西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きました土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳というブログを3年ほど前から作成されておられます。
ブログの内容は多岐にわたっています。私も毎日見ていてどのような心境でブログを作成されておられるのか興味がありましたので、ご無理を申しまして出演いただきました。
「土佐高知の雑記」帳ブログですが、かなりアクセス数は多いと思います。3年前の開設時からの推移はいかがでしょうか?おかまいない範囲で教えてください。

(土佐高知さんは地元では体育活動、文化活動で有名な人です。)
土佐 最近は「元に戻ったかな」と思います。始めたことは200~300程度が1日のアクセス数でした。一時期は700近くまで伸びたこともありました。
とくにブログにアクセスが多い場合は、例えば大河ドラマ「功名が辻」で「種子島(種崎)の浜の虐殺」(指導者的な郷士を相撲大会と偽り集合させ、鉄砲で虐殺した事件)が放映されたときには、関連した記事のエントリーを出しました。そのときには1500くらいのアクセスがありました。
その時々でブログのアクセス数は異なります。現在は「神風特攻隊」をブログに連載していますので、少し下がり気味ではないかと思います。
西村 「土佐高知の雑記帳」ですが、コアな読者はどういう人たちであると考えられていますか?またブログを通じての交流などもあるのでしょうか?
土佐 コアな読者、正直どんな方なのかわかりません。いろんな方が見ていただいていることは凄く感じます。
ブログを通じた交流と言うのは、けんちゃんがこういう形でラジオ番組に呼んでいただけるとか、そういうことがあります。直接連絡があってということはあまりありません。
西村 ブログ「土佐高知の雑記帳」のサブタイトルに「四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^) 」と書かれています。そのあたりの説明をお願いします。

(収録は楽しく順調に進みました)
土佐 1つは田舎を大事にしたいということです。
「靖国神社問題」では先の戦争(二次大戦)に大変興味がありまして、神風特別攻撃隊のことも調べています。やはり靖国神社が「英霊を祭る」なんてことを言っていますが、その裏には汚いものがある。と感じています。
バンパイヤハンターと言うのは、私の好きなコナミのテレビゲームに同名のものがありまして、それから「軍事産業は吸血鬼」という意味からブログに書きました。
西村 また「ブログの考え」としてこうも言われておられます。
「◎ブログの考え◎
TBは、削除しません。ただし、アダルトやスパム、記事に直接関係のないものなどは警告なく削除します。
コメントへの書き込みは、管理人および訪問者の意見交換の場と考えていますので、反対意見でもフレンドリーかつ建設的な態度で行なっていただくようお願いします。無意味な文字の羅列や、他者を誹謗・中傷する(この判定は下記のとおり)コメントは警告なく削除する場合があります。多重ハンドル禁止など、ネチケットをまもることは、最低限のルールであることは言うまでもありません。
その他、ここに明文化していないことは土佐高知の判断に属します。」とありますが、ブログへの変な書き込みはTBは多いのでしょうか?
土佐 最初の頃はいろいろありました。こういう書き込みをしまして実践をしましてバシバシしますと変な書き込みは減少しました。最近でもまだ多少そういう書き込みはあります。

