、場所は漁港の広場。食器や道具なども各自家からの持ち寄りで、水道もないのでポリタンクに水を入れて運びいれて手を洗ったりしました。

いままで何もなかった漁港が、地元の人の熱意と地域にあるものを集めることで、なんでもできるということがよくわかりました。
 いまでは年間何千人もの修学旅行生や観光客が訪れ、幡多地域の観光にはなくてはならない存在になっています。

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西村 高知の地方の地域では情報通信分野でも遅れをとっています。光回線は高知市周辺です。ADSLも県全体を見ますと全域には普及していません。情報化の恩恵を受けていない地域については何か方策はあるのでしょうか?

松田 たしかに、今の時代にネットの環境が整っていないというのは不便ですし、不利な面はありますが、それ以前に「地域の情報を自分たちで発信しているか、また、地域外の情報を本気で取りにいっているか」疑問があります。

これまで、HPやブログなどを通じて積極的に情報を発信していて、次は映像や音を発信したいというレベルにまでいっているのであれば何らか回線を引っ張る方法を考えなければなりませんが、それ以前にネットを使っている人の割合やその度合いも低いのであれば、生活やビジネスで欠かせないツールになるよう使い方の講習など普及・啓発が先だと思います。

私の村はほとんどの人がインターネットを使っていて、今の回線の環境では不便で仕方がないという人が多数を占めているという声を上げれば、行政やNTTもきっと動いてくれるはずです。そのためにはすそ野を広げ、住民の要望として下からの突き上げがやっぱり必要だと思います。


西村 松田さんはあるもの探しの活動のなかで「地元に学び地元を楽しむ人づくりへ」と言うことを提唱されています。この手法はどの地域でも活用できますか?実際に松田さんが行いました手法で実行された事例があればご紹介下さい。
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松田 やっぱり、元気な地域には、地元が好きで前向きに暮らしを楽しんでいる人が多いです。ですので、地域のあるもの探しをするときは、マイナス面ばかりに目を向けるのではなくて、地域の良い面を探して自分の住んでいるところを好きになってくださいといつも言っています。

 まあ、自分が言わなくても、あるもの探しをすることを通じて、普段話をしない人と触れ合ったり、思わぬ発見もあったりして、気持ちも後ろ向きだった人も前向きになります。

最近の事例では、地域づくりの研修に呼ばれて、香美市土佐山田町にある平山地区を地元の住民と行政職員と一緒になって調べましたが、はじめは地元の人の多くが、過疎化高齢化を理由にとても後ろ向きで、廃校となった小学校の活用についいても消極的でした。

でも、いろんな人が地域を訪れ、おじいちゃん・おばあちゃんがつくっているものを評価してくれたり、実際に小学校を使って研修生を宿泊させ、料理も提供するなどしたら、すっかり自信をつけたみたいで、さっそくその年に必要最小限の改修を済ませ、先日宿泊施設として運営をスタートしました。

いくらその土地に活用できるものがあっても、人の気持ちが後ろ向きであれば、ちっとも前に進みません。ですので、地元を調べることでその土地を好きになり、そこで自分たちの暮らしをどう楽しむのか考えることを通じて、前向きに行動してみようとするきっかけになればと思って活動しています。

西村 地域へ入られる場合反発などはありましたか?「おれたちは地域のことは知り尽くしている。よそ者に何が分かる」とかは言われませんでしたか?

松田 60歳以上はそんな声はちらほら聞こえましたが、50歳代から下になると意外と地元のことは詳しいと言い切れない人がほとんどですね。世代間のコミュニケーションがとれていない証拠です。
ですから、ほとんどの人は意外と地域のことを知らないと、この際だから改めて地域のことを知ろうと意欲を持ってのぞんでくれます。

西村「お金もない」「リーダーもいない」「若い人もいない」「やる気もない」地域が実際の話多いのではないのでしょうか?コンサルタントや行政やNPOの自己満足ではなくて松田さんが考える地域おこしの成功とはどのようなイメージなのでしょうか?
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松田「お金もない」「リーダーもいない」「若い人もいない」というのは、山間部に行くと大半ですが、たまに「やる気もない」状態で依頼をしてくる地域もあります。その時は、難しい反面とってもやりがいがある仕事として燃えますね。
ほとんどの場合は地元に熱意があって、それをどう進めるかノウハウがないだけですが、熱意がないとなると困難さは格段にアップします。その時は人の気持ちを変えることに力点を置きますので、やりがいはひとしおです。

2年前に依頼を受けた佐賀町の北部地域はまさにその典型でした。役場の人から、ハード整備しか望んでいない地域なので、ソフト事業は難しい地域ですと。
この地域の人の意識が変われば、他の地域にも口コミで宣伝しますと役場に言われて燃えました。

結果的にその地域の意識は変わり、2カ月に1回の頻度で地域のイベントを行うようになりました。活動としては地味ですが、人の意識や地域としての取り組みが前向きになるという結果はやっていてうれしい限りでです。
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2007.07.07

6月28日にドイツで原発事故発生

 反原発運動に取り組んでいる知人から「6月28日にドイツで原子力発電所での事故が発生したらしい。何故か日本の報道機関は報道していない。インターネットなどで検索してほしい。その事実をブログなどでお知らせしてほしい。」との電話がありました。

 なぜ日本のテレビや新聞はそんな重大なことを報道しないのでしょうか?半信半疑でGoogleにて検索をかけました。そしてらいきなり、以下のブログが出てきました。

 Dr.Wasteのごみ問題を考える ドイツで原発事故発生

 ブログ記事の中でドイツ語のホームページがあるようで、そこで現場の写真が掲載されているとか。

 ドイツ語による事故現場を掲載したホームページ

 Yahooニュースにも掲載されていないし、CNNニュースにも掲載されていない。個人のブログしか掲載されていない事実。これはどういうことなのでしょうか?

