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2007年11月

2007.11.30

「青山清水のJAZZ招待席・放送300回記念・Swing Night in ALTEC」

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昨日高知シティFMからの連絡があり、急いで日程調整しまして午後8時にアルテックへ駆けつけました。去年は12月に入ってからだったとい先入観があったのでうっかりしておりました。

 パーソナリティは、JAZZ喫茶「ALTEC」オーナー、青山清水あおやまきよみ)さん。 そして、高知シティFM放送・片岡さちえさんです

 ジャズのスタンダードナンバーである「A列車で行こう」という曲が最初にかかりトークも絶好調。今年のゴールド・フィンガーズの話や、コンコードの話しで盛り上がっていました。
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今回のゲストは、「SWEET LINOS」。 メンバーは・・・品原啓二《リードギター》/山崎雅文《ドラム》/西尾和仁《サイドギター》/福江義史《リズムギター》/有岡雅敏《ベースギター》/木村一成《ボーカル》という人達です。

 案内によりますと「 2001年に品原啓二(リードギター)、山崎雅史(ドラム)を中心に結成。遠い昔、青春時代にベンチャーズやグループサウンズなどの音楽にのめり込んでいた おじさんたちが、再びフェンダーやモズライトの楽器を手に、練習を積み重ね、今日 に至っています。
年に数回のライブと、老人施設、中学校などの音楽訪問のボランティア活動にも積極的に励んでいます。」とのことでした。
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演奏曲はベンチャーズですね。「ダイヤモンドヘッド」も得意だそうで、テケテケテケの世界で大音響のおじさんたち。なかなか格好いいものですね。結構若い人たちも来られていましたね。全国的にオジサンバンドが流行っていてまちおこしになっているのも理解できます。

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 のんびりと音楽を聴いてビールを飲むのもいいですね。良いひと時を過ごさせていただきました。高知シティFMのみなさんと、アルテックの皆様に感謝です。
 生きておればいろいろと疲れることもありますが、音楽は人を元気にする力があるとつくづく思いました。

 3年前の公開生収録

 昨年の公開生収録


 いい時間帯を過ごさせていただきました。
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11月最後のはりまや橋金曜市ー移動写真展も

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 先週は休日でしたが仕事で訪問できなかったはりまや市。11月も最終日。明日からは師走のスタート。もう2007年もあと1ヶ月とは。早いものですね。年をとると動作は緩慢になるが、時間の経つのは早いとは聞きますが実感しますね。
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 天気も温厚でしたので気持ちの良い市での懇談ができました。今日はOPEN HEART宇賀恵子さんたちがお寿司と、てっぺんトマトを販売していました。宇賀さんたちはペアでのエプロン姿でしたので写真を撮らせていただきました。
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 島本茂雄さんは今日は「三宝」についてブログに投稿されています。最近日本神道に興味を持たれ研究をされておられるとか。宗教的な素養のある人だけにますますその教養に厚みが出ます。
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 また今日は商店街中央のわくわく広場に日本1周の写真家川村公志さんのワゴン車とご本人がおられました。「移動式個展日本二周目の旅ー再開」(リーブル出版。2000円)で販売もされていました。私も1冊購入しました。ご本人がサインをしてくれます。

 今回は前回の車が駄目になったので替えたそうです。1年2ヶ月かけて日本列島を北海道から沖縄まで廻ったそうです。前回写真を撮影した人に再会し、懇談するのがなによりの喜びであったようですね。
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 朝日新聞の渡邉芳江記者が丁寧に取材されていました。渡邉さんも1冊写真集を購入されておりました。困難に挑戦する川村さんのような若者には好感が持てますね。

 写真家を撮影するのは気がひけましたが、川村公志さんは気軽に愛車をバックに撮影に応じていただきました。
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 高知県内を巡回して写真展をされているようです。詳しくは川村公志さんのホームページを見てください。

 川村公志さんのホームページ

 もうすぐ12月だと言うのに暖かい高知市のはりまや橋商店街です。

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相乗り県政の行方は?

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(16年ぶりに高知県庁のあるじが変わりました。脱官僚知事から、官僚知事へなりました。)

 先日高知県知事選挙に初当選した尾崎正直さん。颯爽と県庁に登庁。橋本大二郎県知事と懇談しました。「2代続けて全国1若い知事を誕生させて高知県民は良い選択をした。」と橋本知事。その言葉しか何故か印象に残りません。

 尾崎正直さんは当選証書を受け取り、知事になることができました。スタートは12月7日からですね。その後高知市役所を訪問し、岡崎市長と市長室で懇談したようです。歴代知事が高知市長室を訪問したことは極めて珍しいことということで、地元新聞も好意的に記事を書いていました。

 自民・民主・公明・社民の大きな政党の推薦を受けた尾崎正直さん。今回は更に橋本知事を支持していた勢力からの支援まで取り付けています。これはとても意味合いが大きい。

 「対立はやめよう。対話の県政を」という政治スタイルが選挙期間中は機能したと言えるでしょう。県議会は無風状態になりました。これは良いことなのか悪いことなのか。

 対立するほど高知県民に余裕はない。ということが尾崎正直さん支持の合言葉になっていたようです。先日も地元の老舗の土建業者が倒産しました。商業店舗も次々に閉鎖し、失業者が増え、若者は県外就職へ向っています。

 尾崎さんを支持された特定勢力だけへの配慮の県政運営だけが目立てば、県民は馬鹿ではないですので、必ず手痛いしっぺがえしがあると思います。

 口先だけではない県民との対話が出来る人なのかそれが問われます。飯泉嘉門徳島県知事は官僚出身ですがきさくに県民と対話し実績を積んでいますし。
 全国的には「若さ」しか注目されない県知事ですが、今後の動向に県民としては注目していかないといけないでしょう。

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青山清水のJAZZ招待席ー公開収録

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 今晩午後8時より9時54分までの予定で、北本町のアルテックで高知シティFM放送「青山清水のJAZZ招待席・放送300回記念・Swing Night in ALTEC」が開催されます。

 ライブで演奏を聞きながらドリンクを飲むというのもいいものです。行こうと思っています。

 3年前の公開生収録

 昨年の公開生収録

 公開放送のチラシは以下のPDFファイルより

  「jazz1130.pdf」をダウンロード

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とでんボウルが年内に廃業!街が寂れる高知市

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 昨日は地域のある優良土木建設会社の「告別式」(債権者会議)に出ており憂鬱な日ではありました。公共事業がなくなり土建屋さんたちの元気がなくなりますと、地域経済にも影を落とし商業関係も疲弊してくるようですね。

 高知市宝永町にある老舗のボウリング場であるとでんボウルが12月で廃業するようです。地域の住民にも親しまれたボウリング場。高知県内唯一の国体仕様のボウリング場であったそうで、2002年の高知国体の会場でもありました。

 敷地は商業地で380坪あるそうです。跡地はどうなるのでしょうか。電車道を渡ったすぐ北側には2年前に廃業し閉店した高知スーパー宝永店がシャッターが閉まったまま電車道沿いに建っています。

 子供が小学生の頃は時折ボーリングに行ったものでした。
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 街がだんだんさびしくなります。鏡川大橋沿いのコンビニ兼酒屋も7月末に閉店しましたし。小売業はますます厳しいようですし、物価の値上が次々とこれからも来ますので個人消費も大変なことになりますね。

 道路通行量が多いところですが閉店したままです。地域にコンビニがなくなりとても不便になりました。そういえば車で動いていても閉店したコンビニやガソリンスタンドが目立つようになりましたね。

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2007.11.29

地方疲弊の象徴ーある土建会社の破綻

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 取引先の土建会社が11月13日に自己破産申請し、事実上倒産しました。破産管財人である3人の弁護士名にて債権者説明会がので会場へ出かけました。なにせ190社の取引先があるというので、大変な大人数の債権者会議でした。

 司会は弁護士が行いました。高知市のホテルの会議室が会場でした。会場の段取りは弁護士事務所が。会場整理は解雇された土建会社の従業員が受付などをされていました。数えましたら約80数人の債権者が詰め掛けておりました。

 最初に土建会社の代表取締役からの経過説明がおこなわれました。最盛期には30億を超えていた売上高がこの2年くらいは10億に減少。今後の業績の回復の見込みもなく、金融機関の助言もあり廃業を決意されたとか。

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(グラフは右が古く、左側が新しくなっています。会場前に張り出していました。)

 以前も売り上げ減少は体験はしているが、今後も公共工事は減少の一途。市町村合併後も工事は増えず、業者の新規参入、工事の減少、競争の激化による工事単価の低下と利益率の低下。など先が見えない状況が続いてということです。

 借り入れ利息が年間2000万円あり、それがなければ黒字でした。経営者として個人保証もし借り入れをおこしてきましたが、資金ショートを起こしとのことです。

 その後代理人の弁護士から経過説明と、破産申請にいたる経緯が説明されました。淡々と事務的におこなわれる説明を聞いていますと会社の終末もこんなものであるかなとも思いました。しかし人様に迷惑をかけた形では終わりたくないというのが商人の感覚でしょう。

 あまりに手際の良い幕切れに。こんなやりかたもあるのだねと半ば諦めの心境でした。会社の土地資産は担保権者である金融機関が抑えておりますし。一般債権者は「泣き寝入り」というのが今の世の中ですね。

 昔の商人が「見切り千両」という言葉を残しています。「損切り」という言葉もあります。いわば金融のプロである金融機関もアメリカの住宅ローンの焦げ付き損は巨額に発生するようですし。プロでも不良債権を防止することは難しいのですから。

 代表取締役の人は憔悴しきっていました。青年会議所時代も知っていた先輩の人だけに、会議終了後に「勇気ある発言お疲れ様でした。」と声掛けをしました。とは言うものの、不良債権には間違いないので、こちらには憂鬱な2007年の1コマではあります。

 小泉行政改革の波に飲み込まれた地域の優良土建会社の告別式のような雰囲気でありました。

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頑張ろう高知の市民ブロガー

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(高知県庁の道路工事により破壊が進む新堀川)

 とうとう最後まで低調な高知県知事選挙でした。自民・民主・公明・社民に連合や自治労、解放同盟まで尾崎正直さんを支援していましたし。形は同じですが、こうした組織の半分は必ず橋本大二郎さんを支援していました。今回はその組織内の橋本支持勢力も一体となって尾崎さんを支援していましたし。

 橋本知事支援の県議会派の県政会まで尾崎正直さんを支援しておりました。まさに連合大艦隊-大政翼賛会が高知で成立したような高知県知事選挙であり、高知市長選挙でした。高知のマスコミも後追い記事主体であり、現状を追認するだけで、きちんと掘り下げて現状を批判することは一切出来ませんでした。

 マスコミ自体も「談合」というのは言い過ぎかも知れませんが。低得票率を助長したことも確かでしょう。きちんとした市民運動の動きを全然報道しませんでした。県内マスコミもまた大政翼賛会報道をしたのではないでしょうか。
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 核廃棄物の問題や、新堀川の破壊問題マニフェストとしての地方公共交通の最大活用。大学の移転問題や中心市街地の再開発問題など県政ー高知市政の争点はいくらでもありました。意識的にかわざとかしりませんが県内マスコミはこぞって無視し、選挙の「盛り下げ」に結果的に加担をしていました。

 アメリカの市民ブロガーは元気で実に行動的。大統領候補者を集めて自分達で討論会までするのですからね。凄いと思いますね。
 1日も早くああゆうふうになりたい。マスコミとくに高知新聞政治部のインサーダー情報に惑わされることなく、自分達で情報を受発信し、県政に関与する。そこまでやり切れる力量をつけて行きたいと思いますね。

 県民マニフェスト大会をもし今後するのであれば、ネット中継も念頭において考えねばならないと思いました。

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(2003年には知事候補者比較サイトがありました。こういう仕組みをこしらえることも大事ですね。)

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共産党には頑張っていただきたい

 高知県知事選挙、高知市長選挙は「4党相乗り」「地方版大連立」ではありませんか。対立しているはずの自民・公明と民主・社民が知事候補、市長候補を推薦。なかよく乗り合いして選挙運動をしていましたし。

 7月の参議院選挙はなんだったのでしょう。国政と地方政治が違うのでしょうか?その相違はわかりません。

 最近感じるのは日本共産党の力が落ちたのではと心配していますね。県知事選挙の候補者が高知市内で獲得した票数は、市長候補が高知市で獲得した票をかなり下回っていましたし。

 わたしは「政党助成金」を共産党も受けるべきであると思います。これは税金ですので受理し、使い道を独自に公明正大に情報公開すれば良いと思います

 共産党が政党助成金を拒否することはとても美しいことですが、その分党員の負担は大変です。機関紙を販売しなければならないし、党へのカンパもしなければならないと思ます。選挙がつづけば運動もしないといけませんし。
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(共産党の断固とした政治姿勢には共感できる部分もあります。)

 やはり日常の機関紙の販売活動などが負担であるとは思いますね。意地をはらず政党助成金を受けて共産党も国民政党になり、「投票の場合の選択肢」に成長していただきたいですね。

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(国政を10期努められた故山原健二郎さんからのお葉書。お元気な頃のもの。健筆でかなりの人たちに直筆の葉書を出されていたとか。山原さんのようなカリスマ性のある政治家の登場も必要でしょう。)

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2007.11.28

身分なき共犯で守屋前防衛次官の奥さん逮捕とは

 東京地検特捜部は、妻(56)についても収賄容疑の「身分なき共犯」にあたるとの見方を強めており、取り調べているようです。
 山田洋行をめぐる不正支出事件とゴルフ接待問題は、防衛省の大物次官による汚職事件に発展しました。
 収賄罪は公務員に適用される「身分犯」ですが、特捜部は、妻がゴルフ接待に同伴するだけでなく、単独でも積極的に接待を受けていたことを重視。収賄容疑の「身分なき共犯」として取り調べに踏み切った。収賄罪で公務員の配偶者が立件されれば、極めて異例ではないでしょうか。

 500万円接待収賄容疑、守屋前次官を逮捕(産経新聞)

守屋前次官と妻を収賄容疑で逮捕 東京地検(朝日新聞)

 国会では「海上給油」問題が政府・与党が重要視していますが、防衛省がこれほど腐敗し、接待漬けになっているようでは国防どころではありませんね。山田洋行が日本の会社ですが、もし敵性国家の息のかかったダミー会社から同様の接待を受けていたとしたら・・・

 自衛官が外国人のガールフレンドと親しくなって機密が抜けていた事件もありました。防衛は兵器を買い付けることだけではありません。防衛省という組織がたるみきっているので、その体質改善と見直しをきちんとしませんと日本は大変なことになります。

 ところで16年間高知県知事をお勤めになられた橋本大二郎さん。いろいろ疑惑も言われていましたが大丈夫なのでしょうか?

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橋本大二郎と李明博(イ・ミョンバク)の違い

 韓国の大統領選挙では前ソウル市長の李明博(イ・ミョンバク)候補が人気を集めているようです。野党陣営も元ハンナラ党党首の李会昌(イ・フェチャン)候補が出馬するなど混乱はしていますが。このままいきますと李明博(イ・ミョンバク)候補が韓国大統領になるでしょう。
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(高知県が100億円かけて新堀川を暗渠にし自動車道路をこしらえる計画です。責任者は橋本知事です)


 この李明博(イ・ミョンバク)候補は、ソウル市長時代の功績といえば、なんと言っても清渓川(チョンゲジョン)の河川復元工事をやりとげたことです。わたしは残念なことに現地へは行っておりませんが、新堀川を暗渠にし道路に埋める工事を高知県がしているので、興味がありましたので、このブログや私のサイトでも何度も取り上げました。

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(ソウル市のど真ん中に現れた親水空間。市民は心から喜んでいるようです。)

 ソウルの親水空間「清渓川復元事業」と新堀川

 ソウルの親水空間清渓川復元事業の影響は?

 清渓川復元事業というホームページ

 橋本大二郎知事は昨日の「退任会見」で、「16年間の知事での仕事に満足している。」と表明されました。今後は「知事としてやり残したこともあるので慎重に考えたい。」と国政への挑戦も視野に入れた発言をされておりました。
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 国政への挑戦を万が一されるのであれば、「新堀川への県の工事をただちに中止させ、破壊活動をやめさせるべき」と申し上げたい。100億円をかけて高知県はビオトープであり、歴史的資源のある新堀川を破壊し自動車道路をこしらえています。

 李明博(イ・ミョンバク)さんは、ソウル市長時代に400億円をかけて、高速道路と幹線道路を引き剥がし、王朝時代の川である清渓川(チョンゲジョン)を復元されました。国政に挑戦される人でありながらなんたる違いなのでしょう。
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 実際の「証拠」として高知県知事橋本大二郎の名前で新堀川への破壊活動が続けられています。その工事を止められず、推進した「環境破壊」の知事として橋本大二郎氏の名前を高知県民は忘れないでしょう。

 夜須町の手結港マリンタウン計画での大手の浜のマリーナ建設におきましては、橋本知事は地元で「エコポート委員会」などをこしらえ、実質マリーナの建設を中止させました。

 歴史は繰り返すもの
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(夜須町大手の浜のマリーナ建設予定地。工事は1つのケーソンを投入して中止されました。)


 新堀川に関してはそれほど「熱心」ではなかったのでしょう。でも「橋本大二郎と李明博(イ・ミョンバク)の違い」を高知県民は末永く記憶すべきであると思います。

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(破壊が進行する新堀川の道路工事)

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高知の民主党は最低だ!

 党本部は「自民党の相乗り」を禁止しているというのに、高知県知事選挙では早々と自民党と相乗りで尾崎正直氏を推薦。まるで「先陣争い」を自民党と争うような印象。これはどうしたことでしょう。

 高知県知事では独自候補を出すか、もしくは「自主投票」すべきでしょう。選択の機会をなくした行動はおかしいと思いますね。失望感は大きいものがあると思いますね。自民党と最初から結託して推薦に走りましたし。

 7月の参議院選挙では多くの県民は民主党に期待し、民主党の新人候補に投票し、現職の自民党議員が落選しましたし。高知県知事選挙が盛リ上がらず、盛り下がった原因は民主党や社民党、連合高知の「おかげ」でしょう。最大のご功労者といえます。

 尾崎正直さん励ます会を観察

 もし今国政で衆議院が解散しても民主党に投票したいとは思いません。多くの高知県民もそうであると思います。「県民を馬鹿にした」つけは高知では国政で払うつもりでしょう。でも県民はしつこく覚えていますから、簡単には忘れないでしょうし。
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2007.11.27

山は紅葉、そして水不足

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 今日は朝早くから高知県の山間部を走行していました。佐川町から仁淀川町へ行きました。国道33号線は高知と松山を結ぶ2桁国道ですが、片側は急な斜面、川と平行していつまでも道路があります。少しの大雨で崩落します。県道レベルですと常に「落石注意」などと書いてあり、道幅も狭く車での走行には気遣いが必要です。
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 中山間部の得意先周りと現場周りをしました。途中いの町本川のダム湖を見ますと、水が少ない。そういえば10月、11月と少雨でした。恐らく四国の水瓶で香川県民が毎日水量を気にしておられる高知県の早明浦(さめうら)ダムの水量も減少していることでしょう。

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 仕事の合間に紅葉の様子を撮影しました。ようやく見ごろですね。現地の人に聞きますと見ごろは12月のはじめかなと。今週末でしょう。12月と言えば、師走であり、クリスマスもありますし。暖冬傾向は続いているようです。
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 前回の訪問は10月25日でした。そのときは青かったです。さすがに1ヶ月経過しますとようやく紅葉しました。季節は冬に向っています。

 紅葉の季節はもう少し先(10月25日)

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情報発信力のない新高知県知事

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こんどの新知事になる尾崎正直さんと街ですれ違っても、わからないと思いますね。「全国1若い知事」「財務官僚出身40歳」ぐらいしかキャッチフレーズはありませんし。尾崎さんが言うように「高知の一次産品を大都市部で販売し活路を開く」ことは容易ではないでしょう。

 だいたい自民党の国会議員で2人の人が大臣になりました。小泉内閣時代と安倍内閣時代です。高知県にとってそれでもなんの貢献もありませんでしたし。
 良くも悪くも橋本大二郎知事のほうが「全国ブランド」でしたし、高知県の情報発信力には貢献していました。

 その点情報発信力の点におきましては尾崎正直さんは「若い」にもかかわらず全然不足しています。支援者がこしらえたと思われるホームページもその後更新されていませんし。

 橋本大二郎さんのブログ「だいちゃんぜよ」(現在休刊中ですが)が見習って、「正ちゃんぜよ」のブログを始めていただきたいとは思います。

 4つの政党や大きな組織が尾崎正直さんを推薦し、大きな陣立てで選挙を行いました。でも55%の高知県民は選挙を棄権しています。尾崎さんは28%の県民の支持しかない事実をどこまで理解しているのでしょうか?

 財務省時代は「コストカッター」のお仕事。今度は立場が変わって「価値を生み出すお仕事」になります。それには宮崎県知事のような「情報発信力」が必要です。周りの尾崎応援団の人たちも情報発信をもっとしていただかなければ、「高知県は埋もれて」しまいます。

 尾崎正直さんがブログを始められるのか。どのように個人サイトをこしらえるのか。注目しています。

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新堀川への高知県庁による破壊活動を憂う

高知県知事選挙の間に高知市のビオトープと歴史的資源で有名な新堀川が高知県土木部高知駅周辺整備事務所の工事によって破壊されていました。先日現場を訪れ驚きました。工事の詳細については新堀川周辺住民である人のブログに詳しく報告されています。

 新堀川知行合一塾

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 高知県は道路交通容量が計画当初(20年前)より著しく減少しているにも関わらず、新堀川を埋め立て暗渠にし、4車線の道路を建設したいようです。莫大な予算を使用して。
 せっかく浦戸湾最深部で環境が改善され、アカメの幼魚やシオマネキまで観察されるようになった新堀川。

 中江兆民岡本寧穂、武市半平太などのゆかりの地域でもある新堀川。階段護岸は当時の風情を思い出す場所でもあります。それがたまるかぐらいの勢いで周辺の護岸を破壊し、河床を掘り返し、コンクリートを打ち込んでいます。
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 誰がなんのために必要な工事なのか。もはや意味をもたない工事です。橋本大二郎知事はとうとうこの工事を止めることをしませんでいた。全く幻滅ですね。
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 韓国の有力大統領候補は高速道路を引き剥がしチョンゲジョンを復元しました。高知県ではビオトープの新堀川を埋め立て暗渠にし道路が県の事業で押し進められています。
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 高知県知事である橋本大二郎氏はこんな「ざま」では、高知から国政を目指す資格はありません。もし高知選挙区から出馬されるのであれば新堀川の工事を止めてからですね。それがないと環境問題などを語らないで頂きたい。

(参考)ソウルの親水空間「清渓川復元事業」と新堀川

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(道路を引き剥がし川を復元し「風の道」をこしらえたソウル市)

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(新堀川のビオトープを破壊し、道路通行量が減少しているにも関わらず4車線の自動車道路を建設する為に高知県庁は工事をやめようとしません。)

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2007.11.26

脱官僚知事の後釜は官僚知事

 16年前の1991年、当時副知事であった大蔵省官僚出身者の自民党公認候補を高知県知事選挙で30万対10万の大差で破った橋本大二郎さん。
 16年後の2007年「脱官僚知事」の後釜は1ヶ月前まで財務省官僚であった尾崎正直さんになりました。なんとも「皮肉」ですね。

 「脱政党」「脱しがらみ」の橋本大二郎さんでしたが、尾崎正直さんは、自民、民主、公明、社民の大連立・相乗り連合艦隊選挙。連合も自治労も解同という大きな組織はすべてが尾崎さん支持で動かれましたし。

 あげく投票率は戦後高知県知事選挙では最低の45%台。得票数も20万票に届かず、投票占有率も62%でした。なにせ高知県民の55%は棄権したのですから。

(参考記事)高知県民の過半数が棄権した高知県知事選挙

 太田総理のマニフェスト流で言えば「投票率50%を下回れば県知事選挙は無効とし、当選者はいません。」とでもすれば高知県には知事不在になります。

 今回はそうすべきであったと思いますね。今回の選挙は無効ですし。

 橋本知事が「選挙に強い知事」であったがゆえに、各政党も引きづられたのは事実。相乗り政党も、対抗した政党もすべての政党は足腰も組織力も弱っていましたね。電話もかかりませんでしたし。政策ビラもうちへは入りませんでしたし。

 マスコミでの「総括」もいろいろとされていますが、それほど切り込んだ取材も目立ちませんでしたね。「選挙に強い」橋本知事の16年の間にマスコミの「取材力」も落ち込んだのではないかと思いました。

 県民からの提案や問題提起がなかったわけではありません。それらを高知新聞政治部など有力ローカルメディアが「談合」して「伏せこんだ」印象を持っているのは私だけではないとは思います。

(県民からの提案の数々の記事です) 参考ブログ記事

争点隠して高知のマスコミは死んだ

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高知県知事選挙ブログへの関心と実際の落差

 予想どうり4党相乗りの尾崎正直さんが高知県知事に当選しました。あの陣立てで60%の程度の支持ですから、運動量も組織力もかなり各政党は低下していると思いますね。(岡崎高知市長は同じ陣立てで75%支持を獲得されている。)
それに有権者の54%が棄権しています。県民の支持率で言えば尾崎正直さんは28%の支持しか得ていないということです。これを尾崎さんも4党相乗り関係者も謙虚にかみしめていただきたい。

 選挙の最中にわたしのブログへの関心は2強であると記事を書きました。

 ブログのアクセス関心度では2強

 その場合は 尾崎54% 近森 34% 関谷 8% 国松4%でした。

 実際の投票は、尾崎62%、近森21% 、国松12%、関谷5%でした。

 得票数で比較しますと

  (実際の得票数)            

尾崎  178109 (61・21%)   

近森   61919  (21・28%)

国松   36346  (12%)

関谷   14584   (5.01%)

  (ブログの得票数)

