« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

2007年12月

2007.12.31

「東洋町海の駅」がオープン!

 高レベル放射性廃棄物最終処分場を拒否した東洋町。お陰さまで高知県の海と自然が守られました。核廃棄物にともなう「迷惑料としての多額の交付金」に頼らないまちづくりを東洋町は選択しました。

 それで12月30日から東洋町白浜にて「海の駅」を仮オープンさせるようです。1月4日から開店するようです。
Poster_uminoeki_1

 イラストは東洋町役場のサイトから転載いたしました。

 東洋町ホームページ

 海の駅「東洋町」試験営業 来月4日から(高知新聞)

 東洋町の「海の駅」は、徳島県日和佐の薬王寺への参拝客などのルート沿いにもあります。通過する観光客だけでなく、、町内にスーパーもないため沢山町長も言うように「町内の台所」機能も期待されますね。


 東洋町サポータークラブとしても皆様のご利用を呼びかけたいと思います。冬場は東洋町ではぽんかんやでこぽんが採れますし。魚は甲浦の漁港から上がりますし。東洋町名物こけら寿司も販売されると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年はどんな年になるのか? 1月4日(金曜)

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」は、昨年あいついで行われました統一地方選挙、参議院選挙、高知県知事、高知市長選挙の結果、国と地方のあり方が変化しました。高知シティFMの戸田さんとトークします。

 今回のテーマは「2008年はどんな年になるのか?」です。
 一番問題なのは石油の高騰問題です。2006年に1バーレル70ドルだった原油価格が今は100ドルを越えました。石油は全ての生活に関連しています。エネルギーや関連製品です。農業や漁業も石油なしで成り立ちませんし。
 「天井が見えないことは怖いことです。」


戸田 昨年から一番身近なところで車の燃料であるガソリンがどんどん去年から値上がりしています。たかがGsnakamura_r
1円。2円上がったからたいしたことはない。と車に乗らない私などは、ピンときません。
 でも冷静になりますといろんな出費が増えることになりますね。こればかりはなんとかしてもらいませんと。物価も上がるガソリンも上がるはで・・。給料は上がらない。どうしたものかと。みんな苦しんでいるのが現状ですね。

西村 ガソリンのことを戸田さんが言われました。それで思い出しましたが、3年くらい前には四国四県を営業で廻るときに、最後に徳島で現金10リットルを給油します。そうしますと当時は1000円でお釣がありました。確か89円くらいの時もありましたし。

 ところが今は2000円出してお釣が少ない有様です。160円になっていますし。3割、4割の値上ですので痛いですね。
 石油は3割ぐらい上がりました。物価は1割から2割上がりました。日用品や食品もです。給与や自分の所得は上がっていませんね。また税金まで上がっているのですね。

戸田 出るばかりがあがりまして、収入が増えない。たいへんです。

西村 私たち市民にはよくわからない問題がありますね。アメリカの住宅ローンの破綻問題。これに世界に金融機関が絡んでいます。多額の資金が焦げ付けば世界同時多発不況となる可能性があります。

戸田 やはりアメリカ経済が悪くなると全世界に影響が出るのですね。まるで歴史の教科書を見ているようですね。サブプライム問題今ひとつわからないのですか?

西村 わたしもよくわかりませんね。経済記事を読みましてもわかりません。
 アメリカの場合はかつて日本ではバブル経済の時代に、銀行や証券会社、農協、ノンバンクなどの金融機関が土地の投機や転売を繰り返していました。
 アメリカでは市民レベルでしていたのではないでしょうか?3000万円でローンで購入した家を4000万円で売却し、値上を見込んで今度は5000万円で家を購入した。

 それを繰り返していたが家が値下がりし、価値がなくなり破綻した。金利は最初の3年は安いが3年後からは急に上昇します。そうしますと払えない。売り家が大量に出る。更に家屋価格は下がるという悪循環。一気に大衆レベルでそうなったようです。

 それが債務者と銀行の1対1であればわかりやすいが、そのローンを金融機関は債権にして販売しているから複数の金融機関が国を超えて売り買いしているのですから複雑怪奇です。

 そういう人達が何百万人も全米にいるので、貸し込んでいた金融機関の欠損や破綻が表面化して来たので、危機は一気に拡大したのではないのでしょうか。


戸田 われわれにはわかりにくいところで経済がうごいていますね。

西村 そういうことで「アメリカは駄目だ」と投資家が思いますと、アメリカから資金を引き上げます。アラブのオイルダラーやヘッジファンドの連中が、石油市場や穀物市場の投機に走っていますね。不況なのに物価はどんどん上がっています。

戸田 アメリカの市民もマネーゲームで一時期はよかったが、破綻したということですね。日本でもアメリカの真似をして投資や利殖をあおる評論かもおりましたが。
 なにもかも見習う必要はないですね。

西村 8月の中国北京五輪後のバブル崩壊が心配。野放図な経済発展は破綻する可能性があります。中国人もアメリカ人とよく似たキャラクタイですね。投資に走っています。
 バブルが中国経済でも破綻する可能性があります。米国と中国が破綻する。
 中国発の世界恐慌の始まりかも知れないです。その恐れはないとはいえません。

戸田 中国は一時期勢いがありましたが。大きなイベントが終わった後は引き潮のように経済がおちこむものですし。


西村 衆議院はいつ解散するのか?この番組は収録ですので(2006年12月10日に収録)、直前の情報までは加味できません。しかし解散となれば、日本の国の選択ですから大きな意味があります。
 市民としては傍観者ではなく、市民としての政策を実現させる為に政党に働きかけをする必要があります。

戸田  先だっての高知県知事選挙や高知市長選挙のような低い投票率では駄目です。全く無関心では駄目であると思います。

西村 2001年から続いてきた小泉政権の「構造改革路線」は、体制選択選挙である国政選挙でも支持があったがために「三位一体改革」や「規制緩和」によっテ、結果地方社会は疲弊し、格差社会を広範囲にこしらえることになりました。

 われわれに国政選挙の結果は大いに関係がありまして、みるみるうちに地方経済は疲弊し、衰えました。若者達がこれほどまでに失業し、安定した職につけない状況を政府の政策でこしらえたのです。
 経済の「グローバル化」は、格差社会になりました。給与までがアジア諸国と同じとは言いませんが近い線に下落したことになりました。それは国民が小泉政権を国政選挙で支持した結果です。

 少しだけ参議院選挙で国民が気がついてああゆう与党大敗北の結果になりました。その後自民党も少しだけ地方重視の政策に変わりましたし。今度の衆議院選挙でどうあんるのか注目ですね。

戸田 いい加減に個人のつながりや、利害で候補者を選んではいけないでしょうし。はやくきづきでしょう。

西村 昨年は製造物(食品、建材など)の偽装が多く出ました。有名な企業が偽装に関与していました。マクドナルドやローソンまでしていましたし。
 大企業になりますと株主至上主義(経済至上主義)になると経営者は消費者ではなく株価ばかり見ます。そのひづみがこうした偽装につながった可能性があります。

 小泉内閣の構造改革の時代に、勤労者の所得は10兆円減少しています、一方大企業の経営者や株主は8兆円所得が増えています。それが格差社会を生み出しているのです。企業経営者は、株主のほうばかり見て経営をしていたのです。利益をあげないと株主から訴訟がおこるので、消費者無視の偽装をするようになったということも言えますね。

戸田 ものを買う消費者を無視して企業はどうなるのだと言いたいです。消費者にそっぽをむかけれたますます企業は景気が悪くなりますし。
 株主至上主義でやってきた日本経済もここへ来て、アメリカの住宅金融問題、石油価格の暴騰、北京五輪後の中国の3つの不安要素で不況に突入する可能性はありますね。
Katyoukensetu

(地元の大手ゼネコンも次々と倒産しました。)

西村 では足元の高知を見たらどうでしょうか?明るい話題がなんだか少ないようです。でも人間の営みはありますので、何がしかのチャンスはあると思います。高知県レベルでいえば、高知市と春野町の合併もありますし。高知自動車道も高知ー川之江間が4車線化になります。

 笹ヶ峰トンネルと高知ー大豊の一部だけですから2008年3月には全部4車線化になります。徳島ー高松間。」川之江ー徳島県はほとんど2車線の対面高速道路ですし。高知道は凄いとは思いますね。

戸田 費用は凄いでしょうね。
Kouchih

(高知自動車道路は山岳高速道路です。谷に橋を架け、トンネルの連続です。)

西村 確か1メートルに900万円かかっているようにも聞いたことがあります。高知自動車道路をこしらえるににそれだけ費用がかかっているのです。県民としても有効活用しないと「罰が当たる」と思います。

 また高知駅前も連続立体交差が完成、新しい高知駅舎と、北口がバスターミナルになりますし。大きく高知駅前は変貌するでしょう。街の変化をどう対応するのかに県民は問われますね。

戸田 バスターミナルはちゃんと整備されるのはなによりです。高知は満足なものが今までありませんでしたし。観光立県にすこしは寄与しそうですね。

西村 消費動向ですが、北京五輪がありますが、ディタル対応の受像機は売れるのでしょうか?日本人選手の活躍次第でしょう。

戸田 売れるでしょうね。地上デジタルだとかはしゃいでいますが、格差は依然埋まりませんし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.30

町内会活動は逃げれませんし真剣ですね

 仕事とは別にまちづくり運動に従来かかわってきました。古くは高知青年会議所時代は夜須のまちづくり、高知市における都市再開発セミナーなど。少し時間をおいてNPOへの関わりや、市民活動としての講演会。高知シティFMでの番組制作など。

 地元町内会とは昨年まで縁がなく26年間は活動しませんでした。その昔は随分威張り散らす役員がいましてとてもではないが、耐えられませんでした。夜須での活動が大事でした。

 居住している地域が低地でゼロメートル地帯であり、海に近く60年前の昭和南海地震でも甚大な被害がでた地域です。余力があれば家屋を売却し災害の恐れの少ない地域に移転をすれば良いがそれは現地点では出来ませんし。
Hoeityo2l

(昭和南海地震での高知市下知地区ー宝永町の様子。高知市防災対策課サイトより転載)

 現在町内の「防災マップ」づくりに奔走しています。国や県、高知市などのかかわりもあり、町内の人たちとのより深い交流ができました。この地域から逃げ出せない以上は真剣に真摯にお付き合いをしようと思います。

 二葉町防災新聞ブログ版

 2008年はそういう意味でも多忙な年になりそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

フセイン処刑から1年 イラクは?

 今日はイラクの独裁者でありましたフセイン元大統領が絞首刑になって1年目になりました。アメリカブッシュ大統領が「悪の枢軸」とののしっていた人物が処刑され、治安が安定するかと思いきや全然そうではないようです。

 現在のイラク政府はより不安定になり、自爆テロが相次ぎ、海外からの投資もされているようにありません。電力不足と消費財不足は日常で、治安の悪化は市民生活も満足にできない有様。

 先日の報道でアメリカの武器輸出国のベスト5があげられていました。1位がオーストラリア。2位がイスラエル。3位がサウジアラビア。4位がイラク。5位が日本だそうです。イラクがらみでアメリカの軍需産業が儲けていることが理解できました。
 
 アメリカの思惑はパキスタンで破綻しました。野党党首のブット元首相が「アメリカの手先」と叫ぶ人たちにより暗殺され、国内は治安が悪化しました。もう独善的なアメリカ第1主義は通用しないことは明白です。

 アメリカの傀儡であるアフガニスタンのカルザイ政権も弱体化しています。パキスタンも政情不安。イラクは全く治安が安定しない。イランは反米姿勢をより強固に見せています。そのなかでの石油価格の暴騰です。情勢が読めません。
Iraku_thumb

 2008年もこのまま不安定な状況で事態が推移するでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

現地へ直接取材する凄いメディア

 主義主張は賛同しないことは多いですが日本経済新聞やその系列の雑誌の「現地取材主義」にはひたすら敬服する次第です。今年4月の東洋町長選挙の後も沢山保太郎町長にきちんとした取材し、インタビューをしたのは日本経済新聞でした。

 「核廃棄物の交付金に一切頼らない町政運営について」をテーマに長時間の取材をしていました。11月の高知県知事選挙にも落選した近森正久氏を日経ビジネスが取材しておりましたし

 3年ほど前もはりまや橋商店街に日経アドバンテージという雑誌記者が東京から取材にきていました。

Nihonkeizaithumb

(直接取材する姿勢は凄いとは思います。高知市のはりまや橋商店街にて)

 そういえば昔20年ほど前にも今もあるかどうか知りませんが、日経地域情報という雑誌の記者も当時夜須町のマリンタウン関係者の話を聞くということで東京から高知まで来ていました。20分ほど取材され、1行程度の記事でしたが。

 その記者に聞きました。「電話ですむような短い記事のために、現地へ来るのですか?」と。「どんな情報でも現地を訪ねて関係者にできるだけ話を聞きます。それがうちの情報が信用されるのです。」と言われました。関係者20人に取材し、東京から飛行機で来られ宿泊して関係者すべてに取材してましたし。(最近は残念ながら休刊しているようですが)

 興信所なども直接相手の会社を訪ねず電話取材であれこれ聞いてくるところもあります。顧客からはお金をいただいたいるはずです。直接来ない人にきちんとした情報を提供できないことは言うまでもありません。
 報道機関であれ、政党メデイァであれ、「現地主義」をないがしろにする取材姿勢があるやに思います。日経系列の直接取材主義には敬服します。きちんとした「情報」を得るための努力を表す実例として思い出しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.29

ブログ「だいちゃんぜよ」の復活は?

 ようやく連載が終わりました。高知新聞に前高知県知事橋本大二郎さんの思い出話の文章が掲載されていました。高知県知事を退任し、確実に国政選挙へ出馬すると表明している人物を高知県民には影響力の大きい高知新聞が「わかっていて」回顧録を掲載するとは。

 きっと高知新聞政治部と橋本大二郎さんは和解し、何らかの取引があったのでしょうか?

 聞くところによると県下一円に挨拶回りをしているとか。先日も香南市で面談したと言う女性にも会いましたし。こまめに巡回しているいようですね。

 挨拶回りは当然としましても、個人ブログ「だいちゃんぜよ」は7月以来休刊を宣言して以来更新していません。知事も退任されたので、そろそろ更新してもよいのではないでしょうか。

 ブログで意見を言うことは、なんら利権とは関係ない人との対話になります。私などはなんの利権もないので橋本さんに会うことはないからです。
 このまま「ほたくり」になるのか気になるところです。
Daityanzeyomm

(休刊しているブログ「だいちゃんぜよ」)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

イオンの為の500億円工事ー連続立体交差事業

 ようやく9年がかりでの高知駅周辺の連続立体交差事業が完成します。高知市中心街の踏み切りの」11箇所が解消、南北の自動車交通がスムーズに流れるとか。
 その成果とはなにか?それは「イオンの繁栄ー1人勝ち」を500億円の税金をかけて行うことでした。
Atago1_r


(愛宕商店街はますますイオンへ行く為の通路になるでしょう。)
 行政側の意図は1私企業のイオンのためではないことは理解できます。しかし「結果として」そうなることはだれが考えても理解できることではありませんか。

 今でも愛宕商店街などは「シャッター通り」になっているのに、連続立体交差が完成しますと、ますます「イオンへの通路」になるでしょう。行政側はおかしいと思わないのでしょうか?

 ただ石油価格が高騰しています。ガソリンが現在1リットル155円程度ですが、それが200円になり、仮に500円になっても車を転がしてイオンへ行くかどうかは疑問です。
Tokiwahoikuenn_r

 今日は若い人は大きな車に乗っていますね。ある保育園の様子ですが、チャイルド・シートの関係もあり送迎する若いお母さん達が大きな車で来ています。1リットル500円にでもなれば満タンにすれば60リットルで3万円!恐らく車は手放すでしょうね・・。大きな車で「安売り店」という常識はまもなく崩壊するでしょう。

 いつまでもガソリン価格が安いという前提の都市政策に、このところの石油価格の高騰は一撃を加えました。今後は大幅な都市計画の変更が必要です。
Atago2_r

(踏切がなくなり「南北渋滞の解消」と行政側は胸を張るが、結果は超大型ハゲタカスーパーのイオンの「人と勝ち」をより促進する為の500億円の税金投入となりました。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.28

情報の直通運転ーやっしさんが時刻表を作成!

 常日頃土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線と路面電車の土佐電鉄の「直通運転」を主張されているやっしーさん。8月の「県民マニフェスト大会」のパネラーとしても主張され、橋本大二郎前知事にも提言書を提出されるように筋金入りであります。

 ただ熱心さは理解できるし、良いことであると思うのですが「実現性」はどうなのか?そのあたりが弱いのかなと思っておりました。
Lrtkouchi

 ところがであります。実家へ帰省中のやっしーさんは土佐くろしお鉄道の時刻表と、土佐電鉄の時刻表をつき合わせて、「ごめん・なはり線ー土佐電鉄道 乗り換え時刻表」を作成されました。やっしーさんのブログに公表されています。

 高知から持続可能な交通を実現する!(29) 「ごめん・なはり線と土佐電鉄の連絡時刻表」

 なるほど私の場合など、夜須で夕方飲食会がある場合は、高知駅まで自転車でいくなり、土佐電鉄の電車で行きました。そしてごめん・なはり線で夜須までいきました。

 それがもよりの土佐電鉄電停である知寄町1丁目からごめん行きに乗ります。終点でごめん・なはり線のごめん町駅まで移動し、乗り換えて夜須までいけることがわかりました。今まで知りませんでした。

 まさに「コロンブスの卵」のようなお話。確かに土佐電鉄にはメリットはある。ごめんなはり線にもメリットはありますね。

 もともとは土佐電鉄は昭和40年代までは安芸市まで直通運転していた歴史と実績がありました。沿線沿いのやっしーさんだけに着想されたのでしょう。
 いやいや悪くはない話しです。通勤通学や観光などに活用できそうですね。
625aki
(かつての土佐電鉄安芸線。やっしーさんのブログ掲載の写真より転載)
 来年3月のよく知りませんが「なんとか出会い博」(でも取り上げる価値はあります。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

地方交通ICカードで温暖化対策?