 読者の皆さんもほうぼう検索してください。そして連絡ください。また何故報道機関が報道しないのかそれも推論してください。

(すみません検索したブログにリンク表示されているドイツ語のサイトから写真を借用させていただきました。)
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音楽文化は高知をスルー(通過)

 四国四県で音楽興行をしているDUKE.高知市が本社。今年の夏は7月、8月と8回野外コンサートが開催されます。愛媛、香川、徳島の3県で開催。高知はありません。DUKEによれば「たまたま高知でなかっただけです。」との事ですが。
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 平井堅にSTARDUST REVUEに、DREAMS COME TRUEやTRFなどという動員力のあるアーティストの野外ライブ。自然豊かな高知で開催されない現実は辛いものがありますね。
 遠い昔、1988年に春野運動公園で野外コンサートを主催lした者からしますと寂しい限りですね。「夢をもう一度」やってみたいものですね。

 イギリス王室も2人の王子が主催で母親(ダイアナ妃)の追悼野外コンサートをテロの厳戒の最中にサッカー場で6万人を集めてしたぐらいですからね。

 野外コンサートはともかく、未だに高知市は常設で2000人収容の会場がありません。香川、松山、徳島はあります。動員力のあるアーティストの興行はほぼ不可能に近いのが現実ですね。
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(使い勝手が悪く、貧弱な文化施設高知市かるぽーと。音楽関係者の意見を無視した市民ワークショップをもとにこしらえたどうしようもない施設。毎年大赤字を出し、高知市民に損害を与え続けています。)

 文化過疎という現実は辛いものです。よさこい踊りの街頭パフォーマンスで憂さが晴らせる人はいいです。高知で2000人ホール実現のためにと、19年前に汗を流した行為が全く実らない現実は辛いものです。

 中心街の活性化だなんだという割には、2000人ホールの問題を上げる人たちはいません。音楽文化を軽視する街は面白くない街です。
 かるぽーとなどという愚かな文化施設のおかげで、高知市は可能性がなくなりましたね。元市長も市議会も責任をとるべきでしょう。
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(春野でのコンサートも19年も前の事)

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2007.07.06

必見映画「日本の青空」

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 以前NHKテレビで「ETV特集 焼け跡から生まれた憲法草案という番組を見ていました。現在の安倍首相や自民党の一部が「日本国憲法は占領軍の押し付け憲法。今こそ日本人による自主憲法制定を」「中国や北朝鮮の軍事的脅威に対抗するには憲法改正し、自衛の為の軍隊を行使しなければならない。」などと言われています。以前わたしもブログに書きました

 そのキャンペーンは殆どウソであることが映画を見て思いました。
 ある雑誌の契約社員である主人公が、編集長から「憲法特集をやろう」と号令をかけられたところから始まります今の。ほとんどの日本人は憲法問題に関心がなく、なんとなく「憲法改正もいいかも」と言う意識。

 「憲法を掘り下げよ」との編集長の言葉が耳につき、帰宅して母親にその話をすると、偶然にも主人公の祖母が小学校教諭時代に、日本国憲法草案を起草した鈴木安蔵の子供さんを教えていたという話から展開していきます。
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 鈴木安蔵の娘さんの話や、所蔵していた日誌から、人柄や人生が映画で描かれています。京都大学生時代に治安維持法違反第1号で検挙され、大学は退学、3年の実刑をくらいました。同士であった女性と結婚し3人の子供を得たものの、職にはありつけず、親類からの仕送りで細々と肩身の狭い生活をしていました。

 鈴木安蔵は、社会思想には見切りをつけ、憲法の研究を戦前、戦中を通じてしていました。ベースとなっていたのは、自由民権運動運動時代の植木枝盛の憲法草案や、全国各地の憲法草案でした。それはイギリスやフランスの人権思想に大きな影響を受けたものでした。
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(この画面映画にも出てきます。天皇陛下以下皇族も出席され国民全体で日本国憲法の葉交公布を祝賀しました。)


 敗戦後の日本の民主化が大きなテーマでした。国民主権で人権に配慮した憲法でなければならない。男女平等で、だれもが人間らしい生活ができる社会でなければならない。ポツダム宣言の履行がなによりも急がれていました。

 当時の日本政府の関心ごとは国民ではなく、天皇制の保持だけでした。占領軍の多くの国は天皇の戦争責任を追及し、処刑せよとの意見でした。アメリカは日本の国民感情からみて、厳罰と共和制への移行は今は無理であると判断していました。