尾崎   160492  (54%)

近森   101050 (34%)

国松    11888   (4%)

関谷    23776   (8%)

 どちらにしましても尾崎正直さんの優位は動きませんが、近森さんや関谷さんがもっと票を獲得したシュミレーションになっています。実際には関心があって検索をしてもその人が投票する保証はありませんし。

 ブログの得票数は候補者への関心度合いでありますね。国松さんが低いのは「組織内候補者」の印象を県民に持たれてしまっているということでしょう。
 関谷さんも前回(2002年の高知市長選挙)の実績がありますし、橋本知事の「発言」がなければ、ブログの得票数は獲得していたと思います。

 まだまだ高知県は郡部では既成の組織や議員の力があるなと思いました。

 東洋町長の沢山保太郎さんと、ブログ「それがたまるか」でのコメントも注目です。

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高知県民の過半数が棄権した高知県知事選挙

 高知県知事選挙の結果が明らかになりました。

当選 尾崎正直   178109  (61・21%)

   近森正久    61919  (21・28%)

   国松勝     36346  (12%)
 
   関谷徳     14584   (5.01%)

*投票率 45・92%  無効票6240

 やはり予想されましたとうり高知県知事選挙の有効得票数は45・9%でした。高知県民の過半数を超える54%の有権者が棄権しました。
 自民・民主・公明・社民の4党相乗りの大きな陣立てと、組織型選挙でありながら尾崎正直候補は178109票を獲得、全得票数の61.21%の支持を集めました。

 「圧勝」には程遠い票数と支持でした。官僚を辞めたばかりで、とりあえず失業を免れたということでしょう。「若さ」だけがとりえの県知事の誕生には素直には喜べません。あの陣立てでは70%の得票を取れないのはいかがなものか。「たなぼた優勝」の白鳳と同様に喜びも半分というところでしょう。

 高知市長の岡崎誠さんは、同日選挙で県知事選挙より更に低い40%の投票率でしたが、総得票数の75・6%の78963を獲得していますし。尾崎正直さんと同じ陣立てでありながらそれだけ圧勝しています。

 近森正久さんは大健闘したと言えるでしょう。奥様の出身地である東洋町で1位になりましたし。組織も何もなく6万票獲得し、20%の支持を集めていますし。2002年の高知市長選挙では1・5万でしたが、今回高知市では22951獲得していますし。キャラクターの賛否はともかく、ご自身で作成された政策がより具体的であり支持を広げたと思います。


 知事は核廃棄物処理場を誘致してはならない。

 国松勝さんは出遅れが響きました。共産党の組織力であれば全県下で5万は獲得しないといけないところでしょう。特に高知市内で市長候補の谷崎さんが19796獲得しているのに、国松さんは14790しか取れませんでした。組織政党としての足腰が相当弱っています。全く組織の後ろ盾のなかった近森さんに大月町以外では票差をつけられておりますし。

 関谷徳さんは、選挙戦直後の橋本知事の発言の影響が大きいでしょう。橋本後援会は解散しており、そのグッズは何の価値もないはず。それを関谷陣営が再活用しようとしたことに文書でクレームをつけたことを高知新聞に報道されましたから。関谷さんは2003年の高知市長選挙で獲得した23400をした下回る14584に留まりましたし。

 政治には「若さ」はアドバンテージにはなりません。吉田茂は首相になった年齢は68歳でした。昭和14年には一度は政界を引退したロートルが戦後日本の基礎ー講和条約、憲法公布など大仕事をやりとげたのですから

 民主党の前原前代表も、安倍前首相も「若さ」を前面に出し、さっそうと登場しましたが、あえなく現実の政治の前に惨敗し、哀れな姿を曝け出しました。
 「小姑」が数多い尾崎正直さん。はたしてきちんと高知県政の舵取りができるのか。県民として監視をしてく必要性があるでしょう。

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Kuninoiinari

(国の言いなりの首長は不要です。)

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新高知県知事にのぞむむ事ーそれは核施設の拒否

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(未来に禍根を残すことは絶対に許されない!)

 大方の予想どうり各党相乗り候補(自民・民主・公明・社民推薦)の尾崎正直さんが、高知県知事になりました。政党や大きな組織の支援を受けなかった近森正久さんは大健闘したと言えるでしょう。

 さてなにをのぞむかと言いますと「国の言いなりにならない知事」であってほしいと思います。わたしが1番恐れているのは国策で「高レベル放射性廃棄物最終処分場」を高知県にもってこられることです。

 そうなれば高知の自然、高知の一次産業、高知の観光、商業はすべておしまいです。尾崎さんの知事選挙の時の公約がすべて破綻します。これは絶対に引きこんではなりません。もし尾崎さんが引きこむのであれば、すぐにリコール運動をしなければなりません。

 東洋町の皆さんの意向を万が一高知県知事が無視する行為に出れば、それは大変なことです。尾崎さんが核廃棄物拒否条例に一番あいまいな態度をとられていたので、心配はあります。

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 「対立しない」ということは「国のいいなり」になることではありません。

Kakunogomi

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2007.11.25

争点隠して高知のマスコミは死んだ

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 私は期日前投票をしていましたので、ある投票所を観察しました。散歩がてら観察していましたが、3月の統一地方選挙や7月の参議院選挙に比べても本番の投票も出足が悪いようです。

 こうなっしまった大きな原因は高知新聞政治部などのローカル・メディアの「争点隠し」にあったと思います。県民は県政に無関心ではなく、決して「誰が知事になっても同じ」という投げやりで無責任な有権者でもありません。

 何度も申し上げるように県民からの提案や社会運動は展開されていました。それを県知事選挙の課題として高知新聞政治部は何故か(意図が恐らくあるのでしょう)取り上げず、どうでもよい中途半端な知識人である野田正彰氏などのネガチブな評論を掲載し、「県知事選挙に水を差す」ことを繰り返しました。盛り下げに多大な貢献をしました。

 11月24日に「新聞の葬式」というイベントがあったそうです。これは明治時代に自由民権運動を詳細に報道した当時の「高知新聞」が当局により発行禁止処分なりました。それに抗議する当時の市民5000人が街頭に繰出し盛大に「新聞の葬式」をしたそうです。
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 写真は「新堀川知行合一塾」に掲載されていたものです。

 自由民権運動の頃の新聞は気概がありました。今のマスメデイァは「盛り下げる」ことですから、もはや「新聞は死んだ」も同然といえるはないのでしょうか。

 新堀川近辺も歩きましたが、巨大な県当局による土木工事のため、自由民権の思想家中江兆民の生家を示す記念碑もコンクリートと泥のなかに埋もれそうになっていました。
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(中江兆民先生も怒られているはずです。)

 新堀川近辺も歩きましたが、巨大な県当局による土木工事のため、自由民権の思想家中江兆民の生家を示す記念碑もコンクリートと泥のなかに埋もれそうになっていました。

 これほど高知の歴史とビオトープを破壊する高知県庁の工事が進行しているのに、マスメデイァは「県政の課題」と取り上げませんでした。

(参考)新堀川知行合一塾
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(土木工事で新堀川の河川の底はずたずたになりました。道路の土台で鉄筋が打ち込まれやがて生コンが流し込まれるのでしょう。

 また市民団体が県知事候補者4人に対して行いました「核廃棄物処理場問題に関する公開質問状」についても取り上げていません。今年前半は東洋町は高レベル放射性廃棄物最終処分場問題で大きく揺れたにも関わらずです。マスコミの報道は本当に掘り下げるものがなく「一過性」であることが理解できました。

(参考)東洋町長選挙レポート

(参考)それがたまるか

*高知県知事候補者への公開質問状とその回答集計 PDFファイル

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 高知県出身のヤッシーさんは独自の高知の公共交通をフル活用したマニフェストを公表されています。これなど中心市街地再生策として注目に値する政策です。これもマスメディアは知事選、市長選の観点から無視してしまいました。いかに彼らの問題意識が低いのではないかと思いますね。

 《私の考える高知県民マニフェスト

Lrtkouchi

 (画像は やっしーさんのブログより転載)


 1日も早くアメリカの市民たちのようにマスメデァに依存せず自分達が、政治や市民活動に関与したいものです。そのなかでの彼らのブログの活用は素晴らしいものがありますし

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棄権をせず投票に行きましょう

Kouchitizisenmm
 なんだか全然盛り上がらない高知県知事選挙です。今日は投票日。合わせて高知市長選挙、南国市長選挙も投票日です。いくら盛り上がらなくても大事な選挙です。必ず投票に行きましょう。
 高知新聞は「わざと」と取り上げませんでしたが、私は今回の県知事選挙は、「核との決別が選択の条件」であると思います。


 経済指数の悪い県、失業率が悪い県といえば、沖縄と青森と高知が上げられます。沖縄には巨大な米軍基地があり、青森には核燃料処理施設があります。高知に国は高レベル放射性廃棄物最終処分場をこしらえたくてしたかがないのです。

 その証拠にあろうことか東洋町に再び原子力発電環境整備機構から「高レベル放射性廃棄物最終処分場に応募しませんか」というエントリーシートが届いたと沢山保太郎東洋町長は明らかにされています

投票率が低ければいわゆる「組織票」が有効になり、県民市民とは無縁の県政になる可能性があるからです。無関心ということでその体制づくりに協力したことになると思います。

 核廃棄物問題はマスコミが全く伝えませんでした。争点にしませんでした。県民はそのおかしさに気付き、「高レベル放射性廃棄物」を断固拒否する候補者に投票するようにいたしましょう。

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Kakuhaikibutu193

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憲法は何故守る必要があるのか

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きましたブロガーの土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳」というブログを3年ほど前から作成されておられます。私はそのブログを毎日拝見しています。今回のテーマは「憲法は何故守る必要があるのか」です。土佐高知さんと対談します。

 土佐高知さんは様々な社会運動を体験されていると思います、そのなかで「憲法を守らなくてはいけない」と思うようになられた出来事にはどういうことがあったのでしょうか?

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(60年前の憲法公布式典)
土佐 憲法を守るというか今の憲法が出来た歴史的な流れを言いますと、自由民権運動を含めまして、高知県を含めましてつくられた流れのなかで、戦後憲法研究会を通じて今の憲法につながっています。

 そういう面で言いますと、他所から「押し付けられた」憲法ではなくて、日本人が自分達の運動のなかで作り上げてきたものがあるし、あの戦争によって悲惨なめに遭った反省からつくられたのが今の憲法であると思います。

 そういう意味で今の憲法を守ることは私たちの義務であり責任でもあります。

西村  最近の「新自由主義」の横行による格差社会では、生活の破壊が実際に起こっています。日本国憲法第25条の精神、「最低で文化的生活の保持」を国に保障させないといけないと思いますが、そのあたりの考え方はいかがでしょうか?

土佐 まず新自由主義というのは、なんでもかんでも「コスト」で考えていきますね。けれども私はそれは違う。それではうまくいかないと思います。それでははかれないものがいくつかあると思います。
 例えば高知県の主要産業である第一次産業に関係しています。たとえば食料の問題。林業の問題。漁業の問題であるとか。
 まず食料の問題から言えばまずコストが高い低いではなく「国の安全保障上の問題」で国民をきっちり守れるかどうかの問題ではないのでしょうか。

 ところが新自由主義的な考え方でいけば、コストが高いということになりまして、今でさえ日本の食糧自給率は40%程度なのに、それを更に下げようとしています。とんでもないことです。新自由主義そのものには私は反対です。そのところはあらためないといけないと思います。

 そしてやはり社会というものは、お金を儲けている人は多く負担し、お金を儲けていないところに(供与する)流れをつくっていく。強いものは弱いものを助ける。それが社会であると思います。

 それを根本から崩していったのが新自由主義の考え方であると思います。これは憲法とは相容れない考え方であると思います。小泉さん以降つくられたこういう流れを断ち切りたいと思っています。

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西村  安倍晋三前首相は国民投票法案を国会で強行採決しました。理屈上は3年以内に国民投票で憲法改正は可能になりました。国民投票に持ち込まれた時、憲法を守ることは出来ると思われますか?

土佐 ケースはいろいろあると思いますね。憲法を変えようと言う流れの中で、いろんな思惑があると思います。一つの改正法案を出してくるかどうかということもあります。
 憲法を変えるという一点で言えば「ここが不備であるからここを変えようとか」いう流れもあると思います。

 どういう条文で変えてくるという戦いになれば、十分に阻止できると思います。憲法9条の問題。先ほどの憲法25条の問題。日本国憲法は世界でも優れた法制でありますから、ここはきっちり守るという運動ということが、日本民族の過去の歴史、戦いのなかでつくられたものが(憲法には)強くあると思います。わたしは戦い方で十分阻止が出来ると思います。

西村 日本国憲法をよく知らない、関心のない市民が多いと思います。その反面安倍内閣時代には得体の知れない「有識者会議」なるものが「集団的自衛権の行使に躊躇するな」「アメリカへ向かうとわかる弾道ミサイル撃ち落すことは可能だ」とかの意見を言っておりました。大変危険な発言であると思いますが、そう思われますか?

土佐 これは大変危険なお話です。そもそも憲法9条のもとで、「日本は戦力はもたない」と言っているのに、戦力を持っていますから、自衛隊という戦力を持っているからこういう形になるのだと思います。

 仮に自衛隊が現状の中で必要とされていることで肯定するにしても。集団的自衛権の行使は、
つまりアメリカへ行くミサイルを日本が撃ち落せば、自動的にミサイルを撃った国との交戦状態になります。ひじょうに危険で憲法そのものを否定する考え方であると思います。

 こういうことに道を開いていけば、次から次へと憲法9条がなし崩しになっていきます。そういう流れが生まれると思います。ここはなんとしても阻止しなければならないし、やめさせなければならないと思います。

 わたしは先の戦争の歴史や経過を振り返ってみました。最初はなんでもないことと思われていた満州事変。それ以前のいろんな出来事が次々とドミノのようになって、最後は太平洋戦争になり敗戦となりました。

 そういう危険な流れがある時は、早期にその芽を摘み取っておくことが日本国民の義務であると思います。


西村  いつも思うのですが、改憲勢力は一致団結しているようですが、護憲勢力はいつも分裂しているように思われます。なぜ統一して護憲で動けないのでしょうか?

土佐  ここもけんちゃんとは認識が異なります。改憲勢力が一致団結しているとは僕は思いません。中でも9条の問題をどう変えるのかで温度差があるようです。天皇の問題についても同じです。

 ただ大きく言って「憲法は古臭くなった」という一般的な宣伝のなかで、国民世論が「それほど古くて時代に合わない様なら変えたらどうか。」という世論もつくられているようです。
 護憲勢力の側は少なくても「憲法9条を守る」という点では一致しているように思います。

 ただやり方の問題で、いくつかの政党、党派がイニシアチブをとるとらんで分裂になるのですから。私は政治家は政治家のやりかた。市民運動は市民運動のやりかたで。行こうと。
 それをなにかひとつにまとめようとしますと、なかなか意見の一致が見られない。

 ですのでわたしはすこし古いかもしれませんが「別個に進んで、同時に撃て」ということが大事ではないのかなと思います。

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西村  タレントの太田光と宗教学者中沢新一との共著「日本国憲法を世界遺産にと本を読んだことがありますか?そのなかで憲法9条は矛盾だらけだけれども、守るだけの価値はある。著者達は言っています。そのあたりはどう思われますか?


土佐 わたしは残念ながらその本は読んでいません。9条は本当に大事であると思います。
さきほど戦前のことを研究していると言いましたが、旧姓の高知高校(現高知大学)で、戦犯でチャンギー(シンガポール)で処刑された木村功さんという人がいます。彼が遺書を残しています。「きけわだつみの唱」のなかに掲載されています。

 かれが戦前の日本の体制のことを本当に深く反省をして、「日本は戦前はなんでも力で解決しようとした。歴史が長いだけでは駄目なんだ。軍人が闊歩するそういう社会をこしらえた日本国民にも責任がある。」遺書のなかに書かれていました。

 わたしはこの本を読んで大変感動しました。戦犯で処刑される身でありながら、将来の日本について、思いを出し、自分がその一員であった戦前の日本の体制に深い反省をしていました。
 そういうものを書いて若者がいたことに強い共感を感じました。こういう人達が今の憲法9条の流れをつくったと思います。特攻隊の人たちもそうです。彼らは黙して語りませんけれども、彼らは特攻に行きたくて行ったのではない。

 そういうことを考えた時に、憲法9条は日本民族全体がつくった宝であると思います。それをどうしても守らないといけないと思います。それが戦争で亡くなった日本民族300万人。アジアの2000万人を超える人達の想いをわたしたちは引き継いでいかないといけないと思います。強く感じます

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西村  今年が日本国憲法公布60年になります。映画「日本の青空」は鑑賞されましたでしょうか?映画を見ると日本国憲法の大半は鈴木安蔵を中心する憲法問題研究会であり、そのエキスに土佐の自由民権運動や植木枝盛の憲法案などがあることがわかりました。
 決して占領軍の押し付けではないと思います。押し付け憲法が制定60年も継続できる筈はないとは思います。

土佐 残念ながら時間がなくてこの映画見ることができませんでした。NHKスペシャルで@焼け跡からの生まれた憲法草案」という番組は見ました。ほぼ映画とテーマは同じであると思います。

 さきほどの話と継続いたしますが、憲法が戦後60年も続いてきたのは、その長い自由民権運動からの歴史があります。そしてあの悲惨な戦争を起こした反省からつくられた憲法です。そういう点から言えば息の長い日本国憲法になっていると思います。

 これはまさに我々は(日本国憲法の精神が)世界に実施されていないことが問題であって、「古臭くなった」ということではありません。
 この憲法を実現していく政府を国民としてつくらなくてはなりません。世界にも素晴らしい日本国憲法を伝えていきたい。そう強く想っています。
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2007.11.24

温厚な天気の夜須の海

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 ここ暫く冬型の気圧配置で強風波浪注意報の海でのセーリングが続いておりました。今週は高校生のR君も来ないので、1人でのセーリング。それだけ慎重でありたいし。天気図を見ますと移動性高気圧に日本は覆われています。これだと温厚な天気です。
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 のんびりとセーリングするのも良いものです。ブームも直ったことですし。思いきりセーリングができるというものです。今日は中学生を中心に13艇が海へ出ました。高知大学生は見かけませんでした。
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(ブームです。リベットを打ち直していただいて使用可能になりました。)

 ウエットスーツを着用しましてセーリングをしました。今日は強風ではないのでこの服装で十分暖かいですね。
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今日は全日本のジュニアの小池哲生コーチが来られていました。指導は大変わかりやすく、時間があれば中学生と一緒に講話を聞けば少しはセーリングが上達するとは思います。体育会系の指導者にありがちな子供達を、無意味に罵倒することは全くなく、丁寧に説明されています。
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 小池さんはぎ装のやり方まで丁寧に指導されます。
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 夜須のみかんもお昼をおむすびだるまで食べた後、JAかみやすの店で購入しましたし。
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カシオオープンゴルフ(黒潮C・C)はそれほど観客がいないかも。ヤ・シーパークが指定駐車場でしたが、シャトルバスもあまり人が乗っていませんでした。スターがいないとゴルフもいけないですね。

 片づけをして戻って、Jリーグの大一番である「浦和VS鹿島」戦を見ないといけないので、いそいそと戻ることにしました。
 見ましたが凄い試合で0対1で鹿島が勝ちました。同時刻のG大阪VS神戸は1対1の引き分け。ロスタイムに追いつかれG大阪の優勝はなくなりました、なかなかJリーグも最後まで浦和と鹿島の2強でもつれますね。

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核への決別こそが知事の条件

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 経済指数の低い県には国策の「迷惑施設」が押し付けられるのは偶然ではありません。
 何かと高知と沖縄と青森は「県民所得の低い県」「失業率の高い県」で有名です。
 沖縄には巨大な米軍基地が張り付き、県民の生活を常に脅かしています。青森県には六ヶ所村に核燃料再生工場がつくられています。
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(3年前に普天間基地の米海兵隊ヘリが沖縄国際大学へ墜落しました。)
 高知県には「核のゴミ捨て場」である「高レベル放射性廃棄物最終処分場」がつくられる可能性が高いと思われます。東洋町の騒動を思い出してください。原子力発電環境整備機構は東洋町の奥座敷にまで入り込んでいました。4月22日の東洋町長選挙におきまして東洋町民の皆さんの賢明な判断により高知県の自然環境は救われたのです。

 ですので、高知県知事になる人は断固として高レベル放射性廃棄物最終処分場を拒否する人でなければなりません。橋本大二郎知事は断固として拒否しましたし。

 4人の知事候補者。みんな高知県の一次産業の振興を訴えています。都市部で高知の一次産品と自然を売り、雇用機会を増やすのであると。しかしそれは高レベル放射性廃棄物最終処分場を拒否してから初めてできることです。
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(東洋町長選挙の様子。圧倒的多数の町民の皆さんは核施設に反対しました。)

 あいまいな態度は「推進」と同じです。地方を追い詰め「迷惑施設」を国策として押し付けてくるのが最近の国のやりかたです。逆らえば交付金を出さないやりかた。土佐人が一番嫌う権力的なやりかたです。

(参考)高知県知事への核廃棄物拒否条例への公開質問状  PDFファイル

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  高知県民に現状では大きな影響力のある高知新聞はこの問題を何故か取り上げません。東洋町民の意志も、市民団体の行動も報道しません。いかに偏った政治記事であるか明白です。

 高知県民は高知新聞政治部の思惑に囚われず「核廃棄物問題への是非」「態度」で、高知県知事を選抜し、投票行為で現していただきたいです。

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2007.11.23

思い上がりも甚だしい政治はマスコミのおもちゃではない!市民は独自の観点をもて!

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 「若い人だから育ててあげないと」と発言するのはある新聞社の幹部。「癒着」を前提とした発言であれば大問題。

 なにかと「政治」についてレクチャーしたがるある新聞社の幹部。そういえばスケールは違いますが讀賣新聞のナベツネ氏も「大連立構想の仕掛け人でもありましたし。国政でも地方政治でもマスコミの人は政治をおもちゃにしたがりますね。

 またマスコミだから「知ることのできる」「トップシークレット情報」もあるはずです。それは市民の観点で、市民のために活用していただきたい。 マスコミの人は政治好き。それはわかる。しかしそれはあくまで市民の目線でと思いたい。でもそれは幻想のように思いますね。

 ある自治体の首長選挙。ある新聞社の政治部記者はある候補者の選対会議に最初から参加していましたし。ある新聞は事実上ある自治体の首長候補者の「広報紙」になっておりました。「公正中立の報道」など全然ウソですね。

 当然その候補者がある自治体の首長に当選しますと、当然批判記事は書きませんし、賛美記事ばかりになります。「読者」である自治体市民は「偏見にみちた」記事を「公正中立」の幻想のなかで読まされているということになりますね。

 日本のマスコミは先の二次大戦での自分達の「戦争責任」を忘れたのでしょうか?政治的な影響力のあるメディアであれば当然謙虚でなければならないはず。市民の小さな動きももらさず報道すべきでしょう。それが見当たらない。

 最近では「小泉劇場」の片棒を担ぎ、日本を「格差社会」をつくる大きな手伝いをマスコミはしました。勤労者の所得は小泉時代に8兆円減りました。一方大企業経営者と株主の所得は10兆円増加しました。パートや派遣の不安定労働者は増加し、正規労働者は激減しました。

 高知県民に大きな影響を与える高知県知事選挙と高知市長選挙。全く盛り上がらない状態で終盤戦。25日が投票日。投票率が50%を下まわれば選挙は無効!ぐらいのことはマスコミは言うべきでしょう。

 昔と異なり「一方的な報道の垂れ流し」状態ではなくなりました。まだまだ日本では、まして高知では更にマイナーなブログであはありますが、今後も高知の社会を検証していきたいと思います。

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野田正彰氏は高みの見物で高知県知事選挙を語る

 Kouchitizisenmm


高知県出身の精神科医で評論家の野田正彰氏。先日地元紙に「高知県人は個性的と言われているが大間違い。橋本知事の後釜の知事選挙の盛り下がりはどうしたことだ。高知県人の特色は橋本県政16年でなくなったのか。」との辛辣な発言。

 「低迷する地元社会のなかで生活していない東京社会での成功者のお話し」は耳には痛いが、「だからそれがどういた(どうした)というの?」と言い返したい。タヒチで優雅な生活を過ごされている坂東真沙子氏も同様。偉そうにあれこれ言われたくもない。

 地元紙もどうして「この種の文化人」を高知県出身者というだけで取り上げるのか。不思議ですね。どうでもいいから取り上げるのでしょう。もっと街の声を拾っていただきたいですね。みんな関係ない知識人のたわ言など聞いている余裕などありません。もはやありがたがる人もいません。市井の市民が生活のなかで感じている言葉のほうが遥かに知識人のたわ言より説得力がありますね。

 バラエティ番組の「太田総理」のほうが100倍ましですね。リアリティがありますし。
 「県民のレベル以上のリーダーは出ない」のです。悔しいですが、それが今の高知県のレベルです。くやしいですが現実を受け入れるしかありません。

 野田氏は「市民レベルではなにもしていないのは情けない」とか決め付けているがそれは大間違いで認識不足。高知県民はちゃんとやるべきことはしています。

 原発さよならネットワーク高知の知事候補への核廃棄物公開質問状やヤッシーさんの「県民マニフェストー地方公共交通の最大活用策」などは、市民レベルの提案であり政策です。なぜそれらを高知新聞は取り上げない
のでしょうか。取材力不足です。

 あげく馬鹿にされて。わやこですね高知県民は。

知事候補への公開質問状

公開質問状のPDF

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やっしーさんの提案する県民マニフェスト

Kakuhaikibutu193

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2007.11.22

ブログのアクセス関心度では2強

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 一向に関心が高まらない高知県知事選挙です。このわたしのブログ「けんちゃんの吠えるウォッチングーどこでもコミュニティ双方向サイト」ですが、おまけの機能に「アクセス解析」というものがあります。