 12月27日の高知新聞夕刊1面は「温暖化対策 土電、県交が共通カード バス、電車利用促進」との見出し。「環境省 新規事業に採択」(三浦真裕記者)とあります。記事を一読しましたが、なんでも「公共交通ICカード・エコポイント事業」らしいがなんのことやら理解できません。

 記事では「ICカードは独自規格を開発。電子マネー機能で運賃を精算し、乗り継ぎ時での利便性も高める。また県内のスーパーや商店街など連携して,決済システムとしての展開も模索する。レジ袋を使わない利用者にもエコポイントを付与するなど、将来的には県のCO2削減認証制度と連動。今後、具体的な検討を進め、個人や地域にポイントを還元するシステムの構築を目指す。」とのこと。
Iccard_2


 一生懸命記事を読み、書き写しましたが「目的」もなんやら奇麗事やし、その程度のことで温暖化対策になるのかとも思う。化石燃料の自動車でイオンに行き、レジ袋を「辞退」することが「エコポイント」になり、温暖化対策になるのか?おかしいのではないのか。

 よく環境保護団体と称する市民グループやNPOが、化石燃料の自動車を大量に集めるイオンで「環境にやさしいイベント」をしている事例があるが、主催者自身が自己矛盾と良心の呵責がなければ、これは「偽善」でしかありえない。今年の流行である「偽」そのもの。

 この問題については専門家であるやっしーさんに解説していただきたいと思います。そのうちやっしーさんのブログ記事に掲載されると思いますので注目いたしましょう。

 交通対策も曖昧なら、環境対策も曖昧。結局「よくわからないけんど、よさそうな事業」というものは大抵失敗するものです。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

核を廃絶し自然エネルギーの地域での自給を!

Ikata
(原子力発電所ありきの考え方はおかしい。)
ドイツは国策で自国の自然エネルギー比率を10年後に、現在の10%から40%に高めるそうです。自然エネルギーとは水力・太陽光・風力です。電力会社に買取を強制する法律までこしらえています。

 日本は大半は石油・石炭という化石燃料。それと原子力。原料を殆ど海外に依存しています。地球温暖化に貢献できないばかりでなく、核廃棄物は処理にも困る難物です。世界の地震の10%が日本で起こり、震度5以上の地震は25%日本で起きています。

 特に原子力発電は立地も廃棄も地震列島においては危険極まりない。撤去解体の方向に進むべきでしょう。それには核兵器の廃棄同様に原子力発電の廃棄も必要です。
そのためには国政の変革が必要です。

 ドイツは強力な市民運動が実を結びました。日本もこれからやるべきでしょう。環境問題を唱える人は核問題に無関心であってはいけません。核の廃棄は世界の平和のみならず環境対策になるからです。
Nankaizisintizu1

(太平洋型はプレート型巨大地震。日本海側は直下型・活断層地震が起こる可能性があります。)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.12.27

都市型果樹園ー無農薬文旦収穫

Buntan1_r
 お隣は神奈川のある大学の教授宅。高知の家には年に2回戻られます。その庭に文旦の木が植えられています。30数年前土佐女子高前の日曜市で苗木を購入し、庭に植えたら大きくなったそうです。大きな木になっていました。
Buntann2_r
(木登りしたりして落とします。)

 いつもは留守しているのでなんにも手入れはされていません。肥料は落ち葉だけ。言わば完全無農薬栽培ということになります。文旦は自然に成るようですし。

 緑地の少ない都市部で緑は貴重な存在。しかも実がなるものはよいものです。
Bunntann3_r

 今年もうちはお隣に頼まれ文旦を落とし、収穫する係りです。高い箇所になっているようなので梯子をかけ、物干し竿や棒でなので落とします。半分くらい頂くことになっています。

 完全無農薬です。半分頂きました。
Bunntann4_r

| | コメント (0) | トラックバック (1)

またも政府・沖縄の心を無視!

 世論の関心の高くなった薬害肝炎問題では、ようやく後手に廻りながらも福田首相は原告側に謝罪し、被害者の一律救済を述べました。これ以上無視したら来るべき衆議院選挙に勝てないと判断したからだろう。

 沖縄でひきおこされた大戦時の旧日本軍による住民への集団自決の強要問題はどうなのでしょう?少し世論の関心が下火(各種偽装問題や年金問題などもあり)になるや、沖縄の意向を完全に無視し、「集団自決を軍が強要した事実はない。」と強弁しています。

 沖縄タイムス記事

 琉球タイムズ「軍強制」認めず 「集団自決」教科書検定

 こんな姿勢だから、近隣アジア諸国との感情的なわだかだまりが解消されない。当時の日本軍は補給も命令系統も崩壊状態であるでしょうし、軍律も乱れていた可能性があるでしょう。当然公式の命令書は出されたかどうかも不明でしょう。

 しかし日本軍の存在がなければ住民は自決はしなかったと思います。公式命令書があれば敗軍は当然証拠隠滅をするでしょうし、敗戦後戦犯としての追及逃れもあろうと思います。

 沖縄の日本軍が住民を守る存在であったかどうか。そのあたりの検証が必要でしょう。むしろ住民側が日本軍の盾となり米軍と向き合わされた現実があったと思います。その事実こそ自決に強要に等しい行為であると私は思います。

 政府も文部科学省もきちんと歴史と住民と向き合う姿勢を持って欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東洋町は発展するのではないだろうか

Sawayama01_r
(東洋町の人達の真摯な心により高知の海と自然が守られました。東洋町長選挙

 4月22日の選挙で沢山保太郎さんが東洋町長に当選されました。オンブズマン活動や議員活動で実績のある沢山さんでしたが、地域のリーダーが務まるのかな?との心配が支持者も反対者もあったようです。

 その後の実績を見ますと徹底した情報公開の結果、今まで前町長時代には伏せられていた役場関係の不祥事が明らかになりました。地元新聞に報道されただけでも、高額医療費請求をたな晒しにしたり、公金を使い込んだ職員が明らかになったりしています。
Shirahama6_r_r

(国道55号線沿いに白浜海岸はあり既に海水浴場・トイレがありあります。)

 なにより前向きの話しで良い話しは白浜海岸に「海の駅」が出来ることです。出来そうで出来なかった構想でした。構想は前町長時代からあり、町議会でも審議された。と東洋町のある町会議員から聞きましたし。それが沢山町長になり利害関係を整理して来年にでも仮オープンをするところまでこぎつけました。
Shirahamap_r_r

(この場所へ「海の駅」の仮設店舗が来年早々にオープンするそうです。

 それには町議会の信任が必要ですが、うまく行っているようにも思いますね。
 一時期沢山町長のあることないことを言い立てる人達がいました。ひたすら沢山さんを誹謗中傷するブログなども現れました。それをある政党のメディア関係者が十分に地元事情を現地調査もせずに取り上げたりしておりました。

 それらの人たちの「心配」をよそに東洋町は核廃棄物の交付金に依存しない身の丈のまちづくりを着実にされていると思います。最近沢山安太郎さんもご自身のブログへの投稿が少ないですが、それだけ町政の事業がたくさんあるからでしょう。

 「核の交付金」に頼らない東洋町のまちづくりはうまくいくと信じています。またわたし達高知県民は東洋町の「核の交付金に頼らないまちづくり」を全面的に支援しなければならないと思います。2008年はその行動が具体的に現れ、実現する年になると思うからです。

 沢山保太郎さんも今年の業務が終わられ、久しぶりにブログの更新をされました。

 2007年の感謝と決別の言葉

Sawayab1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.26

やはり床屋談義は健在!

  高知市宝永町のとでんボールは伝統あるボーリング場でしたが、12月末で閉鎖されます。先日その跡地を買い取る会社が現れたことを近くの理髪店で聞きました。

 とでんボウルの跡はラウンドワンに!?

 今日地元新聞である高知新聞が夕刊1面でそのことを報道していました。
 新聞社よりも床屋さんの情報が早いのです!恐れ入れました。

Todenb_r

(とでんボウルの跡地はインドア型レジャー施設に。ボーリング場と岩盤浴とか?)

 昔から「床屋談義」とは言いますから政治のこと経済のこと、地域のことは情報が早いですね。しかし同じ町内の美容院は知らなかったと家内は言っていましたから・・。その床屋さんの情報集が確かなのですね。とっくに亡びた言葉であると思い込んでいましたが、なかなかたいしたものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

身体の使い方、呼吸や歪みの正し方

Koshiita8
(腰痛体操の一例。体の歪みが正されます。)

 今年の前半は体調不良で絶望的でした。僅か36メートル幅の電車通りを一度の歩行者用の信号では横断できず「延長ボタン」を押して渡らねばならないほど。信号が点滅しても走ることが全く出来ませんでした。

 大好きな海でのセーリングも出来ず、会合やイベント、懇親会もすべて欠席しました。25年のお付き合いのある有機無農薬農業を実践されている井上正雄さんから、整体の先生(82歳。整体歴50年!)を紹介され、通いだしてから症状は3ヶ月で劇的に改善されました。
Koshiita35

 仕事も普通に出来るようになり、海へもいける様に。今年の後半は本当に「社会復帰」が出来てハッピーでした。個人の重大ニュースのトップは身体機能の回復ですね。

 それで昨日今年最後の整体の指導を受けました。指導の最中に老師が言われた言葉の端々を記述してみます。

「年齢には3通りある。戸籍の年齢、身体年齢、精神年齢がある。戸籍年齢は自然にカウントされる。身体と精神の年齢は自分自身の努力で若くもなるし、年も取る。」

「人間には9つの穴がある。耳が2つ、鼻が2つ。目も2つ。口が1つ。後は肛門と尿道口に1つずつ。上半身の穴は精神的に大きな影響を与える。下半身の穴は生殖機能と身体活動に大きな影響が・・。

 この9つの穴を意識し手入れすることで、元気な肉体と精神が維持できる。」

「人生で50歳代というのは青年期で基礎をつくる時期。わしも82歳になったがこれから。やりたいことが山ほどある。手入れを怠ると自立神経がやられたり、癌に食いつかれる。
 体の手入れを常に意識すること。」

「呼吸を意識する。丹田呼吸法だ。
 大気中から気のエネルギーを取り込めば元気になる。」

「歩き方や呼吸法はきちんとしないと身体は歪む。歪むと悪い癖がでる。内臓もやられて病気になる。」

「首や肩残りが諸悪の根源。その部分は体の司令塔。凝りをしないようにすること。」

  老師は整体は力任せに体の歪みを直したりはしない。指導中にも体の歪みの箇所を指摘し、少し凝りをほぐす程度。後は自分で骨盤修正体操をするだけ。仰向けに寝て足を立て、足を左右に倒す運動を左右50回程度行うだけ。

 それだけで上半身の歪みも正されるようです。歪みが正されればリンパの流れも活発になり元気になります。私の場合は癖で左肩が下がり気味。鏡で姿勢をチェック。正しい姿勢を頭にいれ、鏡がないところでもチェックできるようにしました。そうすると体調が良くなることがわかります。

「多くの人は体の歪みに無頓着。それを正すことで大抵は改善する。そのやりかたを命のある限り伝授したい。」と老師から多大なエネルギーをいただきました。
Koshiita17


(腰痛がひどいときはこのポーズはできませんね。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

川を埋め殺し破壊して何を観光するのか?

Shinbori12251_r
 無残にもようやく生態系が回復し始めた新堀川が、高知県土木部都市計画課高知駅周辺整備事務所の自動車道路工事(県道はりまやー一宮線)で破壊され埋められていきます。この2年のあいだに多くの人達が訪れ、調査し、撮影した新堀川。高知市の中心街にありながら生き物が多いこと。釣も出来ましたし。

 新堀川の近くの土佐堀に現在高知市が観光バス駐車場をこしらえています。一体何を観光させるのでしょう?土佐堀ももとは川でした。その流れは現在のはりまや橋商店街の横を通り、はりまや橋を経由して京町横から大丸前までありました。
Tosabashi01_r
(観光バス駐車場らしいですが、何を「観光」させるのでしょうか?)

 韓国ではソウル市の幹線道路と高速道路を撤去し、王朝時代のチョンゲチョンという河川を市長時代に復元した李明博(イ・ミョンバク)氏が圧勝して大統領になりました。韓国に留学していた人に聞きますと「以前は暗くて怖かった地区が大観光地になり市民もたいへん喜んでいる。」とのことです。
Fukugengo2
 高知の市民運動の先人は浦戸湾の汚染源のパルプ工場に生コンを投入し広く市民に環境の大切さを啓発した。それから30数年。驚くほど浦戸湾の生態系は回復した。 現在の高知県庁は最深部の新堀川を道路にして「埋め殺す」ことを県民の税金でしています。国政を目指している橋本大二郎前高知県知事は新堀川問題には無関心でした。李明博(イ・ミョンバク)氏とは大違いでした。

(環境破壊が進行する新堀川。どんどん道路工事で埋め殺されています。護岸はコンクリートで固められ小生物は生息できなくなりました。)
Shinboro12253_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.25

朝青龍がいてこそ大相撲

 なにかと話題を提供する横綱朝青龍。先日も内館横綱審議会委員が突然高砂部屋を訪問したら、横綱朝青龍が不在。高砂親方の応対もけしからんと激怒しておりました。年末のモンゴルへの帰国はまかりならんと大相撲協会は言っていますが、ご本人は「子供の顔が見たいので帰国する」とのこと。なにかとスポーツ新聞を賑やかにしております。

 朝青“帰国するけど何か問題でも?”(スポニチ)

 それだけ「悪役」としての存在感があります。白鳳だけではなんか相撲がしまらないのも確かですね。「格闘技の天才」である朝青龍を中心に大相撲初場所が展開されるので、なにはともあれ良かったです。

 大相撲協会も朝青龍問題よりも、新弟子のリンチ殺人事件が2度と起こらないような改革をすすめるべきでしょう。日本人の新弟子はこのままでは増えないでしょうし。外国人力士が増え、相撲は国際化するのは間違いない。

 NHKも相撲業界のリンチ体質が改善されないんであれば、2場所ぐらい大相撲中継をやめるべきでしょう。それぐらいのことをしないと改革されないように思いますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

何を根拠に「景気が緩やかに回復」と言うのか?

 日本銀行の支店長会議というのがあるようです。全国各地の支店長が本店に集り地域経済の状況を報告するようです。四国は「景気は緩やかに回復」であるとか。恐らく高知を除く、愛媛や香川、徳島はそうであるかもしれません。

 高知県だけは「1人負け」状態。主要産業の土木建設業や医療関係はまるで駄目。商業も良い話は1つも聞きませんし。造船関係は勢いがありますが、すべて愛媛県資本の会社ですし。製造業が少しだけ良いのでしょうか?

 知り合いの建設関係の商社の人に何人か会いました。「これほど暇な師走は経験したことがない。下手に売り込むと不良債権になるから、事務所で座っているだけ」とのこと。「暇も仕事のうち」とは言いますが、暇であったとしても経費はかかっていますからね。

 自分のネットワークでは景気の良い話をしているのは、東京へ物を出している人と、車販売の人。車のほうはこのところのガソリン高が心配だとか。飲食業もよくないし、ホテルは更に悪い。観光も駄目。連なるサービス業は勢いがない。

 市民の実感と日本銀行の見解は異なるようです。
Nitigin1


(日本銀行高知支店)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

薬害肝炎問題は他人事ではない

 福田首相は「薬害肝炎患者の一律救済」を政治決断をしました。当然のことです。患者会の皆さんたちの真摯な訴えが政府を動かしたのです。しかし「議員立法で」とかわけのわからないことを言いたているようで油断はできません。

 政府や官庁は国民の関心が少しでも下火になるや、沖縄の集団自決問題での歴史教科書問題で「軍の強要はなかったことにする」などと事実をまたもや捏造しようとしておりますし。常に政府を監視しませんととんでもなくなるのは「年金問題」を見れば明白ですし。

 関連ブログ記事

 沖縄を歴史教科書で馬鹿にするな!

 薬害肝炎、議員立法で一律救済 福田首相が決断(産経新聞)

 わたしは「RHマイナス」型の血液型です。献血はすべて「成分献血」です。血小板や血漿の取り出しを献血時にしています。それらは血液製剤に使用されるようです。

 マイナス型血液は日本人は極めて少なく(0・5%程度)であります。一方白人は30%程度がRHマイナス型血液とか。わたしが大きな病気をして、海外で売血で調達した血液から製造された血液製剤が投与されれば、わたしも薬害患者になる可能性がありました。

 献血は今の私ができる唯一の社会貢献です。ですでの薬害エイズ問題も、今回の薬害肝炎の問題も他人事とは思えませんね。昨日クリスマス成分献血したので、よけいそう思います。今でも1980年代に英国へ滞在や旅行した人は献血できませんし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.24

クリスマスに成分献血

 日本にはキリスト教徒は1%程度しかいないそうです。韓国などでは30%と言われています。にもかかわらずクリスマスの「流行」が定着していますね。

 サンタクロースはコカコーラが広めたといわれています。24日にクリスマスケーキを市民が購入し食べるという習慣は、自分らが子供の頃からですのでかれこれ50年程度の歴史があるようです。

 自分が子供の頃のクリスマスケーキはバターケーキでしたし。当時は大人も騒いでおりました。父などはキャバレーでクリスマス会を開催したようです。木の関係の仕事をしておりましたので、山から切り出したもみの木を自宅へ持ってきて、クリスマス・ツリーを飾ったことでした。

 お菓子業界などでは、クリスマスの時期の売り上げが年間の半分あるというところもあるようです。食品偽装の「さきがけ」になった不二家などは今年のクリスマス商戦はどうだったことでしょうか?

 今でもしているかどうかはわかりませんが、クリスマス・ケーキの拡販活動ですね。量販店などは大手パン会社と提携して取引業者に「販売」しておりました。結果処分できないクリスマス・ケーキを自社の焼却炉(当時は許されておりました。)で焼却していた取引業者もおりました。無駄な話ですね。
Xmasu

(今は生クリームやティラミス主体のクリスマスケーキのようですね。)

 マスコミは「この菓子会社は今日は何万個のクリスマス・ケーキを製造し大忙しでしょう。」と報道します。またレストランなども賑わうのでしょう。でもアメリカは住宅ローン問題で個人消費が冷え込みつつあり、クリスマス商戦も低調であるとか。クリスマス商戦が世界経済に影響を与えるようですね。

 ともかくテレビでもクリスマスコンサートをやっているし。芸能人たちのクリスマスを巡るバブリーなお喋りには辟易しますが・・・子供らには冬休みで楽しみなのでしょう。信心はなくても日本ではイベントとして定着したのですから。

 今日は午前中は仕事しました。ケーキを食べるのでカロリー過多になるので、昼からはウォーキングをしました。うっかりカメラを置いていきました。そして献血をしました。そしたら「マイナス型の血小板が足りないので電話しようと思っていました。」と職員の人に言われました。

 体調の良いときに2ヶ月に1度くらいは成分献血をしようと思っています。寒いせいか献血センターも献血者が少ないとか。待ち時間なしでスムーズに献血ができました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

身内で「ごっこ」をやめよう!