 当時の日本政府に新憲法を起草するように依頼したものの、出てくる素案は大日本帝国憲法との違いはない天皇主権の憲法でした。これでは極東委員会は説得できない。GHQは民間から提出された憲法草案のなかで鈴木安蔵がまとめた案に注目しました。
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 結果殆ど鈴木憲法草案を採用し、法律知識のある米軍将校で日本国憲法が起草されました。今話題の憲法第9条ですが、映画では鈴木安蔵は軍隊の項目は白紙にしていました。当時の芦原首相が「戦争放棄。軍備を放棄とします。」とマッカーサー司令官に言われたことがそのまま採用されたということです。

 つまり殆どの日本国憲法の草案も、憲法第9条も日本人が考え、こしらえたものでした。
 映画としても優れています。2時間見入ってしまいました。
 小中学生には「総見」と言いまして、全員で授業の変わりに映画を見る研修があるそうです。すべての小中学校で見るべきでしょう。高校生、大学生、社会人全員が見るべき映画であると私は思いました。

 また映画が高知市の自由民権記念館で上映されているのも縁です。ルーツの1つが土佐の自由民権運動でしたから。明日、明後日は自由民権会館で「日本の青空」をみんなで鑑賞してください。
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7月第1周目のはりまや橋金曜市

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 今日の高知市は1日雨模様。U-20ワールドカップ「日本VSコスタリカ戦」を夜中に見ていたので眠いこと。しかも朝からずっと雨。足元が悪いのですが、パソコンを担いで出かけました。
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 月の初め1週目は七輪サロンもあるので、新堀川環境の保全活動で頑張っておられる西岡謙一さんにも会いました。
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 雨が強くなりましたが、活き活き100歳体操もテントの下で開催されています。施設の中での体操とは異なり、通りに面した広場、しかも金曜市のすぐ近くでの体操ですので、介護予防的な観点だけでなく、高齢者の社会性をより保つ為には必要なことですね。
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今日はアートな字を毛筆で描いておられる「はまじ君」こと浜崎一途さんと少しだけお話しました。時折はりまや橋商店街でも路上でアートをされていました。

 高知県議会議員に見事当選された大石宗氏の名刺が浜崎さんの作品。一度頂いたら忘れないインパクトがあります。
 「毎年書体は変化しています。2年ぐらい経ってその当時の字体と大きく変化しているかもしれません。」

 「大石さんの名前を書かせていただいたこともあり、今まで政治には無関心でしたが関心を持つようになりました。」と爽やかな青年でした。
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橋本大二郎知事の本当の価値とは

 今年の高知県知事選挙。もし橋本大二郎知事が出馬しないということになると、「なりたい人」はたくさんいる筈です。元高知市長もその1人。乱戦になるでしょう。それは県民にとっては全然良いことではありません。

 いろいろ言われてはいますが橋本知事の最大の特色は、わたしは「ブランド力」と「都会の上流の人たちの広大な人脈」であると思います。
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 「ブランド力」は、実兄の総理経験者である龍太郎氏の逝去で少し翳りました。しかし全国の都道府県知事で自民党や公明党、連合や自治労などが束になって対立候補を支援しても選挙で常に勝つ橋本知事の存在は際立っています。それだけ知事は高知県民に説得力を未だにもっていることです。少しは陰りましたが、誰が対抗馬に出ても選挙には勝ちますね。

 今まで橋本知事を批判される勢力側の人たちは、橋本知事の人格攻撃やはては奥様への誹謗中傷など聞くに堪えないお話を知事選挙のとき対立候補者の支援集会で何度も聞きました。きちんとした政策での批判を1度も聞いたことがありません。県民をなめているということです。下品な噂話は面白いが、政治集会ですべきものではないでしょうに。

 特に自民党参議院議員の田村公平氏のスピーチは下品で聞くに堪えられないものでした。橋本知事への誹謗中傷演説の中でも群を抜いて下品でした。こんな人を国政へ送り出している高知県民は恥ずかしい。知事の対立候補者はかれなりに節度があり冷静なスピーチをしていただけに、残念ではありましたね。

 「人脈」については想像以上の物凄さがあると思います。橋本家は天皇家ともつながっているようですし。麻布中高校ー慶応大学ーNHK-政治家一家の人脈は県民の想像を超えています。

 ただ私たち高知県民は橋本知事の「ブランド力」「想像以上の人脈」を上手に高知県づくりのために活用することは全くというほど出来ていませんでした。それが実にもったいないと思います。

 県外で学生をしている子供が言っていました。橋本知事が徳島県知事と一緒に原子力環境整備機構本社へ出向き、血相を変えて怒っている場面は放映されたそうです。その後は東洋町の動きは全然わからなかったそうです。扱いが小さいようでした。やはりそうなのでした。

 メディアに露出するのも「才能」ですね。
 私個人の願いではありますが、橋本知事はもう1期高知県のために力を尽くしていただきたい。東洋町関係では白浜海岸に「海の駅」が出来るのなら、都会でPR役をしていただきたい。

 本当に物事の価値を理解している都市部の財力のある消費者に高知県の価値を認めていただく活動を惜しみなくしていただきたい。

 つまりは言葉が悪いが、高知県民は橋本大二郎知事の「ブランド力」と「人脈」を使い倒すべきなのです。
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(高知県庁本庁舎)