 ブログでは高知県知事選挙に関する記事を数多く投稿しています。日によりアクセス数が意外に多い日があり、少ない日もあります。多分検索エンジンで候補者の名前を入力するとたまたま私のブログ記事を見つけて見ていただいた事例が多いようです。

 ここではっきりしましたのは4人の候補者が高知県知事選挙にいますが,
検索された名前は2人が断然多くなっています。どういう比率であると言いますと、1位の人が全体の54%。2位の人が34%。3位の人が8%。4位の人が4%となりました。

 しかしこれはインターネットの上のお話。ネットが普及していない高知県ですので実際の投票行動を読むことはできません。

 それにその名前で検索したと言いましても、その人物に投票するのかは不明ですし、気になるから探したということもあるでしょうし。ましてネットをやる人は投票に行かない人も多いとも聞いていますし。実際の投票行動とは異なるでしょう。

 しかし関心の高まりが4人均等にあるのではなく、上位2人になっているのか興味深いものがありますね。
 誰が1位の関心をもたれていで、誰が2位なのかは、残念ですが現時点では公表はできません。

 高知県知事選挙が終了してあと、実際の投票行動と、ネットでの関心度がどうなるのかで検証してみたいとは思っています。

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高知に比べ アメリカのブロガーは凄すぎるぜ

 全然盛り上がらない高知県知事選挙と高知市長選挙。候補者自身がホームページすらないのですから(1人だけあったようですがパンフの掲載だけ。とてもホームページとは言えない)。相変わらず従来型の選挙カーからの連呼と組織動員(相乗りへの反感と、不景気であまり機能はしていないようですし)で盛り上がらないことこのうえない。

 これでは4年前の2003年の高知県知事選挙のほうが情報化においては進んでいました。当時高知大学生であった槙野秀俊さんが「県知事候補比較サイト」をこしらえていましたし。

 高知県知事選挙候補者比較サイトについて

 残念ながら知事候補者比較サイトは今はリンクが外れて見ることはできませんが、写真で雰囲気だけは味わえると思いますね。それから4年経過しましたが、4人の高知県知事候補者は皆、情報化では2003年より後退してしまいました。とても残念ですね。
Hikakusaito


 当時槙野秀俊さんは「普通の市民や学生が候補者の政策ビラやマニフェストをわざわざ見知らぬ選挙事務所へ貰いに行くのは大変勇気がいること。ネットで見れるのなら見て見ようという人は多いと思う。」ということを4年前にも言われていました。

 槙野秀俊さんは恐らく当時tagでサイトをこしらえられていたと思います。今ではブログなどtagを知らなくても誰でもホームページは開設できる時代です。ネット環境が進行している時代なのに、今回の高知県知事候補は皆4年前より後退してしまってのがとても残念です。

 それに引き換えアメリカのブロガーは凄いと思いますね。民主党の大統領候補全員を集め、市民ブロガー主催の討論会をしましたし。YOU TUBEを使用し市民と候補者が論争する場面もテレビで見ました。実際の政治に影響を与えています。

 第一部 <1>政治ブロガー  政界揺るがす行動力(東京新聞)

 2003年は民主党予備選挙でハワード・ディーン氏がブログで10万人のサポーターと100万ドルの選挙資金を獲得し、初期では優勢に立ちました。

 インターネットで大統領の座を狙う男,ハワード ディーン

 その話を「けんちゃんのどこでもコミュニティ番組出演者交流会」で橋本大二郎知事や川竹大輔特別職知事秘書に皆でブログサロンを体験しながらお話ししまた。早速出来たのが「だいちゃんぜよ」であり、今は名前が変更された「高知でうろうろブログでありました。

 橋本知事16年で評価できることは、「情報発信には熱心」であったということです。
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 4人のポスト橋本知事候補者達は、全然情報発信には熱意を感じませんでした。
 アメリカの市民ブロガーは、4年前はハワード・ディーン氏の突出だけでしたが、今では市民ブロガーが大統領候補者を招いて討論会をし、それを同時にネットで情報発信し、やりとりすることまでやってのけました。

 その点からも高知県知事選挙が盛り上がらない理由であると思いました。いまだに地元新聞社の「インサイダー」記事の影響力が大きい高知県。ブログによる自由民権運動はまだまだ程遠いお話でとても残念です。

 ITスキルのある人たちは匿名での民間掲示板でつぶやくよりも、アメリカの市民ブロガーのような社会的事業を行っていただきたいと思います。メディアとしてブログを活用いただきたいと思います。もしそうなることになれば、高知県民は地元新聞政治部のコントロールを脱することができると思いますので・・。

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ネット論議でも低調な高知県知事選挙

Kouchitizisenmm


 投票日まで今日をいれてあと3日だというのに全然盛り上がりません。高知市長選挙と高知県知事選を重複して行っている組織や政党が、高知市に限り組織動員をしている程度ですね。それでも候補者の姿が県民には見えません。

 インターネット上の議論も同様に低調。各種検索エンジンで「高知県知事選挙」と入力しましても殆ど私のブログかサイト、新聞社系の記事が検索されるだけです。各候補者の応援団のブログなどもありませんし、ネット上のバトルも皆無ですね。

 また民間匿名掲示板でも全く盛り上がりをみせていません。3年前と様変わりしています。「選挙には強い」スーパースターの橋本大二郎知事がいなくなるとかくも寂しい選挙になるのでしょうか?

 4人の候補者もホームページもありませんし。(1人だけあるにはありますが。パンフを掲載しただけのものでホームページとは私は認定しません。)紙媒体の政策やマニフェストと新聞やテレビ報道だけでは見極めきれないのが有権者の現実であると思われます。

 情報発信にはことさら熱心であった橋本知事の後釜を狙うには、あまりに貧弱な情報発信力としか言えないのです。これでは知事になられても高知県知事の情報発信力は全然弱いと思いますね。良くも悪くも橋本大二郎さんは「全国ブランド」でありましたし。

 今からでも遅くはありません。各人自分の高知県政への想いをどんどん書いてください。
 高知県出身のや・しーさんは熱心な「県民マニフェスト」を地方公共交通の最大活用と、自転車の活用を主張されています。

 また原発さよならネットワーク高知は、知事候補者への核廃棄物問題への公開質問状を実施されており、それへの回答などが知事候補を決める選択になると思います。

 知事候補者への公開質問と回答一覧 PDFファイル参考

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

 「国策」の手先になり核廃棄物処理施設を高知へ持ってくる知事候補は本当にいないのか、県民はチェックしなければなりません。
Kakuhaikibutu193


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2007.11.21

サウジとドローで北京五輪へ U-22

 今日がサッカーアジア予選最終戦。サウジアラビアとの歴史的な対戦。日本が勝つか引き分ければ来年の北京五輪の出場が決定します。アジア杯ではフル代表がサウジアラビアに負けていますので、ここではきちんと勝たないといけないですね。

 浦和レッズがALCのチャンピオンになりましたし。ここはU-22もひ弱さを封印して出場を決めるべきでしょう。そうでなければサッカー人気も陰りが出ますし。
 各世代が世界で戦ってこそフル代表のレベルも上がるというものです。とにかく快勝して病床のオシム監督に良い報告をしないといけません。

 そう勝手に思い込んでいましたが、試合開始早々からサウジの出足が素晴らしく、ホームの日本が押し込まれる展開。特に前半8分頃、とても危ないシーン。GKがボールを失いシュートされたボールをMFの青山が身体を張って阻止。そしてGKがキャッチ。運が日本にありました。

 その後は日本は盛り返し0対0で前半終了。後半は日本が最初から飛ばしてサウジを押し込む展開。何度も決定的な場面があるも決めきれない。後半30分過ぎにサウジは3選手目を投入攻撃的に出ますが、中盤で足が止まっている選手もいました。

 見ていて柏木が疲れているようでしたが、それでも踏ん張っていました。後半40分を過ぎると今度は引き分け狙いの(引き分けでも日本は北京へ行けますし)露骨な時間稼ぎをしました。

 相手側コーナーでボールをキープ。何度もスローインをして時間稼ぎ。そのあたりのずるさを若い選手たちも身につけて来ました。ロスタイムの2分も乗り切り遂に引き分け!北京五輪が決定しました。

 今回のU-22はなかなか点がとれないチームでした。そのかわり守備が安定し失点が少ない。それだけにアウエーでのカタール戦でのロスタイムでの逆転負けには落ち込みました。反町監督自身が「地獄を一度見たから皆開き直っていた。」というのも本当でしょう。

 アジア杯以来ホームでやたら強いベトナムに4対0で勝ったのも大きかったです。最終戦はオーストラリアも引き分けで出場が決定。それほど最終戦は厳しい。
 アトランタ五輪以来4大会連続の五輪出場は嬉しいことです。

 オシム監督に吉報!日本4大会連続五輪!サウジアラビアとドロー(スポーツ報知)

 しかし最初の頃出ていた平山選手がベンチにもはいっていませんでした。なかなか日本も選手層が厚くなりました。ボール扱いも格段に上手ですね。今の選手たちは。

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高知県政と高知市政の課題とは?

 「だれがリーダーになったちかわらん」というのが多数の県民の嘆き。政治活動するほど皆余裕もありません。しかしこの白け具合は異常ではありますね。

 わたしは2000年から高知シティFMで1市民の立場で番組を制作し、出演しコメントしてきました。全然最初はパソコンが出来ませんでしたが、記録する必要性に迫られ、2001年ごろからホームページを作成するようになりました。

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 2000年から2003年まで制作していました「けんちゃんの吠えるウォッチング」では、シティFMの若い女性のパーソナリティとのやりとりでしたが、その放送用の進行原稿をホームページにアップしています。カテゴリーとして「高知県政 [高知市政」とわけていますし。

 また2004年から始めましたブログでも「高知県政」「高知市政」というカテゴリーで分別しまして記事を書いています。

 確かに橋本県政、松尾市政の時代は日本経済がバブル崩壊後の経済低迷期にあたりましたし。財政出動型で公共事業工事をしたものの、今となってはその依存体質が災いし、企業が体力をなくして「息切れ倒産」が高知県内に多発してきました。

 2001年の小泉製政権の「規制緩和」政策で県外の商業資本イオン、マルナカ、フジの進出が加速し、高知スーパー、野市スーパーなど地元商業資本は廃業に追い込まれ、とでん西部百貨店は撤退しました。

 少子高齢化に歯止めがかからず、高知県の総人口も80万人を割り込み、東京の世田谷区より少なくなりました。出口が見つからない苛立ちがみなありますし。

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 市民1人1人が投げやりになるのではなく、政治勢力の政策を精査し、チェックすることを決して諦めたらいけないと思いますね。私はわたしなりのやり方でコメントしていきます。皆様は皆さんのやりかたで情報を発信してください。

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高知県知事選・高知市長選への投票へ行こう

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(高知県知事選挙に立候補された4人の候補者)
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(高知市長選挙に立候補された3人の候補者)

 しかし残り投票日まであと4日だというのに全く盛り上がりを見せない2007年度の高知県知事選挙。高知市長選挙も同じ。他にもっとPRする手段がないのでしょうか?このままでは高知では40%、郡部をあわせた全県でも50%を割り込む可能性がありますね。

 高知県の有権者総数が約65万人であるそうですので、50%で32・5万人、40%であれば26万人しか投票しないということになります。

 県知事選挙では特に毎回橋本知事に投票してきたといわれている26万票が一体誰に厚めに出るのかも予想すらできません。多くは棄権し、また投票したとしても白票が多いのではないかとも言われています。仮に40%の得票ですと13・5万票で高知県知事になれると言うわけですね。

 これでは20%の支持者しかいない高知県知事ということになります。これではいくらなんでもひどいと思います。県民の信任を得た知事とはとても言えませんね。高知市長選挙は更に投票率が低いとも予想されていますから尚更ですね。

 県知事選挙の情報。高知市長選挙の情報を自分なりに集め判断しましょう。投票へ行きましょう。
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 (写真は3月の高知県議会選挙の期日前投票の様子です。県知事選挙と異なり大勢の人が来ていました。)

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2007.11.20

投票率50%以下は無効にすべき

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 次回から高知県知事選挙も高知市長選挙も投票率が50%を超えない場合は、開票せず無効にし、「当選者該当なし」とすべきであると思います。その場合は4年間首長なしにするか、もう一度多額の税金を市民が負担することを覚悟で選挙をするかどちらかでしょう。

 これほど高知県知事選挙も高知市長選挙も関心が低い高知県民。いつもの建設業者の「組織動員」も目立ちませんね。「選挙どころやない。仕事をしに下請けで県外へ行かんと」というのが皆本音でしょう。

 そこで皆が棄権し、投票率が50%以下になれば高知県知事は今後4年間は不在にし、隣県の知事に兼務していただくか、国の直轄統治になるかどちらかにすべきでしょう。
 極論になりますが、それが嫌なら選挙へ行き、よりましな候補を選択し投票すべきでしょう。

 投票率50%が目安ですので、白票も無効票とカウントせず、あくまで投票所に足を運んだひとの数でカウントすべきでしょう。

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追手前小学校は移転させてはならない

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 18日に高知市長選挙が始まりました。投票日は高知県知事選挙と同じ11月25日です。県知事選挙も異様に関心が低いのですが、高知市長選挙も埋没し全く関心が高まりません。来年3月には春野町との合併などを控えています。

 その合併に伴う合併特例債という甘い(借金ができる制度)を利用して高知市はいろいろ事業を計画(というか画策)をしているようです。イオンが出来て落ち込んだ中心市街地商店街の活性化も重点施策のようです。

 ただ中心市街地にある追手前小学校を廃校にし、その跡地に商業施設をこしらえる(高知大丸を誘致か?)という構想もあるやに聞いています。これには疑問ですね。
 この小学校の移転に関しましては2人の市長候補は反対、1人が賛成の意向のようです。
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(高知市中心街にある追手前小学校。廃校になると言いますが・・・)

 「町の賑わい」という観点で言えば子供達の歓声が一番です。子供は地域に元気を与える存在であるからです。わざわざ小学校を廃校にし、そこへ商業施設をという構想には無理があります。

 生活の営みが失われた町は衰退します。追手前小学校の校区の地域は、居住する住民の半数は65歳以上ではないかと思われます。小学校が廃校になればますますその比率はあがります。

徳島市担当者の見識

 追手前小学校を潰して活性化はありえない

 追手前小学校の廃校はおかしい

 小学校校区は想定人口が5000人、半径1キロ以内が標準と言われています。幼児でも高齢者も小学校へ徒歩でいける距離にあり、地域の避難所もあるのでそれは理解できます。

 それを商業施設にするといいましても、地元商業者にはそこへ入所する馬力はないでしょうし。県外資本が出てくればその分地元商業者が食われるでしょうし。わざわざ小学校をつぶして行う事業ではありません。

 わけのわからない商業施設よりも、既存の商店街のシャッターを開ける努力をすべきです。そうしないと高知市は元気になるはずはありません。
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(まずどこの地方都市でも商店街のシャッターを開けることからです・・)

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2007.11.19

県都・高知市の課題とは

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(昭和南海地震での惨状。倒壊後に堤防が決壊し水が来たようです。)
 昨日は高知県知事選挙と同日選挙になる高知市長選挙もスタートしました。これは2003年に当時の高知市長が高知県知事選挙に出馬するために任期を3年も残した状態で辞職したからです。そのため高知県知事と高知市長選挙は同日選で行われることになりました。

 高知県知事選挙の間は高知市長選挙の後援会活動もできなかったため、こちらも全く低迷で無関心な市長選挙になりました。しかし高知市の政策課題は大きく、市民としては無関心ではおられません。

 暮らしのことを言えば、居住する二葉町ですが、低地で海に近く、古い住宅が密集しています。高齢化比率も高く、南海地震が襲来すれば最も被害が想定される地域です。しかも町内には津波や浸水時に一時避難する高台もなければ公共施設もありません。

 今日の昼から二葉町自主防災会では、防災用品備品倉庫の設置依頼を青柳公園に申請するために町内役員が市役所へ行く予定です。町内の高知県管理の高潮堤防にも亀裂が入っていますし、地震時が満潮であれば津波が来なくても町内全域が浸水する可能性すらあります。

 高齢者の多い地区ですので、前の昭和南海地震の記憶のある人もおられます。その記録をもとに町内会では自主防災会の行事を組み立てますが、行政として高知市役所や高知県庁としても支援していただかなければならない事柄も数多いからです。

 県知事選挙、高知市長選挙も無関心ではなくよく候補者の政策や災害対策の項目もチェックすることが大事であると思います。
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(昭和21年の南海地震後の様子。わが町は写真右上ですが水没しています。)

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情報化に乗り遅れた高知県

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 橋本知事16年でなにが一番残念であったかと言いますと、東京と高知県の「情報格差」を克服できなかったということでしょう。また高知市と郡部の県内での「情報格差」もあります。

 それはたとえば東洋町。せっかく「高レベル放射性廃棄物最終章分場を拒否した町で全国的に有名になりました。そこで東洋町の意欲的な人たちにブログをこしらえていただき、全国に町の様子や産物を発信していただけたら。そのサポートができたらと思っていました。

 しかし現実は東洋町の野根地区はISDN回線であり、甲浦と白浜地区はADSL回線でした。光回線は当面引かれる可能性は民間ベースではないようです。
 ADSLすらも800回線の野根地区の10分の1の80回線が契約いただければ、ADSLを引けますよ。というのが民間会社の回答。とても無理なようなお話。
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 そういう場合、国や県のサポートは無理であったのか。情報系大学であるはずの高知工科大学はサポートしないのか?そのあたりが東洋町辺りではなくとても残念でした。

 確か橋本知事は「情報維新」という著作も出されていました。テレビ番組で「アメダス。ムシダス」のようなネット社会に子供たちが対応できる社会になれば高知県は変わると。しかし現実はそうはなってはいません。

 「WEB1・0」時代は先行していたかもしれませんが、「WEB2・0時代」は全く対応していないようです。これはどうしたことなのでしょうか?

 高知県庁総務部県政情報課がこしらえていた公共電子掲示板「ぷらっとこうちもさしたる理由もなく「廃止」されましたし。なにかとても残念ではあります。しかも「加害者」である県職員があいかわらず「被害者」のようにふるまい今も私の名誉を侵害し続けていますし。許されることではありませんね。
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(いまは懐かしい「ぷらっとこうち」県民とは対話できない県職員により勝手に閉鎖されました。)

 県民がどこにいてもブロードバンドが使用できる。いろんな形態があると思います。光回線。ケーブルテレビ回線。どんな地域でもこうしたブロードバンド回線は必要であると思います。

 そうであれば産地の情報が直接都市部の市民へ発信されるでしょうし。企業の本社が自然環境の良い高知へ移転してくる可能性もありますね。橋本知事は高速道路よりもブロードバンド回線を必死で敷設すべきであったと思いました。

 橋本知事16年の間にできなかったことはとても残念です。

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2007.11.18

タマリン館を初訪問

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 ヨットを予想より早めに切り上げた為、先日来からかるぽーとで開催されている高新まんが道場20周年記念展示で、一角を大きく展示していましたタマリンこと故玉造義郎さんの作品を展示されている「タマリン館」へ行くことができました。

 行こうと思いつつも、何故か行くことができませんでした。南国市立田の県道364号沿いにありました。夜須からの帰りに寄らせていただきました。

 タマリンさんのご両親がこしらえた記念館だということです。タマリンさんの作品が展示されたとご両親にお話を聞くことができました。

「偶然ですが、今日が息子の命日です。ちょうどまる9年になります。あなたが来られたのもなんかの縁です。また来てください。」と玉造さんに言われました。
 私は「かるぽーとにうちの子供の作品もあるので行きました。そこでタマリンさんの作品に感動しましていつかタマリン館へ来ようとしていましたが、今日になりました。」と言いました。

 玉造さんとはいろいろ話をしました。うちの子供が8歳に時投稿した作品「いまの気持ち」を覚えておられました。「あれはタマリンも生きていた頃だし、おどろいていたよ。何せ人をめったに誉めない青柳祐介先生があの作品を絶賛しておったからね。」とのことでした。
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(うちの子供が8歳の時の「作品」。確か「塾通い」とか言うテーマで応募していたようです。)

 もっとも本人は書道塾の先生がスパルタで厳しく、残されてなかなか帰れなくいらいらして、書道の筆で書いた作品でしたが・・。今は20歳になり沖縄の芸大へ行きました。と申し上げました。すると玉造さんは、

「中村君という人も漫画を書いていて青柳先生に誉められ、芸大へ入学し日本画家になりましたし。子供の時からの才能を伸ばして上げることはいいことですよ。」と言われました。うちの子供の進路は不明ですが・・

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 玉造さんの許可を得まして、タマリン館内部を撮影させていただきました。ユニークなタマリンさんの作品が展示されていますね。特に似顔絵は特有の「ぎざぎざ」したタッチで描かれ一度見ますと印象に残り忘れることができません。
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 タマリンさんは1998年の11月18日にプロとしてスタートした矢先に暴走トラックにはねられ亡くなられました。26歳でした。ご両親が息子さんの作品をより多くの人に見ていただきたいとの御意志でタマリン館をこしらえたようです。(入場無料。月曜・火曜休館。10時から17時まで)

 「タマリンの似顔絵」集がありましたので購入しました。キャラクターは強烈ですね。また来ようと思いました。
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 また11月28日から12月24日まで「タマリンのポスター展」がタマリン館で開催される予定です。
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強風の予想ゆえ早々に日和見ー秋の市

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今日は知りませんでしたが、ヨットのレーザーという艇種の四国レーザー選手権であるとか。四国各地から22艇の参加がありヨットレースが開催されていました。

 こちらはレースには出場せず、ぎ装しようとしましたらなんとセールを止めるブームの器具が腐食(電蝕)で外れていました。急遽芝藤さんに電話し、ブームを借りることに。そして沖合いに。(ちなみに私のディンギーはシーホッパーと言い、ヤマハ製。日本ローカルだけに普及している1人乗りヨットです。レーザーは世界的に普及している1人乗りヨットです。)
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 今日は強風波浪注意報が出るぐらいでしたので、風はお昼前後から上がるのはわかっていました。沖合いに出ますと高い波が。風が強くないのに波があります。これは夜須のハーバーは月見山が北西風の場合はブランケットになり、強風域になるのが少し遅れて(30分程度後に来ますが)くる予兆ではありますね。風波ですし。

 暫くセーリングしていましたが、沖合いに白波(強風域)が現れだしましたので、30分程度で今日はハーバーへ引き返しました。波に不安定に揺られましたので腰が痛くなったこともあります。昨年原因不明の腰痛分離症が起こったときも同じような海面でありましたし。

 ぎ装してから1時間程度でハーバーへ上がり片付けはじめました。そうしますと予想どうり強風になりました。沖合いは白波だらけの状態に。やがてハーバーにも強風がやってきました。今日は日和見で正解でした。
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 お昼はヤ・シーの秋祭りへ行きました。吉川の業者がお寿司とおむすびを販売していたので購入しハーバーで食べました。JAの店舗で170円と200円のみかんを購入しました。シーズンなので甘くて美味しくなっています。

 こちらの会場も北西の強風で大変。日よけのビーチパラソルは撤去。テントも押さえていました。沖合いでは白波の中でヨットレースと高知大学のヨット部が7艇でていました。
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若者は政治に関心がないのか

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きましたブロガーの土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳」というブログを3年ほど前から作成されておられます。私はそのブログを毎日拝見しています。今回のテーマは「若者は政治に関心がないのか」ということでお話を伺います。

「土佐高知の雑記帳」は社会ネタや政治ネタが多いと思います。それでも「読者」には結構若い人が多いのではないでしょうか?読者の年齢層などはいかがでしょうか?

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土佐 年齢層につきましては想定しかねます。知り合いの中で「見てるよ」と声をかえられた若い人もいました。特に若い世代を意識して書いているということはありません。自分自身が「若い」と思っているからでしょう。

 若者の一員であるという自覚で動いているので特に、若者を意識はしません。出来るだけいろんな角度から、政治的な問題でも切り込んで行きたいし、それから自分が今まで経験したことで感じたことなどもブログに書いているつもりです。

 私の場合は70年安保から政治に関心がありましたので、その時代からの流れをブログの中でも書いていると思います。

西村 国政選挙、地方選挙などのたびに、20歳代、30歳代の若者の投票率の低さがいつも問題になります。その理由はどういうところにあると土佐高知さんは考えられるのでしょうか?

(参考)低い関心でいいのか県知事選挙
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(異常に投票率や関心の低い高知県知事選挙)
土佐 実はわたしも2人の有権者の子供がいます。2人はたぶん選挙に行ってねえんじゃないかと思います。このあいだお姉ちゃんと議論をしました。税金の問題とかに関心を持っています。弟のほうは全くそういう関心がないようです。

 なぜ彼らが選挙へ行かないのかと話をしました。「行ったところで変わらないだろう。」と言いました。それでいろいろ話をしました。まあわかったかどうかよくわかりません。
 だけどうちの子供たちはそうですけれども、全体的に関心がないかといえばそうでもないのではないかとも思います。

 特に高知新聞の「声・ひろば」欄(読者投稿欄)を見ると黒潮町大方の高校生が、時事問題で投稿していました。若い人の中で社会問題・政治問題に関心を持っている人の割合は、僕たちが若い頃とほぼ同じ割合ではないかとも思います。

 ということを潜在的に感じています。

西村 若者達の「政治離れを」を食い止める方法手段はあるのでしょうか?政治に若者達が具体的に関与すれが必ず歴史は変わるとは思います。幡多のほうの若者達の意識や投票行動、政治参加はどうなのでしょうか?