 私は自分達の枠を出ず、身内の親しい人たちだけで交流している人たちを支持することはできません。「まちづくりごっこ」であり、「NPOごっこ」であり、「政治ごっこ」「労組ごっこ」など枚挙にいとまがないほどではないか。
Ainamws1
(ワークショップは「道具」の1つ。「ごっこ」の人達が多用していましたが無意味です。)

 若い頃の青年会議所時代のお付き合いが延長され、商工会議所やロータリークラブや経済同友会のつながりで延々と同じ人たちだけのお付き合いに執着しているリーダー層の人たちも多いようです。

 始末が悪いのが「ごっこ」をしている人達が地域の権力者であることが多いことです。自分たちの波長が合う人たちだけでの仲良しクラブで自己満足していると情報は限られ、ワンパターンになり保守化しますね。高知の街が面白くないのはおそらくそういう「ごっこ」の伝統があるからだろう。

 異質の人間、価値観の異なる人たちとの交流は大事ですね。「けんちゃんのどこでもコミュニティ」時代の「番組出演者交流会」は正真正銘の異業種交流会でした。今は開催できないのがとても残念ではありますが。

Kouryuu1_r
(本物の異業種交流会でありました。)

 身内でじゃれあっているうちに、だんだん非常識に人間なるものです。「〇〇の常識、社会の非常識」と言われるのはそういうことです。「ごっこ」はやめましょう。
 まちづくりは即実行しないといいけません。

「ごっこ」で国の方向性を間違わせたのが安倍晋三氏でした。親しい議員と身内で固めた内閣は「風が読めない」ことになり、不見識発言が相次ぎ、国民生活を無視して軍事優先の憲法改正論議ばかり必死でしておりました。「ごっこ」が国の指導者にまで蔓延していた事例です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

沖縄を歴史教科書で馬鹿にするな!

 党派を超えた沖縄の人達の気持ちを踏みにじる行為をまともや教科書検定委員会なるものがしています。

 「県民ばかにしている」/「軍強制」文言回避(沖縄タイムズ)

 「強制」外しで調整 「集団自決」検定(琉球新報)

 命令の公文書があろうがなかろうが、当時の日本軍が「捕虜になるな。なるぐらいなら自決せよ」と沖縄の人達に言っていたことは事実です。

 サイパン島でも住民が戦闘に巻き込まれ、米軍に追い詰められ自決する事態になりました。それを知っていた硫黄島の守備隊長の栗林中将は島民を島から退避させ、地下壕を堀り持久戦を展開しました。

 当時の大本営は最強部隊を台湾へ置いており、しかも沖縄から守備隊を台湾へ移動させたりしていました。住民の退避もまったく不十分でありました。結果凄惨な地上戦が展開され、多数の民間人がなくなりました。

 本土決戦を少しでも遅らせ、時間稼ぎをせよと、沖縄の人たちを巻き込み、壕やお墓から追い出し、沖縄の人たちを「人間の盾」として戦闘したようにも聞いています。当然そのなかで秘密を知っている沖縄の人達が米軍に投稿されたら困るので、自決を強要したというのは当然のなりゆきですし、当時の日本軍の規律からも投降を厳禁しているので容易に想像できることです。

 その史実を捻じ曲げ「文書主義」「お役所主義」に文部科学省は陥っています。沖縄の地元新聞が指摘さrているように、安倍晋三氏につらなるファシストが巻き返しをしたとしか今回の事態は考えらません。

 「年金問題」や「薬害肝炎問題」「防衛省の不祥事問題」などで、世間の注目が沖縄から離れました。そうすると政府はさっそく本性を表しました。やはり誠意も認識もしていません!

 沖縄を馬鹿にするな!声を大にして叫びたい。
Heiwanoishizi

(沖縄県糸満市のある「平和の礎(いしじ)」。平和に対する大きな気持ちを踏みじってはならない。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.23

夜須のウォッチング

Ydaruma_r

  お昼はおむすびだるまへ。やはり肉体労働(セーリングもそうなります。今日は塗装作業もしましたし)をしますとだるまの定食が食べたくなるものです。

 地元のやっしーさんの案内ですこし夜須町内を歩きました。だるまの裏を歩きました。まず昔大津波が来たとき、町民が逃げたという丘がありました。入り口付近は階段。かなりきつい。
Yasuhinan01_r

Yasuhinan2_r

Yasuhinan3_r

Yasuhinan4_r

 高さは27メートルということ。記録では20メートルの大津波が夜須へ来たことがあるそうで、多くの家屋がながされたという記録があります。
 しかしこの高台は高齢者の足では駆け上るのは相当難しい。
Yasutakadai_r

Yasutunami_r


 降りてきますと突然農村風景の中に2車線の自動車道路が出現。優良農地をぶっ壊して道路がつくられています。奥の高規格道路と国道55号線のアクセス道路なのか?よくわかりません。

Yasumiti1_r

Yasumiti2_r

Yasumiti3_r

Yasumiti4_r


 夜須は風情のある家屋も多く残されています。確かにやっしーさんが言われるよう「なんでもかんでも自動車万能」ということになると大切なものまで全部壊れてしまいます。

Yasuie1_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

暖かい夜須の海とハーバー

 今日は明け方まで雨がしつこく降っていました。どうせ天気にならんだろうということで、午前7時まで寝ていました。すると天気回復の兆しが。これはいけないということで慌ててセーリングの段取りを。いつもは前日にしているのに。
Y01_r

 やはり手抜かりがあり、夜須へ着くとマリンブーツを忘れていることに気付く有様でした。なにやら人が集まっているので、聞きますと年末恒例のOP選手権だそうです。
Y18op_r

 セーリング仲間が社会人、大学生、高校生、中学生が、小学生でもセーリングできるOPというヨットです。でもとても難しいです。しかも今日は風がなく、暖かいこと。それで急遽エントリーすることに。しかし待ち時間があります。
Y13_r

 手待ち組はハーバーではスロープの清掃をしていました。暖かいので急遽錆びているハーバーの手摺を塗装することに。先日隣接する手結無料休憩所鉄骨部を調査に来たおりカーボマスチック15という長期防錆塗料のサンプルをYASU海の駅クラブに提供していましたので、それを使用し防錆塗装することになりました。予想外の展開に。
Y05_r

 それで腐食しているハーバーの手摺を錆落しをして、長期防錆塗料のカーボマスチック15グレーを塗装することにしました。とにかく錆びているところはワイヤブラシの金づちで叩いて錆落しをし、塗装することにしました。
Y04_r

 カーボマスチック15クレー1対1の混合比で調合し塗装します。とても簡単です。きちんと塗装すれば長期の防錆が期待できます。
Y06_r

 この手摺は国体(2002年)終了後に設置されています。亜鉛メッキですが、波が洗うところや、波しぶきがかかるところは酷く腐食しています。YASU海の駅クラブ井土さんに塗装指導しながらいました。地元のやっしーさんも手伝っていただきました。
Y09_r

Y11_r

Y12_r

 きれいに塗装しています。条件が厳しい箇所なのでもう一度塗装する必要性はありますね。

Y20_r

Yasusaku1_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

これからのブログとは 12月28日(金)

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」は、ブログのありかたや、メディア・リテラシーについて、高知シティFMの戸田健史さんとやりとりをいたします。

今回は2007年を振り返り「これからのブログとは」でトークしていきます。

 私は2004年1月1日からブログを始めました。まる3年継続しています。最初は30Mだった容量が今や2Gが普通になっています。また無料でそれも使えます。動画の貼り付けが可能になるなど格段の進歩ですね。それで容量が増えたのでしょう。
Pckeitai_4


戸田 そうですね。ブログも昔のようにテキスト(文章)だけではなく、写真、動画、音声、など実に昔と比べると簡単にブログに貼り付けられるようになりました。
 という事は当然容量も増えることになりますね。これはブログだけではありません。

 たとえば無料のメールアドレスが提供されるGメールというのがありますね。11月時点で無料で使用できる容量が5Gですし。個人でもギガ単位を消費してします時代になりましたね。

西村 ローカルレベルの話です。2005年頃に「ブログ中高年の星」とか「ブログの鬼」とか「伝道師」とか言われたことがありました。ローカル新聞やテレビなどにも取り上げられました。

 約80人にブログの開設をサポートしたこともありました。ブログはとても簡単で良い伝達方法です。しかし書くことのない人は続きません。でもサーバーが大きくなり画像投稿や動画投稿も可能になりましたので形態がかわり拡大していくことでしょう。文章がかけなくても投稿は可能ですし。
Blogshinbun

戸田 よりいろんな人が扱える可能性が出てきましたね。例えば文章を書くのが苦手な人。今までブログの更新がおっくうな人でも、動画を撮るだけなら続けられますね。
 動画ブログも可能になりましたね。更に自己表現するブログに進化するでしょう。

西村 動画でも写真でも音声でもブログはオーバーラップして乗っかってくるようですね。こうなると「ホームページの簡易版」という領域ではありませんね。
 確かに従来のHTMLのホームページづくりよりブログは簡単で楽です。それだけのイメージでブログをとらえていましたが、どうも違うぞと思うようになりました。

 ブログは「成長する道具」ではないかと思いますね。

戸田 今まで新聞やテレビがやっていたことが意外に簡単に個人が具現化できるのではないか。そう思います。

西村  シンガー・ソング・ライターのようなものですね。自分がこしらえて、自分が歌って、自分が演奏するようなものですね。自分が情報発信しますから。
 テレビ局であり、ラジオ局であり新聞社である。それを1人でやってしまいます。これは大変な時代になったということです。

 一方持ち歩きということでは携帯電話がありますね。携帯とブログとの相性も良いようですね。携帯の世界はどうなっているのでしょうか?このあたりは中高年ブロガーは弱いところではありますし。

戸田 携帯電話で動画を撮ることが簡単になりました。大げさな話ではないですね。
最近「ミニブログ」なるものも出ています。チャットのような感じですね。
 チャットのような画面構成です。これも携帯から更新できますね。ミニSNSのようにも言われています。
 文章は長く書くことは苦手ですが、短く一言づつ書くとか。こういうものが流行していますし。更に若い人なんか使っているので「プロフ」というものもあるようです。

 ネット上の自分のプロフィール、履歴書のようなものらしいですが、未だに何が利点であるかはわかりません。ただの個人情報の露出だけではないのかとも思いますし・・・。

西村 このあたりになるとおんちゃんはわかりませんね。

戸田 若い人は携帯電話を屈指して自己表現をしていますね。驚くばかりです。
 Asou1_r
(高知へ来ていた麻生太郎氏)

西村 日本では麻生太郎氏が漫画好きだとか。いわば「代償行為」で自己満足しているだけ。あるいはイラクで人質になった人たちへの誹謗中傷キャンペーンという体制側の手先としてのネット。日本ではネガティブな意味での活用がまだまだ目立ちますね。
 「きっこのぶろぐ」のような社会派ブログが増えてもらいたいと思いますね。


西村 前回の週でも取り上げたと思います。プロゴルファーの宮里藍のブログ。これはなかなか大変なブログになっているようです。
 宮崎藍さん自身がブログを書いています。パソコンを持ち歩いて全米ツアーに出ています。その1つの記事に対してコメントが多いときで300くらいつきます。トラックバックもやや少なめですが100は超えていますし。

 それを基本的は拒否していない設定です。コメントなども良く見ますと、藍ちゃんに対して「予算落ちぐらいでくよくよしないで」という励ましもあれば、誹謗中傷に近い書き込みもあります。藍ちゃんを擁護する人たちも多数いますし。
 
 私の家内はゴルフなどは全くしませんが、毎日藍ちゃんのブログは見ているようでう。どうして七日と話を聞くと、藍ちゃんの熱心なファンの男の人がいて、たくさんコメントを書いておられました。

 人生相談のような感じで書いていたようです。「藍ちゃんこんなことで負けてはいけない」とか毎日書いている人がいましたが、ある日から突然書かなくなりました。彼のコメントを期待していた人が「どうしたんだろう」とか書いていました。

 暫くしてその人がコメントを書き出したら、なんと会社を解雇されていたそうでした。それに対して「よかったね・」「頑張ってね」とコメントを書く人同士の交流が始まったりそましたね。一種のコミュニティ掲示板のようになりましたし。

 宮里藍さんはそれに対してはコメントはしません。そうなりますと誹謗中傷気味のコメントは全然少数派になりいなくなりました。これは凄いブログであると思いますた。


戸田  それは理想的な形ですよね。そこまで行くとは。そこまでなるには相当な苦労があったろうと思います。管理するのも大変であると思いますね。
 誹謗中傷は削除すればいいのですが、今スパムで多いのはロボット的なものが多いです。単に英語でURLを書いてきたり、英語のなかに日本語文字を入れたり。

 善意だけで護りきれない部分はありますね。それを超越しているというのは驚くところですね。

西村  なんかのフィルターはかけているとは思います。凄いのはコメントを書く人同士のサークルができたり、その人同士が論議したり。励ましあっているいようで、ご本人(宮里藍)そっちのけで盛り上がったりしていたり・・。

 本人はゴルフのことは書いています。彼女だけではなく女子のプロゴルファーは上田桃子横峰さくらなどもブログがあるようですね。女子プロゴルフが人気なのも、彼女達が若くてルックスの良くなったこともありますが、ブログの効用もあるのではないかとおもいますね。

 男子ゴルフの不人気と対照的ですね。

戸田 タレントのブログでもうまくつかえば人気向上にはなるでしょうし。

西村 そういう点からも宮里藍のブログは注目しました。

西村 高知で言えば春野町の「白バイ隊員の交通事故死」をめぐるスクールバスの運転手の冤罪事件がブログで話題になりました、熱心なある高知在住のブロガーが経過を掲載し、「きっこのブログhttp://kikko.cocolog-nifty.com/」が掲載し全国的な関心が高まりました。マスメディアは殆ど報道しません。報道しても「後追い報道」が目立ちますし。
 県外のテレビ局だけが熱心に取材はしていましたが・・・

戸田  取材していたのは県外のあるテレビ局ですね。ブログがきっかけにこういう風に動くのは、ブログが成長したおおきな証ですね。

西村 証でしょうね。きっこが注目して「この人のブログは1日に1万から1万5千を超えたよ。」とか言われていましたし。
 これはマスメディアがこの事件ではブログの後追い報道でしたね。

戸田 そうでしょうね。何もテレビ、ラジオ新聞が先行するばかりではないですからね。当然ですよね。
Sennba1_r

西村 そう思いますね。10月でしたか、現職の警察官で愛媛県警を告発した仙波敏郎さん講演会ですが市民グループ(サロン金曜日市民オンブズマン高知)が主催しました。当日は150人近くの人が講演会へ来ました。

 ところがマスメディアは事前報道がありましたが、事後の報道は高知では全然ありませんでした。高知新聞でもありませんでした。取材には記者は各社来ていましたが。

 きちんとしてわかりやすいことを仙波敏郎さんは言われておられたのに報道されませんでした。

 冤罪を訴える市民グループの人たちが仙波さんの講演会終了後登壇し、スピーチされていました。そのことを私がブログに書きますと、さっそく一貫して冤罪事件に取り組まれている県在住のブロガーからコメントが早速入ってきましたし。

 そのときはわたしのブログのアクセス数も増えましたし。そのマスメディアが報道しないことをブロガーが取り上げて逆に注目された一例ですね。ブログに社会性をもたせることはとても大事なことであると思いますね。

戸田 情報を入手する手段が増えたわけですから、あとはユーザー側が情報の海を上手くわたって行くということです。

西村 「白バイ隊員の交通事故死」をとりあげている個人のブログには動画もあります。瀬戸内海放送が取り上げているニュース番組の一部をブログで見ることができます。

 それから検証事例や、写真も豊富にブログにあります。時間の余裕があってきちきち見ることができれば、かなりの情報がえることが出来ます。
 これは短い時間の放映のローカルのテレビ番組では得られない情報です。
Niyodo_r
(当時の仁淀中学の生徒達も仙波さんの講演会に来ておりました。)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.12.22

ブログと市民活動について

 2004年1月1日に始めましたこのブログです。ブログのサービス提供会社はいろいろあり、自分もいろんなタイプのブログをしましたが、ココログが一番使い勝手が良いようです。

 タイトルが「吠える」と「どこでもコミュニティ」とあります。これは「けんちゃんの吠えるウォッチング」と「けんちゃんのどこでもコミュニティ」との「合体」の意味でこしらえたブログです。

 諸事情が許さないため、今は市民活動に打ち込むことができません。グループやユニットが組めないのです。ですので今は「吠える」ことが主体のブログですね。市民活動のレポートや政治評論は自由にしておりますが・・。

 「ごっこ」の人たちとは無縁です。「同類の価値観だけの人達だけとの仲良しクラブ」と市民活動や社会運動とは無縁です。今はひたすら偏見にとらわれず幅広い情報を集める時期であると思います。

 本当に活動する時期が来るのか全然わかりません。ひょっとするとこのまま活動できないかもしれません。それでも仕方はありません。生活や仕事がが第1の優先事項ですし。平凡な市民生活とはそんなものです。

 数々の疑問を口に出し、批判が多少鋭いので、ごく一部に「特定市民」ではないかと誹謗中傷する人がいるやに聞きます。非難は自由です。ただ私の利害や私欲と無縁な行動が誹謗中傷されるのは心外です。特定市民はかならず利権とからんでいますし。利権には無縁である1市民を特定市民呼ばわりする高知県庁職員がいたようです。いかに彼らの言う「県民との協働」が「偽者」であった証拠ですね。

