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2007.07.21

地震列島日本に原発は本当に必要なのか?

7月16日長崎での地元候補者応援演説を中止し、新潟中越沖地震への罹災地を訪問した安倍晋三首相。まっさきに駆けつけたのは柏崎刈羽原子力発電所だそうです。それこそ最重要国策である原子力政策であることをあらわしていますね。

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所。中越沖地震で変電所が火災になり、放射性物質も海と大気中へ流失しました。結果的に見れば軽微な事故であったかも知れませんが、労災のテキストと言われる「ハインリッヒの法則」からすれば大変な事例であると思います。
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 ドイツの原発も変電所の火事でした

 しかし最近の報道ではどうやら軽微な事故ではないらしいとの見解もあります。

 <柏崎刈羽原発>地下5階、水漏れ続く 消火用水の配管壊れ(毎日新聞)

 柏崎刈羽原発 地震計のデータ消失など対応の不備相次ぐ(毎日新聞)

 マスメディアでは原発側が完全に情報を開示せず小出しにしていることもあり、事故の全貌がなかなかわかりません。柏崎市の市民グループのサイトを見ますとそれはなかなか深刻な問題のようです。

 柏崎刈羽原発の懸念事項

 例によって「報告が遅い」状態であり、まだまだ「隠し事があるのではないか」と疑念を持ちます。今までがいままでであったからです。信用ができませんね。日本の原子力政策は。情報公開をしませんから。
 裁判所までは「事故の可能性は軽微である」との判決まで出し、司法も結果的に今回の原発事故に「加担」した判決をかつて出していたようですし。

 東京の電力消費の7%が柏崎刈羽原子力発電所が発電しているとか。運転停止にして点検と再発防止策をするので簡単に運転は再開できない。真夏の電力消費のピークではショートする心配があるため休業していた火力発電所をフル稼動させる計画であるとか。

 となると原発が「地球温暖化対策」になるとは思えない。火力発電所が常にバックアップ体制で整備されていないと駄目でしょうから過剰な投資ですね。
 
 また市民も「電気浸り」の生活を改めつべきですね。暑さの中エアコンを使わないことにしませんか。とても辛いですが早朝から働くとか。昼寝するとか。ライフスタイルを変えたら乗り切れると思いますね。原発依存体質を改めるべきでしょう。

 世界の地震の10分の1は日本で起きています。地震大国で、活断層だらけの日本は原子力発電所と共存できるのでしょうか?最新鋭原子力発電所のお粗末な危機管理体制では到底共存できるとは思えないからです。
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