県民による県民のためのフォーラム
高知市青年センター4回ホールにて開催されました。パネリストは多彩でした。東洋町長沢山保太郎さん、新堀川界隈ネットワーク西岡謙一さん、土佐市で環境保護に取り組まれている田村満香さん、高知女子大学生戸田淳子さん、はりまや橋商店街事務局長の山本良喜さんでした。
今日はイベントが重なっている関係か参加者は30人とやや少なめでしたが、3時間半のトークは中身はなかなか濃いものでした。
沢山氏「国や県が進めている市町村合併は住民にとってはなんらメリットはない。欧米では小さな自治体をつぶさないし、無理やり国が合併させることはない。それは市民が地域に誇りを持っているからだ。」
「国家の姿は辺境に現れる。高レベル廃棄物最終処分場を東洋町へ持って来ようとした姿勢でわかる。得体の知れないNPOも成立して県下のどこかへ核廃棄物施設を誘致しようとする動きがあるようだ、」
「県が県下の市町村に1億円でも交付したもらったらずっと住民本位の行政ができる。東洋町に海の駅は近くできる。」
西岡氏「10年前から新堀川で釣をしていました。当時は変人扱い。3年ほど前から高知新聞が取り上げ、関心を持つ人が増えた。道路をつくるなとは言ってはいない。自然と共存できる道路であることをいつも提案しているだけだ。」
「県は道路が神様のように思い込んでいる。車の通行量も減少しているし、4車線の道路は不必要。」
田村氏「梼原などは開発が進んで、本来その地にない植物を生やしたりしている。土佐市の情報公開条例を平成10年に成立させました。」
「やはり地産地消が基本。土佐市新居海岸はちりめんじゃこの産地。しかし市内の県外資本のスーパーは外国産のちりめん雑魚が置いてある。魚も野菜も県外や外国物。そこで買い物をしていたら地域が元気にならない。」
戸田氏「高知女子大の入学案内にも、入学してからも池に移転する話は聞いていません。移転問題の情報公開がされておらず不信感を持ちました。」
「もし移転するとなれば現在の下宿から通学は無理。車の免許もいるでしょうし。学内の誰に聞いても池キャンパス移転に賛成する学友は1人もいませんでした。」
山本氏「商店街も各商店も努力はしているが、すぐ結果を求めたがる。倍の努力では駄目。3倍の努力をしないと。郊外へ商圏が移転し、中心街は衰退している。安心、安全を商店街はつくらないと。トイレも必要。自転車の通行も制約しないと歩けないし。」
「すぐに大型商業施設を期待しすぎる。もっとできることがあるはず。また商店街の問題は店主も顧客も高齢化していること。後継者問題もある。テナントにして貸すとか。県外資本ばかりの商店街になれば味気なくなる。自助努力が必要。
また会場からは永国寺自主防災会の藤島利久氏から中心市街地の活性化と防災拠点の整備について、追手前小学校と高知女子大を活用した施設づくりのありかたの提案がパワーポイントでありました。
新堀川に関すること。高知女子大に関する事。高知の都市づくりのプランに関する件。など意見がありました。
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