土佐 これは我々大人世代の責任が大きいと思いますね。もちろん若い世代自らが政治自らに関心を持っていて欲しいと思います。けれども大人のほうがもうすこし「政治と自分達の暮らし」のはどうなのかをきちんと教えるということが必要です。
 でもなかなか僕らでもそのへんが十分に出来ていません。ではどうするか。我々大人がこういうブログなどを通じて「政治と暮らしのかかわり」はどうなのか、会話の中でそういう話をする。若い世代に伝える努力をすることが大人世代側からは必要であると思います。
 
 若い人たちは政治との関わりを自分達で考えていってほしい。実際に税金の問題にしろ、保険の問題にしろ、皆に関わることなので、考えて欲しいなと思います。

西村 今なにかと携帯電話のサイトが話題になっています。携帯電話での政治活動や市民運動などは活発にされているいのでしょうか?そのあたりはいかがでしょうか?

土佐 これは使い方の問題でしょう。最近の高知新聞でもイーデス・ハンソンさんが書かれていました。新しい道具は使い方の問題であると。新しい道具に「使われたら」だめだと思います。
 そういう面ではわたしもパソコンでのネットの世界だけでなく、携帯電話でも活用しようと思っています。携帯サイトはこれから取り組みます。

 携帯電話のメールでイベントのお知らせは今でもしています。これからもどんどん有効に使う予定です。
Irakuheiwa1
(イラク戦争反対を訴える高知の若者達)
西村 最近はワーキング・プアだとかニートだとかは、その対象は若者が多いように聞いています。自分たちの世代の要求をなぜ政治活動でしようとしないのでしょうか?社会的訓練がたりないからなのでしょうか?

土佐 私たちが若者の時代はベトナム戦争がありました。今はイラク戦争ですね。私たち蛾ベトナム戦争に関心を持ったのは沖縄からベトナムへ兵士や弾薬が運ばれていたからです。東京の王子には野戦病院がつくられていました。
 緊迫した時代でした。学生は学問が本分と言われつつも、こうした実態になにもしないというのは結局手を貸していることではないのか。かなりあの頃の若者達は緊迫感をもって立ち上がりました。

 それからもう1つ。わたしたち(70年安保世代)より昔の世代は60年安保世代です。その時代も戦争が終わってすぐの時期(戦後15年目)だったので、戦争の気配をするものには激しい反対運動が起こったことも記憶しています。

 今イラク戦争があり、ニートであるとかワーキング・プアだとか働くことが、軽視され、人間として軽視されている時代です。わたしは今の若い世代と変わっていないと思っています。

 特に今の若い世代がまだ運動に立ち上がっていないと言うのは、問題としあると思います。私たちが運動をしていたころは群れていたのかな。群れが近くにあったからであると思います。
 今の若い世代はそういうことではなく、群れではなく1人1人が自立していこうという流れであると思います。

 だからこういう人達が社会の矛盾や問題点に目覚めることがあれば、わたしたちの時代以上に社会運動は盛り上がると思いますね。そういうものをイラク戦争に反対する運動が4年前にありました。エイズの問題もありました。そういう潜在力は今の若い人たちは持っています。

 そういう若い人たちに私たちが、経験をどう伝えていくか。戦い方を学んでいく場合に、私たちがヒントを与えるとか。そういう力になりますと思います。
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西村 そうですね。川田龍平さんが若い人達の支援もあって参議院議員になりましたし。
 フランスの若者達は街頭へ繰出し、政府と対決し、就労に関する法案を撤回させました。こうした活動は最近の日本では不可能でしょうか?

土佐 今の若い人達と先日話をしました。パーツ、パーツで大変です。結婚をしようにも、毎月の収入が10万円以下の収入しかない。そういう話も聞かされました。日本の労働条件は悪化させられています。

 けれども欧州では労働者の権利を守るという制度があります。やはり歴史的な違いがあります。しかし日本でも戦後労働基準法の問題などが、遅れているといわれています。でも権利は保障されているわけです。

 そういう流れをつくることは可能ですし、今の若い人達が権利を自覚して立ち上がれば世の中変えることができます。いろんな例があります。そこを理解していただきたい。

 欧州の人たちは言います。「権利は戦い取るものである」と。日本も同じです。そういう立場に若者達は是非自覚し立って欲しいと思います。


西村 幡多の地元の中学生、高校生は政治には関心があるのでしょうか?

土佐 どうなんでしょうか。地元新聞に社会問題で投稿される高校生もいますし。
 また幡多では「幡多高校生ゼミナール」と言いまして、高校生たちが、日本の植民地支配の朝鮮との関係の問題の研究であるとか、連行され強制労働で亡くなった朝鮮の人達の遺骨の発掘もしています。

 関心はたかまっているのではないでしょうか。
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2007.11.17

立冬後のよさこい踊りとは!

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その前に見かけたのはキャンドル・ナイトを商店街でしていました。今回の趣旨はまるで不明ですね。冬至や夏至の時のキャンドル・ナイトは環境問題と絡めたテーマがあるようでしたが、今回はまるで不明。
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 確かに夏の本番に比べますと1チームの編成は極めて小人数。大橋通り商店街などは11人でした。しかし踊りのリーダーの鍋島恵那さんなどは踊りが違いますね。体の切れが違います。さすがに大阪芸術大学舞踏科のご出身だけありますね。恵那さんを取ろうと努力しましたが、動きが激しいのでなかなか撮影できません。ようやく取れましたがアングルが・・・
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 その後も学生連や、初出場のグループや名門の京町えびす芝店連や、愛宕町商店街など名門チームが少人数ながら来ていましたね。
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 はりまや橋商店街事務局の山本事務局長に聞きますと来年3月にイベントをするそうです。「出会い博覧会」とか言うらしいです。それのプレイベントで繰出したとか。

 それで写真を取りまくりましたので、肝心のはりまや橋商店街での今年最後の高知ファイティング・ドックスの藤城監督壮行会の写真はフィルム切れと電池切れで撮影できませんでした。
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 また何故か中央高校ラグビー部顧問であり、元ラグビー日本代表の大八木淳史さんの姿もお見かけしました。それにしてもなぜここにいたのでしょうか?

 そもそもはりまや橋商店街で高知FDの世話役をされておられる谷ひろこさんから、高知ファイティング・ドックスの藤城監督の送別会をするので来ませんかとお誘いを受けました。踊りが終わった後に壮行会があり、そこでビールとカレーライスをご馳走になりました。

 はりまや橋商店街が開催し、送別会が行われました。この場所でよく優勝記念会や歓迎会を行っており地元独立リーグとしては地域と一体となった活動をしております。

 地元との交流を重視されていた藤城監督。3年間の在籍ありがとうございました。いつまでも高知を忘れないでください。お願いします。とすみません写真なしで申し上げます。

 気さくな藤城さんを高知の野球ファンは忘れないと思います。

関連記事ブログです。

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オシム監督の回復を願う

 昨日サッカー日本代表監督のオシムさんが脳梗塞で倒れたとのニュースはショックでした。わたしも最近友人が脳梗塞で亡くなったので、大変深刻な事態と思います。

オシム監督倒れる 脳梗塞で緊急入院(日刊スポーツ)

 回復されても後遺症が残ります。野球界の長島茂雄さんも軽いほうの脳梗塞でしたが、リハビリには長時間かかりましたし。回復されても代表監督の激務は無理であると思います。

 ドイツW杯の惨敗から日本サッカー協会は間髪をいれず、代表監督を当時ジェフ市原の監督であったオシムさんを据えました。オシムさんは熟考され決断されました。いきさつはともかく日本サッカー界のためにはとてもよいと思いました。

 わたしも時折ブログに感想を書いていました。

 オシム監督良いのでは


 オシムに学ぶ

Oshimumm


 故郷のユーゴスラビアは内戦で大変。国が分裂しましたし。特に凄いと思ったのはあの我儘と思われていた天才選手のストイコビッチ選手を手なづけていたことですね。

 あくまで私見ですが、オシムさんが復帰不可能であれば、愛弟子のストイコビッチさんを代表監督にして2010年のW杯に出場していただきたいと思います。ユーゴの内戦を乗り越え、日本のサッカー界も熟知されておりますし。

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究極の4択ー県知事戦無関心の構造

 20世紀の独裁者であるヒットラー、スターリン、毛沢東、ムッソリーニの4人のなかであなたは誰を選択しあなたの地域のリーダーとして投票しますか?大変困難な人選であると思います。

 実際に1次大戦後、世界恐慌の最中の1930年代のヨーロッパの政治状況は深刻でした。ヒトラーとムソリーニが台頭。スターリンロシアも勢いがありました。左右どちらかの独裁を選択する余地しかなかったのです。

 たしか評論家のジョージ・オーエルが嘆いていたように思いました。

 高知県知事選挙は「独裁者の選択」であるとは申しません。全然異なります。しかしこの異様な無関心。盛り上がりのなさにはある種の不気味さを私は感じます。

4人とも新人候補であること。選挙の直前まで候補者が揃わなかったこと。特に問題なのは今まで橋本大二郎知事を支持されてきた25万票という「橋本シンパ」が白けていて、殆ど棄権するのではないかとも言われています。

 橋本知事票25万票の行方は?

 これは夏ごろまで橋本知事は出馬をほのめかし、「意中の人」発言を繰り返し、結局9月に断念、それからの候補者のエントリーでしたので、高知県内各地を巡回する機会も各候補者は殆どありませんでしたし。

 その同時期から高知県は景気が一段と悪くなり、県民の気分は「選挙どころではない」気分になりました。しかし県知事は大きな権限をもっている県政のトップリーダーです。県民は選挙権を行使し、棄権せず新しいリーダーを選びましょう。
Kouchitizisenmm

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2007.11.16

11月16日のはりまや橋サロン

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 先週に引き続きお天気も温厚でありましたし、特に難しい問い合わせなどもないようでしたので、ランチタイムははりまや橋商店街金曜市へ出かけました。

 お昼は谷ひろ子さんたちの屋台で食べました。谷さんと一緒に露店をされている人のおむすびと、ぶっかけうどんを食べました。食後には谷さんの珈琲と手づくりパウンドケーキを食べました。

 占い師の島本茂男さんがフレッツ・スポット可能エリアに今日は出店していました。さっそくご自身のブログ「占いから未来へ」を更新していただきました。
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「昭和維新の歌」がリアルに聞こる日本社会

 防衛省官僚たちは不況知らずの別世界。昨日の国会でのやりとりには呆れるばかりです。

  GE採用関与再否定 守屋前次官 証人喚問 『宴席の政治家2人』(東京新聞)

 こんな連中が日本の国防を担ってきたのでしょうか?表面化したゴルフの接待費用も1500万円であるとか。一体何処の富豪のお話なのでしょう。

 結局その会社が防衛省幹部をご接待できたのも、随意契約でとてつもなく高価な費用で品物を購入いただいたからではないのか。しかもそれはすべて国民の税金。「税金ドロボー」という言葉はこういうときに使うべき。

 昔「昭和維新の歌」がありました。88歳の父は戦中世代であり、酔うと時折口ずさんでいました。

泪羅(べきら)の渕に波騒ぎ
巫山(ふざん)の雲は乱れ飛ぶ
混濁(こんだく)の世に我れ立てば
義憤に燃えて血潮湧く

権門(けんもん)上(かみ)に傲(おご)れども
国を憂うる誠なし
財閥富を誇れども
社稷(しゃしょく)を思う心なし

ああ人栄え国亡ぶ
盲(めしい)たる民世に踊る
治乱興亡夢に似て
世は一局の碁なりけり

昭和維新の春の空
正義に結ぶ丈夫(ますらお)が
胸裡(きょうり)百万兵足りて
散るや万朶(ばんだ)の桜花

天の怒りか地の声か
そもただならぬ響あり
民永劫(えいごう)の眠りより
醒めよ日本の朝ぼらけ

功名何ぞ夢の跡
消えざるものはただ誠
人生意気に感じては
成否を誰かあげつらう

やめよ離騒の一悲曲
悲歌慷慨の日は去りぬ
われらが剣今こそは
廓清の血に躍るかな

Kigajapan


 当時は東北地方などは凶作で飢餓状態なり、子供を「売る」事態になっていました。大地主制度では小作農の生活は立ち行かない状態でした。一方贅沢の限りをする経済人もおり、政党政治の腐敗も酷い状態でした。

 2・26事件の時に青年将校たちの「偉業」を称える歌のように父から聞きました。史実は知りません。わたしは子供の時から左翼少年でしたが、この歌には共感をおぼえています。

 新自由主義を唱え、政府が国民の生活苦に何もしない。防衛省幹部の接待付け、贅沢三昧は何事でしょう。時代を超えましてこの「昭和維新の歌」がリアルに思えるのです。

ワーキングプアと格差社会の日本。義憤の矛先を間違えてはいけないと思いますね。

 参考 ワーキング・プアの厳しい現実

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いつまで続く高知の不況

 住民税が「どんと上がった」7月頃から、飲食店衣料品店や雑貨店など日常生活に関係が深く、個人消費に直結しているところの売り上げが大きくダウンしました。食品スーパーも同様の傾向です。

 高知では既に建設、医療関係は「構造不況業種」になっています。かつて300人いた勤務者を30人に削減した建設会社もありました。大変です。つい3日前もある大手建設会社が倒産しました
Daito1_r_2


 追い討ちをかけるようにガソリン、灯油の値上。関連して穀物、食料品、石油関連製品もすべて値上のラッシュ。売り上げは上がらないのに、物はあがる。これでは消費者の財布の紐は固く絞られるばかりです。日本経済の60%、高知県ではおそらく70%を占めている個人消費が鈍ったのであれば事態はより深刻であります。

 個々の経営努力では限界でしょう。このままでは地域経済全体は「息切れ倒産」してしまいます。なんらかの財政措置が必要です。

 今回の高知県知事選挙におきましても県レベルでも「財政出動」が必要です。実現可能な経済政策を有している実効力のある人が高知県政のリーダーになるべきでしょう。

県知事は行政職ですので経営能力には期待はできないでしょう。しかし国からの支援が期待できない以上は、「創意工夫した」県政運営は緊急の課題でもあります。高知県庁は従業員4000人を超える高知県最大の大企業です。その動向は大きな影響を県経済に与えることはまちがいありません。

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2007.11.15

風のJINは面白い

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 週刊ヤングジャンプ(毎週木曜発売)に、「風のJIN」というマンガが連載しています。作者は「サラリーマン金太郎」や「男1匹ガキ大将」の本宮ひろ志氏。メガヒットを出すことの多い本宮氏が日本ではマイナー・スポーツであるヨットを取り上げた漫画であるだけに喜ばしい。今日さっそく購入してきました。

 わたしも自己流、超へたくそヨットマンとしてだらだらと22年もディンギー・ヨットを夜須でセーリングしています。それだけに今回も漫画で描かれている「突風」(ブローとも言います)の感覚も良くわかりますし。

 10月27日と、11月11日に強風でのセーリングを体験しましたし。一緒に帆走していたヨットが強風で沈(転覆)したり、沈したまま起こせず漁船に救助されたり、なかなか海の上は忙しい状態になっておりましたし。
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 それだけに漫画のストーリーでのリアルさは気になります。第15話は「風を攻めろ」という表題。主人公の陣はヨットを始めたばかりの初心者ですが、風をつかむ能力に優れ、風の道をたくみに感じ取り、レースの上位に顔を出しています。
Jkazenojin3


 これからの強風の季節は「舵が鳴る」ようになります。ウイーンと舵とセンターボードが振動し始め鳴り始めますと、ヨットは強風で「跳んでいる」感覚に。しかし少しでも舵取りを誤まりすと沈しますね。それもまた楽しいものです。
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 「風のJIN]の後は、高橋陽一氏作の「キャプテン翼」です。この漫画も日本がサッカーがマイナーの時代にサッカー少年に「世界」への夢を与え続けた存在でした。
 あの中田英寿氏も「大空翼の真似をしてオーバーヘッドキックを練習した。」とか
日本代表、U-22,ユース世代や浦和レッズもようやく「世界」を意識できる存在に成長しました。これも連載が始まって20年ぐらいかかっていますね。

 漫画の力は大きいですよ。「スラムダンク」のおかげでバスケットボール人口が増えましたし。「風のJIN」も評判を呼び話題作になっていただきたい。「サラリーマン金太郎」のようにヒット作になれば良いと思いますね。
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 「夢中になったらだれもが少年になる」とタイトルにあるのもいいですね。ヨットは本当に夢中になれます。また自然の怖さも体験できます。人間の小ささも思い知らされます。
 誰もが自転車に乗るように、夜須の中学生のようにヨットに乗れれば「世界観」が変わることでしょう。

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意中の候補者はどこに

Kouchitizisenmm
 全然盛り上がらない高知県知事選挙ですね。昨日も何人かの人にどの候補者が良いのかとの質問を受けました。わたしは「高知に高レベル放射性廃棄物最終処分場を断固受け入れない。」と表明している候補者を推薦します。」と回答しました。

 以前東洋町長の沢山保太郎さんがご自身のブログで、「国政選挙の参議院選挙の争点に原子力発電所の是非を問いかけることがないのはおかしい。新潟中越沖地震で柏崎刈羽原発があれほど脅威を与えているのに。」と発言されましたが私も同意見です。

 4人の候補者の政策を精査し、よく読んで、どのたに投票するのか決めましょう。絶対に棄権しないようにしませんと。県知事は大きな権限を持っていますし。低得票率でも選挙で決めた知事には権限が与えられます。


 4人の知事候補の「核廃棄物拒否条例」に関する回答は以下のPDFファイルを参考下さい。

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

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高知県知事は断固「核のごみ」を拒否する人を!

Kakunogomi
 市民団体「原発さよならネットワーク高知事務局から資料をいくつか送付いただきました。そのなかで画像にある「あなたの町に核のゴミがやってくる!?」という小冊子に衝撃を受けました。
 この小冊子は原水爆禁止国民会議が作成されています。

 そんなおり10月31日付けにて東洋町長宛に原子力発電環境整備機構より、東洋町長あてに「高レベル放射性廃棄物の処分場建設お誘い」の書類が届いたようです。おそらく他の高知県の市町村にも同様の書類が送付されていると思われます。

 東洋町は4月22日に町民の皆様の賢明な選択により、高レベル放射性廃棄物最終処分場の文献調査に反対する意志を明確にしていた沢山保太郎さんが町長選挙で圧勝しました。
Sawayama422m


(参考) 東洋町長選挙レポート

 その後、5月の東洋町議会にて「東洋町放射性廃棄物(核燃料・核廃棄物)の持込み拒否に関する条例を全会一致で採択しました。画期的な英断に敬意を表したいと思います。(クリックしますと画像は拡大します。)
Touyoukakuhaisi1m

 今度選挙で選ばれる高知県知事ははっきりと、高知県には「高レベル放射性廃棄物最終処分場を拒否する」人でなければなりません。あいまいな態度は許されません。

 それはこの「あなたの町に核のゴミがやってくる!?」の小冊子のなかで、「風評被害」の恐ろしさについて記述されています。(こちらも下記画像をクリックしますと拡大します。)
Fuhyouhigai
 産業基盤の弱い高知県はどの候補者も観光振興や、農林漁業の振興、食品加工業の振興を重点政策に取り上げています。であるならば、財政基盤の弱い地方自治体に狙いをつけ誘いをかけてきている原子力環境整備機構の「誘い」を高知県知事として断固拒否すべきなのです。

 そのためには高知県議会にて「核廃棄物拒否条例」を東洋町議会に見習い制定すべきです。

 核廃棄物拒否条例を県議会で制定する為の請願署名にご協力下さい。

「kakuhaikibutu-syomei.pdf」をダウンロード

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2007.11.14

浦和レッズの快挙に拍手

 遂にJリーグの浦和レッズがACLを制しました。Jリーグも連覇がかかっており大事な終盤戦。11日の対川崎F戦ではよれよれになりながらもドローに持ち込むしぶとさを見せました。しかしその対戦でイエローカードが出ましたので次の試合はFWワシントンが欠場が決定。よれよれのJリーグの試合が日曜日。そして中2日で今日の試合。選手は辛いと思います。

 しかし浦和サポーターの声援に押されて、永井とワシントンの長身FWが動き回りました。前半22分に永井の先制ゴール。
 しかしイランのセパハンも中盤をコンパクトにして浦和を押し込み浦和ゴール前は再三のピンチでした。浦和は総力戦で守り抜きました。

 ボランチの鈴木の獅子奮迅の試合運び。ポンテや阿部なども要所に顔を出し、守備で貢献。また攻撃でも相手側を脅かしました。そして後半の20分頃にゴール前で之永井のシュートの跳ね返りを阿部がヘッドで押し込み追加点。

 しかしその後もセパハンはゴールをスペースに出し走りこんでゴールを脅かしました。最後まで油断のできない好試合でした。結果は2対0で浦和の勝利でした。

 浦和レッズが優勝! 日本クラブとして初のACL制覇(サンスポ)


 日本のサッカーもここまで来たかと思いました。

 スタジアムを真っ赤に染めた浦和サポーターのパワーが選手を励ましたのでしょう。これで12月の世界クラブ選手権も俄然面白くなりました。ヨーロッパや南米のクラブチーム相手に浦和がどこまで食い下がれるかが見ものです。

 しかしこの好試合BS朝日しか見れないのは残念でした。かろうじてケーブルTVで見れましたが。今日など不祥事続きの大相撲はがらがら。浦和スタジアムは6万人の観客で超満員。NHKも地上波で中継すべき試合でしたね。

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ある建設業者の倒産

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 「高知県は大不況。建設業はいよいよ駄目だ。」そう言われています。そのことを象徴する出来事が今日ありました。ある老舗の建設業者が昨日倒産したようです。

 この建設会社は173社の債権者に対し、5億2170万円の債務があると言います。今日付けで173社の5億円のお金が実質消滅したのですから。影響は小さくありません。

 高知県知事は経済の専門家でもないでしょうが、即効的な経済振興策は高知県には必要です。とは言いましても核廃棄物であるとか、米軍基地は絶対嫌ですが・・。やはり国のありかたを変えないとどうしようもないですね。

 関連取引先の何社かに聞きました。「昨日もその会社の担当と夕方まで打ち合わせをし、明日の朝また会おうといって別れました。私どももその文面を見て驚いています。」「お知らせ以上の情報は持っていませんし・・」
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 本社へいきますとシャッターが閉まり、自己破産申立の貼り紙が弁護士名でしてありました。ベンツも車庫にありましたが、社用車だったのでしょうか?そのまま放置されています。

 配送業務センターへも行きましたが同様の状態。その後何社か関連会社を巡回し聞きましたが、皆さん同じ回答でした。もう一度その会社の配送センター前を通過しますと、何台か債権者のトラックが来ていました。「破産手続き外で、個別に債権行使は、破産法第100条で一切禁止されています」と文書にあるので、誰も手も足も出ません。
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 テレビ局のクルーも来ていたようです。また暗いニュースが夕方報道されるかもしれませんね。
 爽やかな青空ではありますが、気分は晴れやかではありません。どうなる高知県の経済。

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是非取り上げていただきたい県政の課題

 全然盛り上がらない高知県知事選挙ではあります。各候補者は公約なりマニフェストを出されています。先日選挙公報も全戸配布されましたが、まだまだ政策が県民各位に浸透しているようにありません。

 候補者陣営とは別に、意欲ある高知県関係者から政策もいくつかされています。わたしたちはこうした個人のブログをよく読んで問題意識を持つ必要があります。県知事選挙に関連して御奨めブログを紹介させていただきます。
Syomei2_r


 核問題を常に考えているブログ  

 それがたまるか

 高レベル放射性廃棄物最終処分場を今年4月東洋町への立地は阻止した高知県民。しかし県知事選挙の行方次第では、「国策言いなり知事」が登場すればどうなるかわかりません。
 県知事の候補者へも「核廃棄物問題」での公開質問状を実施されました。回答状況に注目いたしましょう。

 PDFファイルを参考

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

Lrtkouchi

(画像は野本靖さんのブログより)

 地方都市と公共交通のありかたを常に考えているブログ

 自転車は今日も走る

 筆者は8月18日の「県民マニフェスト大会へ参加。自転車と路面電車、地方鉄道、路線バスをまちづくりに有効にかつようすることで、高知市の中心市街地の活性化につながり、同時に地域の環境保全にもつながるとの持論をもたれています。

 
 地震対策を考えているブログ

  西やんのNPO体験記

 行政とは異なる市井の市民の立場から、地震対策の重要性を追及されています。阪神大震災や新潟中越地震の罹災者グループとも常時交流がある人物。

 こうした観点で高知県知事、高知県政のありかたを考えるべきです。

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(昭和の南海地震。画像は高知市役所防災害対策課サイトより)

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2007.11.13

小さな社会貢献

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 血液センターからの呼び出しがありました。先週のことでした。それで時間の指定。今日の午後3時過ぎから高知市本町1丁目、中央公園西にある献血ルーム「ハートピアやまもも」へ行きました。さすがに平日は献血する人が少ないようですね。

 今回私が呼び出されたのは、成分献血のなかでも「血小板」採血といわれているものです。成分献血でもいろいろあるものであると初めて知りました。

「成分献血から得られる血小板製剤は採血後の有効期限が72時間と短く、主に白血病や癌、血小板減少症などの血液疾患に多く使用され、血小板輸血を必要とする患者さんが年々増えております。」と採血をしていただいた看護士さんはそういわれました。

 つまり3日間しか血小板は持たないとか。

 (参考)日本赤十字社ホームページ

 「血小板採血の年齢の上限は54歳までです。そのほかの200,400、他の成分献血は69歳までお願いします。」とか。私の場合血小板献血の上限がちかくなりつつあるようです。

「先日のC型肝炎の感染の事例や、古くはエイズの感染も海外の売血による血液から作られた血液製剤が原因でした。それで日本では100%国内で献血でまかなう体制にしています。」

 確かにマイナス型血液は日本人には少ない。呼び出しがあれば協力するつもりです。職場にもそのあたりは理解いただいています。

 「献血できるということは健康であると言うことですし。」とも言われました。持病があり、服薬していますとまず献血はできませんし。そういえば健康そうな若い女性など、せっかく献血に来られても事前の検査(昔は溶液に少し採血した血液を垂らして目視で判定していましたが、今は判定機械装置がありすぐに結果は出ます)で駄目になる人もおられますし。血液の比重かなんかの判定でしょうか?
 
