フセイン処刑から1年 イラクは?
今日はイラクの独裁者でありましたフセイン元大統領が絞首刑になって1年目になりました。アメリカブッシュ大統領が「悪の枢軸」とののしっていた人物が処刑され、治安が安定するかと思いきや全然そうではないようです。
現在のイラク政府はより不安定になり、自爆テロが相次ぎ、海外からの投資もされているようにありません。電力不足と消費財不足は日常で、治安の悪化は市民生活も満足にできない有様。
先日の報道でアメリカの武器輸出国のベスト5があげられていました。1位がオーストラリア。2位がイスラエル。3位がサウジアラビア。4位がイラク。5位が日本だそうです。イラクがらみでアメリカの軍需産業が儲けていることが理解できました。
アメリカの思惑はパキスタンで破綻しました。野党党首のブット元首相が「アメリカの手先」と叫ぶ人たちにより暗殺され、国内は治安が悪化しました。もう独善的なアメリカ第1主義は通用しないことは明白です。
アメリカの傀儡であるアフガニスタンのカルザイ政権も弱体化しています。パキスタンも政情不安。イラクは全く治安が安定しない。イランは反米姿勢をより強固に見せています。そのなかでの石油価格の暴騰です。情勢が読めません。
2008年もこのまま不安定な状況で事態が推移するでしょう。
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