県都・高知市の課題とは
(昭和南海地震での惨状。倒壊後に堤防が決壊し水が来たようです。)
昨日は高知県知事選挙と同日選挙になる高知市長選挙もスタートしました。これは2003年に当時の高知市長が高知県知事選挙に出馬するために任期を3年も残した状態で辞職したからです。そのため高知県知事と高知市長選挙は同日選で行われることになりました。
高知県知事選挙の間は高知市長選挙の後援会活動もできなかったため、こちらも全く低迷で無関心な市長選挙になりました。しかし高知市の政策課題は大きく、市民としては無関心ではおられません。
暮らしのことを言えば、居住する二葉町ですが、低地で海に近く、古い住宅が密集しています。高齢化比率も高く、南海地震が襲来すれば最も被害が想定される地域です。しかも町内には津波や浸水時に一時避難する高台もなければ公共施設もありません。
今日の昼から二葉町自主防災会では、防災用品備品倉庫の設置依頼を青柳公園に申請するために町内役員が市役所へ行く予定です。町内の高知県管理の高潮堤防にも亀裂が入っていますし、地震時が満潮であれば津波が来なくても町内全域が浸水する可能性すらあります。
高齢者の多い地区ですので、前の昭和南海地震の記憶のある人もおられます。その記録をもとに町内会では自主防災会の行事を組み立てますが、行政として高知市役所や高知県庁としても支援していただかなければならない事柄も数多いからです。
県知事選挙、高知市長選挙も無関心ではなくよく候補者の政策や災害対策の項目もチェックすることが大事であると思います。
(昭和21年の南海地震後の様子。わが町は写真右上ですが水没しています。)
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