「血管も大きいし、採血しやすい人ですね。」と担当の看護士さんに変なところで誉められましたが・・。
 若くて元気の良い人は献血をしていただきたいと思います。わたしもいつのまにか69回献血しているようです。

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(ハートピアやまもも)

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ホームページもない知事候補は論外

 あわただしい出馬表明と、いきなりの知事選挙本番。そして投票日は11月25日。全然高知県知事選挙盛り上がらない状態です。

 私のブログのコメントに埼玉県和光市の市会議員をされている松本たけひろさんからコメントいただきました。全文を掲載させていただきます。

「知事を目指そうなんて人物が4人ともウェブサイトがないとは怖ろしいですね。
ネットで発信しない政治家は失格だと思います。
情報弱者の最後の砦がネットなのに・・・。
政治家に関する口コミは非常に危険ですので。
同じ会派の議員にもせめてブログは作るように言っていて、そろそろ実現しそうです。」

 盛り上がらない原因の1つがネットへの対応不足もあろうかと思われます。

 ホームページアドレスを表記している候補者もいますが、「例によって」配布するパンフとなんら変わらない内容のようですし。とてもホームページとは言えませんね。1000ページ程度あるのがホームページであってそれ以下はホームページと私はみなしません。

 ですので情報開示に熱心でない人が知事になれば、ますます高知県庁と県民の間は乖離するだけですね。今回は4人の候補者全員が「失格」ですね。

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情報化に乗り遅れた高知県知事選挙

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 高知県知事選挙が全然盛り上がりません。内輪でやっている感じですね。声も聞こえませんし。特に情報発信に熱心であった橋本大二郎高知県知事の後釜を決める選挙にしては物足りない筈。

 これでは高知県に関心を持つ人、。あるいは高知県出身者の皆さんも情報不足でわけが分からないと思います。それに高知新聞のWEB版だけではわかりにくいでしょうし。

 苦肉の策ですが、各候補者の選挙公報をスキャナーし貼り付けました。(A3版をA4に縮小コピー。更にスキャナーで取り込みました。写りが悪いことをお詫びします。PDFファイルにもしてみました。そして私のブログの関連記事のリンクも貼り付けました。こうすれば少しは様子がわかると思います。

 各候補者の選挙公報、決起集会の様子、事務所の様子、パンフなどを見ればおおよそ様子はわかるのではないでしょうか?

 もう少しホームページやブログを熱心にこしらえていただいておれば様子がわかるのでしょうが。(候補者の関連情報です。届け出順です)

*各候補者の選挙公報は画像をクリックすれば多少は拡大します。読みにくいのはうちのスキャナーの限界ですので。あしからず。PDFファイルも同じ画像です。こちらは拡大機能があれば拡大して読んでください。

 近森正久さん

 近森正久さんのこと

 近森正久総決起集会を観察

Chikamorimf1

「chikamori-mfo2.pdf」をダウンロード

 国松勝さん

 国松勝さんのこと

 国松勝後援会事務所を訪問

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「kunimatu-mf.pdf」をダウンロード

 関谷徳さん

 関谷徳さんについて

 1市民が主催する防災フォーラムと知事候補シンポ(報告)(関谷さん・近森さん参加)

Sekiyamf2

「sekiya-m.pdf」をダウンロード


 尾崎正直さん

 尾崎正直さんのこと

 尾崎正直さんを励ます会を観察
Ozakimf2

「ozaki-mf.pdf」をダウンロード

*画像が不鮮明なことをお詫びします。またPDFファイルも読み辛いでしょうから「拡大」して読んでいただければ幸いです。

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盛り上がらない県知事選挙・市長選挙

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 11月25日が投票の高知県知事選挙と高知市選挙。このままでは史上最低の投票率になるのではないかと言われています。それで良いのでしょうか?

 その原因は橋本大二郎高知県知事にあります。とにかく「選挙に強い」知事でした。2003年と2004年の選挙では、自民・公明。民主・社民・連合・自治労推薦候補を破りましたし。

(参考)

 2003年高知県知事選挙

 2004年高知県知事選挙

 夏ごろの不出馬宣言と、「意中の人」発言が、各政党、各勢力の県知事選挙の対応を大きく遅らせました。それは「選挙に強い橋本知事」を観察していた結果です。それで知事選挙の直前に候補者が揃い踏みましたが、全く盛り上がりません。

 8月18日の「県民マニフェスト大会」の頃には知事候補の影も形もありませんでしたし。

 橋本大二郎知事にお願いしたい。あなたはマスメディアに対して影響力のある人だ。テレビや新聞などと記者会見し、あるいはブログ「だいちゃんぜよ」でも「25日は県知事選挙。高知市長選挙へ投票に行きましょう。」と呼びかけてほしい。

 どの候補者に対しても支援しないと宣言された。それは良い。しかし橋本知事のお陰で今回の県知事選挙については、高知県民は白けたことも確か。新しい高知県の指導者を選ぶ選挙に県民は無関心であってはいけない。橋本知事もぜひ県民に投票所へ行くように呼びかけていただきたいものだ。
Kouchitizisenmm

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2007.11.12

ヤ・シーの秋祭り

 今日は安芸市に午前中仕事で行った帰りに夜須へ寄りました。昨日夜須でヨットをしたおり、R君が強風で沈して流されました。通りがかりの白龍丸という漁船に救助され、ヨットも曳航いただきました。

 手結漁業組合で船の持ち主を探しました。町内の人でした。ちょうど昼前に自宅兼店舗におられたので、R君と昨日折半して町内の酒屋で購入した清酒1升ビンを手渡しお礼を申し上げました。海ではお互い様とはいえ救助はありがたいことですので。
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 お昼になりましたので昨日に続きおむすびだるまで昼の定食を食べました。帰りにヤ・シーパークのJAかみやすの店舗でみかんを購入しました。1袋200円です。生産者の名前が書いてありますので安心です。それに夜須は「山北」みかんの産地の隣でもありますし、安くて美味い。芋も産地でもありますし。
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 立冬も過ぎましたが恒例の「ヤ・シーの秋祭り」のカンバンが立っていました、夜須は暖かいので「秋」の感覚ですね。今度の日曜日です。18日であるとか。高校生のR君は英検の試験で欠席とか。天気がよければセーリングに来るので、立ち寄ってみようと思っています。

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低い関心でいいのか県知事選挙

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 びっくりしましたね。最近はだいたい選挙は期日前投票をわたしはしています。なぜか投票日に用事があり、少しでも余力がある日時に選挙の投票をしています。
 最近では県会議員選挙も、7月の参議院選挙も期日前投票をしましたし。

 しかし高知市の鷹匠市庁舎3階にある高知市選挙管理委員会の管理する期日前投票所。私以外誰もいません。投票立会人、市役所の選挙管理委員会職員合計10人にじろじろ見られて投票をしました。これでは高知県民の民度が疑われますね。

 出口でNHKの出口調査をされているスタッフの人に会いました。用紙に質問事項に記入しまいsた。「投票率は低いのではないですか?」と聞きますと「出足が鈍いですね。心配ですね。」と言われました。

 高知県知事選挙と高知市長選挙は11月25日(日曜)が投票日です。棄権をせず高知県民は投票しましょう。きちんと政策を精査し、投票いたしましょう。
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県知事は国の言いなりになってはいけない

 沖縄県で聞いた話です。「知事は保守系ですと国ー政府の操りになって結果沖縄は馬鹿にされる。野党系の知事がなったほうが、基地問題などに政府は気を使うから沖縄振興策が真剣になる。今より太田知事時代のほうがビジョンがあったね。」と。

 沖縄は高知同様産業基盤が弱く、失業率も高い。9年前に基地の縮小を唱えた太田知事よりも、「もっと職を」を訴えた保守系の稲峰知事を沖縄県民は選択しました。そして昨年も沖縄県知事選挙が行われ、僅少差で保守系知事が誕生しました。
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(米軍普天間基地の海兵隊ヘリが沖縄国際大学に3年前に墜落しました。)

 政府は米軍普天間基地の移設先である名護市辺野古地区への移転問題では、地元自治体の意向を無視し、日米両政府の合意事項で押し切ろうとし、沖縄県とも対立しています。

 そしてこのままでは沖縄への振興策をしないと事あるごとに「脅迫」しているいるようです。山口県岩国市でも神奈川からの米軍艦載機の移転問題で、住民投票と市長の意志を無視し、市庁舎工事への交付金をださないという嫌がらせをしています。

 小泉ー安倍時代に地方への交付金を減らし、「迷惑施設」を受け入れた地方自治体のみに交付金を出すという、地方自治も民意も無視した強権的な政策を行ってきました。
 地方の人間はそろそろ国ー政府に対する「幻想」を断ち切るべきです。
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(地方は卑屈に国の言いなりになり「迷惑施設」を受け入れないと、国側は交付金を出さないようです。

 高知県であれば想定される国からの「迷惑施設」の押し付けは「高レベル放射性廃棄物最終処分場」でしょう。後は考えられるとすればある政党が指摘されているように宿毛港への米軍艦艇の停泊ー常駐もありえるでしょう。

 保守系でありながら「国の言いなり」にならなかった橋本大二郎高知県知事。
 県民としては国の言いなりになって「迷惑施設」を受け入れるほど高知県民は卑屈でもないし、やわでもないことを証明しなければならないと思いますね。

 わやにすな!と高知県民はさけばなければいけない。

 
 核廃棄物問題での候補者への公開質問  下記PDFファイル参考

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

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2007.11.11

おびさんマルシェを見学

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 夜須のセーリングで悪戦苦闘して戻りますと、おびさんマルシェへ出かけました。日中は中央公園と、大橋通でもイベントをしていたようで、結構な人であったと大西みちる実行委員長は言われていました。
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 単なるフリーマーケットと一味異なり、在高知のアーティストやこだわり製品、フードなど一味異なる露天が数多く出店しておりました。
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 城下さんところは天燃干しの干物を出されておりました。ゆずを使用された干物であるとお聞きしましたので購入いたしました。夕食にします。
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 またWIKIWKIさんご夫妻にもお会いしました。四国中央市からの遠征であると思われます。

 自分でこしらえたフィギアを展示販売されている人もおられました。すっかりおびさんマルシェは定着しているようですね。
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強風の季節到来!

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 ようやく強風の季節が到来しました。強風波浪注意報が発令になっていました。強風仕様のぎ装を意識し、R君と帆走に出ました。ところが予想以上の風と波。特に波が三角状になり帆走しにくいことこの上ない。
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 沖合いへ出たところでR君が沈(転覆)しました。暫く様子をみていますと、一度は起き上がりましたが、また沈しました。これはいけないと思い、ハーバーへレスキューの要請に。こちらもようようで戻りました。
 救援ゴムボートで近づいていますと、R君は通りがかりの親切な漁船に助けられ、ヨットを曳航していただいていました。

 シーマンシップと言いますか喜ばしいことです。わたしも過去3度ばかり、漁師さんには救助していただいたことがありますし。海では神様のような存在ですね漁師さんは。

 「おまんかと思うて船で近づいたらダンボールやっとぞ」と10年ほど前に漁師さんに言われたこともありました。そんなこともあり、2002年の高知国体ではセーリング競技のA海面の救助班長もしたことでした。

 季節外れの海水浴をしました。R君のヨットに乗り移ろうとすると逆沈して海へ投げ出されましたし。海水も飲みました。海は意外に暖かいものでしたが・・

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焼畑サミット IN高知

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 来る11月24日25日の両日、高知市の高知女子大永国寺キャンパスと、高知城ホールにて「第1回焼畑サミット」が開催されるようです。
 休日に焼畑体験、棚田での米作り、間伐ボランティアを実践されておられる中嶋健造さんがチラシを持参されました。

 焼畑と言えば、物事をよく知らない私などは「熱帯雨林が焼畑農業で燃やされ、トウモロコシなどが植えられ、連作で収穫が上がらなくなると耕作放棄され、それが荒地となり砂漠化される元凶」のように思い込んでいました。

 それは違うようです。以前「けんちゃんのどこでもコミュニティ」時代に出演いただきました上田孝道さん(スローフード高知会長)に焼畑のお話を聞きましたらどうやらその考え方は間違いのようでした。
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 環境を保全して、山を護りながら日本の焼畑は行われていたようです。熱帯雨林の伐採、焼畑、開墾は大きな資本が経済追及ために行っている焼畑とは全く異なるとのことでした。

 焼畑の意義は何ですか?

 世界でも古い農業であるらしく、起源もよくわかっていないようです。今の時代焼畑は当然消防署や担当役場へも届出が必要ですし、なかなか大変なようです。
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 高知では上田孝道さんや、中嶋健造さんたちが仁淀川町(旧池川町)で実践されているようですね。宮崎県や、山形県の代表も来られて交流をされるようです。

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幡多から見た世界について

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きましたブロガーの土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳」というブログを3年ほど前から作成されておられます。

高知シティFMでの収録の為に遠く四万十市から来て頂きました。四万十市は幡多地域と呼ばれ、独特の風土や趣があります。幡多弁も京言葉のようにやさしく聞こえますし。

 幡多地域からはスケールの大きな人物も輩出しています。ジョン・万次郎もそうですし、幸徳秋水もそうです。他にはどういう人がいたのでしょうか?共産党の上田耕一郎氏や弟の不破哲三氏もゆかりがあるのでしょうか?

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(清流四万十川)
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土佐 はい結構幡多から有名人が出ています。政治的な人ではさきほど紹介がありました幸徳秋水もそうですし、自由民権運動の中でも吉田茂首相のお父さんであるとか。宿毛市の出身ですし。上田耕一郎さん、不波哲三さんのお父さんの上田庄三郎さんも土佐清水の出身です。
 この方は大変ユニークな教育者でした。僕も好きな教育者の1人です、大変破天荒でしたし。

 知らないところではアーチストでジャガタラをしていた江藤正巳さん、江戸明美さん。亡くなりましたが、高校の1級後輩でしたが。いろんな人が幡多が出ています。政治的、文化的、芸術的な分野でも出ていますね。いろんな分野の人がでているところが幡多の良さですね。

西村 ジョンマン万次郎は、各地に「ジョンマンの会」などが結成され、土佐清水市との姉妹都市(例えば沖縄県豊見城市)などの提携もありました。一方思想界の巨人である幸徳秋水は未だに正当な評価はされていないようです。地元のほうではどうなのでしょうか?

土佐 秋水については一時期は大逆事件と言いまして大変な思いが地元ではありましたね。戦前はそうでした。いろんなエピソードを聞いています。でも戦後になりまして、彼の業績が見直されました。
 また大逆事件しのものが、1つの謀略であったことも解明され定説になってきました。そういうこともあり幸徳秋水は再評価されつつあります。思想的にはいりいろ僕は感じます。

 秋水さんは女にはかなりだらしがなかった。でもそういうところが良いところかなとも思いますね。秋水そのものの評価は、従来は地区労であるとか、社会党、共産党を中心とした墓前祭を秋水が刑死した日にしていました

 最近では再評価の流れもありまして、今は商工会議所の皆さんも参加されるようになりました。市民的な形になってきています。

 それから顕彰する会が中心になりまして幸徳秋水の副読本も作成されたようですし。幡多でも評価が変わってきました。僕は等身大の幸徳秋水を主人公にした映画をこしらえてみたら面白いなとも思います。女にだらしのなかった秋水。しかし反戦の意志は貫いた。
 生々しいと言うか、身近な幸徳秋水を描ける映画ができればいいなとも思います。
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西村 また脚本家の中島丈博氏の原作で映画「祭りの準備」(1975年)での中村を舞台にした物語は強烈な印象があります。生き物としての人間がそれぞれ力強く描かれていました。それは五木寛之の「青春の門」とは異なる南国の情緒が強烈でしたが・・地元の立場ではあの映画はどう思われますか?

土佐 あの映画が作られるときに、実はエキストラで参加しないか。という話もありました。その当時の自分の気持ちとしては今ひとつ乗り切れませんでした。
 最近この映画DVDで見させてもらいました。大変懐かしい。青春時代を彷彿しますし。良い映画だなと思いました。知っている人もたくさん映画に出ていますし。エキストラで参加していましたし。

 幡多の場合は遠いところですし。文化果てるまちというところですね。けれどああいうところで生きているということを全面に出したところが、中島丈博の脚本は今は再評価されています。
 さきの話ではないですが、中島丈博の脚本で「幸徳秋水」はいかがでしょうか?

西村 中島丈博本人がモデルの人物も映画に出ていまして(江藤淳)、信用金庫かなんかに努めていて、ガールフレンドの竹下恵子に詰められて、俺は東京へ出て行くとかなんかシーンがあったうようでしたが・・・

土佐 竹下恵子が理論で「プロレタリヤの生活を描かんといかん」と脚本家志望の主人公を批判します。「プロレタリアもブルジョアもない。俺は生身の人間を描きたい。」というところが「左翼運動」へ入れなかったところでしょう。中島丈博そのものでもありますね。

 だからかれに幸徳秋水を描かせたらかけるのではないかと僕は思いますね。秋水の思想は高だよ。生身の秋水はこうですよ。

西村 幸徳秋水を木村拓也が主演するとか。

土佐 そうそう。お見合いした時に「俺の好みの女ではない」とか言って売春宿へ逃げ込んだり。その他女性関係は滅茶苦茶ですからね。

西村 勤皇の志士もそのあたりは滅茶苦茶でした
が、幸徳秋水はその末裔ですね。桂小五郎も祗園で遊びながら政治工作していましたし。
 また 昔長宗我部氏に滅ぼされた中村一条家はずっと中村の人たちに慕われているようですね。一条神社もありますし、大きなお祭りであると聞いています。
 幡多の気風は高知市とはかなり異なっているのでしょうか?

(参考)中村の人達の心遣い

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(土佐清水市大岐の浜)
土佐 高知とは違うなと思いますね。地理的なところもあります。高知市の中心にコンパスの中心をおきまして、高知で大きな円を描きましょう。室戸岬まで東は伸ばします。西はと言いますと窪川あたりになります。

 幡多は高知の中心から外れています。歴史的にもそうではなかったかと。そういう流れはあったのではないかと。

 中村では一条大祭と言いまして、一条教房が言われだとのこと。昔は3日3晩、飲んだ祭り。私が大好きなお祭りです。最近は1日だけになりましたが。昔は田舎から出てきまして、無礼講でどこの家へ行ってもお酒が飲める。そういうお祭りでした。

 これは幡多も昔は農業・林業・漁業が盛んでしたから、儲けて年に1回は中村の街へ行ってのみに行こう。そういうお祭りでした。それを残したい。復活させたいなと思いますね。

 一条さん(いちじょこさん)については地元の人も土佐一条家については知らないようですね。ただいちじょこさんということで。一条神社もありますし。近年では5月3日に「公家行列」やります。歴史構成はでたらめです。教房が土佐へ下向したことを記念した行列ですね。

 公家行列には私も2年間参加したことがあります。一条家と中村との関係があるのかなと思います
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(一条神社)

西村 幡多地域は面積から言えば、香川県とほぼ同じくらいです。飛行場があってもおかしくはないと思います。その話は実現しないのでしょうか?
 足摺岬は観光地でしょうが、高知空港から5時間程度かかる観光地は、北海道にも沖縄にもないとは思いますし。

土佐  一時は西南空港をつくろうという動きもありました。最近ではその動きもコストの問題などで下火になりました。

 この間観光協会や商工会議所の人たちと話しました。沖縄や北海道よりも飛行場から離れいる観光地だから、それを逆手にとっていこうということで盛り上がりました。
 遠いのだから遠いことを売り物にする。そのことをお金をかけずに売り物にする。それをやろうではないかと。そういうことは良いと思いますね。これからは不便さをうりものにしたいと思いますね。それが幡多全体の不要につながる。幡多は高知とは違う。アンチ高知のようなところがあるので、それでいきたいなとは思います。


西村 幡多のことを「四万十川アナーキズム」は、平野貞夫さんが「けんちゃんのどこでもコミュニティに出演されたとき聞きました。
 そういう傾向はあるのでしょうか?

土佐 平野さんがどういう意味で「四万十川アナーキズム」といわれたのかわかりません。秋水意識されていわれたのかもしれません。別の意味で権力に媚びない。個性派。拘束されない。そういう意味では幡多には流れがありますね。秋水もそうですし、平野さんもそうです。

 結構皆は破天荒。上に噛み付いているし。それは幡多の特色、これは良いことです。この良い伝統は若い人にも受け継いでもらいたいですね。
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(旧中村センター跡。大変繁盛していました生鮮品主体のスーパーでした。昨年7月に閉店したそうです。四万十市の商業環境も変化しています。)

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2007.11.10

高知県民は恥を知れ

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 貴重な歴史的資産であり、都市部の貴重なウォーターフロントであり、ビオトープでもある新堀川が恥知らずな高知県土木部高知駅前開発整備事務所のお陰で進展しています。

 久しぶりに新堀川の道路工事現場へ行きました。殆ど新堀川を埋め立てる形で仮設橋が河川床に打ち込まれています。ここまでの工事であれば河川の生き物は植物も魚も微生物も生き残ることは出来ないと思います。

 本当に「みっともない「もったいない」道路工事です。どうしてもこしらえなければならない道ではありません。勇気をもって中止すべきでしょう。
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 私たち市井の市民の願いは「高知県に核廃棄物処理施設を持ってこない知事」であってほしい。と切に思います。政党や支援勢力、年齢、職歴など関係ありません。橋本大二郎高知県知事や飯泉嘉門徳島県知事のように断固として核廃棄物施設を拒否する県知事でなければいけません。

 何度も申しあげるように、高知県は自然環境や人情で今後も「売っていこう」と志向する県です。たとえそれが2年間で20億、3兆円の工事があったとしても高知県の農林水産業や観光資源はすべて壊滅してしまいます。

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第8回はりまや橋ストーリー・フェスティバル

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 今日と明日の両日は、高知市のはりまや橋商店街では高知商業高校生たちによる「ストーリーフェスティバル」が開催されています。
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 会場ではラオスへ小学校を建設してきた高知商業生徒会の歴史や、現地での交流の様子が写真パネルで展示されています。またラオスの民芸品や生徒の手つくりのエコバックなどもありました。

 高知市の職員も出てこられて体調診断もしてくれています。私も少し太ったので体脂肪が気になりますので、測定しました。すると血圧は「121-69」でまあまあでした。
 しかし体重が増えていました。身長が179センチで体重が」75・2キログラム。体脂肪率21・5%。BMI23・3。肥満度6.1%でした。3キロも太っていますね!体脂肪率も2%もアップしています。

 今年の夏は暑かったし、家ではエアコンを入れない生活をしていたのでビールは殆ど飲みませんでした。反面秋になって食欲が旺盛で、実は甘党。お酒は飲まない代わりにお菓子を食べることが多かったようです。反省しないといけないようですね。

(ちなみに昨年は、「私の測定結果の個人情報。血圧は「117-71」で「至適血圧」(良い状態)とか。身体測定、体脂肪測定、BMIなども測定しました。「身長179センチ。体重72・4キロ。体脂肪率19・1%。BMI22.6.肥満度2.6%でした。」)
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 もっともこれから海は強風の季節になるので体重が多いほうがヒールを押さえるからいいのですが。でも身体を絞らないといけないことがわかりました。今晩は飲み会ですが歩いて往復するようにしないと。

 お昼はこちらで食べました。今日は爽やかな上天気なので、散歩して行きました。冬前の貴重な晴天でありました。声をからして生徒たちが販売する姿は良いと思いますね。
 ストーリーフェスティバルは明日も開催される予定です。
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県知事交代を見込んだNUMOの動きか?

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(東洋町長選挙では反核候補である沢山保太郎さんが圧勝しました。)
 4月22日に圧倒的多数で、高レベル放射性廃棄物最終処分場を拒否する町長が当選しました。そして翌日原子力環境整備機構(NUMO)に文献調査への応募を撤回、正式に受理されました。

 東洋町議会でも「核廃棄物拒否条例全会一致で採択されました。しかし原子力環境保全機構は、そういう事情を重々承知で東洋町に「高レベル放射性廃棄物最終処分場へ応募しませんか」との応募用紙が送付されてきたと沢山保太郎東洋長はブログ「ヤスタロウの東洋町長日誌」で明らかにされています。

 原環機構からの要請に警戒を

 現職の橋本大二郎高知県知事は原子力発電環境整備機構や、資源エネルギー庁へも乗り込み、「声を張り上げて」東洋町への高レベル放射性廃棄物最終処分場への文献調査に反対しました。

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 一次産業や観光産業を高知県経済の有力な柱にするのであれば、高レベル放射性廃棄物最終処分場には断固反対し、東洋町が制定した「核廃棄物拒否条例」を高知県でも制定すべきです。あいまいな態度は、高レベル放射性廃棄物最終処分場を「受け入れる」ことになるのです。

 県知事は大きな権限をもっています。港湾使用の権限です。東洋町でも断固として町民の皆さんが反対していただきました。橋本県知事も連携して反対しました。だから阻止しました。

 県知事が高レベル放射性廃棄物の容認に向ったら。そのときは即リコール運動を展開しなければなりません。現時点で曖昧な態度をとっていることは事実上核廃棄物処理施設に賛同していると同じです。そのあたりを市民団体さよなら原発ネットワーク高知の4人の候補者に出した公開質問状が判定の参考になる筈です。

 参考 高知県知事候補への核廃棄物施設に関する公開質問状 PDFファイル

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード


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2007.11.09

11月第2週のはりまや橋サロン

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 先週に引き続きはりまや橋商店街金曜市へいきました。今日は「立冬」。暦の上では冬ですが今日の高知市は気持ちの良い陽気でした。「インディアン・サマー」というのでしょうか、午後2時頃は暑い陽気ではありました。露天市も季節の産物が豊富に並んでいますね。
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 占い師の島本茂雄さんが、ブログを更新されたいというので、持参したパソコンをお貸ししました。ブログ「占いから未来へ」の記事で「聖徳太子幻想2」を現地で作成され、更新しています。
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 今日はOPEN HEART宇賀恵子さんにも会いました。うどんとどら焼を販売しました。ご飯をビビンバを購入したので、どら焼を購入いたしました。
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 広場では活き活き100歳体操をしていました。うちの母も常連参加者です。今日は一緒に来る友人が所用で来れなかったので、電車で来たようです。初めて2年になりますが、足腰が丈夫になり健康に歩いて買い物をしていますし、効用はありました。
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 理学療養士で高知市議会議員でもある浜田りえさんにも会いました。「活き活き100歳体操は来れるときに来られたらでええがよ。お年寄りは入院されたり、体調不良もありますし。1年ぶりに参加したということもありです。活き活きへ参加しちゃろうと思うだけでも気持ちが引き締まるきええがですよ。」とのこと。
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高知県知事選挙 投票に行こう!

