県知事の権限は大きいー選挙に注目
昨高知県知事選挙がスタートしました。よく訳知り顔に「だれが知事になっても変わらん。投票してもなにも変わらない。」という人がいます。大きな間違いです。
知事は大きな権限を持っています。港湾の管理者であり、海面の埋め立ての権限もあります。沖縄県県知事が承諾しないと、新しい海上埋め立て工法での米軍基地は建設できません。
外国船舶の入港禁止措置もできます。新潟県知事がその権限を発令しています。県内の公共工事にも関与でき、宮城や茨城、和歌山、宮崎などでゼネコン汚職や官製談合が行われたのも県知事がキーマンでありました。
行き場のない原子力発電所からの高レベル放射性廃棄物最終処分場を受け入れるか、受け入れないかの権限も県知事に大きな権限があります。特に港湾の使用許可権限がありますし。明確に反対の意志を高知県知事と徳島県知事が表明され、東洋町への文献調査は東洋町の皆様の町長選挙での賢明な選択で、国に断念させることができました。
橋本大二郎知事は12月で退任されますので、来年1月からその権限は新しい高知県知事に移ります。どういう態度をとるのか高知県民は知事選挙に無関心であってはならないと思います。
投票を棄権することは現状への白紙委任です。意志を表明しない限り虚しいものです。
昨日もレポートしましたが、原子力発電環環境整備機構が、東洋町や(おそらく高知県下の市町村に)高レベル放射性廃棄物最終処分場へのエントリーしませんかとの文書を送付してきたそうです。
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