 2000年からコミュニティFM局で番組を制作し、出演し、その内容を自分で休日にまとめ情報発信してきました。多様な立場、政治的な立場のことなる人達の意見も聞き取り、サイトに上げてきましたし。自分がおかしな発言をすれば批判されるわけですし。おかしな発言は1度もしていません。

 市民同士の対話が出来ない人。議論を本気でしない人が偏見をもっているのです。

 ブログがこれほど発展するとは正直驚きました。アメリカでは市民ブロガーが大統領候補者を集めて討論会を主催し、ネットで全世界に中継するタフさを出していますね。日本はまだまだですね。それが出来る時代になればいいですね。

 「情報の独占」を解体することで、社会の真の民主化が出来るものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「人間都市クリチバ」を読んで

Kuruchibahon1_r

帰省中のヤ・シーさんに「クリチバの針治療」に続いて「人間都市クリチバ 環境・交通・福祉・土地利用を統合したまちづくり」(服部圭郎著 学芸出版社)を貸していただきました。師走のなにかとせわしいなか読者する時間があるのなかな。難しい本は嫌だなと思いましたが、興味深く一気に読んでしましました。

 こういう都市計画系の書籍は専門書扱いになるのでしょうか、一般書店(ブック・オフ)などには見かけないですね。198Pで2310円もするのですし。でもアマゾンなどで入手できる時代ですので、読むことを御奨めします。

 開発途上国であり経済成長著しいブラジル。その1地方都市であるクルチバ市が世界の都市計画の先進例として注目されているのは何故か?読むまでは今ひとつわかりませんでした。

 一読しますとその理由は理解できました。著者の服部圭郎氏は的確にまとめています。

「確固とした将来ビジョンを有したリーダーの存在」レイネル市長の存在。

「しっかりした将来像を描いた都市計画の持つ力」

「イブキ(政策のしっかりしたシンクタンク)のような実行組織の必要性」

「包括的なアプローチの必要性」

「将来を構想するイマジネーションの重要性」

「市民との責任の共有化を図る」

「人に対する優しい姿勢」

 服部氏は著作の中で「都市計画不在の日本」とはまるで反対の日本の都市の荒廃と現状に警鐘を鳴らしています。

「人々が集い、都市で生活する楽しみを満喫できるような空間がいかに少ないか」

「あったとしても、それは民間企業が消費空間として開発した場所がほとんどである
。六本木ヒルズや丸ビルが開業しただけで、多くの人が殺到するという現象は、それだけ公共空間が貧相であるということの証左でもある。」

「我々はひじょうに貧しい都市空間で生活することを余儀なくされている。」

 「都市開発の成果のみすぼらしさ。幕張新都心にしろ、臨海新都心にしろ、そこに人々が豊かさを感じるようなアメニティが欠如している。」

「臨海副都心のテレコムセンターの周辺は、大江戸温泉村を除けば、何を目的にして開発されようとしたのか、その構想が見えてこない。しっかりとしたビジョンがないために事業性という怪物に振り回されている。このような事態は名古屋、大阪、神戸などどこでも見られる現象である。」

 服部氏は日本の都市環境は大きな投資がおこなわれているにも関わらず、生活環境は改善されず、むしろ悪化していると指摘されています。生活に潤いをもたらしている樹木や緑が次々と消滅していき、変わりにアスファルトやコンクリートで覆われていく。

 高知市でも歴史的資源と浦戸湾最深部のビオトープである新堀川は。高知県庁土木部高知駅整備事務所の無意味な自動車道路工事によって破壊され、埋めたてられました。見るも無残な姿を見せています

 高層マンションが建設され、京都などでも日本文化の伝統は保存したいという米軍の配慮で空爆されませんでしたが、日本人の一部の金儲け主義者が京都の景観を破壊しています。

 なぜクルチバはうまくいき、日本はうまくいかなかったのか?服部氏は以下のように記述しています。

 「都市計画をしっかりとした将来ビジョンを持たずにつくってしまうこと。」

「それをもたずにつくってしまうこと」

「それを実践する仕組みが存在しないこと」

「課題を克服しようとする意志を結集できないこと」

「市民が行政と責任感を共有するという状態に移行できていないこと」

「都市計画という手法に問題があるのではなく、その手法をうまく使いこなせない人と、行政システムのほうにある。」

 高知の都市開発を考える上でたいへん参考になりました。同じ地球にこうした都市が存在していることは素晴らしいことであると思いました。
Shinborihakai
(進行する新堀川の破壊活動。石垣のなかに小生物がいました。かになどです。つるつるのコンクリート護岸にされますと生き物は生息できません。多額の税金で、せっかく生態系が回復してきた浦戸湾最深部のビオトープを破壊し、どぶ川をこしらえているのです。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.21

とでんボウルの跡はラウンドワンに!?

Todenb_r
(とでんボウルの跡地が巨大レジャー施設が進出するとは驚き)

 なにかと情報が遅いオジサンなので、聞いた時はビックリ!。12月末で惜しまれつつ閉店するとでんボール跡は「ラウンドワン」という総合レジャー施設になるようですね。いやはや驚きました。会社情報では「ボウリング・アミュ-ズメントを中心とした屋内型複合レジャー施設の展開及び運営」とあります。

 とでんボールは380坪くらいあるとご近所の理髪店で聞きましたが、この不況に買い取った会社があるだけでも驚き。推定7億数千万円でラウンドワンという会社が購入、2月から取り壊して10階立ての総合レジャービルであるとか。

 「ボーリング場も新たにこしらえ、岩盤浴のできる施設もできるそうです。いや偉いところはあるもんですね。ご近所の人はボーリング場ができたら若い人が来るからいいなと喜んでいるよ。」

 「岩盤浴とはなんですか?」と愚かな質問。

 「なんでも熱くした岩を水に掘り込んで沸かしたお風呂でしょう。」とのこと。今風の流行については鈍感なおっさんはただ驚くばかりです。

 神奈川県にいたことのある子供に聞くと「ラウンドワンはどこでも大人気。ボーリング場とビリヤード場とかバッティングセンターなどの遊びの総合施設。ボーリングなんぞ平日でも1時間半待ちだった。」とか。いやはやレジャー業界のガリバーなのか。

 確かにホームページでも詳しくは書いていませんが、「2008年10月四国地区で開店」なんて書いてはありますね。高知のことがどうかわかりませんが。

 今後の出展計画

 とでんボウルは12月末で閉店。1月で取り壊して2月から建設すれば10月に開店できそうではありますね。10階建てだとそれは無理かな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

冬至のはりまや橋金曜市

Harimaya1221_r
 今日はどん曇りで温度は午後はさほど上がらない。「しぶった」といわれる気象。曇っていて肌寒い気象条件を方言にてそう言うようです。

 さすがに師走で仕事の雑用に追われるので、今日はパソコンを持ち込んでのランチはしませんでした。
Gos1_r
 お昼はゴスペルを唄う女性コーラスが出ていました。なかなか良いものですね。クリスマス・ソングを合唱されていました。

 帰りに土佐橋を見ました、なにやら観光バスの駐車場とか。新堀川を「破壊」しておきながら、一体何を観光するのでしょうか?
Tosabashi_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

昭和南海地震から60年

 Shimozidenteil


 今日は昭和南海地震から60年目です。敗戦直後の1946年(昭和21年)に昭和南海地震は起きました。父は結核療養
中のいの町の実家で体験。「大きく揺れたとか」。母は高知市上町の実家で「家の梁が外れるほど揺れたが建物は無事だった。」と言っていました。

 南海地震は100年周期で記録がある時代からおこっています。ですので30年以内に80%の確立でおこるとされています。

 今住んでいる高知市の下知地区は、昭和南海地震で壊滅的な被害を出しました。家屋の倒壊、地盤沈下、堤防決壊による海水の浸入による浸水。ということで地震後2ヶ月も水没していたそうです。

 昭和南海地震で水没した下知地区

 当時の記録写真を見ましても凄い被害であったことがわかります。その後この地域は復旧し、都市計画の進展もあり市街化しました。街は近代化しましたが、地盤は変わりません。

 生活の基盤を下知においている身としては、日々の生活に追われながら南海地震対策や浸水対策も念頭に置かないと駄目ですね。
Shiromichoul

| | コメント (0) | トラックバック (0)

セールス専従班の設置は良いことだ

 高レベル放射性廃棄物最終処分場問題では、はっきりと「拒否します」と言わない尾﨑正直高知県知事ですが、「県産品を県外でPR」するために「セールス専従班」を「来年の組織編制のなかで、県外事務所の活用を軸として検討する」とのことです。この政策には注目です。
Kichi_shop2

(アンテナショップは無意味。東京吉祥寺の高知屋)

 尾﨑正直高知県知事は「一次産品のブランド化や競争力の向上を図ることや、各地の連携を強化して滞在型・体験型の観光地として強化することは、地域活性化のため効果がある。」と高知の良さを県外に積極的にPRすることだそうだ。

 ここまでは奇麗事で、県庁の職員のよく言う言葉。いわゆる「まちづくり ごっこ」の言葉ですね。多くの県事業が殆どこうした奇麗事の発言で終始し、まとめのレポートを印刷物にして(だれも読まないが)おしまい。最近は予算がないので、各部署のサイトにPDFファイルにしてそれで終わりになるの通例。

 福島県泉崎村の小林日出男村長の実行力を高知県庁は見習うべきでしょう。新聞記事によりますと「財政再建の鍵を握る村の住宅団地の販売をPRするために、村から東京銀座、まで約200キロの行脚をする」とのこと。19日に出発しました。

 銀座まで200キロ 宅地販促の行脚 財政難の福島・泉崎村長(MSNサンケイ)

 

破綻危機の福島・泉崎村長が徒歩で行脚 東京・銀座まで
 

 スポーツウエア姿にハッピを着込み、村ののぼりを背負って東京まで歩くと言うのですから。その小林村長は途中栃木、埼玉で宿泊し、22日に銀座にゴールし、新橋駅付近で住宅団地のPRをするとのことです。

 どうせやるならここまで本気でやるべきでしょうね。尾﨑正直高知県知事は「若さ」を売り物にしているのですから、選挙のときだけでなく即実践してもらいたい。

Washita
(東京銀座にある沖縄物産公社わしたショップ。家賃は月額1200万円と言われています)

 関連記事   高知県物産公社の実現を

 わしたショップ(沖縄県物産公社)について 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

韓国大統領選挙について思う

 やはり予想どうり野党の李明博(イ・ミョンバク)氏の圧勝でした。8年ぶりに韓国では野党が政権を担当するようです。「経済に強い」という李明博氏。疑惑も多いので韓国の「田中角栄」のような人物であると言われています。

菓子行商、サラリーマン、社長、ソウル市長、そして大統領へ(中央日報)


 韓国国民は北との「太陽政策」による融和よりも、経済対策をより重要視したということは言えるでしょう。疑惑があろうが、どうだろうが、彼の実行力に期待したというのでしょう。「奇麗事はもうたくさんだ。経済政策に無能な指導者で格差社会になった。とにかく職が欲しい。生い立ちの逆境を克服した李明博氏の半生。企業人やソウル市長としての成功談」に韓国国民は期待しにのでしょう。
Criber1

なんと言ってもチョンゲチョンの再生事業は凄いです。

 ソウル市長時代には、有名なチョンゲチョンの再生事業も400億円の巨費でやりとげましたし。結果ソウル市の都市の品格は上がりました。

 韓国も経済重視(それも国民経済)に舵を切りました。日本の政局はどうなるのでしょうか?国民生活重視の政府になりませんと。大企業と一部の株主だけを優遇する「構造改革」=「格差社会」の押し付けはまっぴらゴメンですね。

 日本でもこの際、政権交代すべきです。だらだらと自民党・公明党が政権運営しているとだめになります。その証拠が厚生労働省と防衛省の不祥事と腐敗です。政権が変わらないから官僚がたかをくくり、不祥事を組織的に働くのですから。官僚は国民の為にその優秀な頭脳を発揮していただかないと思いますので。
Shoinborikawa2

 実に「みっともない」高知県庁土木部高知駅整備事務所による新堀川破壊活動(埋め立て道路にする)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.20

チョンゲチョンを再生した李明博(イ・ミョンバク)氏が圧勝!

 やはり予想どうりに韓国大統領選挙では野党ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)氏が圧勝しましたね。「融和政策よりも経済政策」「疑惑もあるが実効力のある指導者」を韓国国民は選択しました。

 田中角栄のように「実行力もあるが疑惑まみれ」の人のようですね。国民の経済再生の願い、格差是正の願いが強かったのでしょう。与党は完全に戦略を間違えたようですね。
Fukugennmae1

Fukugengo2


 李明博氏といえばなんと言いましてもソウル市長時代に、幹線道路と高速道路を引き剥がし、王朝時代の河川であるチョンゲチョンを復元し、都市部に清流を取り戻し風の道をこしらえた実行力の人ですね。
Ctobiishi


(関連サイトの記事)

 
ソウルの親水空間「清渓川復元事業」と新堀川

ソウルの親水空間清渓川復元事業の影響は?


 李明博氏は韓国国政のリーダーにソウル市長から上り詰めました。チョンゲチョンの清流復元工事は、まぎれもなく世界史的に見ましても快挙ですし、都市政策の中でも特筆すべき出来事です。日本は完全に先を越されました。

 一方「国政を目指している」前高知県知事橋本大二郎さんはどうなのでしょうか?歴史的資源とビオトープの新堀川の工事をとうとう止めることが出来ずにさっさと県知事を退任されました。

 1年4ヶ月前に橋本大二郎氏と懇談したことがありました。当時は「新堀川に蓋をして道路にするのはもったいない。僕も副知事も道路にすることには賛成していない。」と個人的見解を述べられておられました。

 事実昨年9月議会での答弁でも述べられていました。(質問者坂本茂雄氏)

 9月定例会代表質問(9月27日)と回答
Ooteh_r
(夜須町大手の浜。マリーナ建設用のケーソンが1つだけ設置されています。後は凍結されました。

 確かに夜須町の大手の浜のマリーナの工事は凍結されましたが、高知市の新堀川の高知県庁土木部高知駅整備事務所の「破壊活動」は結局止めることができませんでした。これでは「環境にやさしい」というフレーズは橋本大二郎さんは未来永劫政治活動には使用できないと思いますね。
Shinborikawa1

(石垣は壊され、のっぺいしたコンクリート護岸で生態系を破壊しています。これではかになどの生物はもぐりこんで生存できなくなるでしょう。税金で「どぶ川」をこしらえているだけですね。

新堀川への高知県庁による破壊活動を憂う

橋本大二郎と李明博(イ・ミョンバク)の違い
Shoinborikawa2

 李明博氏は「チョンゲチョンを再生したソウル市長」、橋本大二郎氏は「新堀川を暗渠にし道路にして環境を破壊した知事」と歴史には記録されることでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トルシェ氏が琉球FCの総監督とか

 元日本代表監督のトルシェ氏が琉球FCの総監督になりました。ジュニアからトップ選手まで育成したいということです。なんでも沖縄の歴史と文化が気に入ったということです。

那覇空港で大歓迎され、沖縄県庁では知事と面談。まるで「凱旋将軍」のようです。プライドの高いトルシェ氏にすれば気分は上々でしょうが。いつまで上機嫌でいられるのかは別問題ですが。例によって・・。

 めんそ~れトルシエ…琉球FC総監督に就任(ZANZAK)

 来たぁ トルシエ氏/来季 FC琉球総監督(沖縄タイムス)

 「琉球をJ1に」トルシエ氏意欲(沖縄タイムス)


 日本代表監督後もカタールやモロッコの代表監督を務めたりしておりました。今回もオーストラリア代表監督のオファーを断って沖縄へ来るそうです。

 琉球FCはJFLのサッカーチーム。報酬だってそう払えるとは思えなし。それでも引き受けてやりたいというのは、「もう一度熱くなりたい」という彼の性格なのでしょうか。

 かつて日本代表監督を1998年のフランス大会惨敗後に引き受けた後は、ユース、U-23,代表を掛け持ち選手を育成し、競わせてきました。特に1999年のワールド・ユース準優勝は見事でした。

 「押し付けがましい指導」と「プライドの高さ」が時にというか常に周囲と衝突を起こし、紛糾の材料に。けんど今回はどうも報酬が目的ではないので注目ですね。
 いつも短期で辞めるトルシエ氏が日本代表監督は4年も勤め上げましたから。よほど日本が居心地がよかったのでしょうか?

