危機管理があるのか日本の原発
中越沖地震で放射能漏れを起こした柏崎原子力発電所。報道を通じて伝えられる原子力発電当事者のコメントには信じられない事柄が多い。
「地震があっていろいろやることが多く、通報するのが後回しになった。」
「自力で火が消せないので、消防署に通報した。道路事情があり到着が遅れたようだ。」
「放射能漏れがあったがきわめて微量なので人体には影響はない。」というもの。
私は原子力発電所にはしっかりした自衛の消防隊があり、今回のような「軽微な」事故であれば自力で消化できるものだと思い込んでいました。どうやら全然そうではないらしい。だいたい原子力発電所は町外れの海沿いにあるので、当然もよりの消防署からは時間はかかる。それは当然。
しかも大地震なので途中の道路が寸断されている可能性だってあります。今回はそれがなく幸運であったと言えるでしょう。
しかし次次と判明する事実。まだまだ隠し事があると思いますね。
今朝の高知新聞にも中央構造線という大きな活断層の近くにある伊方原子力発電所の安全性について南海地震研究の大御所である岡村高知大学教授がコメントされていました。「安全性には大いに疑問がある。耐震基準の大幅な見直しが必要である。」と。
柏崎原発は日本の最先端の原発であると言われていました。その事故の影響は小さくないうようです。
またまた気になるニュースが飛び込んできました。
柏崎市が刈羽原発に緊急使用停止命令…地下に断層の可能性(読売新聞)
日本は「地震大国」。全世界の地震の10%が日本で発生。しかも震度5以上の地震は20%は日本で発生しているといいます。
それだけに活断層の再調査は絶対に必要です。
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