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2007.07.05

反核の象徴で全国で講演

  7月4日の高知大学での討論会。注目度が高く今朝の高知新聞にも掲載されていました。昨日のNHK,RKC,テレビ高知などのニュースで報道されていりましたし。

 7月7日は佐賀県の市民団体の招きで沢山東洋町町は講演をする予定と聞きました。

 高知県東洋町長の話を聞く(プルサーマルと佐賀県の100年を考える会)

 他にも東洋町で反核運動されたかたにも講演依頼が来るかもしれませんね。国側は今年全国jの都道府県の県庁所在地で高レベル放射性廃棄物最終処分場の説明会を開催されます。
 財政基盤の弱い、反対運動の弱い地方自治体が狙い打ちされます。東洋町の教訓を全国の市民運動の教訓となるのですから。
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安倍首相は高知へも来ていたそうですが

 日曜日にR君と1年ぶりにセーリングしました。久しぶりのsセーリングを堪能して、片づけをして遅いランチをおむすびだるまへ行きました。そうするとだるまのおばちゃんからこう言われました。

「一寿司会館に安倍首相が来ている。さっき背広を着た人達が一杯行きよった。あんたは行かないのか?」と言われました。

 私は「安倍晋三氏は、3年前の参議院の時自民党幹事長として高知市の大橋通りで目撃しました。たいした事ないですね。それに今日はヨットのほうが大事やし。」と言いました。

 報道によりますと徳島から来るまで高知県香南市へ来て、そのまま高知龍馬空港から東京へ戻られたとか。一般聴衆に橋本知事もいたとか。今頃高知へ来るということは自民党の候補者が危ないということなんでしょうか?

 とにかく安倍内閣は退陣していただきたい。選挙の結果で憲法改正などとんでもない話です。

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とにかく安倍内閣がまず退陣すること。すべてはそれから。国権主義はまっぴらです。

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2007.07.04

揺れる東洋町を考える討論会

 なんとか仕事の都合をつけ、昼から高知大学朝倉キャンパス210番教室へ行きました。主催は「揺れる東洋町を考える会 代表山本健一 高知大学農学部学生)です。学生達を指導されている菅野光公教授から電話があり「ご多忙でしょうがなんとか参加していただきたい。」お誘いもありました。
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 ゲストは沢山保太郎東洋町長でした。壇上には司会役の人文学部の学生、コメンターは人文学部と農学部の学生3人がつとめておりました。菅野光公教授の呼びかけがあったのと、やはり今でも注目の東洋町ですので、NHK,RKC,テレビ高知と高知新聞社会部記者が取材に来られていました。ローカルニュースで午後6時10分過ぎに各局放映するとか。東洋町長選挙で見かけた取材チームが来ておりましたね。参加者は学生と市民が40人程度きていました。
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 主催者は 当初は原子力政策推進の立場の人の参加も呼びかけ、反核町長との論戦を期待する討論会を企画していたようですが、何故か推進派の学者や原子力発電環境整備機構などは出席しなかったようです。

 資源エネルギー庁が全都道府県で今年「高レベル放射性廃棄物最終処分場」の説明会を県庁所在地で実施するようです。そうであるならば、こうした討論会へも出てこられ、国民の前で説明すべきであると思います。

 ゲストスピーカーが沢山町長であり、東洋町の現状を説明されました。
沢山町長は「東洋町の財政は調べてみると苦しいことは確かだが、夕張市のような過大な負債はない。20数億円の規模で30億円程度の借金。財政調整基金も7億円程度あります。高知県下の市町村でいれば中の上クラス。原発交付金頼らなくても財政の再建は可能である。」
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 その後にパネラーの学生との質疑応答がありました。
「交付金が来て生活が今より豊になるかもしれないのに、町民の人たちは何故反対したのでしょう?。核廃棄物の勉強会などをしたからでしょうか?」

「勉強会はしました。地域の体の弱った高齢者の皆さんが声を振り絞って、放射能はいかん。と反対運動をしてくれました。自然のなかでやすらかに暮らし、安らかに死にたい。そういわれました。むしろ若い1部の人たちは仕事がもらえるというて核推進の運動をしていました。」

「沢山町長はどうして核廃棄物反対運動をされたのですか?」という学生の質問に答えていました。

「僕らの世代は広島、長崎の原爆の話はよりリアルでしたし。学生時代の授業でも習いました。また京都の学生時代に、湯川秀樹博士の講演を聞いたことがありました。湯川博士は、原爆も原子力発電も人類にとっては有害無益なものです。と言われました。その核が東洋町に来る足元に。それは絶対に阻止しなければならないと思いました」
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 また別の学生は「核廃棄物処理場は文献の調査だけで、拒否できると言われていました。どうしてでしょうか?」と質問。

 沢山町長は「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律を読みましても、どこにも文献調査で拒否できるとは書いてはいません。概要調査、精密調査とすすみ拒否は出来ません。」と明確に言われました。