 確かにこの10年をみてもトルシェ氏が日本サッカーを強化した指導をしたのは確かです。ジーコさんは使い切ったようですし。オシムさんは「これから」というところで倒れましたし。問題がいろいろあっても「実績」はこしらえましたし。

 成果が出て、JFLからJ2でも昇格することがあったらトルシェ氏は名監督でしょう。さてどうなることでしょうか?沖縄を足がかりにして再び日本サッカーに関わりたいと言うのでしょうし。

 トルシエ氏はイスラム教に改宗されたりメンタル面では変化があったようですし。通訳で映画評論家のダバティ氏はどうなるのでしょうか?今回は「セット」ではないようですが・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.19

 尾﨑知事は高レベル放射性廃棄物最終処分場に毅然と反対すべき

Kakuhaikibutu193_2
高知新聞の18日夕刊記事ですが、田頭文吾郎氏(共産党と緑心会)が、尾﨑正直知事の政治姿勢を幅広くただしました。安芸郡東洋町などで誘致の動きがあった高レベル放射性廃棄物最終処分施設に対する姿勢を問いました。

 尾﨑知事は「安全性にさまざま議論がある。風評被害が懸念される限り、誘致には否定的だ」と明言した。「滞在型産業や1・5次産業の振興を目指している高知県にはふさわしくない。」と答弁されたようです。

 高知新聞の見出しでは「尾﨑知事 核廃施設誘致を否定 「国の手法に疑問」とはあります。
 記事をなぞりますと「尾﨑知事は同施設をめぐる問題を 避けては通れな国民的課題と位置づけながらも、安全性以外の関連する情報も含めて、まずは国が十分に国民に対して説明をする義務があると強調。知事選で掲げた滞在・体験型観光の推進などへの風評被害を懸念し、誘致に否定的な立場を明確にした上で、」

 「厳しい状況に追い込まれた市町村の財政状況を背景にしても、多額の交付金で地域住民の意思形成に影響を与えるような手法には疑問を感じる」と国の姿勢を批判した。」

(出展記事 高知新聞2007年12月18日(火曜)夕刊1面)


 新聞記事はともかく、なぜ曖昧な態度を続けるのでしょうか?
 「一応は反対の意志」と信じたいが、文面からははっきりと「拒否する」との発言ではなかったようでした。
 「否定」や「疑問」という言葉は「肯定」や「推進」に「理解」すれば変化する可能性があるからです。

 高知県では心配する事態が今後出てくるでしょう。

 11月26日に特定非営利活動法人高知県地層処分連絡協議会(梅原務代表)が高知県NPO課に承認されています。220番で承認されております。

 特別非営利法人設立認可申請。承認条件

 この団体の活動趣旨は露骨です。

「この法人は、高知県における高レベル放射性廃棄物ガラス固化体の地下に埋める処分(以下地層処分という)適地の調査と、その安全性に関する研究会の開催・視察、十分な安全性を確認の上、地層処分施設の誘致に関する支援事業等を行い、関係市町村及び近隣市町村が地層処分施設の設置等に伴う国からの交付金により財政が豊かになり、市町村民一人一人の所得と福祉の向上、地域経済の活性化、ひいては高知県全体に対する波及的効果をめざし、以て公益の増進に寄与することを目的とする。」

 とんでもない団体ではないか。市民の振りして高レベル放射性廃棄物最終処分場を市町村をたきつけて誘致しようとするものではないのでしょうか?
  こういう団体と「対話」をしてはならないと思います。核問題は「声を張り上げて反対しないといけない」(六ヶ所村の住民)だからです。

 尾﨑知事ははっきりと高知県政の重点課題として「高レベル放射性廃棄物最終処分場を拒否する!」と宣言すべきである。また「核廃棄物拒否条例」を制定すべきである。

(関連ブログ記事)

 県知事は国の言いなりになってはいけない

 尾﨑正直さんは核廃棄物推進ではないのか?
Kakunogomi

| | コメント (0) | トラックバック (0)

防衛省の体質で国防は出来るのか?

ハワイ沖で海上自衛隊が、イージス艦から迎撃ミサイルを発射し、弾道ミサイルを撃ち落したとか。少しは防衛省も得意になるのではないでしょうか?しかし問題はそんなことで解決されるわけではありません。

 年末になり石油価格の高騰で地方にいますと一段と不況が滲んできます。それに引き換え防衛省幹部への巨額接待や報酬は「浮世離れ」しているようです。あの迎撃ミサイルも一体いくらでしょうか?そのことで防衛省幹部は相当関係商社から随分接待を受けたのではと、つい下賎なことを考えてしまします。

 また「最高軍事機密」という情報も漏洩したそうです。防空システムのイージス艦に関するものでこのことで米軍に対して日本政府はますます弱腰にならざるをえません。

 奇麗事で政府は強引に「新テロ対策法」を国会で成立させる為に、会期を延長し、あくまで国民の生活よりもアメリカ軍のために奉仕するようです。

 業者と癒着している防衛省幹部と、アメリカの利害担当者との親密な関係が「日米関係」のすべてではないでしょうに。「白を黒と言いくるめる」手法は「国際貢献」というスローガンですべてを覆い隠そうともしているように見えます。

 心配な防衛省の体質です。こんな腐敗した幹部のいる官庁では日本の国防は担えません。解体・再編成が必要になるようです。
Kitatyousen02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.18

銃砲の規制はシビアにすべき

 長崎県の銃乱射事件は痛ましい。実行犯は自殺したので動機もわかりません。また高知県でも津野町で隣人を猟銃で殺害する時間もありました。

 長崎市長が選挙期間中に拳銃で暴力団員に射殺されました。佐賀県では病院で、以前入院していたといわれる暴力団員に間違われて市民が射殺されました。

 また猟銃を自宅で手入れ中に暴発し、所有者の子供が死亡しました。痛ましい事故でした。

 やはり再発を防止するためには、猟銃などを自宅に保管することを禁止すべきでしょう。銃等の所有には許認可がいるはずですので、取扱いは厳重にすべきでしょう。このあたりは簡単にできるはずです。「規制の得意」な官公庁でしょうし。

 警察署に保管するとか。あるいは猟友会などの団体事務所で保管することとか。警察の許可なしに持ち出さない。用は終われば返還するとかすべきでしょう。

 一般市民社会では銃は必要ないのが日本の市民社会であると思うからです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

韓国大統領は野党李明博氏が確定とか

 どうやら韓国の大統領には野党ハンナラ党・李明博(イ・ミョンバク)党公認大統領候補が当選しそうですね。いろいろと疑惑も出ておりますが、韓国の「田中角栄」のような存在のようですし。

 とにかく「経済再建、再生」がキーワード。「北との対話」問題は解決したし、後は経済問題であると国民の大半は考えているようです。と在日コリアの友人はそう解説してもらいました。8年ぶりにハンナラ党が政権を担うようですね。

 友人によれば韓国はずっと慶州付近の出身者が政権を担ってきました。2000年から全羅南道の金大中氏が大統領になりました。8年間干されてきた慶州閥の巻き返しということらしいですね。

 韓国のインフラ整備もソウルーフサンの基幹都市を結ぶ鉄道や道路も慶州中心であるとか。全羅南道に傾いた優遇策に対する不満もおおきいのではないかとのこと。

 李明博氏は苦学の末現代建設のトップに上りつめ、ソウル市長時代には、高速道路を引き剥がし、チョンゲチョンの復元工事をした立役者でもありますし。

 「政治と金」の問題は這い上がった人間にはつきまとうもの。李明博氏がどう切り抜けるのか注目ではありますね。

Fukugennmae1

Fukugengo2

(チョンゲチョンの復元工事)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

政治と金の問題

 一般論になり、やや暴論になりますが、「政治はお金持ちしかしてはいけない」のではないかと思うようになりました。逆に言いますと「お金のないものは政治をしてはいけない」とも思うようになりました。

 昔イギリスの貴族のバイロン(詩人でもあります)が、ギリシャ独立戦争に関わっていました。経済的な余裕のある貴族だけに自由の為に徹底して戦いました。

 お金のない市民が選挙に出るとどうなるのでしょう。ポスターも選挙事務所の賃貸料、諸経費、スタッフの人権費用、広報に関する費用など莫大なお金がかかります。地方自治体の議員や首長の選挙でも、国政選挙でも同様にお金がかかります。

 高い志に動かされて政治をめざしているひとたちが「資金繰りに追われている」のが実態ではないでしょうか?それではクリーンな政治は到底実現するわけがありません。政党や労働組合や宗教団体の推薦で政治を志せば、費用はそうした「組織」餅ですが、当然「組織」の隷属し言いなりになるしかありません。「組織」の御用聞きになるしかないからです。

 「政治にはお金がかかる」「コストがかかる」ことは国民は理解すべきです。また「政治のコストを誰が支払っているのか」に関心を持つべきです・

 理想論ですが国民1人1人が月に1000円、年間1万2千円を支払います。そういう仕組みで組織をつくり政治活動をし、リーダーを代表として地方や国政の場に送ります。そういう仕組みで政治活動をすれば、確かに政治は変わるでしょう。

 でもその方策はまだ見えていません。まだまだ日本では無理かもしれません。
Hasimoto1mm

(知名度のある人でもいざ選挙になれば必死ですし。2004年高知県知事選挙にて)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.17

話題の中心は今でも橋本大二郎さん

 先週末にある郡部の自治体議員の人との会食の機会がありました。「高知県知事を辞めた橋本大二郎さんが地域に挨拶に来ていました。」と言われました。

 16年前に橋本大二郎さんが高知県へ来るきっかけになった「呼び出し市民グループ」の一員だった人。「橋本さんのおかげで地域の環境も守られました。あの時、当時の副知事が知事になっていたら、地域の環境は破壊され滅茶苦茶になっていたでしょうから。」と言われていました。

 今回の高知県知事選挙は新知事になった尾崎正直さんを立場上推薦したとのこと。しかし話題は全く新知事のことはありません。ひたすら橋本前知事との思い出や共通体験のことばかり。

 「橋本大二郎さんは高知県の1区から無所属で衆議院選挙に出るそうですよ。ご本人もそう言われていましたし。」と。橋本党の支持者の関心は既に高知県政ではなく来年に実施されるであろう衆議院選挙に向いているようです。
H3_r

(高知県下には「熱狂的」な浦和レッズサポーターに匹敵する橋本大二郎支持者が広範にいます。)写真は橋本知事「お別れ会」の様子です

個人ブログの「だいちゃんぜよ」も知事時代のままで休止中ですが、再開していただきたいものでです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本と世界との差を感じる

 サッカーのクラブ世界選手権は欧州のACミラン(イタリア)がボカ(アルゼンチン)を破り優勝しました。日本の浦和は3位になりました。
 やはりサッカークラブ、プロサッカーで100年以上の伝統がある欧州や南米の選手は動きが違いますね。

 ボカは若手の選手が多かったようです。ミランは老練な選手が多いようでした。その差が出たのでしょう。ミランはどうしても欲しいタイトルだったようで、時差調整も完璧でしたし。

 大会最優秀選手になったカカ選手に対し、3人4人で包囲してもドリブルが止められない。長身でありながら俊敏な動き。速さ。レベルが違いました。

 浦和と対戦したアフリカのエトワール・サヘルも身体能力と技術のある選手が多かったです。浦和の快進撃を支えたワシントンもポンテもブラジル人。日本のクラブはまだまだサッカー王国の助っ人に手助けされているのが現状。

 日本のプロ野球が70年の伝統があり、イチローなど大リーグ記録を塗り替える選手が出てきました。日本のサッカー選手が欧州や南米で正当に評価され、MVPを獲得できるようになるには、まだもう少し時間がかかるようです。野球などは黒田や福留選手が米国大リーグから一流選手待遇でオファーされている時代ですし。サッカー界は残念ですが未だにそうはなってはいません。これからでしょう。

 年末から始まる全国高校サッカー選手権が楽しみです。どんな逸材が出てくるのか。それが楽しみですので。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

政治家の言葉の軽さについて

7月の参議院選挙の時に、安倍前首相は「年金問題は最後の1人まで解決します。自民党は責任政党ですから責任をもって実行します。」と言い放ちました。当時の自民党のマニフェストにも明記されておりました。

 その言葉を信用して当時自民党に投票した人も多数いたでしょう。選挙は自民党が大敗しましたが、その言葉を信じた人が多く自民党へ投票したのですから、それが実行されないと確定したのですから、支持者にどう自民党は釈明するのでしょううか?国会審議で安倍前総理を「参考人」として呼んで追及すべきでしょう。
Abe22

(幹事長時代の安倍晋三氏。この人の言葉には信憑性が感じられない。)

 枡添厚生労働大臣も、福田首相も「3月までに照合することは不可能でした。」と事実上のギブ・アップ宣言。実に軽々しい発言。まるで勝手に国民が「誤解したような」発言はいかがなものか。

 これだけでは信用できませんね。民主党も好感を持つ政党ではありませんが、1度政権交代をさせてみるほうが日本国のためになると思いますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.16

よくやった浦和レッズ!

市民がつくる防災フォーラムに参加した後、急いで自転車で自宅に戻りました。FIFAクラブ・ワールドカップ3位決定戦の「浦和レッズVSエトワール・サヘル(チェ二ジア)を見なければいけないからです。

 試合は中2日、ACミランとの死闘でやや疲れが見える浦和が、前半3分にDF坪井のクリアミスからPKをとられ先取点をいれられます。それからずっと押し込まれる展開。何度もピンチがありました。

 前半の35分に相馬のクラスにワシントンがヘッドで同点ゴール。そして後半の25分にコーナーキックからワシントンのヘッドガ決まり、リードしました。
 ところが後半30分にまともや守備のミスから失点しました。ついに引き分けに。

 ワシ2得点!PK戦制し浦和が世界3位…トヨタ・クラブW杯3位決定戦(スポーツ報知)

 PK戦になりました。相手は後半終了間際にPK戦用のゴールキーパーを出場させました。しかし浦和には12人目のプレーヤーである「世界1のサポーター」がいます。

 浦和の選手がPKを蹴るときはスタジアムは静まります。相手が蹴るときは大ブーイングに。浦和は皆決めました。おかげでエトワール・サヘルは1人目と、4人目が外しました。結果浦和が勝ちました。堂々の世界3位です。

 エトワール・サヘルはアフリカのチームというよりは、洗練された欧州のチームそのものでした。監督もフランス人ですし。浦和は欧州のチャンピオンのACミランと死闘しましたので、疲れはあるものの、絶対に勝てるとの信念が選手にみなあったでしょう。それと熱い浦和サポーターの力も大きいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

市民がつくる防災フォーラム

 師走には家の用事もあるものです。昼過ぎに一段落したので、旭のソーレへ「市民がつくる防災フォーラム」を見学に。二葉町自主防災会の今後の活動の参考になればと思い見に行きました。
Nishida_r

 主催者を代表して実行委員長の西田政雄さんが最初に挨拶されました。展示の説明や講演会の内容などをかいつまんで説明されました。

 西やんが言うには「だんだんと予算が厳しくなる」ということでした。NPO市民会議も「NPOごっこ」のしょうもないイベントなんか止めてこちらに力を入れるべきでしょうに。

今回の講師はみやぎボランティア総合センター所長の北川進氏。「災害発生!地域住民の役割とその備え」として豊富なボランティア体験にもとづいての話でありました。
Kitagawa_r

 やはり日頃のつき合いや、コミュニケーションのとりかたが大事。孤立しないことがだいじでしょうと。大震災時でも8割の人が家族とご近所の人たちに救助されています。消防や救助隊に救助された人は2割で、うち半数は遺体だとのこと。

 特別なことでない。人間は遺伝子で助け合う心があるはず。それをいかに引き出すかということが肝要であることを言われました。

 講演後は西田政雄さんが解説して「ガラスの破損実験」をやりました。粘着フィルムシートがガラスの飛散防止に有効であることをステージで表現していただきました。
Garasu_r

 講演会は100人の市民が聞いていました。開催時期が師走だけに参加者がやや少ないようにも感じました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ネットメディアのリテラシーとは?  12月21日(金)

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」は、ブログのありかたや、メディア・リテラシーについて、高知シティFMの戸田健史さんとやりとりをいたします。

今回のテーマは「ネットメディアのリテラシーとは?」でトークします。
 年々インターネットの世界は拡大しています。しかし巨大化することによる弊害も現れ、犯罪者もネットを積極的に活用しています。政府もテロリストも最大活用しています。
 フィッシング詐欺なども多数発生しています。防止する手立てはあるのでしょうか?
Pc1


戸田 確かにインターネットを使い始めたばかりの人ですと、似たようなページ(例えばYahooと同じようなページ)がありますとそこへご自身のIDとパスワードを打ち込んで、みすみす盗まれてしまいます。それは十分考えられるわけですね。

 ですから楽しいインターネットですが、事情に詳しい人が身近におられて、これは危険だよと言うのを知らせてくれませんとフィッシング詐欺など(IDとパスワードが盗まれたり)する可能性があります。

 確かにインターネットは1人で作業する要素が強いものですが、みじかに事情に詳しい人がおられていたほうが、自分自身の安全の為にもなります。

 例えば「偽ページ」を見分ける為には、URLをよく観察することです。これを忘れないで下さい。明らかに違っているURLはそれは怪しいということです。普段はあまり目にしない、ましては検索がすぐにできる時代です。ですのでURLなんてあまり見ることもないし、関心もないかもしれませんが、そこを注意深く見ておくことが肝心ですね。


西村 匿名性はネット社会の特色ではあります。よくある匿名民間掲示板(BBS)に書き込まれた情報の信憑性はどうなのでしょうか?何割ぐらい本当のことを書いてあるのでしょうか?

戸田  全くこれはわかりません。自分の持っている情報とあっている部分があるとあってるなということにはなりますが・・・。自分が「当事者」であったりするとBBSに書かれていることが全然違うぞということにもなりますね。

 とにかく雑多になりすぎていまして、何が本当でなにがウソなのか。全くわからない。それが巨大匿名掲示板だったりするのですね。それが現状です・そこを理解されたうえでBBSなどを見るようにしてください。


西村 匿名掲示板で誹謗中傷された被害が問題になっています。自殺された人もおられましたし。事態が改善する兆しがあるのでしょうか?
 かつて匿名掲示板で誹謗中傷されたイラクで人質になつていた民間ボランティの人たちは未だに精神的には立ち直れていません。どう考えれば良いのでしょうか?

戸田 インターネットのひとつの特徴である「匿名性」を使っていわゆる人を傷つけるということを実に簡単にやれてしまいます。そういうこともあるんですね。
 罵詈雑言をBBSに書けば、対象となって人を傷つけることが出来ますし。実に手軽な「恐ろしさ」があります。だからといってすべて規制するのもおかしな話しになりますね。

 「人を殺せるから刃物はすべて販売禁止」というのと同じ理屈になります。だからこれは教育の現場でインターネットの使い方を教えることです。倫理的な感覚、観点からの指導も必要であると思います。それを皆が身に着けていくことにしか改善の方法はないと思います。

 また不法行為に対する処罰も厳格にする必要があります。

西村 匿名ですから、IPアドレスも偽装し、ネットカフェあたりからの書き込みをしているのでしょう。この不法行為を特定して、犯罪的な書き込み者を告発することなどはできないものですしょうか?
 技術的には難しいことでしょうか?

