戦慄の「公安警察の手口」(鈴木邦夫著 ちくま書房)
とにかく迫真のレポート。尾行、挑発、ゴミアサリ。スパイ行為。盗聴、捏造なんでもあり。今や過激派もほとんどいない日本社会で公安警察の必要性はあるのかと鈴木邦夫氏は問いかけています。
刑事事件の捜査をきちんとやる刑事警察と、政治的な観察を続ける公安警察は、「警察」の名前はついているものの全く別物であるといいます。警察の実態につきましては
10月20日に自由民権記念館で仙波敏郎さん講演会を予定しています。
最近は新左翼系統の過激派がいなくなると、今度は「テロの脅威」を言いたて市民のプライバシーもなにも無視してやりたい放題。以前映画で見た東ドイツの盗聴国家そのもの。「本当にこれが日本の公安警察なのか」と驚くばかりです。
参考 監視国家体制の恐怖
鈴木氏は一水会という元新右翼の活動家時代があったそうです。それだけに実際に監視され、尾行され、家宅捜査された経験があるそうです。克明なレポートでしたが、公安警察は当然のことながら「情報公開」されていませんので、実態は知ることは市民にはできませんね。
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