「核の問題で町内が分かれたことで、今でもしこりはあるのでしょうか?」

「以前より町職員はより打ち解けてやっています。核の問題はそれぞれでしたが、仕事の能力で判断するようにしています。」とのことです。

 続いて会場からの質疑応答になりました。

「選挙後教育長が辞職し、教育委員全員も辞任しました。先日の議会で委員の4人のうち3人が信任され、1人が不信任されました。その後はどうなのでしょうか?」

「教育長は教育次長が当面兼務することで議会の承諾を得ています。不信任になった候補者は、反核運動のリーダー格の人でした。教育委員会の機能は問題ありません。ゆっくりと欠員は公募していく予定です」

「海の駅はいつごろ白浜海岸に実現するのでしょうか?」

「早ければ来春オープンをめざしています。キラメッセのような建物なら3000万円程度かかります。国の制度で過疎債という制度があり、施設建設費の7割を国が負担してくれます。
 施設運営者は指定管理者でなければなりません。法人格をもたないといけないのです。ですので農協やNPOでないといけないのです。現在住民がNPOの準備をしています。」とのことでした。

 「沢山さんのブログを見ていますと、抵抗勢力とおぼしき人物からコメントが多く寄せられていますが。そのあたりはどうなのでしょうか?」

「東洋町のいけないのは、コネ契約が多いこと。管理委託契約も町がつくっていないことが問題。結果的に法例違反になるようなことも多い。町長のハンコがあるからとか慣例だとか、なあなあでやってきた部分が多いことに驚いている。まずはそれを断ち切り、新たな契約関係をこしらえることからです。」

「コネ契約が当たり前と思い込んでいる人が多いから、ちゃんとした契約関係を確立するため管理契約条例もきちんと整備する必要性がありますね。」

最後に沢山町長はこういわれました。

「東洋町だけでなく高知県全体で言えることですが、国や県や町に依存しすぎる癖や生活習慣を改めないといけない。
 高知県は今大変。11月に県知事選挙があります。県民市民側でどういう高知県であるべきか。議論をして県民側からマニュフェストをちくるべき。
 学生諸君も高知大学は高知市中心街へ移転、高知女子大は中心街から郊外の池地区へ移転。やることがちくはぐ。自分達の問題として高知県政を考えてほしい。あるべき高知県について様々な立場の県民が企画してシンポジウムをして議論を巻き起こしていただきたい。」と言われました。

 なかなか学生達も真摯に取り組まれていました。
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久間防衛大臣の発言は対米卑屈内閣そのもの

結局辞職されましたね。後任は小池百合子首相補佐官であるとか。これまた尋常な人事ではありません。日本の国防は大丈夫なのでしょうか?クールビズのオバサンが防衛大臣(?)。現実に追いつけません。

 「長崎の核爆弾投下は。ソ連の参戦を阻止するためには容認できる行為であった。」アメリカの軍関係者の発言ではありません。日本国の国防を担う日本の防衛大臣の発言です。アメリカにそこまで卑屈になる必要がどこにあるのでしょう。
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(広島、長崎の原爆の悲劇は人類の悲劇でもあります。)

被爆者団体や、地元長崎市長や市民の批判もありました。まだその頃は「発言趣旨をよく理解して欲しい」と開き直っていましたが、与党幹部や公明党からもたしなめる発言が相次ぎました。そして翌日発言を撤回しました。そして辞任されました。

久間氏『申し訳ない』 批判受け 発言を事実上撤回(東京新聞)

久間発言 やまぬ怒りの声 謝罪と辞任求め決議(東京新聞)

<久間防衛相発言>自民党の保坂議員、辞任要求 街頭演説で(毎日新聞)

久間防衛相が辞任 原爆発言で引責 参院選影響に配慮(東京新聞)

 新防衛相に小池氏 久間氏辞任、野党は任命責任追及(東京新聞)

 とまあ慌しいこと。1国の防衛大臣がこれで、首相がこんなことでは、偉そうに「危機管理がどうした」なんて言える筈がありません。

 ここまでアメリカに「卑屈」な防衛大臣は大問題ではないでしょうか。罷免は当然。なにかと閣僚をかばう安倍首相の任命責任は免れません。

 「日本人の核アレルギーの払拭」のため「勇気ある発言」をしたと思い込んでいるのではないのでしょうか。それは将来日本の核武装するための1歩であり、アメリカの「許しを得て」、アメリカを守るために憲法まで改正するのですから。

 大臣を壁い続けた安倍首相は日本人のことを本当に考えているのでしょうか?昔「売国奴」という言葉があったそうですが、国民の側に立たない政府など必要ありません。退陣すべきです。

 広島、長崎への原爆投下はアメリカの許されない大量殺人行為です。ナチスのホロコースト並の戦争犯罪です。許容発言が受け入れられる筈はないことぐらいわからなかったのでしょうか。

 参議院選挙では危機管理もろくに出来ない自民党・公明党に投票しないようにしましょう!そして棄権はしないようにしましょう!どこでもいいので野党に投票しましょう!