戸田 完全に匿名になっているものを正体を暴くことはできないことはないでyそうが、難しい部分もありますね。捜査サイドより上回る技術で対抗されるとお手上げになりますし。

 最近でこそ問題の書き込みがBBSなどにあった場合は、プロバイダーが捜査当局に協力して情報提供するとか。それがようやくできるようになりました。しかし動いているまだ僅かです。

 未だにネット上で誹謗中傷を受けている人は多いようですね。だから警察の組織に頼る部分も必要ですが、こればかりは1人1人が自覚がたかまらないと駄目ですね。インターネットの上の「治安」は良くならないでしょう。

 強い権力者がいまして、市民を力で押さえつけている状態があるとしましょう。その場合、市民同士が不法行為を働いていましたら、まとまるものもまとまりません。

西村 メディア・リテラシーというのは個人で情報を見抜く力とか。メデイァの信憑性はあるのかとか。正確にどう情報を発信していくか。人の情報をいかに正確に受け止めることが出来るのか。

 情報発信力というか、批評能力というか。それを個人の能力を高めることにしか克服できないでしょう。ネットメディアに限らず普通のメディアに関しても同じであると思います。
Fasisuto
(この人達のデマ宣伝に対抗して「メディア・リテラシー」は展開されていました。

西村 メデイァ・リテラシーという言葉ですが、今回はインターネットにくっつけていりいろお話をしていますが、実は新しい概念ではなくて70年ほど前からこの言葉はあり、実際に社会の中で活用されていました。

 1930年代から40年代にかけてナチスドイツのデマ宣伝は有名でした。宣伝省という役所もありゲッペルスがその大臣で毎日日にち「ユダヤ人と共産主義者は悪魔である」「世の中悪いのはすべて彼らの責任」「ドイツ社会を脅かすのはユダヤ人だ。」とか映画やラジオや街頭行動や新聞。雑誌を活用し宣伝していました。
 秘密警察に密告し、強制収容所に送還し虐殺した歴史がありました。

 ナチスに対してイギリスでは小学校段階からデマを暴いてきちんと教えました、それがメディア・リテラシーですね。映画とかラジオとか当時のニュー・メディアをナチスが活用していましたから。それに対する教育を徹底的にしていました。

 それがメディア・リテラシーの本質です。まさに戸田さんが言われたように「教育の力」でイギリス社会ではナチスのデマの力に打ち勝ったのです。

戸田 その時代にイギリスではされていたということは凄いですね。なのに日本ではネット社会が無法地帯に一部なっている。遅れていますね。
 メデイァ・リテラシーという言葉自体もここ10年ぐらいでようやく社会にでてきた言葉ですからね。

西村 メデイァ・リテラシーという言葉がまだ日本語化していないので定着していない証拠ですね。
 とはいえ災害救援上のネットBBSやブログは必要であると思います。当然電源や回線のバックアップが前提ですが、可能であれば市民サイトを立ち上げる必要性はあるとは思います。コミュニティFMもまさにそれですね。災害情報。生活情報支援ボイランティ情報すべてですね。

 罹災地に何が本当に必要とされているのかを常に発信していくということが、大事です。支援ボランティアに来ようとする人も必要ですし、支援を受けようとする人にも情報は必要です。その場合はネットの力は大きいと思いますね。

戸田 災害に関する情報はいろんなメデイァに流す必要はあります。罹災された地域の人たちがどういうメデイァが使用可能なのかはわかりませんし。もしかしてテレビだけ見られる環境かもしれない。新聞は読めるかもしれない。携帯ラジオしか聞けない状態なのかもしれない。

 いうならばインターネットだけ見られる状態かも知れません。多様なメディアで情報発信は必要ですので当然インターネットも必要です。


西村 WIKIPEDIAは善意で情報が書き込まれていたと思っていました。しかし最近中央省庁の役人達が勤務時間中に、役所のパソコンを使用して誹謗中傷の記述をしていた事実が発覚しました。大学でも学生に論文にはWIKIPEDIAの引用を禁止しています。引用は禁止だと。この問題はどう考えますか?

戸田 もともとはフリー百貨辞典ですね。誰もが参加できて、誰もが使うことが出来る。そのことについて詳しい人は書き加えて、書き換えてくださいというものですね。

 それで大原則は「その事柄に関する当事者はできるかぎりその編集に参加しない」とういうことがありますね。実際にその事柄に詳しいのは当事者ですね。しかしその当事者は客観的に書くことが出来るのかといえば難しいところがあります。

 そういうものを踏まえたところがメディアである。WIKIPEDIAあるのです。もちろん有益な情報もたくさんありますし。WIKIPEDIAに限ったものではありません。

 そういうものであるのに大学生が論文制作に安直に利用するというのはいかがなものか。コピー、ペーストでは信憑性があてにできないでしょうし。


西村 ネットの場合は情報の発信源が不明の場合はあります。匿名。実名の信用度はそれぞれ何%程度であると思いますか?
 一方グーグルのページランクはサイトの信用度と情報の信用度の関係あるのでしょうか?これもわかりませんね。わからない部分がかなりたくさんまだまだネット社会派ありますね。

戸田 そうですね。わからない部分が追及できればいいですが、できない部分もあります。グーグルのページランクにしましても、あくまでグーグルという1私企業が評価した数字に過ぎません。

 そういうものだということで見なければいけないのですね。活字媒体や音声媒体でも映像媒体になっていりから「すべて正しい」と思い込むのはとんでもないことになりますね。

西村 どんな情報であっても自分の価値観や相手の意見を聞くとか。聞き取り能力、読み書き能力を「リテラシー」と呼ばれています。
 やはりそこです。一方的に受信するだけでなく発信も必要です。発信するためにはきちんとした根拠が必要です。

 そのためには調べなくてはいけないのです。やはり「読み書き能力」につきると思いますね。70年ほど前のイギリスのように小学校でやっていたことを、今の時代私たちもしなければならないと思います。

戸田 そうしないとメディアが崩壊しますよね。

西村 ヒットラーが「わが闘争」のなかで「ウソも100かつけば本当になるんだ」と言いますね。大衆は100回ウソをつけば信じるものである。とか平気で言っています。
 国の指導者が宣伝行為でデマを流していましたから。当時のあらゆるメデイァを活用して世界中にばら撒いていました、大変な時代でした。
 今の時代でもイラク戦争開始当時の「大量破壊兵器」なんてなかったのが今頃事実が明らかになりました。

 しかし「9・11」直後はなにがなんでもイラクは悪で、攻撃しなければならない一色でした。それに逆らったタレントは干されていました。

戸田 自分で判断することでしょうね

西村 大変勇気のいることです。個人でも会社のレベルでもメデイァリテラシーというのが大事です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.15

12月15日のセーリング

 今日は高校生のR君が試験で日曜日に来れないので、1人で夜須へ来ました。
 冬型の気圧配置なので風が強く吹く傾向になるので、強風ではすぐに陸にあがる「軟弱セーラー」ですので、ぎ装(偽装ではなくヨットの組み立てとセッチング)を慎重に行いました。朝は1人でのセーリングでしたし。

 たまるか今日は氷が張っていました。
Y12151_r

 朝は寒いのでウエット・スーツですがスキー帽子にウエット素材の手袋着用。靴はウェット・ソックスを履いて完全防寒対策です。そうすると意外に暖かいものです。

手袋はワークウエイで購入した480円のウエット生地のもの。濡れてもいいしあたたかい。普段は自転車へ乗るときに使用しています。
Yasu1215te_r


 セーリング直前の温度は10度程度。この時期にすれば暖かいほうです。Y1215ondo_r

 夕方には海の駅クラブの忘年会があるので、一度自宅へ戻り、ごめんなはり線で出直さないといけないですね。そういうこともあるので午前中だけのセーリングです。


 午前11時過ぎには陸へ上がってヨットをばらして、水洗いして乾かします。乾く間に身体を洗い、お昼ご飯を食べに行きます。
 ランチはいつものおむびだるまでの「おむすび定食」(650円)で。

 やなせたかしさんのキャラクターもお元気でした。
Yasuninngyo_r

 その後JAかみやすのやすらぎ市の店舗にてみかんを購入するのが冬のセーリングの楽しみですね。

 その店舗の隣に㈱ヤ・シーの新設店舗が建設されておりました。この不況に偉いと思いますね。
Yasiutennpo_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

偽者づくしの2007年でした

 清水寺の恒例の今年の1字漢字は「偽」。応募の2割を占め、圧倒的な1位であった言いますね。いろいろありすぎてもう忘れましたが、最初は不二家の偽装からでしたでしょうか?次にミート・ホープ。それから白い恋人に赤福、吉兆までありましたか。
 
 マクドナルドやローソンまで「参入」して賑やかなフードの偽装だらけになりました。更には建材や高速道路の鋼板まで偽装だらけでした。

 スーパーな偽装といえば社会保険庁の年金問題。それに対する安倍前首相が参議院選挙で苦し紛れに言っていた「3月までに年金受給者問題をすべて明らかにすること」もすべて偽装であることが最近判明しました。

 アメリカのブッシュ大統領のイラクとイランを攻撃する根拠である「大量破壊兵器」や「核開発問題」もすべて偽装。ウソをつき続けている間に住宅ローン問題でアメリカ経済は破綻寸前になっています。

 「偽」 が今年の漢字とか

 その割にはアメリカは慌てていないのは、小泉元首相が郵政民営化をし、国民が貯金した100兆円の郵便貯金をアメリカのハゲタカ・ファンドに「差し上げた」のではないかとの疑いを持っています。
Madamano_3_thumb_1

(やはりこの人が日本をめちゃくちゃにした「諸悪の根源」ですね。)

 ローカルレベルで言えば、橋本県政が12月6日、16年間が終了しました。そんなかで自称「改革派」県職員が公共電子掲示板「ぷらっとこうち」を勝手に閉鎖してしまいました。加害者が被害者ぶった答弁を県議会でしていたのでますます許されませんね。

(参考) 県民を排除する「ぷらっとこうち」なるものについて(資料)

Pk01mm

(県民参加がみせかけだけだった「ぷらっとこうち」でした。)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.12.14

はりまや橋金曜市と土佐橋の無意味な施設

H12141_r

 今日は金曜日のはりまや橋商店街での露店市の日でした。さすがに師走でせわしくランチタイムに顔出しは出来ずじまい。午後3時過ぎに、中心街に用事が出来、自転車で行きましたので帰りに立ち寄りました。
H12142_r

 谷ひろこさんの露店にてお茶とお菓子を食べました。占い師の島本茂男さんところで「仏教について」のお話をしました。
 今日は昼間は比較的暖かでしたが、夕方になり風が出て寒くなりました。冬はそんなものです。

 はりまや橋金曜日の帰りに、土佐橋を通りました。そこは「バス駐車場」との工事の表示がされていました。
Tosabashi_r

 観光バスかなんかの駐車場でしょうか?歴史とビオトープの川である新堀川を高知県土木部高知駅前整備事務所の無意味な道路工事で破壊しておいてから、一体どちらを観光するとでもいうのでしょうか?市民の税金の無駄遣いです。
Tosabashi2_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本は錆大国である!?

Yane_r


 ある自治体が管理している海の近くの無料休憩所。そちらの鉄骨部がそれは見事に錆びています。ハンマーで軽く叩くと錆のこぶが落下、つつき続けると穴が開きました。
Hashira1_r


 海に近いので防錆塗装しているのかと思いきや、普通のペイント(油性の錆び止め塗料+OP(合成樹脂調合ペイント塗り)
が6年前に塗装されただけ。関係者に聞きますとその時点でかなり錆びていたとのこと。
Hasira2_r


 鉄は錆びて酸化鉄なります。そうなると安定します。鉄は加工がしやすいから橋や建物や自動車や列車などあらゆるものに使用されています。それだけに錆への対策は大事。
Kaidan2_r

(階段部も塗装が剥離、錆で穴が開いている状態。危険このうえない)

 まして日本は夏は高温多湿。梅雨もあれば台風も来ます・沿岸部は潮風の影響もあります。錆で年間何兆円かわかりませんが、社会資本が損失されていると思います。

 この施設もきちんとした防錆塗装をする意識を管理者が持っていればこれほど酷いことになりませんでしたでしょうに。日本は錆の大国ですね。
Bakuretu_r
(コンクリート内部で鉄が腐食し体積が膨張し、コンクリートが破壊されます。「バクレツ」と言います。)

 参考ブログ  さびのある話

| | コメント (2) | トラックバック (0)

浦和レッズは大健闘しましたね

 やはり伝統のあるセリエAの名門ACミラン。世界中から技術と身体能力の優れた選手が集っていることはあります。一方日本はサッカーがプロ化してようやく15年目です。浦和も15年の歴史しかありません。

 その「新興国」の日本のクラブチームが真剣勝負の場で大健闘しました。また浦和のサポーターは熱く、こちらは世界の有数のサポーターですね。

 FWのワシントンが監督とそりが合わず今期限りで退団しますね。でも若手が台頭してきていますし。三都主が戻ってもスタメンで出られる保障はないほど選手層が厚くはなりました。

 長谷部はイタリアへ行くそうですし、阿部なども将来外国へいくでしょうし。私個人の希望としましては、後は小野伸二に復活してもらいたいものです。

 0対1の敗戦でしたが、点差以上に差があることを思い知らされた試合でした。
 カカのドリブルのスピードと緩急に快速DFの坪井が振り切られ、中央のセードルフに絶妙のパス。軽く流され決勝点が・・・

 世界に誇れる0-1惜敗!浦和がミランとのガチンコ勝負経験(サンスポ)

 「赤い壁」がスター軍団慌てさせた!(スポニチ)

 浦和、カカにやられた!世界は甘くなかった…クラブW杯第5日(スポーツ報知)

 後は元祖固い守りのイタリア流のサッカーで流されました。後半浦和も交代出場の山田の惜しいシュートがありましたが、攻撃陣が上手いミラノの守備陣に囲まれ孤立すればチャンスは殆どありませんでしたし。押上が出来ないほど押し込まれていましたね。

 日本のサッカーの課題がいくつか見つかった試合でした。しかし浦和レッズのサポーターは終始熱い応援。この風景も世界に生中継。サッカー新興国の日本の熱いサポーターの様子も驚きを持って伝えられたと思いますね。

 観戦していてすがすがしさも感じました。
 自分らがサッカーをしていた時代(大昔ですが)、欧州の1クラブチームに日本代表が軽く振り回されていた時代。それから言えば手抜きでなく、真剣勝負が出来たところに、日本サッカーの成長の後が見られました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「都市の針治療」を読んで

Yasiihon1
 9日に夜須でヨットをしたおり、地元のヤ・シーさんが自転車でハーバーに現れ「都市の針治療」という本を貸してくれました。クリチバ市というブラジルのある都市の元市長の手記です。都市のあり方、都市のあるべき姿を市長として都市づくりに関わった体験記を語られています。


 「針治療」というネーミングも良いようですね。私はまた「チャングムの誓い・完全版」をしつこくまた見ておりますが、脈診して針治療というのが東洋医学の極意。ブラジル人市長が針治療を知っていることが凄いなとも思いました。

 この市長は世界各地の都市の事例を知っているようです。街頭の物売りも取り締まるのではなく、「都市の元気の源」という着眼点で生かそうとしています。

Sf2baroserona

バロセロナの街並み(写真は中平順子さん提供)

 街路樹や歴史的資源、河川なども最大活用する工夫を常にしている市長です。記述は短くコンパクトではありますが、文章が短く簡潔過ぎるために「どうしてなのか?」が今ひとつわからないところはありますね。

 そのなかでも「都市のコレステロール」(P66)という記述は的を得ています。
Bs10pf2daidougei
(バロセロナの大道芸人。いたるところにいるそうです。写真は中平順子さん提供)

「都市のコレステロールは我々の血管、交通路や幹線道路の流れを遮断させる大量の自動車という不要物である。それは、身体だけでなく人々の心までも侵す。」

「そして、それほど時間が経たないうちに、人々は自動車が全てを解決してくれると考え始める。こうして人々は自動車のためだけの都市をつくり始めるのだ。
 高架道路、自動車専用道路、そして排気ガス。」

「自動車を中心に都市を計画すると多くの弊害が生じる始める。例えば郊外のショッピング・モール。これは運動不足をひき起こし。人々が街を歩くことを阻止してしまう。」

「さらに都市を機能分化してしまう。すなわち住む場所、働く場所、そしてレジャーを楽しむ場所が離れてしまうのいだ。これはエネルギーを無駄に消費することにつながる。その結果血圧は上昇するのだ。
 交通渋滞、無駄な時間、大気汚染、そしてストレスによって!」

「いく度となく、2台の車を駐車させることによって、あなたは子供達から遊ぶ空間を奪い取ってきたのではないだろうか。」

「良いコレステロールは、しっかり管理された自動車利用とも言い変えることができる。そして効果ある針治療とは、自動車の鍵を数時間手放すということなのだ。」
(「都市の針治療 元クリチバ市長の都市再生術」ジャイメ・レルネル著。中村人氏・服部圭郎訳。丸善)
Sinbori2_r


(破壊される高知市の新堀川。単なる自動車道路で貴重な都心部のビオトープが潰され、歴史的資源がないがしろにされています。税金を使用した「まちこわし」を高知県は実行しています。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007.12.13

やはり探索不可能だった年金問題

 安倍前首相は参議院選挙の最中に「年金加入者の照合を必ず来年3月までにやり遂げます。」と叫び、枡添氏を公正労働大臣に抜擢しました。その枡添大臣も遂にギブアップしたようですね。

 舛添「進退」福田直撃…年金問題で「安倍の道」 (ZANZAK)

 もともと社会保険庁の態度がルーズであり、それが長期に続いていたので、僅か半年で事態が判明するとは思えないのは当然。であるならば国民に対して大見得を選挙のときにきるなと言いたい。特に安倍晋三氏にたいしては未来永劫追及すべきでしょう。

 発言記録を残し、常にネットで検証できるようにして政治家の資質を国民は厳しい区査察すべきでしょう。

 できなければ発言を撤回し、辞職すべきでしょう。厚生労相省も防衛省もたるんでいますね。「偽」が今年の漢字だといいますが、この人達がその象徴になりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本は全体主義国家なのか

 政治ビラを分譲マンションのポストに投函したという容疑で逮捕された僧侶が、東京高裁で逆転有罪判決が出たようです。

 政治ビラ投函、逆転有罪 東京高裁判決 住居侵入罪「成立」(産経新聞)

 マンションの管理組合名で貼り紙をしてあるから立ち入り禁止だというのが理由。住居侵入罪であるとの説明。そういえば以前にも自衛隊官舎への政治ビラ入れにも有罪判決が出ていましたね。

 こういう「木で鼻をくくった」判決を見聞しますと日本は全体主義国家のようです。共産党支持者のようでしたが、どんな党派であれ憲法で保障された表現の自由を侵害する不当判決であると思いますね。

 過去にも防衛庁の情報開示請求した市民を監視し、危険人物扱いした回覧をまわす一方、この不況に税金を湯水のごとく無駄遣いする防衛省。この官庁は徹底した情報公開が必要です。やはり解体する対象でしょう。
Fasisuto
(やはりこの人達が出てこなくても日本は「全体主義国家」と言えるのではないのでしょうか?)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ショック IMIDASが廃刊!?

