尾崎正直さんは核廃棄物推進ではないのか?
先日市民団体原発さよならネットワーク高知が、高知県知事に立候補されている4人に核廃棄物問題で公開質問状を送付されました。そしてその4人の候補者の回答が寄せられました。尾崎正直さんを除く3人の候補者は核廃棄物処理場への高知県への立地、調査に明確に反対されています。また「核廃棄物拒否条例」にも賛成していただいています。
公開質問状への回答を見ますと尾崎正直さんは態度があいまいです。以下公開質問状の質問と尾崎さんの回答が3人と異なる部分について表記します。
(質問)
「高レベル放射性廃棄物の地層処分は、世界のどの国も未だ、超長期安全性を保証できていない技術であることをご存知ですか?」
(尾崎正直さんの回答)
「どちらでもない。どの国も操業していないことについては承知している。」
他の3人の回答 「はい」2人 「いいえ」1人
(質問)
「地層処分調査地に決定すると、当該市町村と周辺市町村に合わせて最高10億円(年間)の交付金が交付されます。この交付金が、市町村の財政の建て直しと真の住民自治に役立つとお考えですか?
(尾崎正直さんの回答)
「どちらでもない。交付金が交付される一方で、風評被害もあるとのデメリットがあり、財政の建て直しと、真の住民自治に役立つのか不明である。」
他の3人の回答 「いいえ」
(質問)
「現在と未来の高知県民が安心して暮らせる自然環境を保持しつつ、発電効率のよいエネルギーを確保するために、原発に代表される大規模集中型発電システムではなく、燃料電池や自然エネルギーなど分散型エネルギー供給システムによる、エネルギー地産、地消構想をおもちでしょうか?」
(尾崎正直さんの回答)
「どちらでもない。本県の持つ自然エネルギーの活用を図る事や、代替エネルギーの開発、省エネルギーの推進に積極的に取り組む。」
他の3人の回答 「はい」
(質問)
「南海地震が定期的に襲来する高知県にあって、県民県土を放射能汚染から護るため、「高知県・核廃棄物拒否条例」制定にご賛同いただけますか?」
(尾崎正直さんの回答)
「どちらでもない。広く県民の声を聞きながら判断すべきであると考える。」
他の3人の回答 「はい」
特に最後の項目。「高知県核廃棄物拒否条例」は県知事が先頭になって核廃棄物の受け入れを拒否していただかないといけない。
尾崎正直さんも「風評被害もある」と気付かれているのであれば、他の3人と同様に明確に「核廃棄物拒否条例」には賛同いただきたいと思いました。
公開質問状の回答は以下 PDFファイル参考
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