争点隠して高知のマスコミは死んだ
私は期日前投票をしていましたので、ある投票所を観察しました。散歩がてら観察していましたが、3月の統一地方選挙や7月の参議院選挙に比べても本番の投票も出足が悪いようです。
こうなっしまった大きな原因は高知新聞政治部などのローカル・メディアの「争点隠し」にあったと思います。県民は県政に無関心ではなく、決して「誰が知事になっても同じ」という投げやりで無責任な有権者でもありません。
何度も申し上げるように県民からの提案や社会運動は展開されていました。それを県知事選挙の課題として高知新聞政治部は何故か(意図が恐らくあるのでしょう)取り上げず、どうでもよい中途半端な知識人である野田正彰氏などのネガチブな評論を掲載し、「県知事選挙に水を差す」ことを繰り返しました。盛り下げに多大な貢献をしました。
11月24日に「新聞の葬式」というイベントがあったそうです。これは明治時代に自由民権運動を詳細に報道した当時の「高知新聞」が当局により発行禁止処分なりました。それに抗議する当時の市民5000人が街頭に繰出し盛大に「新聞の葬式」をしたそうです。
写真は「新堀川知行合一塾」に掲載されていたものです。
自由民権運動の頃の新聞は気概がありました。今のマスメデイァは「盛り下げる」ことですから、もはや「新聞は死んだ」も同然といえるはないのでしょうか。
新堀川近辺も歩きましたが、巨大な県当局による土木工事のため、自由民権の思想家中江兆民の生家を示す記念碑もコンクリートと泥のなかに埋もれそうになっていました。
(中江兆民先生も怒られているはずです。)
新堀川近辺も歩きましたが、巨大な県当局による土木工事のため、自由民権の思想家中江兆民の生家を示す記念碑もコンクリートと泥のなかに埋もれそうになっていました。
これほど高知の歴史とビオトープを破壊する高知県庁の工事が進行しているのに、マスメデイァは「県政の課題」と取り上げませんでした。
(参考)新堀川知行合一塾
(土木工事で新堀川の河川の底はずたずたになりました。道路の土台で鉄筋が打ち込まれやがて生コンが流し込まれるのでしょう。
また市民団体が県知事候補者4人に対して行いました「核廃棄物処理場問題に関する公開質問状」についても取り上げていません。今年前半は東洋町は高レベル放射性廃棄物最終処分場問題で大きく揺れたにも関わらずです。マスコミの報道は本当に掘り下げるものがなく「一過性」であることが理解できました。
(参考)東洋町長選挙レポート
(参考)それがたまるか
*高知県知事候補者への公開質問状とその回答集計 PDFファイル
高知県出身のヤッシーさんは独自の高知の公共交通をフル活用したマニフェストを公表されています。これなど中心市街地再生策として注目に値する政策です。これもマスメディアは知事選、市長選の観点から無視してしまいました。いかに彼らの問題意識が低いのではないかと思いますね。
(画像は やっしーさんのブログより転載)
1日も早くアメリカの市民たちのようにマスメデァに依存せず自分達が、政治や市民活動に関与したいものです。そのなかでの彼らのブログの活用は素晴らしいものがありますし。
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