風のJINは面白い
週刊ヤングジャンプ(毎週木曜発売)に、「風のJIN」というマンガが連載しています。作者は「サラリーマン金太郎」や「男1匹ガキ大将」の本宮ひろ志氏。メガヒットを出すことの多い本宮氏が日本ではマイナー・スポーツであるヨットを取り上げた漫画であるだけに喜ばしい。今日さっそく購入してきました。
わたしも自己流、超へたくそヨットマンとしてだらだらと22年もディンギー・ヨットを夜須でセーリングしています。それだけに今回も漫画で描かれている「突風」(ブローとも言います)の感覚も良くわかりますし。
10月27日と、11月11日に強風でのセーリングを体験しましたし。一緒に帆走していたヨットが強風で沈(転覆)したり、沈したまま起こせず漁船に救助されたり、なかなか海の上は忙しい状態になっておりましたし。
それだけに漫画のストーリーでのリアルさは気になります。第15話は「風を攻めろ」という表題。主人公の陣はヨットを始めたばかりの初心者ですが、風をつかむ能力に優れ、風の道をたくみに感じ取り、レースの上位に顔を出しています。
これからの強風の季節は「舵が鳴る」ようになります。ウイーンと舵とセンターボードが振動し始め鳴り始めますと、ヨットは強風で「跳んでいる」感覚に。しかし少しでも舵取りを誤まりすと沈しますね。それもまた楽しいものです。
「風のJIN]の後は、高橋陽一氏作の「キャプテン翼」です。この漫画も日本がサッカーがマイナーの時代にサッカー少年に「世界」への夢を与え続けた存在でした。
あの中田英寿氏も「大空翼の真似をしてオーバーヘッドキックを練習した。」とか
日本代表、U-22,ユース世代や浦和レッズもようやく「世界」を意識できる存在に成長しました。これも連載が始まって20年ぐらいかかっていますね。
漫画の力は大きいですよ。「スラムダンク」のおかげでバスケットボール人口が増えましたし。「風のJIN」も評判を呼び話題作になっていただきたい。「サラリーマン金太郎」のようにヒット作になれば良いと思いますね。
「夢中になったらだれもが少年になる」とタイトルにあるのもいいですね。ヨットは本当に夢中になれます。また自然の怖さも体験できます。人間の小ささも思い知らされます。
誰もが自転車に乗るように、夜須の中学生のようにヨットに乗れれば「世界観」が変わることでしょう。
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