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 18日に県知事選挙がスタートしました。新しい県政のリーダーを決める大事な選挙です。政党の推薦の人、無所属の人。お役人、ジャーナリスト、商売人、会社役員と社会的経歴も様々。年齢も40代、50代、60代と広がりがありますね。

 政策も4人4様です。各人の政策を吟味して、決して棄権(現状に白紙委任)しないようにしましょう。昔と違ってわずか17日間の選挙です。17日で広い高知県下一円を巡回し、顔見世することはとても不可能ではないでしょうか。

 私なりに候補者やその支援者に面談し、「決起大会」などにて候補者を観察してきました。

 ブログ記事の「07高知県知事選挙」を検索下さい。時系列的に新しい記事がどうしても上に来ますけれども、高知市の1市民けんちゃんの目線で見た高知県選挙のレポートですので。

 投票に行くことを前提にして、4人の候補者の政策やマニフェストを精査してください。「07高知県知事選挙にて私なりの見解をまとめました。

 白紙委任は愚かです。自分で意中の人は選択しましょう。

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県知事の権限は大きいー選挙に注目

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 昨高知県知事選挙がスタートしました。よく訳知り顔に「だれが知事になっても変わらん。投票してもなにも変わらない。」という人がいます。大きな間違いです。

 知事は大きな権限を持っています。港湾の管理者であり、海面の埋め立ての権限もあります。沖縄県県知事が承諾しないと、新しい海上埋め立て工法での米軍基地は建設できません。

 外国船舶の入港禁止措置もできます。新潟県知事がその権限を発令しています。県内の公共工事にも関与でき、宮城や茨城、和歌山、宮崎などでゼネコン汚職や官製談合が行われたのも県知事がキーマンでありました。

 行き場のない原子力発電所からの高レベル放射性廃棄物最終処分場を受け入れるか、受け入れないかの権限も県知事に大きな権限があります。特に港湾の使用許可権限がありますし。明確に反対の意志を高知県知事と徳島県知事が表明され、東洋町への文献調査は東洋町の皆様の町長選挙での賢明な選択で、国に断念させることができました。

 橋本大二郎知事は12月で退任されますので、来年1月からその権限は新しい高知県知事に移ります。どういう態度をとるのか高知県民は知事選挙に無関心であってはならないと思います。

 投票を棄権することは現状への白紙委任です。意志を表明しない限り虚しいものです。

 昨日もレポートしましたが、原子力発電環環境整備機構が、東洋町や(おそらく高知県下の市町村に)高レベル放射性廃棄物最終処分場へのエントリーしませんかとの文書を送付してきたそうです。

 原環機構からの要請に警戒を

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2007.11.08

市民ブロガーは高知県知事選挙を論評せよ

 とにかく今回の高知県知事選挙16年ぶりに県知事が交代、新人4人の選挙であるというにに今ひとつ盛り上がらないようですね。それは場合によっては12月にでも衆議院の解散があるかもしれないという政党筋の影響はあると思います。

 観点を変えますと候補者の情報が実に少なく、選挙になってしまいました。またこの4人の候補者はいずれもホームページがありません。政策やマニフェストをサイトで確認することがなにせ全然できません。

 橋本大二郎さんは早くから後援会のホームページをこしらえていましたし。2003年の知事選挙の時には「候補者比較サイト」も当時の高知大学生が作成したりしていましたし。また2004年3月30日からは個人ブログ「だいちゃんぜよ」を開始しました。メールマガジンも出していましたし、情報発信には橋本大二郎さんは熱心でありました。

 なにせ「高知県知事選挙」とキーワードを入れて検索しても殆ど市民ブロガーの記事はヒットしません。一方的に与えられる地元新聞やテレビの情報は僅かなものです。

 高知県のあり方、あるべき姿をブロガーはどんどん論評すべきです。

 私の場合はブログのカテゴリーは「07高知県知事選挙」で記事を羅列していますし。選挙のあとにまとめて、個人サイトに掲載する予定です。

 1市民が各候補者を巡回し、集会へも参加しレポートしています。私の視点ですが参考いただければ幸いですね。

 2003年と2004年はまとめて個人サイトに上げました。歴史を1市民として記録していくことは大事であると思います。

 2003年高知県知事選挙

 2004年高知県知事選挙

 これを見ると2007年の高知県知事選挙は橋本知事時代には「影の薄かった」政党や組織が目立った選挙になっているようですね。

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反核町長からの緊急メッセージ

 久しぶりに沢山保太郎東洋町長ブログ「ヤスタロウの東洋町長日誌」が更新されていました。町行政業務が多忙で、パソコンの前になかなか座れなかったと思います。情報では白浜海岸で海の駅を開業する段取りまで着々と進行しているようですし・・。

 仰天する記事でした。あの原子力発電環境整備機構が、またもや「高レベル放射性廃棄物最終処分場へエントリーしませんか?」という文書を東洋町長宛に送付してきたとのことです。

 原環機構からの要請に警戒を

 原子力発電環境整備機構は、高知県知事の交代を「好機」と見ているかもしれませんね。橋本知事は東洋町への高レベル放射性廃棄物最終処分場の文献調査には、「声を張り上げて」反対しましたから。

 一次産業主体の県起こしや観光での県起こしを考えるのであれば、新しい知事も核廃棄物処理に断固反対しなければなりません。
 4人の知事への公開質問状の回答を参考下さい。

PDFファイルを参考

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

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高知県知事選挙の本当の争点とは?

 昨日の高知新聞政治部記者による4人の県知事候補の座談会記事。さすがにプロのラーターだけによくまとめられています。しかし私は本当の意味で付け加えられなければならない重要な課題があると思います。

 それは以下の課題です。

1)高知県へすべての核廃棄物を持ち込ませない。県知事として断固とした姿勢をとること。

  記事 高レベル核廃棄物問題参考

 参考ブログ それがたまるか

 津野町、東洋町と当該住民を苦しめた高レベル放射性廃棄物最終処分場問題。知事として「断固とした拒否」の態度は必要です。

 東洋町長選挙レポート

  原環機構からの要請に警戒を
  


2)「今ある地方公共交通の最大活用」

 やっしーさんが精力的に都市計画観点からご自身のブログに投稿されています。ごめん・なはり線と土佐電鉄の路面電車との直通運転。自転車や路線バスの活用。カーシェアリング。都市と環境問題にも言及されています。

 私の考える高知県民マニフェスト

また新堀j川を暗渠にして道路にする問題と、「ぷらっとこうち」に関する県の情報開示問題なども大きな問題であると思います。

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 新堀川の暗渠化は、高知の恥であります。

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高知県知事選挙がスタート

 今日(11月8日)は高知県知事選挙のスタート。投票日は11月25日です。高知市長選挙は18日がスタートで同日の25日の投票です。高知県政と県都高知市のリーダーを決める大事な選挙です。

 しかし今ひとつ関心は盛り上がりません。安直に各政党相乗り型選挙になっており、白けた中で低い投票率になるのではと心配されています。

 確かに各種ブログなどでも関心は極めて低く、検索しても「高知県知事選挙」と各種検索エンジンに入力しますと今のところは殆ど私のブログ記事ばかりですし。もっと高知のブロガーは高知県知事選挙に興味をもっていただきたい。自分なりの「見解」をブログに公表していただきたい。

 大事な選択ですので、おかまいなければわたしのブログ記事も参考にしてください。集会に足を運んで取材したり、支援者のなかに以前番組に出演いただいて、知っている人たちもたくさん存在しています。

 その出演者の皆さんに状況を聞いたり、感想も聞いていますので、ユニークな記事になっているはずです。地元マスメディアとは異なる観点から県政、市政を見つめているからです。

 ブログの高知県知事関連記事をご参考ください。

 カテゴリー(分野別では)、07高知県知事選挙で記事をわけています。

 とにかく「関心がないから選挙に興味もないし、行かない。」としないように。4人の候補者の政策を吟味し、それぞれ個人で判断し必ず投票へ行きましょう。

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2007.11.07

頑張った浦和レッズ

 AFCチャンピオンリーグの決勝戦はイランへ乗り込みイランのチャンピオンセパハンと浦和レッズの対戦。やはり前半から押し込まれる苦しい展開でした。中盤でのボールは殆ど取られ、ゴール前で跳ね返しても繫がらない。
 それでも前半ロスタイムに浦和のポンテが見事な無回転のミドルシュートを決めました。

 これでいけるのかと思いきや後半開始早々に1点を決められます。目を離したすきに入れられたのでゴールシーンを見逃しました。それからずっとピンチの連続でしたが、なんとか引き分けで終わりました。

浦和がアジア王者へ敵地ドロー、14日ホームでV決める!(サンスポ)

 イランの高地。コーランが流れる異様なスタジアム。よく引き分けました。それにしても浦和レッズのサポーターは凄い。600人の人達が「弾丸ツアー」で日本から駆けつけていましたから。声援は凄いものでした。

 次はホームjで10月14日とか。埼玉浦和スタジアムは真っ赤なサポーターで埋まることでしょう。

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尾崎正直さんは核廃棄物推進ではないのか?

 先日市民団体原発さよならネットワーク高知が、高知県知事に立候補されている4人に核廃棄物問題で公開質問状を送付されました。そしてその4人の候補者の回答が寄せられました。尾崎正直さんを除く3人の候補者は核廃棄物処理場への高知県への立地、調査に明確に反対されています。また「核廃棄物拒否条例」にも賛成していただいています。

 公開質問状への回答を見ますと尾崎正直さんは態度があいまいです。以下公開質問状の質問と尾崎さんの回答が3人と異なる部分について表記します。

(質問)

「高レベル放射性廃棄物の地層処分は、世界のどの国も未だ、超長期安全性を保証できていない技術であることをご存知ですか?」

(尾崎正直さんの回答)

「どちらでもない。どの国も操業していないことについては承知している。」

 他の3人の回答 「はい」2人 「いいえ」1人

(質問)

「地層処分調査地に決定すると、当該市町村と周辺市町村に合わせて最高10億円(年間)の交付金が交付されます。この交付金が、市町村の財政の建て直しと真の住民自治に役立つとお考えですか?

(尾崎正直さんの回答)

「どちらでもない。交付金が交付される一方で、風評被害もあるとのデメリットがあり、財政の建て直しと、真の住民自治に役立つのか不明である。」

 他の3人の回答  「いいえ」

(質問)

「現在と未来の高知県民が安心して暮らせる自然環境を保持しつつ、発電効率のよいエネルギーを確保するために、原発に代表される大規模集中型発電システムではなく、燃料電池や自然エネルギーなど分散型エネルギー供給システムによる、エネルギー地産、地消構想をおもちでしょうか?」

(尾崎正直さんの回答)

「どちらでもない。本県の持つ自然エネルギーの活用を図る事や、代替エネルギーの開発、省エネルギーの推進に積極的に取り組む。」

 他の3人の回答  「はい」

(質問)

「南海地震が定期的に襲来する高知県にあって、県民県土を放射能汚染から護るため、「高知県・核廃棄物拒否条例」制定にご賛同いただけますか?」

(尾崎正直さんの回答)

「どちらでもない。広く県民の声を聞きながら判断すべきであると考える。」

 他の3人の回答  「はい」
 特に最後の項目。「高知県核廃棄物拒否条例」は県知事が先頭になって核廃棄物の受け入れを拒否していただかないといけない。
 尾崎正直さんも「風評被害もある」と気付かれているのであれば、他の3人と同様に明確に「核廃棄物拒否条例」には賛同いただきたいと思いました。

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 公開質問状の回答は以下 PDFファイル参考

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

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高知県民は政治意識のレベルが低いのか?

 小沢一郎民主党党首の辞任表明は驚きました。辞任の言い分で「衆議院選挙での逆転はまだ無理。民主党は力量不足。参議院選挙で国民に約束した農家の所得保障や、年金問題などが自民党との連立で達成できる。」

「連立が成立すれば、テロ特措法に変わる法律は不用になった。国連決議による自衛隊派遣はするが、特定の国の要請で海外派遣することはない。」

 小沢さんの政治手法や信念では「当分政権交代はできない」とし、「それならば」と連立協議を福田自民党総裁としていたのでしょう。これは「談合」であり「ボス交(ボス同士の談合)ととられても仕方がない状態ですね。

 「上げ潮ムードの」民主党にとってはイメージダウン甚だしい。国民も「結局政治は裏取引なのか」と思われる幻滅感を与えましたし。投票による政権交代が日本が出来るようになるにはあとどれくらいの歳月が必要なのでしょうか。

 小沢さんは「レベルが低い」と決めつけました。ボールは国民へ投げ返されましたので、国民がどのような意識で次回の衆議院選挙で行動するのかが見ものですね。

各党相乗りが目立つ高知県知事選挙と高知市長選挙。「高知県民の政治意識は低く、こんなもんかよ。」と全国民に馬鹿にされない政治選択を県民はしないといけないと思いますね。

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国松勝後援会事務所を訪問

 3人の高知県知事選挙の候補者事務所は先週の土曜日に昼間の結婚式帰りに寄らせていただきました。国松勝さんの後援会事務所は薊野にあるので、離れていました。11月6日に仕事で近所を訪問する用事がありましたので立ち寄らせていただきました。
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 事務所には吉良富彦(前県議会議員)さんがいました。いの小学校時代の同級生で、お互いの子供も同じ高校で通学。PTA活動で私の家内とは親しい間柄でした。
 国松勝さんの関連資料をいただきました。

 吉良さんは「相乗りはおかしいよ。参議院選挙であれだけ対決ムードを煽っていてからに。高知県政でも橋本知事とは是々非々でやってきた。利権集団と毅然と対決してきた橋本県政は評価できる。相乗り候補者はそれができない。また元の利権県政に戻してはいけないと思う。」とのこと。
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 共産党は高知市長選挙でも独自の候補者を出しています。吉良さんも次期県議選挙には捲土重来を期しているようでしたし。

 国松勝さんの政策ビラを見ていますと「和の県政」の危険性をしてきされています。和の県政を唱えながらも「米軍施設」と「核施設」を持ってこないと高知県は独立して経済は発展しないと県選出自民党国会議員は発言していると指摘されています。
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 特定勢力を支援する高知市財政は破綻状態で、特定勢力を毅然と排除してきた橋本県政ですが、もし「和の県政」とやらになると県財政も高知市同様に破綻状態になりますと指摘されています。

 独自の運動をされている国松勝さんの動向にも注目です。
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高知県知事選挙に注目しよう

 「今度の県知事選挙は関心がない。選挙は多分行かないと思う。」と発言されるのはかつて橋本大二郎さんを熱心に支援されたいわゆる「草の根」グループの1人。そういう声をいろんな場所から聞きますね。明日から知事選もスタートだというのに

 県知事選挙も、高知市長選挙も与野党相乗りで、有力労組まで便乗。本来は対立してしかるべき政治勢力が「呉越同舟」というか「野合」しているのはどう考えてもおかしい。

 関心がないのはインターネットやブログの世界も同じようです。検索エンジンで「高知県知事選挙」と入力しますと殆ど私のこしらえた「けんちゃんブログ」か「それがたまるかぐらいしか出てきません。ですのでとりあえず参照ください。

 しかし県政の重要課題は今回の知事選挙でどの候補者を県民が選択するのかで大きく変わります。「どの候補者でも変化はない。」「自分の1票で変わる筈がない」とよく訳知り顔で言う人がいます。しかし日本がこれほど格差社会になったのも、国民が小泉前首相に高い支持をしたからでした。支持をしなければこれほど露骨な「格差社会」にはならなかったでしょう。地方はこれほどひどく落ち込むこともなかったでしょう。国民の選択が間違っていたから、こうなったのです。

 マスコミの報道や選挙公報なども選択の参考になるでしょう。1市民の個人的感想を交えた高知県知事選挙のレポートも参考にしてください。実際に候補者の話を聞き取り事務所へも訪問し話を聞きましたし。

 2007年高知県知事選挙

 ブログのカテゴリー 高知県知事選挙

 ブログは時系列的に新しい記事が上に来ますが、マスメディアとは異なる観点で書いていますし。候補者選択の参考にしてください。

 また何度も申しますように「核廃棄物拒否条例」に関する公開質問状への回答も私には大きな選択基準です。一次産業や観光を主体にした環境ビジネスを志向する高知県は断固として核廃棄物を拒否しないといけないからです。曖昧な候補者は支持してはいけません。

 県知事候補者への核廃棄物施設関連の公開質問状と回答 POFファイル参考

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

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2007.11.06

近森正久総決起集会を観察

 昨晩の尾崎正直さんの総決起大会に続いて、今日は高知市文化プラザかるぽーとでの「近森正久総決起集会」へ行きました。またしても生憎の雨。サエン場ですので堀川のボードウォークを長靴を履いて(ワークウエイで698円で購入した新品)見学に行きました。

 昨日の尾崎正直総決起大会は明らかに政党筋の動員された県民が大半。支持県議がチケットを受け持ち会場受付で回収していましたし。私のようにビジターで名前を書いて来場するものは少数派。スーツと作業姿が大半。女性は少なめでした。支持県議の支援者の動員でしたね。
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 一方の近森正久さん。尾崎さんとか明らかに「客層」が異なっていました。男性も私服姿が多いようです。それに女性の比率が高いようです。高齢者もいましたし、若い人たちもいました。

 大きな会場のかるぽーとが埋まるのかと心配していましたが、私服姿の県民が定刻の6時半前後に参集しほぼ埋め尽くされました。2階席にも人がおられてようですし。500人はいたようです。
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 それで定刻で始まりました。司会者から配布資料の確認が行われ、近森正久さんのマニフェストと5つの重点政策、「KANRYOUWAIYA-官僚はイヤ」のステッカーと「若き商人達へ」の近森産業30周年記念誌(2003年刊)がありました。そのあたりもユニークでした。
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 まず近森正久後援会長の神田尚和さんから

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「経済状況、生活環境は高知は今までにない不況が来て最低。商店街の空き店舗率もどんどん上昇しています。この状況を打開する為には経済のことを知っている近森正久さんしかいません。
 高知の元気=よさこいです。198チームのうち県外チームは48チームです。県内チームが減少しています。近森さんはフード関係だけでなくよさこいや観光振興にも強い人です。龍馬のように高知を洗濯して高知を再建しましょう。」

 続いて高知中央高校校長の前田正也さん
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「私の好きなドラマに踊る大捜査線があります。青島刑事が室井さん現場で事件は起こっているのです。と叫んでいる場面を思い出してください。上層部の勝手な判断でいつも現場が振り回され苦労していますね。現場ー県庁ー霞ヶ関と考えましょう。現場を知っている近森正久さんが知事になれば高知県は変わります。
 4年前高知中央高校は年間1・5億円の赤字を垂れ流す倒産寸前の学校法人でした。近森理事長になって赤字は解消。教職員も生徒も自信をつけました。適材適所に人材を配置する。自分より能力のある人を配置し、責任はリーダーが取る・そうすれば高知県は再建されます。どうか皆さんリーダーは近森正久さんです。」

 日本ラグビー界の巨人大八木淳史さん(高知中央高校ラグビー部GM)は

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「皆さんハインリッヒの法則はご存知でしょうか?1つの死亡事故の裏に29の怪我があり、300のひやり・ハットがありますね。今日本の社会ではモラルの破綻が現れています。防衛省の不祥事。あいつぐ老舗食品メーカーの偽装。それは些細なこと、小さな変化の兆候を軽視し大事にしない風土になっているいからです。これをかえなければならない。近森正久さんは理事長として学校の変革に成功しました。高知県を風通しの良い県にすべきです。」

 近森正久さんの奥さんが激励。「私は候補者全ての政策を読み講演も聞きました。正久のが1番でした。今まで選挙になど協力はしませんでしたが今回は支援します。」とのことでした。

 近森正久さんのスピーチです。
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「私は1991年の橋本大二郎さんの選対(選挙対策本部)へ入り橋本さんとじっくりお付き合いをしました。かれの熱意、政治家としての行動力、それを学びました。1994年は松尾徹人さんの選対へ入りました。松尾さんは自治省選挙課長をしておられたので、お金を使わないクリーンな選挙を学びました。

 2人の地方自治の先輩がやり残したことそれは高知県民にご飯を食べさせることです。橋本知事は素晴らしい改革をしました。でもご飯を高知県民に食べさせことができませんでした。その宿題を私が解決してみせます。」

「金融。財政の変革です。県庁の借金を政府金融機関から、地元銀行である四国銀行、高知銀行、高知信金、高知JAバンクに借り替えます。利子の何億円分は県内経済で還流されお金が廻り始めます。」

「笑い話で高知と沖縄の人は失業保険をにこにこしながら受け取ります。そんな県民のキャラクターは素晴らしい。建設業界は売り上げが2000億円が今は700億円。それで企業数が3分の1になったかと言いますとそうはならない皆懸命に耐えているのです。」

「しかし今年の7月以降、どんどん売り上げが下がりました。特に9月以降は酷いです。商店主や経営者にもう駄目だという話を頻繁にきくようになりました。それでわたしは出馬を決意したのです。」

「みなさんコンビニが高知に200軒程度あります。年商が1億で200億円の商いです。しかしその仕入れは100%県外です。米屋、肉屋、魚屋、パッケージ屋などそれぞれ20億ずつ売り上げがダウンしました。中央卸売り市場も今やかつての半減以下の売り上げです。
 わたしはあるコンビニに言います。高知県の米を仕入れてもらいたい。それを認めたコンビニのみへ行くようにと県職員に呼びかけます。これだけで100億円の効果が出ます。」

「高知県は8400億円の借金があって大変だ。国が交付金を減らして大変だと言いますね。でも高知県の資産は実は2兆4000億円あるのです。資産を活用し先ほどいいました地元銀行への借入先を変更、財源をつくります。130億円の支払い先が政府から地元銀行になります。地元金融機関は体力が出来、地元企業への融資も今よりできるようになります。私が知事になり実行し効果が上がると、全国の県もきっと真似をするでしょう。政府はそれが困るので財務官僚の尾崎さんが来たのでしょう。」

「県内にお金がまわらない公共工事のあり方を変えます。700億円の公共工事すべてを地元企業に受注させます」
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(結構皆真剣に傾聴していました。スピーチ内容が精神論でなく具体的であったからでしょう。)

「その方策として市街化調整区域を全面見直します。するとどうなるか。土地価格が劇的に下がります。そうしますとサラリーマン層が住宅を購入できます。建設が盛んになり雇用が生まれます。」

「公共工事に関係している1000社に5000万円の売り上げがプラスになるのです。」

 「日本が困っている時に土佐人が登場し、歴史を変えてきました。皆さン政党の人達がご飯を食べさせてくれますか?経済政策のない、具体策のない候補者に何が出来ますか?経済政策を理解し、実践してきた私にお任せください。」

 近森正久氏のスピーチは具体的事例を上げ、とても説得力がありました。マニフェストもよく出来ています。また「5つの重点政策」はより緊急度の高いのでしょう。
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 5年前の高知市長選挙のときのスピーチより説得力がありました。それは学生時代の1973年に近森産業を設立、当初の病院のまかない食堂、駐車場、自販機の事業形態を発展させてきた企業人としての自信でしょう。

 また近森正久さんは「自由自在」というプランニング会社も経営していたこともあり、今回のマニフェストもプレゼンテーションも優れていました。どこまで県民にその主張が理解され支持されるのか。その結果は25日に明らかになります。

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候補者選定基準は核廃棄物拒否条例への態度だ

 市民団体さよなら原発ネットワーク高知が、4人の高知県知事候補者に対して実施した公開質問状への回答一覧がこのたび公開されました。
 詳しくはブログそれがたまるか!をご参考下さい。

 今年4月22日に東洋町長選挙にて賢明な東洋町の皆様は国の押し付けてきた高レベル放射性廃棄物最終処分場を拒否し、交付金に吊られない町民の気概を全国に示しました。

 (参考) 東洋町町選挙レポート

 国策に関連する事柄だけに高知県知事選挙にエントリーする以上は「知らない」とか「これから勉強する」という態度ではいけないと思います。

 高知県知事の橋本大二郎さん、徳島県知事飯泉嘉門さんは声を張り上げて原子力環境整備機構を訪問し東洋町への文献調査に反対しました。今度の新知事にも当然その態度がのぞまれます。

 4人の候補者は「一次産業の振興」「観光産業の育成」を公約で表現しています。であるならば廃棄技術が確立されていない高レベル放射性廃棄物最終処分場は立地すべきではありません。まして高知県は南海地震の活動域であり安全に地下に埋設できる地域は県下どこにもありません。

 態度表明することは明白。また「核廃棄物拒否条例」もはっきり意思表明することが、自然と共存する高知県は核廃棄物を明確に拒否することが、高知県の活路であるからです。県民のリーダーは先頭に立って拒否すべきです。曖昧な態度は賛成しているいことと同じです。

(画像はクリックすると多少拡大します。PDFファイルもクリック下さい。より鮮明にわかります。)
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 PDFファイルも参考下さい。

