2007年高知県知事選挙について
(高知県庁本庁舎。県知事選挙は県庁のありかた存在意義を問う意味もあります。)
どうやら松尾徹人さんが不出馬が確定のようですね。4人の候補者で知事候補は確定されたようです。
今回の知事選挙は1991年に「脱官僚主義」を掲げ、対立候補の大蔵省官僚出身の自民党公認候補を大差(30万対10万)で破った橋本大二郎さんの4期(5期)16年の後釜知事を決めるものです。
脱官僚知事の後釜が官僚出身者になるのか、経済人なのか、労組出身者か、報道関係者なのか選択が分かれると思いますね。またどの政党、組織、労組も流動化・液状化していまして、上のものが決めた指示が、必ず末端まで届き一斉に動く時代では全然ありません。
なにより政治ともなれば人とお金を出し、国政にも地方政治(特に知事選挙など)に大きな影響力を持っていた土木建設業者の弱体化は高知県でも著しい。また他方常に政治に介入していた労組関係も組織率の低下、労組員の減少傾向に歯止めがかからず、ここもかつての運動量がありません。
長引く不況で政治活動どころではない。という雰囲気が商人にはあり盛り上がらない高知県知事選挙であると思います。1市民の個人的見解をブログにて今までに発言してきたものを例示してみます。
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高知県政の流れで重要なのは2003年と2004年の高知県知事選挙でした。高知の1市民であるけんちゃんがレポートしています。
状況は変化しています。橋本大二郎さんの県知事からの引退は「ひとつの時代の終わり」の象徴的な出来事です。総括につきましてはあらためて行いたいと思います。
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