« 監視国家体制の恐怖 | トップページ | 石油の投機をやめさせよ »

2007.09.22

ローマ帝国の偉大さを今更ながらに思う

Roumazinhonm

 古代社会でローマ帝国は1000年も継続しました。「ローマ人の物語」の著者塩野七生氏の「ローマ人の物語 ガイドブック」を読みました。
Mmroma1

 「ローマ人の物語」は15巻の大作。イタリアに滞在し1年間に1冊づつ仕上げ15年で完成させたと言う超大作。ローマ帝国並みにスケールの大きな作品です。ガイドブックを読んであらためて思います。ローマ人は凄かったなと今さらながらに思いますね。
Promahon


 まず「寛容さ」。征服した地域の宗教や習慣を根絶やしにせず認めたこと。

 征服した属州にもローマ本国同様の社会資本整備を徹底してしたこと。

 多神教であるということは日本も同じ。日本は800万の神様、ローマは征服した土地の神様も加わり30万の神様がいたとか。

 その2つのことだけでも後世の帝国であるイギリスやアメリカよりも「民主的」で統治システムはうまく機能していたようですね。凄いことです。

 ローマ帝国滅亡後、その領土はキリスト教国と、イスラム教国になり、1神教で寛容のない社会になりました。現代もそれを引きずり出口のない争いをしていますし。

Roma3mm

|

« 監視国家体制の恐怖 | トップページ | 石油の投機をやめさせよ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ローマ帝国の偉大さを今更ながらに思う:

« 監視国家体制の恐怖 | トップページ | 石油の投機をやめさせよ »