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

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尾崎正直さんを励ます会を観察

 先週土曜日に結婚式の帰りに赤ら顔で後援会事務所により政策パンフ(?)と「尾崎正直を励ます総決起大会」の案内をいただきました。仕事が終わりますと外は生憎の雨。電車で会場の三翆園ホテル富士の間へ行きました。高知県知事候補の集会です。

 会場入り口で、上田周五さんに会いました。いの町から来られた支援者との待ち合わせであるとか。高野光二郎さんや五島正則前衆議院議員にも会いました。清藤真司さんにもお会いしました。
 またスタッフで宮地貴嗣さんにもお会いしました。

 自民・民主・公明・社民・連合・自治労など有力政党と労組が推薦を決めているだけに大勢の支持者が集っていました。背広姿の人たちや作業着姿の人達、様々な職業年齢の方々で会場は満席状態に。だいたい500人程度は参集していたと思います。

 私が会場へ行った頃には前のほうしか席は開いていませんでした。正面の前から2列目が会いていましたので、そこへ着席しました。正面で私の小さなカメラでも登壇者の写真が鮮明に撮れるからです。今日はレポーターに徹するつもりでしたし。

 一列目は政治家の皆様方が着席していました。すぐ前は山本有二さん。収録以来です。「ちかちゃん(近森正久)さんはどうかね?」とか言うていました。高校での同級生ですし。その隣には竹内則男さんがいました。

 「民主党はどうなっているのでしょうか?だれが代表になるのでしょう」と聞きますと、
「今は代表代行で国会が終わるまで粛々としてほしい。今も横路さんにすぐ戻れと言われていますし。」とかなかなか大変な様子。共通の知り合いの動静を聞きましたが、無事に退院されたとのこと。

 開演前に見ますと、わかる範囲で言えば、県議は西森潮三氏、森田英二氏、樋口秀洋氏、坂本茂雄氏、三石文武氏、山本広明氏、黒岩正好氏、大石宗氏、浜田英宏氏、式地寛宗氏、土森正典氏らの姿が確認できました。まだおられたかと思います。

 政党関係で言えば共産党を除く全会派が揃い踏みで尾崎正直さんを「押し立てている」という印象でした。自民党県連会長と連合高知会長が握手をし談笑する姿は異様ではありました。
 ただ決起大会の運営は呼び出しグループ草莽崛起の会の人たちが仕切られていたようでした。尾崎正直さんを励ますスピーカーはすべて県民代表でした。国政・県政を担う議員からのスピーチはありませんでした。

 つまり「県民党」を意識した演出のようでした。県民が表へ出て、「組織」は裏方を固めると言う作戦であると思われます。登壇者はすべて「県民代表」でした。

 午後7時過ぎに司会者が案内し照明が暗くなり、会場後方から尾崎夫妻が手拍子に会わせて登場しました。そして開演しました。
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(小松後援会長のスピーチ)
 最初におざき直道後援会長の小松三良さん(元県副知事。県庁OB)がスピーチしました。
「尾崎さんのお父さんは土佐清水、お母さんは中村の出身。尾崎君は生粋の土佐っ子です。共産党を除く政党、会派はまさに一丸となって県民党で尾崎君を支援しています。みなさんの力で全国1若いフレッシュな知事を誕生させましょう。」
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 次のスピーカーは今回の集会を段取りした草莽崛起会の代表の味本隆さん。「今日の集会の運営は僕らがやっています。みなメンバーもほとんど今まで政治活動をしたことないです。今高知県が倒産するという噂が流れています。ちゃんとせんといかん(いけない)。。敵味方ばかりではいかん。尾崎さんは敵味方をつくらない人。だから僕ら若手経営者は、仕事をしながら同世代の尾崎さんを応援します。」との決意表明しました。
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 次は岡崎誠也高知市長。「みなさん知事選挙と同じ日に市長選挙もあります。地方から国に声をあげることはとても難しい。その点尾崎さんは国にいたので難しさは理解されている。
 県知事の尾崎さんは「正直」(しょうじき)で、市長の私は「誠」という名前で誠也です。と自己宣伝され公務の為スピーチ後退席されました。

 農業夫人を代表されて香南市夜須町手結山からこられた江本美江さん。「東部自動車道路の手結山トンネル貫通記念イベントのおり、味本さんが尾崎さんを連れてこられました。尾崎さんの誠実さを感じました。なにも言わんで国や県はわかってくれるろうという時代ではありません。
 このリーダーなら私たちと出来ると思います。」(お詫び。江本さんの写真はうまく撮影できませんでした。)
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 続いて藤川順一さん、阪神の藤川球児投手の実兄。高校時代は捕手で兄弟バッテリーでした。
「高知のプロチーム高知ファイティング・ドックスが経営難で消滅すると言う話を聞いたとき、なんとかせんといかんと思いました。スポーツを通じて高知を元気にすることを尾崎さんとともにやりたいと思います。」
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 登壇者の最後は木村祐二さん。青年会議所時代は一緒に活動したこともありました。
「司会者から経済人と言われましたが中小零細企業の親父です。本当に高知は景気が悪い。みな元気がない。悪い冗談ですが自分達の若い頃は井上陽水が都会では自殺する若者がいると歌っていました。高知では自殺する中高年がいるのです。なんとかせんいかんという想いで私も尾崎さんを懸命に応援します」とのことでした。

 続いて尾崎正直さんのスピーチ(というか決意表明)を聞きました。
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「昭和42年高知市生まれ。高校まで高知。東京で20年。ふるさと高知だけが取り残されている。四国でも高知だけが外れている。
 過去土佐人は明るくアイデアに溢れ行動的でした。今活力がなくなっています。ですので県民の皆様の真っ直ぐな気持ち、高度なご判断(共産党を除く政党がすべて推薦)で私を推薦いただきました。

「私は霞ヶ関で予算編成や予算の調整、インドネシア大使館付きの仕事をしてきました。各省庁からの予算を削減することもしてきました。大変な仕事でした。」

「わたしは北風と太陽の逸話が好きです。暖かい心で旅人が外套を脱いだように県民の皆様や、国や県議会の皆様と対話していきます。行政のありかたにも大きな工夫が必要です。」

「官僚官僚と言われますが、今は意味合いが違います。刑務所の民営化や交番勤務者も民間人がしています。「官と民」との知恵の共同こそがいまこそ必要です。」

 「高校卒業者の就労希望者は殆ど県外でないと就労できない現実があります。このようなきびしい時こそ対話を重視します。」

「対立では物事は解決できません。スピード感を持って実行することが必要です。高知の多様性、都市と中山間部、東と西。一律の対応ではすまされない多様性が高知になります。東京時代の友人たちを皆高知へ呼び出し自慢したい自然や地域が高知には一杯あります。」

「きびしときこそ対話が必要です。対立で解決はできません。そこで高知は経済の活力を取り戻さないといけません。
 一次産業を1・5次産業に。観光の振興。環境立県などの政策で雇用の創出をします。」

「地域のよさは地域の人が知っています。高知のよさをPRする仕組みづくりが大事です。」
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「国との関係について。国は7月以降(参議院選挙での自民党の惨敗)から地方を見る目が変わりました。そこでわたしはこう申し上げたい。

1 つぼを心得た取り組み

2 市町村の団結

3 東京連絡事務所の抜本拡充

 ともかく国に高知の情報をつたえわからせることが私の仕事です。」

「国に対し言うべきことは言います。壮大な総合的な戦略で行動します。」という対話重視路線でした。
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(国は飴と鞭を巧みに使い分けている。)

 とは言うものの今日報道されていました事実。米軍基地拡大を受け入れない意志を表明したした自治体(岩国市など)には国は交付金を出さないことをしています。「金で釣る」ことを露骨にしている面もあります。

 ノートを持ち込み耳をすまして尾崎正直さんの「政策」を聞きましたが、書き取ったことしか言われていません。「かくあるべしが精神論」だけであり、具体的な政策、アイデアには乏しい印象でした。

 またどうして自民・民主・公明・社民が「相乗り」したのか。それは尾崎さんのいう「対話路線」「太陽政策」を支持されたのでしょうか?この候補者はいったい知事になって何をしたいのか未だに不明です。これで大丈夫なのでしょうか?明確にこういう高知にしたいという具体的案は今回の集会でのスピーチでは皆無でしたし。
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 確かに背も高く尾崎夫妻はビジュアルで優れてはいます。それで同世代の若手経営者達が支持されているのでしょう。「対立をしないということは妥協する」ことですし。「対話と言うことは声の大きな人たちを優先する」ことにつながらない具体策は今回は提示されていません。

 「やるぞ。わたしにやらせてください。」という真摯な決意表明は確認できました。それ以上のものは残念ながら今回確認できませせんでした。
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 集会終了後参加者と会場出口で握手されていました。そのあたりも絵になる夫婦です。

 ホテル社長の松尾徹人さんもお見送りをされていました。どういうお気持ちであったことでしょうか。挨拶させていただきました。
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 また4人の候補者に知事選出馬予定者の回答が出揃っています。ブログ「それがたまるか」をいつも見てください。

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

 県民各位はよく吟味されて候補者を選択しましょう。決して棄権しないようにしましょう。

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2007.11.05

よくわからない小沢民主党党首の辞任騒動

 昨日突然小沢一朗民主党党首が辞任記者会見をされました。テレビ番組で会見の様子を何度も見ました。また文書化したものを読みました。

 小沢氏「混乱にけじめ」 「報道に憤り」とも 会見全文(朝日新聞)

 民主党は分裂するのか?また小沢氏は慰留されるのか?新しい党首は誰がなるのか?

 確かに現実的に考えれば、今の民主党の力で衆議院選挙で自民党に勝つ力はないかもしれません。しかしそうであっても国民は年金問題や格差是正の問題の解決を民主党に期待していました。
 「政治とは生活である」と言う言葉が民主党本部のボードに書かれてありました。その素朴で単純な言葉を参議院選挙では支持していえましょう。当時の安倍自民党の「美しい日本」より「政治とは生活である」のほうが支持されたのですし。
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(小沢一朗さんは意外に大衆に人気がある人でした。)

 衆議院選挙でもすぐには勝てないかもしれない。しかし粘り強く国民に訴え、常に国民と対話し、行脚しておれば必ずチャンスがくるでしょう。自民党52年の歴史は伊達ではありませんし。政権政党を打倒するのはなかなか難しいものです。

 記者会見では党首は辞めるが、民主党も議員も辞めないとのこと。選挙にも全力を尽くしたいとか。どうなるのかわからないし。どうなっているのかわかりませんね。

3年前に「けんちゃんのどこでもコミュニティ」時代に、参議院議員を引退される直前の平野貞夫さんに小沢一朗さんについてお話を聞いたことがありました。頑固一徹の人だと言われました。

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失せ物帰る

  1週間前からなくした手帳が出てきました。通行しているの人が拾っていただき、物陰の下へおいていただいたようです。それを見つけた近所の人が届けてくれました。

 imidasの付録のdairyですが、携帯が出来て便利でした。約束していた日時がわからずこの1週間めいっていました。今日出てきて明日であることが判明しましたし。

 先輩が教えていただいたかもしれません。ちょうど先輩の告別式の時間であり、出棺の時間と重なっています。かえすがえすもありがとうございました。

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先輩のご冥福を祈ります

 今朝午前10時からの告別式にはどうしても参列できません。とても心残りです。同時刻に先輩の冥福をお祈りし、黙祷をさせてください。

 駆けつけて奥様やご家族の皆様に弔辞を申し上げ、ご恩に対する感謝を申し上げるところですが、私を取り巻く事情が許してくれませんでした。とても心残りです。

 先輩に受けた恩義にお返しをすることがとうとう出来ませんでした。
 先輩がお亡くなりになったことを先輩の息子さん、娘さんから直接お電話をいただきました。本当にご家族を愛し、愛されていたことをあらためて思いました。

 先輩のご恩に報いることを私の一生の課題とします。先輩の残されたご家族にそれは必ずお返しします。その決意で私は生き、懸命に活動したいと思っています。

 先輩はわたしのなかで生き続けています。心よりご冥福を申しあげます。

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漂泊する政治の行方

 中央レベルの国政では、先週末は自民党と民主党の党首会談が行われ、「大連立成立か」という機運が一時生まれました。結局民主党の幹部すべてが反対したので、話しはなくなりました。
 また高知県知事選挙においても、ある候補者を自民。民主、公明。社民と与野党「相乗り」の推薦を決定。談合が成立したようです。

 国政も地方政治もどちらも「民意」を無視した「談合政治」。そういうのはやめようと政治改革が延々と続いた筈なのに、形を変えて現れるものですね。

 国政はとりあえず頓挫したようですが、県政では実際に力を発揮してくるでしょう。「談合政治」が。安易に「相乗りする」政党や労組の体質はどうも信用できませんね。

とここまで書いていましたら、昨日の夕方テレビを見ていたら突然民主党本部からの中継に画面が切り替わり、小沢一朗民主党党首が記者会見。「民主党代表を辞することにしました。」とのこと。辞任する理由もよく理解できませんでした。また記者の質問も良くわかりません。
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(何かと話題の小沢一朗さん。これからどうなるのでしょうか民主党も。2003年の参議院選挙での地元候補の支援で高知へ来られていました。))

 国民投票(日本ではまだしたことはないですが、4月22日の東洋町町選挙のように「核廃棄物施設を受け入れるか否か」という選択肢で政治がすっきりします。投票で白黒つけるわけですし。

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2007.11.04

11月最初のセーリング

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(R君も準備万全でぎ装しています。)

 今日はNPO法人YASU海の駅クラブの公式行事である「シーカヤック・マラソン」の当日。受験高に通うR君の事情(なにかとストレスが溜まるようですし、家庭の事情)を役員に説明し、お手伝いを免除いただきました。それでセーリングが出来ることに。

 夜須中学ヨット部もシーカヤックマラソンに参加するので、海へ出るヨットは少ない。この時期から北西の強風が出てくるので、自己責任でセーリングしないといけない。強風を予想しウエットスーツに着替えてセーリングしました。

今の時期はヨットには一番の季節かも知れない。波もなくうねりもなく、そこそこの風。と思いきや風は殆どなく、弱くて困りました。かろうじて沖合いへ出ましたが、カヌーより遅い帆走でした。
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 (出艇時に海の中からハーバーを撮影。トレーラーを陸に上げ、ヨットを押さえながら撮影。波がないからできました。ビーチにはシーカヤックマラソン参加のシーカヌーが並んでいます。)

 そんなことで帰宅すると3時10分近くになっていました。遅れながらも高知女子大での4人の知事候補の揃い踏み討論会へ行こうかなと思っていましたが、サッカー天皇杯の「清水VS明治大学」の試合が好試合。明治が終了寸前のロスタイムに2対2の同点に持ち込み延長戦。

 しかも延長前半明治大学がゴールを決め3対2とリード。延長後半途中までリードし金星かと思いきや清水もJ1の意地で同点に。遂にPK戦になり清水が振り切りました。

 それから突然チャンネルが切り替わり、民主党本部からの中継。小沢代表が代表の辞意を表明。先日の福田自民党総理との政策協議による連立の不成立の責任をとるとか。小沢氏が記者会見をしていました、今ひとつよくわからないところがありました。

 そんな出来事があり、高知県知事候補4人の討論会へ行けずに終わりました。

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先輩のご家族の皆様へ

 10月31日の先輩の訃報をお知らせいただきました。突然の事であり、驚き悲しみにくれています。私だけでなく、うちの子供も先輩にはひとかたならぬお世話になったからです。

 思えば入社1年目の私が先輩の会社を担当させていただき、商売の基本、接客の仕方、販売のありかたを先輩に身を持って教えていただきました。
 2年の担当の間に教えていただいたことは言葉に表せません。

 帰郷し父の跡を継いで商売をしていました。販売店会で先輩にお会いした折も、商売が上手く行かなくて弱気な私を叱咤激励いただきました。精神的に大きな励みになりました。

 また時は過ぎて子供が先輩と同じ街にある大学へ進学したおりも、下宿を一緒に探してくださり、その後息子もまた大変お世話になりました。先輩及び奥様も含め先輩のご家族の皆様にはひとかたならぬお世話になりました。

 子供が帰郷するおりも大変お世話になりました。今は家業でともに働いています。私も息子も先輩をお手本に商売に励んで来ました。挫けそうになる時には先輩に励ましていただきました言葉を思い出し頑張ってきました。

 わたしたちは先輩に受けた恩義を生涯忘れることはありません。また先輩と一緒に営業活動した日々の数々は忘れることはありません。
 武田薬品へ行った事。荏原製作所へ行った事。横須賀米軍基地へ行った事。塗装組合の人達とお会いしたこと。もう随分前のことですが、昨日のことのように覚えています。

 先輩は私のなかでいつまでも存在しています。先輩はご家族の中でも大きな存在だったことでしょう。わたしにとっても大きな存在でしたし、これからもそうです。

 遠く四国高知からですが、心よりお悔やみを申し上げ、ご冥福をお祈り申し上げます。

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ウルトラマラソンを続ける理由 11月9日

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは、四万十市から来て頂きましたブロガーの土佐高知さんです。「土佐高知の雑記帳」というブログを3年ほど前から作成されておられます。

 今回のテーマは「 ウルトラマラソンを続ける理由」です。

ブログも面白くて毎日は読んでいますが、なかでも「四万十ウルトラマラソンに出場」という項目には驚いています。またこのび完走されたそうです。立派です。確か100キロを走破するという過酷なマラソンのように伺っています。わたしなど夜須で沿岸をディンギー・ヨットでうろうろするのが関の山です。
 100キロを完走するのに時間はどれだけかかるものでしょうか?早い人はどれくらいのタイムでしょうか?また出場者は皆完走されるのでしょうか?

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土佐 5回目のウルトラマラソンの挑戦でやっと今回は完走できました。制限時間は14時間ですからそれにほぼぎりぎりでゴールすることが出来ました。
 100キロマラソンの場合は、朝の午前5時30分にスタートをしまして、中村高校のゴール地点まで午後7時半までに戻ってくることです。

 参考 ウルトラマラソンコース

 途中7箇所の関門があります。その関門を突破していきませんと「足切り」(失格)になってしまいます。そうるいうルールのマラソンです。
 ちなみに1番早い人は四万十川ウルトラマラソンで男子で6時間38分、女子で8時間7分と言う記録があります。過去のベストタイムです。今年はこれより1時間近く遅いようです。それでもトップの人たちは時速15キロ程度のスピードで走破しておりますね。

 トップランナーは天のうえの人です。私たちは、関係ない世界にいます。そういう形ですね。全員が完走するかと言いますと、今年は1983人の参加者がありました。完走者の数字を聞いていませんが、だいたいいつも300から400人程度は途中でリタイヤします。過去4回は私もその1人でしたし。
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(ウルトラマラソンのスタート風景。)

西村 土佐高知さんが、ウルトラマラソンに挑戦されようとした動機はそもそも何でしょうか?また参加される人達の年齢はどうなっているのでしょうか?
 
土佐 これはいろいろありますね。まず参加の動機ですが、大変不純でお酒を飲みながら、掛け合い話で「では100キロ出てみるか」と言う約束をしたのが発端でした。実はもう1つ約束をしてしまいまして、「唄って走ってキャラバンバン」に出演することです。こちらはまだ果たしていません。っその2つの約束を飲んだ上にしてしましました、それが挑戦の始まりです。
これが5年前のことでした。

 参加者の年齢ですが、20歳代から、上は70歳、80近い人達が今年もいたと思います。幅が広い。いろんな年代の人が走りますので壮観なレースです。

西村 四万十ウルトラマラソンはどういうコースで走るのでしょう。その場合は沿道の住民の人たちは協力的なのでしょうか?

土佐  まずスタートは四万十市の蕨岡中学校を午前5時半にスタートします。蕨岡の沿道を走ります。地元の商工会御所の人達や沿道の人達が道路の両側にロウソクがだーと並んでいます。スタート時点はまだ暗いからですね。

 凄い壮観なロードを走っていくのです。近年そうなりた。沿道の人たちは皆繰出して来られて応援してくれます。「いってらっしゃい。」と言ってくれます。明るくなってきますのが、竹屋敷あたりで、堂ヶ森の頂上がだいたい標高700メートル程度でしょうか、ここで午前8時半前後から9時ぐらい、(早い人はもっと早く通過しています。)。われわれ鈍足ランナーのペースはそんなものです。

 十和(とうわ)の昭和の森を抜け、そこから四万十川へ合流してずっと下って行きましす。、四万十川の岩間の沈下橋を走り下りながら中村高校がゴール。となっています。そういう点で住民の人たちは応援していただいています。

 今回走ってわかったのは、最終版で「がんばれよ」と言う応援より、「お帰りなさい」という応援のほうがありがたかったことです。もう頑張ってここまで来たのだから、それ以上は頑張るって大変だなと今回初めて感じたことでした。
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(ウルトラマラソンのスタート直後の様子。壮観です。)
西村 よくぞ完走されましたね。土佐高知さんにブログを見ましても86キロあたりで足が動かなくなると言う記述があり、凄まじいなと思いましたし。最低時速は10キロは走られているでしょう?

土佐 10キロでもないでしょう。10キロを14時間ですから。7.14キロですか。歩くよりは早いでしょうか。1キロ8分で走れば、800分。時間以内に帰れる計算ではありますが・・

西村 先ほどのお話では高低差があるではないですか。平らなところですとなんとかなりそうですが。十和村のあそこまでいくだけで大変な坂はありますし。へばりますね。

土佐 最初の坂が難関ですね。ちなみに日本の10キロマラソンの記録は北海道のサロマですね。あそこは平坦ですし。

西村 日頃のトレーニングをされていると思います。川原などをはしられているのでしょうか?

土佐 はい河川敷。四万十川は良いロケーションですね。だいたい5月の連休前からトレーニングに入ります。そのことはお天気も良くて本当に「贅沢な」トレーニング環境であるといえます。だいたい5キロ、10キロということで走ります。

 途中からいろんなトレーニング方法を取り入れて走ります。たとえば近くに甲山寺という山があります。そこのアップダウン。これは堂が森の山を登るトレーニングになります。筋力をつける意味でも変化をつけながらのトレーニングになっています。

 だいたいは四万十川の河川敷を走ることになります。その途中で変化もつけます。休みの時は出来るだけ長距離を走ります。変化の付けかともトレーニングですね。
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(日本の清流四万十川が練習場所というのも凄いこと)

西村 四万十ウルトラマラソンの参加者ですが、地元、高知県内、県外とした場合、そのような比率になるのでしょうか?以前関西から参加されていた人とも知り合いましたが・・。

土佐 今年の参加者ですが、60キロ、100キロ合わせて1983人が参加していました。高知県の参加者が377人でした。後は県外です。次に多いのが大阪府の253人です。兵庫が195人です。だから全国から来ています。少ないのが山梨県と秋田県でそれぞれ1人でした。

 全国から参加されていますね。


西村 ウルトラマラソンはいつごろから始まったのでしょうか?ギリシャに200キロ以上走るマラソンもあるようですが。100キロ、60キロの由来はどんなところでしょうか?

土佐 これは調べてきていないのでわかりません。四万十川ウルトラマラソンは今回で13回目ですから、13年前に始まりました。100キロマラソンでは北海道のサロマで100キロマラソンがあります。
 もう一つ山口県と鳥取県を中心に2泊3日で250キロを走るというマラソンもあるようです。いろんなマラソンがありますね。物凄い長いマラソンもあるやに聞いています。
 アメリカを横断するマラソンとか。

西村 以前「けんちゃんのどこでもコミュニティ」時代に、トライアスロンのロングをされている濱野隆弘さんに出演いただいたことがありました。

 普段は営業関係の仕事をしているので「軽めに」水泳5000メートルとか。土日は120キロの自転車と40キロ程度のランニングをされているとか。日常的にトレーニングできるものでしょうか?食事への注意などされているのでしょうか?