 自民党をぼろ負けにして安倍内閣を退陣させませんと日本は滅亡します。

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2007.07.03

私とblogについて


 わたしは「書きながら考えるタイプ」です。多くの皆さんは「考えた後に書く」タイプであると思われます。

 ブログはもともと「WEBLOG」と言われていました。アメリカ人の造語ですね。直訳すればWEB(インターネット上)の記録ということですね。私は2004年1月1日から始めました。もう3年と半年経過したことになります。

 ですので、私にとってブログは「備忘録」(忘れることに備えるための記録)なのです。日常生活するうえで、こんなことがあった、あんなことがあった。テレビや新聞やネットニュースで腹の立つ出来事があった。地域でいろんな問題が起こっています。そのすべてが興味の対象です。それで書いています。

 以前は手帳やノートに忘れないように必死で書きました。
 後から自分でブログを見て、反省することも多い。多くは漢字の変換ミス。表現のおかしさ。これからはもっと見直しをするようにしませんと。
 ブログで表現できることは、社会活動のごく1部にすぎません。

 わたしは多筆家なので、ブログも複数書いているし、ホームページもそれ以外も文章を書いています。文才があればもう少し光ることでしょうが。雑文ではそれもかないませんし。

 でも書くことが好きなので、「寸暇を惜しんで」今後も書いていこうと思います。書いた文章は時代を反映しています。「歴史の証人」になることができたら幸いです。
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攻勢に出た資源エネルギー庁

 東洋町で手痛い住民の反撃で撤退しなりを潜めていた資源エネルギー庁。。「反撃」を開始したらしい。

第3節 原子力の推進
 なんと全国各地で「高レベル放射性廃棄物最終処分場」の説明会を多額の予算を利用してやるようです。全然懲りていないようです。

 日本政府は世界各地のウラン鉱石産出地からウランを買い付け、ロシアとも提携して高濃縮ウランを購入。かわりに日本が原子力発電所を建設するという世界戦略だそうです。
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 国内でも伊方に続き、浜岡でもプルサーマル計画を推進することになりました。そうなると「トイレのない発電システム」に焦りを感じてか、多額の予算を活用して高レベル放射性廃棄物最終処分場を国内のどこかへこしらえようという計画だそうです。

 相変わらず地方自治体を「札束で頬を叩く」やり方は改まってはいないようです。世界の潮流は「ローカルエネルギーの調達」に向かっています。グローバルなエネルギー政策は必ず破綻するのではないかと思いますね。

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2007.07.02

首長ブログの可能性

 東洋町長沢山保太郎さんのブログ「ヤスタロウの東洋町長日誌」が話題沸騰状態。コメントは沢山さんの意見に賛否両論。コメントに飽き足らず自分のブログまでこしらえる人たちも現れ、しきりにトラックバックをかけ、自分のブログへの集客を図っています。
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 商店で言えば「大繁盛」状態ですね。高知県では今までは高知県知事橋本大二郎さんのブログ「だいちゃんぜよ」が有名でした。また違った話題を毎日提供しています。

 何よりそれは沢山保太郎さんが文章を書くことが得意であり、町政のことから、自分の思想信条の吐露まで書かれていまして、ブログの読者を飽きさせません。「受け狙い」の文章は微塵もなく、「わが道を行く」トーンで全体がつらぬかれていますね。

 検索エンジンで「首長ブログ」でいれますと、結構あるものですね。関連記事が。

 首長ブログ(Google)

日本経済新聞の関連会社である日経BPもとりあげていました。
 首長ブロガーの勧め 武豊町長籾山芳輝さんのブログに学ぶとかいう記事はなかなか興味深いです。

首長ブロガーの勧め(1)武豊町長 籾山芳輝さんのブログに学ぶ

 そのなかで首長ブログ7つの「期待される効果」が書かれていました。

1)首長の忙しい日常が「見える化」する

2)感謝の気持ちを伝える「公開お礼状」

3)紹介されてうれしい「参加型メディア」

4)首長自らが集客・販売する「トップセールス」

5)首長の学びを見て「内外の知恵」が集まる

6)首長ひとりで改革を「先導して巻き込む」

7)懸命な日常を通じて「将来の選挙活動」

 詳しくはリンク引用した記事を丹念に読んでいただければ、理解できるでしょう。沢山町長がどこまで「首長ブログ」を意識されておられるかは不明ですが、高知県の地方自治のありかたを考える貴重な社会実験ではないかと私は注目しているところです。
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どうなったアメリカス・カップ

 世界最高峰のヨットレース。アメリカス・カップ。日本が参戦していないせいかなかなか様子がわかりません。なにせ歴史はビクトリア女王時代に遡るので、五輪やサッカーW杯よりは古い。

 スイス所属の艇がチャンピオンで,挑戦艇はニュージーランド。ここに日本人が参加しています。

 アメリカス・カップの歴史

アメリカス・カップ関連サイト

Yachtamerikacup


報道によると接戦のようですね。高い技量のヨットレース。こういう報道を耳にしますと日本はまだまだ遅れていると思いますね。
 核廃棄などの開発ではなく、こうしたヨットレースでの取り組みが、ある意味国際貢献につながると思うのですが・・

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2007.07.01

面白そうな映画「選挙」

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 いよいよ7月になりますと注目は29日投票の参議院選挙です。年金問題で日本人のメンタリティをずたずたにして尚且つ「アメリカ型不平等社会」「格差社会」を推進している安倍晋三内閣。日本の運命が29日に決まります。

 与党が勝てば年金問題は横に追いやられ、アメリカの手先になるために「日本国憲法」を改正する政策ばかり推進するでしょう。野党が勝てば真面目に年金問題に取り組むでしょう。

