ローマ帝国の偉大さを今更ながらに思う
古代社会でローマ帝国は1000年も継続しました。「ローマ人の物語」の著者塩野七生氏の「ローマ人の物語 ガイドブック」を読みました。
「ローマ人の物語」は15巻の大作。イタリアに滞在し1年間に1冊づつ仕上げ15年で完成させたと言う超大作。ローマ帝国並みにスケールの大きな作品です。ガイドブックを読んであらためて思います。ローマ人は凄かったなと今さらながらに思いますね。
まず「寛容さ」。征服した地域の宗教や習慣を根絶やしにせず認めたこと。
征服した属州にもローマ本国同様の社会資本整備を徹底してしたこと。
多神教であるということは日本も同じ。日本は800万の神様、ローマは征服した土地の神様も加わり30万の神様がいたとか。
その2つのことだけでも後世の帝国であるイギリスやアメリカよりも「民主的」で統治システムはうまく機能していたようですね。凄いことです。
ローマ帝国滅亡後、その領土はキリスト教国と、イスラム教国になり、1神教で寛容のない社会になりました。現代もそれを引きずり出口のない争いをしていますし。
| 固定リンク
コメント