 年末は恒例になっていますが、もよりの書店にてIMIDASを購入することになっています。ところが今年は12月というのにいっこうに書店で見かけません。「現代用語の基礎知識」しかないのです。

 「知恵蔵」も見ないですね。不思議に思い書店の人に聞きました。「今年から2つの現代用語の辞典をだしていた本は廃刊のようです。パソコンの辞典に押されたのではないでしょうか。」とのことでした。
Imidasu_r

(2008年度版は発刊されませんでした。)

 ショックです。2000年スタートの「けんちゃん吠えるウォッチング」の制作にあたりIMIDASを購入して、事件や歴史的背景を調査をしていましたから。廃刊は困りました。

 ネットのウィキペディアの普及がこうした現代用語辞典の衰退につながったのでしょうか。しかし無料で利用できる情報がすべて信用できるものではないでしょうに。

 ウィキペディアは信用できるのか?

 週刊誌には官公庁のお役人が役所のパソコンを使用し、公務時間中にウィキペディアに誹謗中傷の内容を書き込んでいました。

 大学などもウィキペディアでの記述の引用を禁止している教官もいるようですし。
 IMIDASの付録の手帳が好きで購入していました。あきらめて今年は1年間の手帳を書店で購入しました。

 現代用語の基礎知識を購入するかどうかは再検討中です。やはりお金を出して購入しないといけないものもあるようですし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.12

「偽」 が今年の漢字とか

 恒例の清水寺住職が選ぶ今年の漢字は「偽」でした。これには納得できます。ちなみに去年は「命」だったそうです。

 これしかない!今年の漢字はずばり「偽」(讀賣新聞)

 大手の食品会社の表示の偽装があいつぎました。防衛省や厚生省の不祥事など、民間も官庁も偽装だらけの1年。そういえば安倍内閣も政権を参議院選挙大敗後放り投げだしましたし。安倍内閣自身が存在感がなく、国民生活とかけ離れた問題意識と生活観のない閣僚達の不見識発言で崩壊したようなもの。偽者の権化ではありましたし。

 日本国内に留まらず、ブュシュ大統領が「イラクに大量破壊兵器がある。」「イランが近く核開発を行うらしい」という発言も偽者の可能性がますます大きくなりましたし。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

夜須へ行っておりました

 今日はヨットではなく仕事で香南市夜須町へ行っておりました。市役所からの要請で現場を見て提案する予定です。

 その前にヤ・シーパークのJAかみやすの店舗にて山北みかんを買いました。シーズンなので一袋が180円。美味しくて安い。山北は夜須の隣町ですから本当の産地のみかんです。
Yasu01_r

 その店舗の横に来年、㈱ヤ・シーが新しい店舗を建てるようです。なかなかこの不況で業績が快調であるとは良いことではありますね。

 またNPO法人YASU海の駅クラブにおきましては、来年はシー・スポ隣の空き地にカヌー専用の艇庫を構えるようです。より海の活動が充実するようになります。
Yas02_r

 その反面、国体(2002年)後にハーバーのスロープに設置されました亜鉛メッキ製の手摺が海水と潮風により腐食しています。手入れが必要になりました。潮風は凄いものですね。
Yasu001

| | コメント (0) | トラックバック (0)

与党3分の2の議席は危険

 与党が衆議院の3分の2を占める理由は2005年の小泉元首相による「郵政解散」の結果でしょう。「わけのわからない」議員が増え、その結果安倍前首相は強行採決を繰り返し、国民生活の苦悩には無関心で憲法改正への索道ばかり繰り返し提案した。

 参議院選挙で少し流れが変わりました。来年あるであろう衆議院選挙にて、与党多数の現状を改め、政権交代も実現させるべきでしょう。そうすれば官僚もまじめに働くようになるからです。

 しかし「テロ特措法」では、その「3分の2」の特権を振りかざし、参議院での審議を全否定する作戦を与党はとるようです。国民が生活に喘いでいるのに、この石油高等時代に無料でガソリンを米軍に供給することを与党は最優先課題にしているのですから呆れます。

 風向きは少し変わったようですが・・。アブクはなくさないといけないです。彼らの存在は本当に民主主義の破壊でしたし。

 
 小泉チルドレン動揺 自民選対委、単独比例候補など認めず (産経新聞)

 「年金問題」も結局解決できない無責任さ。「薬害」問題も参議院選挙の結果表面化したと思います。政権を交代させることが官公庁の情報公開が進展することになるからです。

 日本国のためにも与党による長期支配は良くありません。政権交代をさせないと日本は亡びます。とくに公明党は本来の大衆の政党ではなくなりました。解党して出直すべきでしょう。自民党に協力しすぎですし。反共であっても庶民の政党という枠を完全にはみ出しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

繁盛していたホテルの終焉

Hoteru14_r


 びっくりしました。はりまや橋に近いところにあるビジネスホテルが閉館し、放置されているのではありませんか。県外からうちの会社へ来る外交営業の人たちはよく宿泊されていましたし。

 彼らは「繁華街に近く、サウナがあるのでお気に入り」と言われていました。高知県駅前整備事務所の無意味な道路工事で破壊が進んでいる新堀川の程近くにそのホテルはありました。
 
 2階にあるフロント跡へ行きますと、「貸し物件」と出ているのではありませんか。昨年から閉鎖されたようです。
Hoteru2_r

 ここのオーナーもかつて高知青年会議所時代にお世話になった先輩です。どうして休館したのか事情が全然わかりません。

 たしかに近所にセブンディズ・ホテルとか新しく話題になったビシネスホテルが出来てはいます。しかしこのホテルも老舗で評判が良いホテルでしたが。

 こういうことでも高知の地域経済の不況は深刻ですね。他人事ではありません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.11

窪川と中村を巡回

 現在は窪川町は四万十町になり、中村は四万十市となりました。年末の挨拶もあって車を走らせました。やはり新しい地名はなじめません。市町村合併は「百害あって1利なし」のようですね。政府の謀略であり地方自治の破壊行為です。
Kubiokawa1_r

 写真は土佐くろしお鉄道窪川駅前。かつては高幡地区の拠点であった窪川町ですが、静かな駅前風景になっています。四万十川の中流域や支流へ行くのには、窪川が今でも拠点です。

 父は若い頃製紙会社に勤務しており、原木の買い付けに窪川へよく来ていたと話していました。戦後の暫くは木材景気に沸いていた時期もあったようです。
Kubokawa2_r

 四万十市のガソリンスタンド。やはり高知市内より高めの価格設定のようです。途中も閉鎖されたガソリンスタンドをいくつか見ました。
 セルフ給油にしていますが、やがて閉鎖に追い込まれるのでしょうか。難しい時代になりました。つくづく感じます。セルフでなければ160円というとことです。
Gsnakamura_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

テロ特措法より生活の安定が第一

 昨日NHKで「ワーキング・プア」が再放送されたようです。懸命に働きながらも貧しさから抜け出すことが出来ない現実。景気の良いとされる大都市部でも35歳以上の求人は皆無という現実。アルバイトもままならないと言います。

 ブログ記事「ワーキング・プアの厳しい現実

Wp1m
 小泉内閣が推進した「構造改革」は「グローバル社会への対応」がスローガンでした。その1つが優勢民営化でしたが、わけもわからぬうちに国民は投票行動で政府に白紙委任をしてしまいました。

 あげく後継の安倍内閣は調子に乗り「憲法改正」や「教育改悪」など格差社会の是正を望む国民生活に無関係な政策を強引に推し進めた為に、参議院選挙で大敗しました。でもその程度では防衛利権に絡む連中は懲りてはいないでしょう。

 アメリカだけが利益を得る「テロ特措法」の成立の為に、国会を延長するなどとは。むしろ住宅ローン問題からアメリカ経済は景気後退しており、ヘッジ・ファンドの石油への投機で物価が上昇、北京五輪後の中国経済も不透明など、日本政府は国民生活の防衛の為にすべきことは幾らでもあります。

 ひとまずアメリカへの奉仕は中止すべきでしょう。来年はアメリカは大統領選挙。対外政策がブッシュ政権の強引なアメリカ1国主義が変換される可能性が大きいです。

 生活の安定を推進する政府づくりりこそが国民の「義務」であると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

浦和のサポーターは世界1

 世界クラブ選手権ですが浦和はイランのセパハンに3対1で快勝ました。やはり過密日程が影響したのでしょう。日本代表、AFC,Jリーグと連続して出ている選手では疲労がたまっていたのでしょう。疲労をとるとこの活躍でしたし。

 浦和は司令塔のポンテが怪我で欠場していましたが、長谷部や阿部が活躍し、皆で埋めていた印象です。2点目のワシントンのゴールは技術の賜物でした。

 サンスポの報道記事

 13日はいよいよAC・ミラン戦。どこまで浦和がやれるのか。もし勝つと世界ニュースになるでしょうし。

 しかしスタジアムを埋め尽くした浦和のサポーターは凄い。その姿が全世界に報道されるでしょう。欧州と違い女性や子供達の姿も多く、健全なサポーターに育っていますし。コンサート会場のような雰囲気もありますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

若者の挑戦に拍手-川村公志さんの偉業

Kawamura1_harimaya


 11月30日のはりまや橋商店街で、川村公志さんに会いました。このたび2回目の日本1週を達成され、写真集「移動式個展日本二周目の旅」を発刊されました。前回同様1年2ヶ月かかって北海道から沖縄まで巡回し、写真を撮り続けたそうです。

 「やっぱり旅はやめられない。またみんなに会いたいと思い旅立った。再会への不安を感じていたが、住所も名前もわからないあの子と奇蹟の再会!!これだから、やっぱり旅はやまられない。」と表紙に帯に書かれている言葉は川村さんの言葉です。
Kawamurahon2

 写真集を購入しましたら「笑顔が笑顔を生む」とサインをしていただきました。日本各地の人達の笑顔と風景写真。眺めているだけで癒されますね。
Kawamurasain

 詳しくは川村公志さんのホームページを参考ください。http://kawamuratakashi.com/

 以前私の番組「けんちゃんのどこでもコミュニティ」出演いただいた川村公志さんです

 全国各地で写真という道具で様々な出会いを作られる川村さんの行動力に敬服いたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.10

ガソリンがこれ以上上がれば生活破綻に

Gasorin157
 高知県四万十市ではガソリン価格が160円を超えているそうです。日曜日に香南市夜須町でのスタンドでは157円。先週徳島県三好市池田で現金で給油したスタンドは159円。じわじわきています。

 一方OPECの産油国は空前の好景気。それもあってか増産の動きは全くありません。住宅ローンの破綻が確実なアメリカから投資筋が逃げ出し、石油や穀物に投機しているので、ますます価格は上昇しています。これこそ「経済テロ」です。

 それなのに政府・与党はインド洋で無料でアメリカ軍にガソリンを給油することに必死。これでは国民からはそっぽを向かれますね。

 補給新法採決へ「最後の訴え」? 官房長官らが街頭演説(朝日新聞)

 国民生活の安定が政府の役目の筈。ひたすらアメリカ軍に奉仕してどうするのでしょうか?石破防衛大臣も防衛省のリストラをすべきでしょうに。不祥事続きで、5兆円の利権官庁は解体すべきです。

 街頭演説するテーマが全然間違っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

高松で穴吹マンションが売れる理由

Takamatujaskoato_r
 地方は建築ブームではないのですが、ただ穴吹工務店のマンションは香川県でもどんどん建築されています。しかも高松市は最近市町村合併し、市街化調整区域を大幅に緩和したので、土地が下がり、戸建住宅の取得が容易になりました。

 にもかかわらずです。高松市の栗林公園にほど近い花の宮町のジャスコ栗林店跡と、常盤製紙跡は広大な更地になっています。ここへなんと穴吹のマンションが建築されるようです。

 地元の人に事情を聞きますと「穴吹のマンションに住んでいた人が手狭になったり、古くなって来たので、買い換えているのではないでしょうか。売り買いは穴吹興産がやるようですし。古いマンションはリニアルして貸すなりするでしょうし・・」とか。

 なるほどそうであれば穴吹マンションは建つ訳ですね。高知でもそういう事情でしょうか。郡部の人が高齢になり、病院通いに便利な高知市内の穴吹のマンションを購入し、自宅を穴吹興産に売却してやりくりしているという話を聞いたことはあります。それで高知市でも穴吹マンションだらけなのでしょう

 自転車はこがないと倒れるということなのでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.09

個人技と身体能力の差を感じます

 夜須の海から戻り片づけしながら、サッカーFIFAクラブ・ワールドカップであるエトワール・サヘル(チュニジア)VSパチューカ(メキシコ)をテレビ観戦しておりました。

 メキシコ側の個人技。チュニジアのヨーロッパ型サッカー。しかし選手1人1人の技量と身体能力は高く、前半は中盤の争いに凄いものがありました。

 ゴール前の迫力も双方あり、どちらが勝ってもおかしくないレベルの高い試合でした。後半40分、エトワール・サヘルのMFムサ・ナリー(21)のミドルシュートで先制しました。

 アフリカ王者エトワール・サヘルが勝利 クラブW杯(サンスポ)

 このシュートもゴロでGKが取るのが難しいコースへ。キーパーも触ってはいるが止めきれない。結局これが決勝点になりました。凄い試合でしたね。

 浦和はイランのセパハンとの試合ですが、勝てるでしょうか?このところ6試合勝利はないようですし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

師走の海も良いもの

Y3_r
 老師の指導のおかげで、日常の社会生活に復帰ができました。今でも起床時は辛いものがありますが、体操をしますと体がほぐれます。それで海のほうへの完全復帰!なにより喜ばしいことです。

 足はウエット・ソックスを履きました。そのうえに500円で購入した28サイズの運動靴を履きます。すると暖かい、
Y4_r_2

 今日は久しぶりに高校生のR君とセーリングしました。前回彼とセーリングした折、強風で沈し、流され漁船で救助されました。それでもめげずに海へ来るのですから、「風のJIN」のように海が好きなのでしょう。

Y2_r

夜須はマラソン大会をしていたようです。大勢の子供たちが疾走していました。後から大人のランナーも。走るのには気持ちの良い季節です。
Y1_r

 程よい風で気持ちの良いセーリングでした。冬は身が引き締まります。爽快さと程よい疲労がいいですね。お昼はおむすびだるまで食べまして、ヤ・シーパークにあるJAとさかみの売店でみかんを購入するのがこのごろの楽しみになっています。
Y7_r

 来週は期末試験で来れないそうで、彼には今年最後のセーリングになりそうですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ブログが政治を動かすアメリカ市民社会 12月14日(金)

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」は、ブログのありかたや、メディア・リテラシーについて、高知シティFMの戸田健史さんとやりとりをいたします。

今回のテーマは「ブログが政治を動かすアメリカ市民社会」です。 アメリカでは実際にブログがメディアになり市民運動に大きな影響を与えているようですね。日本ではまだまだブログを馬鹿にし、卑下する傾向もあります。また匿名掲示板から「罵倒の泥の海」に自己満足する人たちも多いようです。

 なによりアメリカの市民ブログは行動的であり、実践的であることが大きい。今回東京新聞がとりあげている人もそうですね。

 実際に民主党の大統領候補の討論会を市民ブロガーが企画したようです。YOU TUBEを活用し、市民と候補者がやりとりするなど、既成メディアの「フィルター」を通じてのぎろんではない凄さを思いました。

 第一部 政治ブロガー  政界揺るがす行動力(東京新聞)

 民主党の7人の大統領候補者たちが彼ら主催のネット討論会に参加したことからもその実力がわかる。確かに現実の政治、しかもアメリカ国政を動かしているようですね。
Pckeitai

戸田 いままで有権者側というのは受身でしたよね。マスメディアから流れてくる情報をもとに判断していたようですね。その受け手側から発信側になっわけですから。今までとは異なる「参考材料」が出来たというわけですね。

 これは選挙を考える上で良いことであると思いますね。

西村 テレビ局が中継してYOU TUBEを活用した討論会の様子を写していました。ニュースかなんかで見ました。ある候補者にYOU TUBEの画面に写っている有権者が質問してやりとりをしていました。候補者が激昂してやりあいをしていましたし。

 市民もまた激しく反応する。そういう迫真の討論会がおこなわたようです。緊迫したものが討論会で出てきました。
 それが今まででしたら、3大ネットワークとかCNNとかの主催して、名物アンカーとかが司会進行して仕切るようなやりかたでした。政治評論なんかしていましたね。

 普通の市民が、大統領候補者に様々な問題を質問し。問いただす。これは凄いことであると思いました。画期的なことであったと思いますね。

戸田 ここまで来たか!という感じですね。

西村 それにひきかえというか高知県知事選挙は盛り上がりませんでしたね。先月の高知県知事選挙も短期決戦ではありました。4人の候補者の陣営はホームページもありませんでした。(ある人は1人だけいましたが、パンフと同じ内容でしたからあるとは言えません)政策などをきちんと掲載するホームページがないので、なかなか候補者の政策やマニフェストを県民は知ることはできませんでした。

戸田 各候補者の名前で実は検索エンジンで検索してみました。11月20日の午後3時現在でした。グーグルで今回の高知県知事選挙で、今回の高知県選挙に出馬した届出順に検索してみました。

 まず近森正久さんの場合。近森さんが代表を勤められている近森産業のホームページが出てきした。当然といえば当然です。選挙活動のページはそのページには見当たりませんでした。

 続いて関谷徳さん。どこかの新聞社のニュース記事が載っていました。関谷さんが所属している新聞のサイトではなかったです。

 国松勝さん。国松さんの所属する政党のページが出てきました。ニュース記事風のページでした。そのなかに動画もあり、出馬の時の様子が撮影されていました。これはその人のページと言ってもいいのではと思います。

 尾崎正直さん。先ほども少し話がありましたが、独自ドメインととっているページがありました。見た感じですと有権者に配布しているパンフをそのままWEBにしただけです。ただ携帯向けサイトもつくっていたことは注目です。