 さて7月1日の高知市の中心商店街おびさんロードで開催されたおびさんマルシェ。とさりゅうピクチャーズのコーナーで、田辺高英さんに会いました。そこで映画「選挙」が面白いからと勧められました。早速前売り券を購入しました。

 上映は7月4日(水曜)の1日だけ。自主上映映画はそれが辛いですね。

 時間は10時、13時、16時、19時の4回。場所は自由民権記念館だそうです。

 前売り1300円 当日は1800円だそうです。

 川竹大輔さんがブログで批評されていました。

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マルシェで同窓会

マルシェで同窓会
デジカメの調子が悪く、全く機能不全。それでおびさんマルシェの写真は携帯で撮ったこの1枚だけ。
 松田高政さんのブースこうち暮らしの樂校の隣で、おっさん4人がアイスクリームを食べながら話しておりましたた。

 私も含めこの4人は今から19年前に「アメリカ東海岸研修旅行」へ参加したメンバーでありました。
 高知出身でアメリカ事情に詳しい安岡正博さんの主催のツアーへ参加しましたね。

 まず右側の男性。入野敏郎さん。3月まで香南市役場(旅行当時は夜須町役場)の管理職。4月から土佐町の「有機のがっこう」へ入校。有機農業を習っているとか。

 その前でメガネをかけて話している人。宮尾知明さん。旅行当時は夜須町で魚屋を経営。その後、夜須町をで出られていろんな商売をされています。今は何をしておられるのか正直わかりません。

 後ろ側はおびさんロード協同組合理事長の中田豊さん(菊寿司専務)。米国研修旅行後に、瀬戸に郊外型日本料理店海幸を開店されていました。
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 そういえばニューヨークはあの世界貿易センターの最上階へ行き、珈琲を飲みました。その前の街路で安岡さんの説明を聞いていました。「9・11」でそのあたりもすべて破壊されたようですね。

 オッサン4人でニューヨークの話で盛り上がりましたね。実に懐かしい。来年は20年になりますね。中田さんから20周年記念会でも企画しろ。と言われてしまいました。困りましたね。
 全員でワシントンDCへも行ったことでした。
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梅雨の中休みのセーリング

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 一体今年は雨が降るのか?心配な梅雨時ですね。晴れると真夏の暑さ。今日は1年1ヶ月ぶりに高校2年生になったR君とのセーリング。ぎ装を忘れてはいないか心配ですね。

 ぎ装している時のハーバーの暑いこと。木の1本もないし、コンクリート張りですから。風が吹くと涼しいですが、あいにく昼からどん曇の予想ですので、風も弱いし。

 今日は氷結ポカリを2本ヨットに積み込んでのセーリングです。幸い波がないので少しの風でも帆走しますね。こういう貴重な日は活用しないともったいない。

 隣のヤ・シーパークは昨日海開き。沖合いから見ますと早くも大勢の海水浴客がいましたね。氷結ポカリとポカリ合わせて4本海上で飲みました。それでもトイレへは行きませんでしたし。大汗をかいていい1日のセーリングでした。
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高知まるごと百貨店構想について その1  7月3日(金)

西村 今月のゲストは、このたび旭のマル二敷地内で高知の特産品を販売する店舗を開設された松田高政さんです。松田さんには以前「けんちゃんのどこでもコミュニティ」時代に出演いただきました。当時は地域コンサルタントで各地域の「あるもの探し」をされ、地域を元気にされる活動をされておられました。
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 現在の松田さんは地域コンサルタント時代に培かられた能力を活かし、店舗販売などを展開されながら高知を元気にされようとしています。こうち暮らしの楽校ブログも開設されています。
 今回のテーマは「高知まるごと百貨店構想について その1」についてお話を伺います。

松田さんは高知を取り巻く経済の状況に危機感を感じ、「高知まるごと百貨店」を構想されたように聞きました。全国でも不況地区で好景気である地域との格差がますます拡大されているようです。
 高知まるごと百貨店の狙いはどのあたりにありますか?

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松田 高知の街中を歩いていて、シャッターが閉まったままのお店が増えていたり、大きな百貨店やスーパーが街から消えていったりする中で、街にだんだん魅力がなくなっている。その一方で、県外資本のショッピングセンターが郊外にできて、お客さんは県外資本のお店や商品を選択している状況を見ていて、このままでは、高知の商業も製造業も県外のものにおされてダメになってしまうと思いました。

高知の商業を魅力あるものにするためには、新しい魅力ある商品やお店を持ってこなければならない。製造業は地元にその商品を応援してくれる販売拠点を持たなければならない。

だったら、高知の商業・製造業を一度に活性化させるために、高知の地場産品で魅力あるものを集めたお店を街中につくろうと思い、数年前から商店街のイベントなどで自分のお勧め商品を販売しながら準備をしてきました。
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西村「地産地消」という考え方が行政を中心に唱えられています。松田さんはどのように考え行動されるのでしょうか?スローフードとは関係あるのでしょうか?

