究極の4択ー県知事戦無関心の構造
20世紀の独裁者であるヒットラー、スターリン、毛沢東、ムッソリーニの4人のなかであなたは誰を選択しあなたの地域のリーダーとして投票しますか?大変困難な人選であると思います。
実際に1次大戦後、世界恐慌の最中の1930年代のヨーロッパの政治状況は深刻でした。ヒトラーとムソリーニが台頭。スターリンロシアも勢いがありました。左右どちらかの独裁を選択する余地しかなかったのです。
たしか評論家のジョージ・オーエルが嘆いていたように思いました。
高知県知事選挙は「独裁者の選択」であるとは申しません。全然異なります。しかしこの異様な無関心。盛り上がりのなさにはある種の不気味さを私は感じます。
4人とも新人候補であること。選挙の直前まで候補者が揃わなかったこと。特に問題なのは今まで橋本大二郎知事を支持されてきた25万票という「橋本シンパ」が白けていて、殆ど棄権するのではないかとも言われています。
これは夏ごろまで橋本知事は出馬をほのめかし、「意中の人」発言を繰り返し、結局9月に断念、それからの候補者のエントリーでしたので、高知県内各地を巡回する機会も各候補者は殆どありませんでしたし。
その同時期から高知県は景気が一段と悪くなり、県民の気分は「選挙どころではない」気分になりました。しかし県知事は大きな権限をもっている県政のトップリーダーです。県民は選挙権を行使し、棄権せず新しいリーダーを選びましょう。
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