土佐 トレーニングですが、100キロマラソンを完走する為には、月に300キロ走らなければならないと聞いています。だから毎日10キロで30日ということですね。なかなか時間的に難しいこともあります。

 よく言われるのが毎日5キロづつ走って、休みに70から80キロ走る。そういうやり方がいいのではないかと思います。毎日走らなくても、間休みをとってもいいし。

 それであまり食事療法は考えたことはないですね。飲んだり食べたりしますし。暴飲暴食なんですね。

 ただレースの前にはちょっと考えますね。100キロ走るのですから「グリコーゲン。ローディィング法」というのをします。レースの1週間前から炭水化物を採らないようにします。ご飯やパンや麺類ですね。全部食べないようにします。

 3日4日続けます。肉類、野菜類を食べます。体の中にグリコーゲンがなくなります。それを吸収しやすい体になります。それでレースの3日前から逆に炭水化物を採ります。そういうやりかたがあります。

 これを3回ぐらい前からやり始めました。効果があるいように思いましたので、今回もそれをやりました。だけどそれでも途中に、パンを食べたり、おにぎりを食べたり、バナナも食べたりしました。しかしゴール直前におなかが空いてしかたがなかった。そういう感じがあります。

 ということで身体にエネルギーを溜め込んで走るということをしないと、ゴールまで持たなかったと思いました。

西村 話しだけ聞いても大変ですね。凄まじいものですね。
 当日雨が降って寒くなかったですか?わたしは当日海でヨットをしにいく予定でしたが、朝から冷たい小雨が降っていましたので日和見しましたから。

土佐 今年はベストコンディションでした。暑さも寒さもなかったし。良かったですね。
 スタート時に透明のゴミ袋に穴をあけてそれを被り走りました。雨とか寒さ対策です)。今年は5キロ過ぎるといりませんでした。
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 土佐高知さん言われるように「寒さ対策」で透明の袋をかぶり走られている人もいますね。

 (ウルトラマラソンの写真は四万十市ホームページより掲載させていただきました。)

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2007.11.03

高知県知事選挙レポート その1

 土曜日は昼間の結婚式。午後3時半に終了しましたがもまだまだ日が高い。それで式場から歩いて自宅へ戻ることにしました。電車道の北側に3人の知事候補者の後援会事務所があります。結婚式の帰りで飲酒状態で申し訳ないことをお断りしながら、3人の候補者の政策やマニフェストをいただきました。

 国松勝さんは事務所が薊野のほうで離れていますので、訪問することは出来ませんでした。政策その他は組織力のある政党でしょうからいずれ各世帯に配布されることでしょう。また政党の電子メディアや高知民報という電子メディアや民報記者をされている人の個人ブログを観察されていますとそのうち国松勝さんの政策など出てくることでしょう。紹介しておきます。

 日本共産党高知県委員会

 高知民報電子版

 JBL4344とプラスα 

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 (関谷徳後援会事務所)

 最初に赤い顔してグランド通り角にあります関谷徳後援会事務所へ行きました。飲酒した事情のお断りと、事情を説明しまして、政策パンフレットやマニフェストをいただきました。
 政策の中で注目いたしまたのは「取材実行型の県政の実践」の項目でした。

 「公正で透明な県政運営の推進」では、情報開示請求によることなく、情報公開を積極的に行いますとあります。現在の高知県庁は全く出来ていませんので・・。

 「移動県庁の導入」では、県幹部がマイクロバスに乗り県内各地域を訪問地域の問題をヒアリングしていくというものでした。

 「お金をかけない選挙の実践」もされているようです。パンフには後援会への入会を勧誘するしおりづくりや、大きな会場での決起集会、事務所から有権者に電話を一斉にかける電話作戦もされないとか。大きな声で候補者の名前だけ繰り返す「連呼」もしないそうです。お金をかけない選挙をめざされています。
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(関谷徳氏の政策パンフレットです。)


(近森正久後援会事務所)

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 次に大橋通り近くの近森正久さん後援会事務所へ行きました。行く前に各候補者の後援会事務所の外観を撮影しますが、なんと近森さんは休憩中なのか事務所の外におられました。おなじみの黄色のスクーターも近くに止まっていました。

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(なんと近森正久さんがおられました。)

 近森正久さんのマニフェストは商売人らしくストレートでユニークです。

「県内スーパー・コンビニ地産地消の推進と強化をします。」

「柳町観光資源化計画をつくります。」

「高知県の喫茶店モーニング文化を観光資源にします。」
「地震時の飲料用井戸を民間と協力してつくります。」

「県庁職員に対して笑顔であいさつ命令をだします。」

「高知県内の核廃棄物施設の建設に反対します。高知女子大、高知大学の移転には反対します」前回2002年の高知市長選挙のときよりもより具体的実現可能なマニフェストは評価できますね。
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(近森正久さんのマニフェストです)

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(尾崎正直後援会事務所)

 最後は中の橋通角にある尾崎正直さん後援会事務所へ行きました。陣営の選対本部長である清藤真司さん(元夜須町長・現県会議員)をお訪ねしましたが、所用で外出中でした。スタッフの女性にパンフレットをいただきました。

「国は地方重視と大きく舵取りをしています。この流れに再び取り残されるようなことがあれば、もう高知はかつての活力を取り戻すことはできない。今こそチャンス。私には溢れています。」

「厳しい財政事情への対処!対話と知恵による効率的な行政を推進します。」

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(尾崎正直さんの政策パンフレットです。)具体的な政策の公表はこれからでしょう。まさかポスターと年齢(40歳)だけで連呼するわけはないでしょう。官僚でしょうからご自分で政策は出されるでしょうが、はたして間に合うかどうかでしょうか。

 今回の知事選挙は皆高知にゆかりのある人ですね。落下傘候補者はいません。

 尾崎正直さんは高知出身若手官僚。高校時代まで高知在住。大学卒業後全国各地を歴訪。今回の立候補で高知へUターンされました。

 国松勝さんは大阪市生まれ。6歳の時に父親の郷里の高知市に定住。高知大学卒業後、高知で教員になり、その後高知で労組活動されました。

 関谷徳さんは松山市出身ですが、毎日新聞記者として平成11年から高知市に在住。現在はご家族は高知に、本人は大阪へ単身赴任中。

 近森正久さんは大学時代を除けば高知在住です。フードサービスを中心に高知で事業を拡大されました。

 また関谷さんは2003年。近森さんは2002年に高知市長選挙に挑戦されています。みななかなかの人材と経歴をもっています。わたしたち市民はじっくりと各候補者の政策に傾聴し、政策パンフやマニフェストを熟読し、支持する候補者を決めましょう。

 また明日(11月4日)は高知女子大学永国寺キャンパス203番教室にて、4人の高知県知事候補者が揃いまして討論会が開催されます、時間は午後2時から4時半の予定です。

 私は夜須でのヨットでのセーリング講習があります。高校生のR君が相手です。間に合うかどうかは不明です。行けそうであれば駆けつけてみたいとは思います。


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高知の典型的な結婚式

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 今日は青年会議所時代の先輩であり、同業者でもある人の息子さんの結婚式。昼間の時間帯での飲食なので1日仕事でありました。あるホテルの会場には400人を超える参加者がおられました。

 高知風のきさくな結婚式でしたが、やはり仲人がいませんでした。新郎新婦の上司が挨拶。両人の友人が挨拶。そして乾杯の音頭で大宴会がスタート。今は花嫁だけでなく花婿もお色直しをするようですね。
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(料理は最高でした。それでつい飲みすぎてしまいました。昼間の飲酒はまわります。)

 高知流結婚式は花嫁がお色直しの最中には花婿にはお酒を注ぎますね。注いだお酒を全部飲み干して披露宴の最中にひっくりかえった花婿も昔いました。また新郎の父上もすべてのテーブルを巡回し、招待客にお酒を注いでまわります。そして返杯で自分も飲みます。父親も大変です。式の最後で両家の挨拶がありますし。飲まないといけないし。
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(先輩もととこうりなく両家代表のスピーチをされました。)

 前でアトラクションがあろうが高知流の結婚式は招待客同士が立ち上がり、献杯を繰り返すので、つい飲みすぎてしまいます。

 新郎の方には高校の先輩といういことでうちの息子も世話になり午前3時まで一緒に飲んでいたそうです。ほのぼぼとした結婚式でした。
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どのような国家的危機があり大連立なのか?

 昨日の夕方はぼんやりと「チャングムの誓い」(完全版)を見ていたら、テロップが流れ、「自民党と民主党が大連立か?」とのこと。なんのことかわからない。

 11時頃からのニュースや今朝の新聞各紙の報道でも結局会談は連立不成立に終わったらしい。しかし伏線はあり今後も余震は続くことでしょう。

 福田首相が党首会談で連立参加を打診、民主は拒否決定(讀賣新聞)

 『受け入れたら終わり』 民主、賛成者ゼロ(中日新聞)

 昔の小沢一朗さんであれば、党に相談せず党首の立場でいきなり連立を実行し、後でセつめ逸したでしょう。独断先行の実例もありましたし。自由党時代に、自民党との連立もありました。そのことで政党政治への国民は大きな幻滅を抱いたことも確かですね。

 大連立が成立するとすれば背景に大きな危機があることでしょう。欧州でも戦争直前だあるとか、経済危機の回避であるとかそうした理由があったはずです。あくまで臨時的な「挙国一致内閣」であったと思いますね。

 今回の背景はなんだったのでしょうか。各種報道を点検しましてもよくわかりません。
 おかげで「おねだり官僚」の守屋前防衛省事務次官の問題や、「アルカイダに友人がいる。私はアメリカのスパイ活動に協力した。」というわけのわからない発言を繰り返している鳩山法務大臣の問題、年金問題、薬害問題などが影が薄くなってしまいましたね。

 結果自民党が得をしたということなのでしょうか?
 確かに今の状態で総選挙をしても民主党は第1党になれるかどうかわかりません。そうなると「民意は」自民党を支持したことになり、参議院の逆転の意味が薄くはなるでしょう。

 でも1度で簡単に政権が取れなくても2度3度選挙をしたら覆るかもしれません。覆らないがえらないかもしれまん。それが議会制民主主義であると思います。

 いずれにしても与野党の代表者は今回の騒動に対して「説明責任」はあります。選挙と言う民意、国民主権を無視するだけのどれだけの根拠で「大連立を前提にした」党首会談をしたのか。それだけの国の危機が迫っているのか。明らかにすべきでしょう。

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ありがとう藤城和明監督

 3年の契約が満了したということで四国アイランドリーグ高知ファイティングドックス(高知FD)初代監督である藤城和明監督が退団されました。高知FDの顔として地域活動にも熱心な人でした。契約とはいえもっと高知で頑張っていただきたいと思いました。

 巨人のコーチ時代は今は大リーグで活躍している岡島投手を発掘したといいますし。選手を育成する能力のある人なのでしょう。つまり指導力がある人ではないかと思います。
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 自分としてはたまに高知市営球場での試合や、はりまや橋商店街での歓迎会などで見かけました。2005年にはリーグ優勝しましたし。昨年は前期優勝。橋本知事夫妻もはりまや橋商店街へ来られていましたし

 スピーチもお茶目で高知に溶け込んでおられた藤城和明さんでした。高知の人は藤城さんのことは忘れないと思います。坂本龍馬の仮装も良く似合う人でしたし。
 またどこかで若い選手を育ててください。
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 2005年の優勝報告会で挨拶される藤城監督。はりまや橋商店街にて。

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景気の悪い地方には何故かなじみがありますね

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 高知は地元。沖縄は家内の出身地。北海道は叔母と従兄弟が居住しています。青森は義弟の妻の出身地。長崎はラジオ局での3年間のお相手パーナリティの出身地。宮崎は従兄弟が住んでいましたし。秋田だけはご縁がありません。これらの地域は不況地区だと政府が認めましたね。

 青森など8道県の雇用創出に補助金、政府が地方再生策(讀賣新聞)

 地域格差は物凄いものがあり、小泉ー安倍内閣で「日本の良さ」を破壊しましたし。地方が再び活力を取り戻す為には大変な労力が要りますね。そのためにはまず政権交代でしょう。官僚機構の再点検も必要ですね。

国は少しだけ方針転換し、特に景気の悪い地域をてこ入れするとか。しかしそんな甘い話はありません。「景気対策」と称してどの地域も受け入れることの出来ない高レベル放射性廃棄物最終処分場を高知県に押し付けてくる可能性もあります。要警戒です。
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(全国どこの地方都市も「シャッター通です。小泉内閣以来「格差社会」になりました。)

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2007.11.02

11月最初のはりまや橋サロン

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 月初めの金曜日ははりまや橋商店街主催の七輪サロンが行われます。久しぶりに顔出ししました。西岡謙一さんと、山本はりまや橋振興組合事務局長に会いました。おっさん3人で七輪を囲んで干物などを昼食に食べました。
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 占い師の島本茂雄さんにお会いするのも1ヶ月ぶり。早速現地からご自身のブログ「占いから未来へ」を更新しています。今日はフレッツスポットも調子が良いようでつながりましたし。位地によっては接続できないこともあります。
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 お昼は谷ひろ子さんたちのしているお店でお好み焼きとおむすびと珈琲を購入しました。七輪で干物を山本さんに分けていただきまして食べました。

 路上の書道家はまじさんも出店されていました。久しぶりにまったりとした時間をランチタイムを過ごしました。
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国際貢献のありかたとは?

 インド洋での海上自衛隊の無料での海上給油活動が有効期限切れで昨日撤収されました。人件費と給油にかかる経費は600億円かかったそうです。また給油された油は無料で、高騰する石油を日本が購入、無料で海のガソリンスタンドをしていたので、関係国は「やめてもらったら困る」「国際貢献(無料での石油供給)を続けてほしい。」というのは当然でしょう。

 ただこの活動が本当にアフガニスタンのテロ防止に役立っているのでしょうか?また日本へのシーレーンを守ることになるのでしょうか?派遣された自衛隊艦艇が航海日誌が破棄されていたりしていますので詳細が不明です。どうしてこんなにルーズなことをするのでしょうか?

 まして守屋前防衛事務次官のような「接待漬けの」ミスター防衛省がトップにいるようでは、日本の国防もかなり怪しいと言えます。この際防衛省を一切がっさい強制捜査をして、きちんとしませんと国民は納得できないでしょう。

 一体だれのための国際貢献なのかあらためて考える必要がありますね。

(参考)イラク復興支援特別措置法の意義・目的は?(中谷元さん)

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核廃棄物処理場問題が県知事戦の大きな選択肢

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 原発さよならネットワーク高知が4人の知事候補者に核廃棄物問題への対応を軸に公開質問状を先月提出しています。その回答期限が月曜日の11月5日になっています。どのように回答するのか私なりに注目しています。

 政党や組織が相乗りしようが、推薦しようがそんな現象にはさして興味はありません。今の日本の原子力政策では行き場のない高レベル放射性廃棄物最終処分場問題で、橋本大二郎知事同様に毅然と県内立地を拒否する姿勢を表明するかどうかに注目しています。

 特に財務官僚出身の尾崎正直氏の態度表明に注目しています。自民。民主、公明。社民の相乗り候補者であり、この高レベル放射性廃棄物問題で毅然と対処できるのかどうかそのことに注目しています。4月22日に東洋町民は賢明な選択を行い高レベル放射性廃棄物最終処分場の立地を国に断念させました。そして東洋町議会にて核廃棄物拒否条例を採択しています。
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(東洋町は断固として核廃棄物を拒否しました。)

 尾崎候補の選挙対策責任者を担っているとされます清藤真司県議会議員は、3月に実施しました「高レベル放射性廃棄物問題に関する県議会議員への公開質問状」に対しまして、意味不明の曖昧な回答をされていたからです。はっきりと地方として拒否するする態度をとりませんと国は方針をかえることはありません。

 好例が沖縄県です。教科書検定問題で大戦中に日本軍に集団自決を強要された沖縄県。その歴史的事実を歪曲したことに沖縄県民は党派を超えて大規模な抗議行動を行いました。そのことが結果国を動かすことになりました。当初「門前払い」をしていた文部科学省(当時の大臣は現伊吹自民党幹事長)の変心ぶりは記憶に新しいところです。

 国の原子力廃棄物政策が転換の兆しがあり、当該自治体の意向ではなく、国の意向と都道府県知事の意向が強く反映するやりかたに転換しつつあるようにも思えるからです。
 経済指数の最低で雇用機会に恵まれない高知県が狙われるのは必至であり、挨拶回り1つにしても廻りに「コントロール」されている印象の尾崎正直さんが果たして橋本知事同様の毅然とした態度をとるかどうか。そこに注目しています。

 ことに高レベル放射性廃棄物問題には、YES,NOの2つの選択肢しかありません。曖昧な態度や、わかりませんという回答はそれは推進することと同じです。「声を張り上げて反対しないと反対したことにはならない」のが現実です。

 尾崎正直さんが、正直(しょうじき)にきちんと回答されるかどうかに注目です。

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お笑いで原子力賛美とか

 高速増殖炉もんじゅは頓挫したかと思いきや、またも復活させるようですね。ネットの記事である落語家がもんじゅをねたに創作落語を市民に披露したとか。

 もんじゅ:創作落語でPR 三遊亭白鳥さん、福井のフォーラムで /福井(毎日新聞)

 危険性の多い原子力発電所だけに、その笑いが凍りついたものではなかったのでしょうか。コミックモーニング連載の「専務・島耕作」でも「もんじゅ」は取り上げられていましたし
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 豊富な資金をもとにあの手この手で市民大衆を説得しようと原子力産業側も懸命なようです。市民の側もコストはかけることはmなかなかできませんが、「一発芸」で現状を笑い飛ばし、自覚させる創意工夫が必要でしょう。

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2007.11.01

1市民が主催する防災フォーラムと知事候補シンポ(報告)

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  高知市永国寺町の消防分団に居住する藤島利久さんが主催して県民文化ホールのグリーンを借用して、「高知市中心市街地に自主防災組織をたちあげるための準備会」を午後6時より開催されました。

 生憎の雨と言うこともあり、また高知市中心街商店街を含む高知街地区は、繁華街でありながら午後の時間帯は飲食業は多忙な時間帯であるし、地域住民も少ないので50人程度の集まりでした。500人収容のグリーンホールではなんとも勿体無い。しかし意義のある集会であったと評価します。

 まず最初の西田政雄さんのプレゼンテーションが良かった。行政の防災対策担当者が言わないことを市民の目線で指摘されました。地震など大災害の場合の特色を西田さんはこういわれました。

1)行政は災害直後は機能しないと考えよ。

 高知市で災害があったとしても、多くの市職員は周辺市町村から通勤している人達が多い。すぐには駆けつけられない。また市職員も罹災者でもある。自分の家族を放棄して職場へいけないのは当然。地域のことは地域で守る意識が市民には必要です。

2)災害直後は偽装ボランティアに注意

 「火事場泥棒」と言う言葉が昔からあります。神戸でも新潟でも地震直後にボランティアを偽装した泥棒が多数横行しました。災害直後の行政組織(警察も含め)が機能しない空きに犯罪集団の横行も地域で考えなければいけません。

3)災害復興後の過程では被害状況や利害で地域の対立が起こる事例が多い。トラブル防止の手立てが必要です。

4)防災訓練は家族全員で参加。介護を受けられている家庭も防災訓練に参加しましょう。訪問介護サービス員は災害時には手助けできませんし。地域のお付き合いがお互い大事なのです。

 土木研究所が監修したという地震対策のDVDは初めて見ましたが迫力があり、短時間によくまとめられています。行政の役目と、地域住民の役目がきちんとよくわかりました。

 まとめとして西田政雄さんは、高知はプレート型の巨大地震が襲来すれば、少なくとも全県下が山古志村のように「陸の孤島化」します。各過程で最低1週間分の水と食料を確保することを準備してください。

 また地域の自主防災会の役目は、町民に「防災カード」を配布し、各人の連絡先や病歴、血液型、薬の種類がわかる情報を携帯する小道具をこしらえることも大事であると。

 第2部は高知県知事候補者も参加して、「行政と防災と県民参加のありかた」についてそれぞれスピーチをしました。登壇は50音順でありました。
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(登壇し代読される尾崎正直夫人)

 まず尾崎正直さん。生憎ご本人は幡多地方へ出張で日程調整ができないということで、代わりに奥様が本人のメッセージを代読されました。「県民と行政との協力関係」「対話と実行の県政」を強調した差しさわりのない文章でした。美人と言う噂の奥様でしたがそうでした。

 国松勝さんも日程の都合で現れませんでした。メッセージをFAXで送信されたようで、司会の藤島氏が代読されていました。「きめ細かい対策が必要」「東海地震並みの国の支援をとりつける働きをする」というメッセージでありました。

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(関谷徳さん。なかなか力強い口調でした。)

 続いて関谷徳さん。「高知県内取材を通じて県内事情は理解している。」「95年の阪神大震災時は松山支局にいました。震災後5日目に神戸に応援取材にとの職務命令。自分地震は地震の体験がなく正直怖かった。神戸は想像以上の惨状に驚きました。そこで生活とはなんたるかを
理解できました。」

「取材が目的でしたが、避難所を訪れると、迷子が多いのに驚きました。気がつくとこの子の親御さんはいませんか!と叫んでいる自分がいました。」

「行政の役目は市民の命を守ることです。市民は自分でできることは自分でやることです。高知県は貧しいと言われていますが、贅沢さえしなければ皆生きていけます。」

「新しく津波からの避難施設をこしらえることも必要ですが、県下には使用されていない施設も多数あります。それらを災害用の施設に作り変えます。火事については1人1人が防火意識をもつことでしょう。

 なかなか見かけより「熱い人」であると思いました。

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(近森節は健在。具体論がありました。)

 最後は近森正久さん。防災対策も経済人らしく具体的。

「今中央高校では井戸を掘っています。災害対策です。飲料水用と生活用、近隣の市民のためです。水道ですと経費が1500万円かかりますが、井戸ですと600万です。」

「高知市内でも何箇所か井戸を掘れば周辺住民の飲料水はまかなえます。ただし地盤沈下や津波による浸水が予想される地域では3メートル程度かさあげする必要があります。」

「津波が襲来する海浜部には3階建て以上の建物がない。これを整備する必要がある。」

 得意の経済振興策については「高知県には4300億円の借金があります。高知県の資産は2兆3千億円あります。高知は貧しい県ではありません。県内企業の業績が悪いので四国銀行も高知銀行もお金の融資先がなく困っています。県もからめて地震対策を徹底してやれば2年で高知の経済は良くなるでしょう。」

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Chikamori

 講演のあと関谷さんと近森さんとは名刺交換しました。関谷さんは10年ほど前からご家族は高知に住まれているそうです。単身赴任で勤務されていたとか。わたしのブログも読んでいると言われました。

 近森さんは青年会議所時代からよく知っていますが、今時高知県では珍しく元気のある経済人。独特の手法をとうとうと述べる「近森節」は健在。「僕は経済効果に裏付けられた政策をもっているからね。」とのこと。

 ちなみに4人の県知事候補が揃い踏みをするのは11月4日(日曜日)高知女子大学203番教室だそうです。田中きよむ教授のグループが主催され、4時半までの予定で知事候補の討論会されるそうです。

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1市民が主催する防災フォーラムと知事候補シンポ

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(写真は先日旧山古志村(現長岡市)を視察された西田政雄さん撮影)

 高知市永国寺町の消防分団に居住する藤島利久さんが主催して県民文化ホールのグリーンを借用して、「高知市中心市街地に自主防災組織をたちあげるための準備」会と称して会合を本日午後6時より開催されるようです。

 藤島さんは「街づくり市民会議」という市民団体の事務局長ということで、地元自治会や中心市街地商店街や県・市の防災担当部署に呼びかけ参加を呼びかけておられます。

 第1部では高知では自主防災組織作りのアドバイサーであるNPO我が家を見直す会事務局長の西やんこと西田政雄さんが講演をします。特筆は3年前の新潟での地震救助をされた自衛隊ヘリコプターからの罹災地山古志村の画像です。報道とは異なる映像は注目です。

 第2部では県民本意の南海地震対策ということで、4人の高知県知事候補者に出演を要請され、防災シンポジウムを開催されると聞いています。注目の会議です。


テーマ  高知市中心部における自主防災組織結成準備説明会

場所   高知県民文化ホールグリーン(入場無料)

時間   11月1日 午後6時より9時まで

進行   第1部 自主防災組織のありかたと山古志村のその後

     第2部 高知県知事候補者とのトーキング

主催   街づくり市民会議

(連絡先)  藤島利久 街づくり市民会議事務局
〒780-0844高知市永国寺町6-18
パソコンメール kochi53@triton.ocn.ne.jp
携帯メール kochi53-fujishima-t@docomo.ne.jp
携帯 09010031503 

 各報道機関での事前告知がされていないようなので、はたして何人の参加者があるのか不明です。県知事候補は出席の意向であるとの情報は入っています。私も西やんが出演するので見学に行く予定です

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人生の先輩を亡くした悲しみ

 私が24歳の駆け出し営業マンでした。先輩は当時33歳でした。午前中は官公庁や現場を一緒に巡回し、日が落ちると塗装業者の事務所や自宅をともに訪問しました。午後9時過ぎまで営業して、下宿先へ帰れなくなり何度か鎌倉の自宅へ泊めていただいたこともありました。

 先輩の取引先には当時はサーフショップやマリーナがありFRPやゲルコートガラスマットや塗料なども搬入されていました。江ノ島や厨子のマリーナやサーフショップの作業場へも同行したことでした。

 マリーナでこちらは暑苦しいスーツ姿でいるのに、颯爽とスポーティな姿で出艇していくヨットやモータークルーザーを眺めていました。
 先輩が「これが加山雄三のモータークルーザーだよ。」と大きなボートを指で示し教えてくれました。

 廃墟になっていた茅ヶ崎にあったホテルパシフィクだったと思いますが、かつて上原謙が経営して破綻したのでは。近くの藤沢市下水処理場で仕事もしました。

 鎌倉。藤沢、茅ヶ崎、厨子、葉山、横須賀、三浦は海が近く高知の地形や風土に似ていまして異郷にいる感じがしませんでした。休日に江ノ電から海側を見ますと沖合いには学連のヨットが100艇帆走、岸辺には数百人のサーファーが波を見つめていました。

 高知へ戻り地形的に親近感がある夜須でヨットをはじめたのも先輩に湘南各地へ仕事も含め連れまわしていただいたおかげです。
Photo

 (湘南の風景は野本靖さんのブログより)

 横須賀米軍基地へも一緒に行き、そこの調達将校と「論争」したこともありました。米軍の威光をかさに居丈高な態度で物を言うので、「おかしいことをいうなよ!」と土佐弁で相手を指差してわめいたこともありました。そうすると「あのラージマンがなんか言っている」とあちらもわめいていましたが。身近で空母ミッドウエイも見ましたし。貴重な体験でした。

 その先輩は長い闘病病生活の末昨日の未明に帰らぬ人になりました。人生の師匠であり、目標だった人です。その衝撃で私は落ち込んでいます。
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知事選挙の投票率が問題

 選挙には強いスーパースターであった橋本大二郎高知県知事の「後釜」知事を決める選挙ですが、全然もりあがりませせん。

 1番後で出馬を表明した財務省官僚であった尾崎正直氏に自民・公明・、民主・社民が相乗りで推薦。一気に本命候補になったようです。共産党は国松氏を推薦。関谷氏と近森氏は独自の戦いをしています。

 「脱官僚主義」を掲げて、さっそうと登場した橋本知事の後釜の本命が「官僚出身」だというのは全然釈然としませんね。橋本知事の16年間は一体なんだったんでしょうか。

 財務官僚出身候補は自民・社民・公明。民主の支援といいましても松尾徹人さんが獲得した19万票はまずはとれないでしょうし。そうなりますと問題は25万票とされる橋本大二郎票の行方でしょうね。未だ具体的な動きは見えません。

 それだけに投票率が問題です。現状では関心が低く50%行かないのではないでしょうか。60万有権者として投票率が40%でしたら有効得票総数は24万票。そうなりますと12万1千票で知事になることができるようです。なんか釈然としない知事選挙ですね。

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