松田 地産地消という考えは、地元で生産されたものをできる限り地元で消費しようという運動で、食育の推進や食糧自給率を上げるためにも大切な考え方です。私はそれを基本にもう少し生産品のレベルアップを図るために、言葉は似ていますが「地消地産」という逆の発想が必要なのではと考えています。この意味は、「地元で消費したいものを地元でつくる」という消費者側の視点でのものづくりの運動です。

地元でできたものは何でも消費するのではなくて、「本当に買いたいものをできる限り買える適正な価格帯で提供するため」に、地元の消費者がモニターになって商品を評価し、改善の余地があればそれを生産者にフィードバックしてさらに磨きをかける。自分がこれから展開しようとするお店は、高知県産品のマーケティング・商品開発の拠点としての役割も担おうと思っています。

スローフードについては、物は少ないが作ったものは適切に売ってその利益で毎年生産してもらわなければならないので、種の保存が危ぶまれている土佐赤牛や在来種の野菜・穀物などは売っていかなければと思っています。
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(JASS認定で30年間有機無農薬野菜を栽培している井上正雄さんの野菜も販売されています。)

西村 松田さんは「地方で生きる者の豊かさの「ものさし」は、物があふれている時代の中で、近くにしっかりとしたものをつくってくれる環境こそが豊かであると考えます。」と言われています。
 高知は農業県であると言われていますが、食料自給率は高くはありません。また高知県民自身が高知の農産物を好んで食べていないようにも思えるのですが?
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松田  高知県の食糧自給率は確か50%を切っていたように思いますが、その理由として、園芸作物を中心に県外に安定供給するといった役割を日本の中でも担っていたと思います。そのため、いい商品はいったん県外の市場に運ばれ、それが県内に出回らない、出たとしてもそれはわざわざ県外市場から時間と費用をかけて戻ってきたという笑い話になる状態が現実にまだあります。

また、ナスやピーマン、トマトなど高知県の基幹作物は地元でもたくさんあり通年食べられますが、少量多品種型の農業生産ではないため、基幹作物以外は、物がなかったり、ごく限られた季節にしかないといった状況が起こります。

いろんなものをまんべんなく作れば県外や外国産の食糧に頼る比率が低くなるのですが、高知県の長年の戦略として、ごく限られた基幹作物の安定供給を進めてきましたので、多くの農産物は他県に頼らざるを得ない状況となっています。
ですので、地元で必要なもの、食べたいものを地元でつくるという「地消地産」の運動が食糧自給率向上に必要なことだと思います。
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西村 高知県は日本で有数の有機農法の生産県であると言われてきました。しかし県内消費は少なく、殆どが大都市の消費者グループに販売されています。この現実はどうすれば良いと思われますか?

松田 確かに、高知県内でつくられている有機農産物は宅配を中心に大阪や東京の消費者が多く購入しています。安全でおいしいものは値段も割高なので、お客さんも有機野菜に関心のある人か、食材にお金をかけることが負担とならない比較的高所得者となると、高知県内にはターゲットが少ないのが現実だと思います。

ただ、私が生まれる昭和30年代までは、農薬も化学肥料もまだなく、高知県内当たり前に有機農産物しか食べていなかったことを考えると、本当に安全でおいしい野菜の味を知っている人はだんだん少なくなっているので、地元の人にこそその味を知ってもらい、多少割高でも買いたいと思わすようなきっかけづくりが必要だと思います。

有機農産物の県内消費量の拡大についても、まずは少量から固定のリピーターを増やすよう、自分のお店がその役割を担っていこうと思っています。


西村 地域では良いものがあったとしても生産量が少なく、供給が多く出来ません。そのあたりをどうすれば良いのでしょうか?

松田 スーパーでは、品切れはクレームの対象となるので、生産量が少なく安定的に供給できないものは取り扱えません。私の店は、本当にいいものを少量でも扱い、品切れになればその理由をお客さんに理解してもらう努力をしようと思っています。

 その点は、お客様の都合が絶対ではなく、生産者の立場や都合も相互理解で克服できるのではないかと思っています。それができるのはやはり地元の小規模店の強みだと思っています。

もし、人気が出て、今の生産体制では不十分だとなれば、意欲のある生産者であれば人を雇いもう少し生産量を増やそうといった動きになると思います。最終的に、そういった雇用創出や担い手・跡継ぎができるようにヒット商品を増やしていきたいと思います。

西村 松田さんは「高知市内のスーパーや土産店では売っていない(競合しない)商品(食品だけでなく工芸品も)を高知市及び郡部から取りそろえ、地域の生活者に販売することで、このお店を通じて、高知の物産や物の豊かさを実感してもらいたいと考えています。」と言われています。
 品物の仕入れや、販売方法は大変であると思われますが、おかまいない範囲でお話下さい。

松田 商品の仕入れは、基本的に自分でまずは味を確かめ、これがいいと思ったら生産者に直接会いに行って、意見交換をします。そこで、商品の魅力だけでなく、生産者の人柄や意欲・基本的な価値観なども把握します。

商品の販売は作り手の思いをいかに伝えるかということがすごく大切になってきますので、売る時も生産者と会って話を聞いたことを自分なりに噛み砕いて、わかりやすく伝えるように心がけようと思います。ただ、100%作り手の思いを伝えることは代役では無理ですので、たまには生産者も店頭に立って直接お客さんと交流してもらえたらと思います。
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7月1日のおびさんマルシェにこうち暮らしの樂校も出店されます。)

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