ある商業者の本音
知人で中心街で店舗で雑貨販売をしている人がこう嘆く。「高知のデパートもあと10年いるかどうか。」売り上げはどんどん下がり、採算が悪くなれば「老舗のデパートでも撤退はありえるそうだ。」と言います。
「今年は30人の退職者に対し、新卒を3人しか補充していない。明らかに撤退を前提にしている。」とも。そういえば百貨店業界は大型合併し生き残りに懸命。ますます大都市志向になっているようですし。採算の悪い地方店は閉店される可能性は低くはないでしょう。
ある会合では現在地から300メートル離れたダイエー跡に移転していただきたいとの商店街の幹部や市役所幹部の発言に対し、デパート幹部は憤然と席を立ったとも聞きました。
「デパートが高知市のような県庁所在地でなくなることは県民が困るのではないか?そんな事例はないのでは?」と聞きました。
「若い人は百貨店へ最初から今は行かないし。郊外のスーパーで満足しているでしょ。ギフトもスーパーか通販ですませる。商売でも競争が厳しく、得意先がギフトをして物を高く買ってくれるわけではないから法人需要はどんどん落ちているし。」と発言にリアリティがありましたね。
追手前小学校を潰して商業施設をこしらえ中心市街地商店街の活性化をと岡崎誠也高知市長は言っているらしい。「たわ言」に等しいと思いますね。よく「現実」をみるべきです。市長たるものは。
(小学校は避難場所や文化拠点として残すべき)
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