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2007.10.08

格差広げてテロ対策もあるまい

 アメリカのブッシュ政権は「テロ対策」という手法を発明し、未来永劫戦争する体制を確立しました。従来のように敵が枢軸国や旧ソ連であれば、いつかは戦争状態は終わります。相手が国だからです。

 得体の知れないテロリストであると、どこにいるのかわからず、アフガニスタンの洞窟やイラクの砂漠へ爆弾を落としてもテロとの戦争と言い張れるからです。軍需産業にとってはこれほど都合の良い話はないでしょう。

 そもそも「格差社会」の世界的な拡大こそが諸悪の根源。石油や穀物を投機の対象にして、金儲けばかりしているのは極1部のファンドの連中。必要資源を釣り上げられ困るのは、先進国の勤労者もそうですが、開発途上国は必要最小限の生活が破綻してしまいます。

 そうなると生きる為には武器を取り、絶望的な対米テロに向かうしかなくなります。アメリカがテロ対策をすればするほど、テロ増加し、よけいに収拾がつかなくなり、遂にはアメリカ本土にもテロの脅威が押し寄せ、アメリカ社会は崩壊に向かうでしょう。

 テロを軍事力で制圧することは出来ません。格差社会をなくすことしかテロの撲滅はありません。軍事力のアメリカではなく、環境対策や雇用の創出、災害支援大国である日本こそ本当の国際貢献が出来る国なのですから。
Kitatyousen02
(軍事力の行使だけでは平和は構築できないでしょう。)

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