追手前小学校を潰して活性化はありえない
(平成25年には「廃校」になると高知市長が発表した追手前小学校。)
岡崎誠也高知市長の言動はおかしいのではないか。9日報道の地元紙によれば、追手前小学校の耐震補強工事はせず、平成25年に新堀小学校との統合を目指すというもの。跡地には商業施設や高知大学を「誘致」するという構想。
読んでいて無性に腹が立ちました。この市長は「まちづくり」の基本が何も理解していないと思いました。
小学校は周辺500メートル以内に人口5000人程度の住民を基本に設置されているそうです。いわば最小のコミュニティ。高知市中心部に人口が少なくなったのは、高知市の都市政策が無策で、郊外への宅地造成で自然破壊を促し、社会資本が充実している中心部を過疎化し、資本が充実しない郊外部に人口が増えれば、高知市の財政破綻は目に見えています。
故横山市長時代の1990年頃に「高知市総合計画」が策定されたと思います。そこでより都市機能を(中心部)で高める為に財源として「都市計画税」を市民に提案していましたし。
小学生は徒歩で500メートルの道を通学します。家族と一緒に住んでいます。小学校の問題は居住者全体の問題でもあります。
都市政策の基本は「コンパクトな都市にする」ことであり、「社会資本の整備された中心部に住民を呼び戻すこと」なのです。岡崎市長は全く逆のことを推進しています。
商業施設と言いますが、地価の高い中心部、それも人が少ない中心部に進出する商業資本はあるのでしょうか?
まず小学校を保持します。そして校区の人口を増加させる都市政策を実行します。周辺生活者が増えれば商店街も潤うからです。車の利用者を当てにした再開発プランは破綻するでしょう。なぜならそれはイオンには勝てないからですね。
貴重な公共空地の追手前小学校を潰すことには反対です。まして新堀小学校との統合ですが、あそこも歴史資源とビオトープの新堀川を潰して暗渠にし、4車線の自動車道路を県がこしらえようとしています。文教地区の環境は劣化しますし。
(統合される新保小学校隣は、歴史資源とビオトープの新堀川は県道j工事で埋められ、自動車道路になる予定。騒音と自動車交通量の増加で学習環境は良くありません。)
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