西村 どんな変な書き込みがありましたか?
土佐 例えば「あなたの書き込みは正しくないのだから、こういうことを無謀に発言することが問題だ。削除しろ。」とか言うコメントがありました。話し合い(対話)を一切しない一方的な自己主張の書き込みであるとか。
他のコメンターに対して一方的に攻撃する書き込みであるとか。いろいろありました。それについては「わたしのブログである。」ことを明確にして削除をどんどんしました。
西村 勝手な質問をしてきて、「何故答えないのか!」とか身勝手に吠えるような人もいるのではないでしょうか。
土佐 当然いましたね。思い込みが凄い人はいるもんですね。「曝し」にしたりとか、エントリーを取り上げることもしました。
西村 また「土佐高知の雑記帳」は「サヨクブログ」なのででしょうか?またわざわざ左翼を名乗る理由はどういうところにあるのでしょうか?
土佐 はい。ネットランキングと言いまして、ブログの人気度をはかるところがあります。これを見ますと上位には右翼の方々が多いです。その人達が人気が高いようです。
それに対して左翼のほうがやや劣勢なのかな。やはりここ左翼ブログということを明確にして、発言を大いにして人気をとりたいなと思いました。
カタカナで「サヨク」というのは、こちらも「ネット・右翼」「ネット・ウヨ」とか言っていますので、蔑視されるのであれば、こちらも蔑視してやろう。これはお互い様かなと思っています。そういう意味からしています。
私が思うのは左翼の論客がもっとネットの世界に入ってきて欲しいということですね。大いに発言していただきたい。
西村 考え方の違う、俗に言う「ネット右翼」系の人たちにも土佐高知さんは丁寧にコメントされておられます。彼らとの対話を通じて思われたことはありますか?
土佐 いろいろありますが、「ネット右翼」と言いましてもいろんな人がおられます。ですのでひとくくりには出来ません。まじめな形で意見交換して、それができるブロガーにはまじめに私も回答しています。
実はせと弘幸さんというひとが実名でブログを書かれています。かつては別の激しい名前のブログを書かれていました。
この人のやりとりでいろいろありました。この人とは完全に政治的な主張は異なっています。対話をしようという真面目な感じはあります。だからこういう人たちとは政治的な主張が異なりましても話しや対話ができるのではと思います。
お互い理解できるところはできるのだと思いました。
自民党の代議士の加藤鉱一さんがテロ(自宅が放火されました。)にあわれたことがありました。せと氏は「テロを支援する」と発言されました。わたしは彼を批判しました。
その私の批判に対して、彼が真摯に対応してくれました。そのことは嬉しかったです。そういう面では理解できあうのではないかと思います。ただ別の「ネット・右翼」本物がどうかわかりませんが、全然そうではなく、礼節も知らない人が多いので嫌だねと思いますね。
西村 「土佐高知の雑記帳」の狙いはどういうところにありますか?
土佐 さきほども申し上げましたが、左翼の言論を伸ばしたいなと思います。ネット世界で伸ばしたいなと思います。自分自身も仕事上、物を書いたり、人にわかってもらう。コピーを作るという仕事なので、書くということで、自分の考えを整理する。できるだけ毎日書く。そういきたいなと思います。
ブログは3年間続けて来ましたが、いろんな意味で力になっているなと思っています。だからこれは続けていきたいと思います・
西村 そうですね。アメリカでは今度の大統領選挙におきまして、民主党の予備選挙に市民ブロガーが大きな影響力を発揮しています。ブログのyou tubeの画像で有権者と候補者がやりとりをしていました。
結構アメリカでは政治に関与する力があるようです。そのあたりはどう思われますか?
土佐 そうですね。アメリカや韓国では(ネチズン)など市民ブロガーが台頭し、政治に影響を与えていますね。しかし日本の場合はまだまだネット右翼が多数のようです。
左翼でしゃべりたがりの、高知なんかでは出てきても良いとは思いますが、まだまだ数が少ないようです。もつともっとでてくればいいとは思っています。
西村 確かにけんちゃんのどこでもコミュニティ」に出演いただきました韓国出身の金英丸さんが言うには韓国では完全に市民ブロガーが主体。反戦運動もネットで盛んであると言われていました。ブログもBBSも圧倒的に多い。右翼的なものは少数派であるといわれていました。
日本は逆であることを金英丸さんは危惧されていました。
そういう面で土佐高知さんは「孤軍奮闘」されているのですね。
土佐 左翼の側がネット世界に弱いのが問題。とるに足らない議論であってもそれを見逃していますと、流れがつくられることがありますし。それが世論になることもありますし。
ネット右翼の方々の発言に対しても1つ1つ丁寧に答えていく努力が筆必要です。そこが弱いですね。
西村 幡多地域のほうではなかり動きが出てきているのではないのでしょうか?
土佐 それが高知でもまだまだ不十分であると思います。これからも「頑張るしかないな」と思っています。
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