 なにせインターネット上では今回の高知県知事選挙は情報は実に少ないなと思いました。


西村 これは4年前の2003年の高知県知事選挙から言えば後退したいます。当時は橋本大二郎さんVS松尾徹人さんの場合はインターネット選挙の要素もありました。
 当時高知大学生の槙野秀俊さんが高知県知事候補者の比較サイトをこしらえたりしていました。ネット・メディアを活用した選挙戦の1面もありましたし。


 橋本大二郎前知事は早くから後援会のホームページもあり、メールマガジンも発行されていました。2004年3月からは個人のブログ「だいちゃんぜよ」も始められました。県民との直接対話だけでなく、ネット上での情報発信にも熱心な知事でありました。その点4人の後継を目指す知事候補者は情報発信が弱すぎましたね。とても残念なことです。

H8ima_r

(情報発信に熱心だった橋本大二郎さんは2007年12月6日に退任されましたし。)
戸田 今後どんな風に新しい知事が情報発信をしていくのか。なにもブログに限ってことではありません。それに期待したいですね。

西村アメリカと日本の「ブログの文化」の違いなのでしょうか。アメリカはブログを市民運動や政治活動にフルに活動しているようです。日本はブログがあっても政治家ブログは「一方通行的」で更新もそれほどされていないようですし。

戸田 政治家の人や有名人、タレントのブログを見ていましたも、コメントもトラックバックを受け付けているブログはあまり見かけません。それは日本ではインターネット上の治安があまり良くないからでしょう。あまりに中傷や罵詈雑言があまりに多すぎますよね。
 国民性などもそうなんでしょうコメントも受け付けるとろくなことにならないという気風はいかがなものかと思いますね。

西村 政治ブログとは関係のないブログですが、プロゴルフの宮里藍さんのブログがあります。これはコメントもTBも禁止していません。なんらかのフィルターやチェックはしているでしょうが。

 コメントなどは1日に300を超えることがあります。ゴルフを全くしない家内などが以前から注目しているブログです。コメントをしている人たち同士が親しくなり、熱心にコメントしている人がしbなくなったのでどうしているのかというコメントがあったり。そしたら会社をリストラになっていた。頑張りますとかいうコメントがあったり。
 
 ブログ本体も宮里藍が書いていて、ゴルフも今年後半は不調でしたが、コメントも賛否両論がありますが、誹謗中傷の類は全くというほどなくなりました。

戸田 それは凄いことですね。なかなかそうはならない事例が多かっただけに注目されますね。

西村 既に2003年の大統領予備選挙のときにブログは政治的影響がありました。民主党のハワード・ディーン候補の先行はブログの力でした。今回の大統領選挙はどうなのでしょういか?
 今回は市民ブロガーが大統領候補を招待して討論会を開催してしまう。格段の進歩であると言えますね。

戸田 どういうふうに今後ブログが選挙に関わるのか未知数ではないでしょうか。日本の場合は。


西村 11月のゲストの土佐高知さんの「土佐高知の雑記帳」などがもっと増加すればブログでの議論が盛んになり、議論をすることでブログがメデイァになると思いますね。
 土佐高知さんは敢えて「左翼ブログ」を名乗っています。それぞれ党派性があるブログがあってもう良いとは思います。おれは右翼だ、無政府主義だ、自民党支持だとかいうブログもありです。
 公明党ブログ、民主党ブログ、共産党ブログがあっても良いと思います。

 それぞれが相手を尊重する。意見の違いも認める。例えば憲法改正もきちんと両方の意見を聞いて判断する。冷静に意見を交換する。そうあってほしいと思いますね。
 自衛隊の海外は派遣にたいしても議論をすることも大事です。こうした政治ブログがでてくると日本の社会も変わるとは思います。
 

戸田 TVやラジオや新聞で言っていた事が100%正しいことではありません。いいものであり、正義であることと錯覚していることと思います。
 それと同じようにインターネットをも見てしまう。ですので自分とは意見の異なるサイトやブログを見ていくことはとても大事です。

 それにたいして罵詈雑言というのは進歩がないですね。せっかくのインターネットが台無しにもなりかねませんね。そこはもうすこし賢く使用しないといけないと思いますね。

西村 政治家ブログがコメントを受け付けない。トラックバックを受け付けない。というのは残念であると思います。政治家は公設秘書を国会議員は雇用しているのですから、それ専用のWEB対策をしていただきたいですね。

 それが情報化に対応することになるのではないでしょうか。国会の審議も未だにボードをテレビに見せてしていますね。パワーポイントぐらい使用して質疑をすれば良いのにと思いますね。
 国会の審議の有様を見ましても日本は情報化社会になっているのかと思いたくもなりますね。

 30年前から少しも変わりませんね。

戸田 政治家も噛み付くものでもないのでネットを活用しただきたいものです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007.12.08

「ヒロシマ・ナガサキ」上映会を高知市自由民権記念館にて見よう!

Hirosimanagasaki
 今日は日本が世界を相手に世界大戦を始めた日です。そして昭和20年8月に6日に広島に、9日に長崎に原爆が投下されました。多数の被爆者は高齢者となりましたが、今も苦しんでいます。

 この映画はアカデミー賞ドキュメンタリー部門を授賞した日系3世のスティーブン・オカザキ監督の作品です。「ヒロシマ・ナガサキ」です。

 英訳の「はだしのゲン」を読んだオカザキ氏は、1981年に広島市を訪れました。その後も日本を訪問し、14人の被爆者の証言、原爆投下に関与した4人のアメリカ人の証言など500人を超える被爆者に会い取材を重ねたようです。

 貴重な記録映画や資料を交え、ヒロシマ、ナガサキの真実を包括的に描いた作品ということです。

 高知市では12月8日は高知市立自由民権記念館ホールで午後6時半から

 12月9日(日)午前10時、午後12時15分、午後14時30分からの上映です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

近森正久さんが日経ビジネスに登場

昨日のはりまや橋商店街七輪サロンにて、西岡謙一さんに「日経ビジネス 12月10日号」を見せていただきました。そのなかの135Pに近森正久さんが登場しています。
Chikamori2


 高知県知事に当選した尾崎正直さんではなく、6万2000票を獲得したものの落選した近森正久さんを日経ビジネスは取材し、記事にしています。それは近森さんの政策と言動を日経新聞が評価して全国版に取り上げたのではないでしょうか。

 確かに近森正久さんは自民・民主・公明。社民推薦の候補者とも、共産推薦の候補者とも戦いました。それで組織政党の公明党や共産党が、高知県で獲得している票はそれぞれ5万票ですが、それを上回る得票を今回獲得しました。

 日経ビジネスは経済雑誌ですので、経営者としての近森正久さんに注目。それを背景にした政治的手腕に期待しているのではないかとも記事からは読み取れました。

 近森正久さんに関する私のブログ記事
Chikamori1


「経済は変化し、難しい時期に来ています。お役人やタレントでは地方政治は切り盛りできない。」

「宮崎のピーマンが120円で、高知が140円であれば当然売れない。20円をなんとかして補助するなりして市場で勝たないといけない。その経済原理が県庁ではわからない。」

「県庁職員の給与の切り下げはやめて、元の給与水準にすべき。それで個人消費が誘発される。公務員は高知の基幹産業の1つだから。」

「昔仕事で年商1000万円のアイスクリーム屋を年商1億にしたことがありました。そうしたら従業員も増えていました。効果があるところには補助金も出します。企業が成長すれば雇用や地域経済に与える影響もあるからです。

 敗れてもお元気そうな近森正久さん。全国版の経済専門誌が敗れた知事候補を取材するということは異例です。実現可能な近森さんのマニフェストは実現すべきでしょう。高知市の岡崎市長の支援者が近森さんの政策をいくつか取り上げたいと言われていたそうですし。

 高知県知事を引退されました橋本大二郎さんともども、来年とも予想される国政選挙には目が離せないようですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.07

12月最初のはりまや橋サロン

Harimaya1130_r
 月初めは七輪サロンがあります。気候が穏やかになり、風もそれほど吹かないので、師走ですが気持ちの良い日です。七輪でお餅を焼いて食べました。
Hari5_r
 県会議員の大石宗さんが谷さんのお店へこられ買い物をされています。今回の知事選挙では尾崎正直知事誕生の民主党でのご功労者。大石さんの原点の1つがはりまや橋商店街ですのでランチをしに来たのでしょう。(真ん中が大石宗さん)
Hari30_r
 早くもクリスマスツリーが出ています。これが出てくると師走を感じます。年末までは早いですし。
Hari2_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

中心街の壊滅とハゲタカスーパーの進出

 四国巡業で久しぶりに愛媛県新居浜市を訪問。かつて繁栄をしていたという昭和通り商店街。殆どシャーターが閉まっています。だんだん活気が最近になってよけいになくなってきたようです。
Niihamasyuwa_r


 政府の「規制緩和」政策の影響で、個人経営の店舗は壊滅。変わって進出してきたのが、郊外型の大型量販店。国道11号沿いにハゲタカ・スーパーのマルナカが進出しているではありませんか。地域経済なんかおかまいなしの焼畑商業の権化のスーパーです。
Niihamamarunaka2_r

 新居浜市は街の中心の核があいまいでした。新居浜駅前で区画整理をしていますが、到底核にはなりえません。都市計画不在のまちづくりは「まちがばらけて」しまいます。

 住友の城下町の工業都市。その面影をもっと大事にしたまちづくりを新居浜は行う必要があると思いますが・・・よそ者のつぶやきにすぎませんが・・

| | コメント (0) | トラックバック (1)

橋本大二郎氏は政界再編の目玉?

 昨日橋本大二郎さんは16年間の高知県知事を退任されました。当日徳島県にいましたが、携帯にメールがはいり、県庁前の「お別れ会」に行きました

 名残りを惜しむ県民と県職員が繰出し、県庁前の駐車場はさながら「橋本劇場」になっていました。そして今朝の地元紙「橋本氏無所属で次期衆議院選挙へ出馬」と1面トップ記事です。「選挙区は未定。政界再編を狙う。」とも。

 確かに現在の自民党も民主党も「限界」であることは確か。特に小泉自民党の「弊害」は地方においては顕著であり、地方経済の疲弊は高知だけでなく、今回巡回した四国各地の地方都市全体で見られます。

 政治が「格差社会」を生み出し、グローバル化と称して1部の大企業と株主にだけ奉仕する下品な形態に堕落していることにようやく国民各位が気がつきました。そして7月の参議院選挙が偽者改革ー格差の拡大に「NO!]をつきつけ民主党に大量得票を国民は入れました。

しかしその後の「大連立構想」や額賀元防衛庁長官の証人喚問問題で、どうも民主党も頼りない存在ですね。政界再編の期待度は、2000年でしたか「加藤の乱」以来あるようですし。

 橋本大二郎氏さんは政治家。厳しい知事選挙の最中でも1人で、中央との各政党への政治工作を仕掛けていました。高知県内の政党と組織である自民党、公明党、民主党、社民党、連合、自治労が「束になっても」橋本大二郎氏に結局選挙では勝てませんでしたし。
H3_r

(今でも高知県民の期待度は大きいようです)

 それは熱狂的な「橋本支持者」の分厚い存在と、橋本大二郎さん自身の巧みな政界工作の賜物でしょう。常に相手陣営の組織を分裂させてきましたから。

 大衆のなかに入り、スピーチをするのが大好きな橋本大二郎さん。「遣り残した」橋本家の悲願もあるようです。橋本さんの出馬は高知の選挙区事情に波紋を起こすだけでなく、日本の政界の政界再編の兆しになるような気がします。
H7_r

 橋本大二郎さんは、政治家人生は終わりではなく、これから「始まる」のであると思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

タマリンの絵がパーキングエリアに

Tama1_r

 高知自動車道の南国SAと馬立PA、立川PAにタマリンさんの作品が展示されています。26歳で交通事故で将来を嘱望されながら急逝したタマリンさんです。日本道路公団側が交通安全意識を啓発するために、ご両親に断り展示されていました。
Tama2_r
 パーキングエリア、サービスエリアの上下線の公共スペースに展示されています。
「交通安全 タマリン」と表示され、交通事故防止を呼びかけられています。

 阪神タイガースの選手の似顔絵や、タレントの似顔をも展示されています。多作家であったと思いました。
Tama3_r
 ご両親は県外からタマリン館を訪ねてくるのも、高速道路のSAで見たということでした。ドライバーにはタマリンさんの絵はほっとしますが、身が引き締まります。
 お陰で無事に四国巡業を終えることが出来ました。
Tama4_r

Tama5_r

Tama6_r

Tama8_r

Tama9_r

(馬の背(?)パーキングエリア)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.06

橋本大二郎高知県知事今日で退陣 県庁前でお別れ会

H2_r
 5期(出直しがあるので実質4期)16年高知県知事を努められました橋本大二郎高知県知事が本日退陣されました。県庁の前の駐車場で県民とのお別れ会があるので来れたらこんかねというメールが携帯にが入りました。あんずさんが連絡くれたのでした。

 その時徳島県三好市にいまして、昼食中でした。四国巡業の挨拶回りが北四国方面は終わっていましたので、無理すればいけないことはないな。と思い県庁前の駐車場へ駆けつけました。

 地元新聞には掲載されていたようで、知らぬは県外にいた私ぐらい。あんずさんのメールがなければ知らないところでした。県庁前広場はそれもあってか橋本知事の支持者が大勢駆けつけていました。

H3_r

 あんずさんは日の丸の旗やら、スローガンを書いた紙まで持参されていました。それにレイも持参。「100円シュップで買ってきた。」とことです。
H4kinose_r
 旗をもっているのは、熱心な「橋本党」の支持者である黄之瀬さんです。安芸市から駆けつけておられました。「けんちゃん元気かね。写真撮って」というので撮影しました。
H1uga_r 

智子さんは橋本知事とは県庁屋上のいつもの花火大会のときからのお知り合い。お母さんと一緒に花束を持って待ち構えていました。

 どんどんと人が増えました、県職員も県庁本庁者のバルコニーから見ていました。
 正面玄関奥で拍手があり、そして正面玄関から橋本大二郎さんが出てきました。

H8_r 

 駆けつけた県民各位も橋本知事とは数々の思い出がある人たちばかり。県民各層の人達がいました、懐かしい顔ぶれもおられました。

H6_r

H7_r

 県庁舎からも紙ふぶきが舞いました。

H5_r

 特別職知事秘書の今城逸雄さん(後列左端)もご苦労様でした。

H8ima_r
 報道陣の「ポーズ要求」の写真撮影を何回か行い、公設秘書の運転する小型の県有車に乗り込みました。最後に「では」といわれたので、顔合わせしました。お堀を超えて車は走り去り、知事退任セレモニーは終わりました。
H10kuruma_r

 高知県の1つの時代が終わりました。高知新聞政治部の「総括」に囚われることなく、独自の橋本県政16年の総括を行いたいと思います。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

高知県知事は核廃棄物拒否条例を制定すべきである

 もう少しで高知県の自然と海が台無しになるところでした。東洋町の皆さんの賢明なご判断で高レベル放射性廃棄物最終処分場を取りあえずは国は断念しました。しかし問題はこれで終わったわけではありません。

 東洋町長選挙レポート
Kannouraja01

 尾崎正直新高知県知事はこの高レベル放射性廃棄物最終処分場問題に極めて曖昧な態度をとっています。
 選挙期間中に尾崎さんは「高知の自然,一次産品を都会に売っていく。特色のある高知を売り出す。」と盛んに言われていました。そうであるならば市民団体からの公開質問状には毅然と「核廃棄物施設には反対します」と言わなければならないのです。

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

 それは高レベル放射性廃棄物最終処分場に賛成することをお考えならそれは大変なことになります。東洋町の人達の善意を県知事が踏み付けることになるからです。
 高知県の農林水産業、観光、商業はすべて壊滅するでしょう。風評被害も甚大です。

 安全なら一番電気を消費している東京に埋めるべきだろう。霞ヶ関と永田町の地下に埋めるべきだろう。電気を消費していない田舎へ核廃棄物を持ってくるな!と高知県知事は言わなければなりません。

 尾崎正直さんが「核廃棄物拒否条例」を制定するかどうか。県議会と全会一致でやるのかどうか。その動向には注目です。先手を打つかどうか注目です。
Kokeitai

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.05

地方で元気のいいのは造船関係だけ

 香川を巡回しています。取引先の建築関係の施工会社の社長と久しぶりに懇談しました。高知よりましな様子でしたが、よろしくないということ。

「役所の入札は県は電子入札,市もFAXで入札になりました。業者も増えたので、叩きあいになり受注は難しい。」

「香川でも土建会社はよくない。土木の工事は高潮対策と台風災害工事も終わり激減。先月も近所の中堅土木会社が倒産。民間工事は叩きあいだし。安受け合いすればつぶれる時代。」

「建築確認申請がなかなか降りないので、建築工事は納期が詰まって大変。へたに関わりあったら大変。」

「造船だけが絶好調。工事量だけはあるし。しかし単価が安いので注意しないと赤字になりますね。」とも。難しい時代に突入ですね。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ふざけるな東国原宮崎県知事

 「徴兵制が今時の若者には必要」だとか。その発言は自民党の安倍前首相に近いファシストの発言かと思いきやさにあらず。東国原宮崎県知事だと言います。
 吐いた言葉は元へはもどりません。まして公職の人の発言は尚更ですね。

 最近発言を訂正し、謝罪もしたようですが、「原爆しかたがない発言」以上に悪質なコメントです。

 東国原知事:「徴兵制あってしかるべき」(毎日新聞)

 東国原宮崎県知事 徴兵制発言を謝罪 「不適切だった」(毎日新聞)


 
 東国原知事の若者時代の奔放さからは考えられない錯誤発言。ただちに辞職すべきでしょう。言葉に責任をとるべきでしょう。政治家は。

 もっとも芸人時代より、宮崎県知事になってからのほうが、テレビに出ているのも確か。最初こそお堅い報道番組に限定していたが、最近はバラエティもなんでもあり。つい軽口になり発言したのでしょう。

 後で訂正しても遅い。こんな「ざっとした」(粗雑な)政治家は永久に追放すべきでしょう。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

どこまで上がる石油価格

Gasorinkakaku
 アメリカの住宅ローンの破綻問題から、アメリカからオイルマネーやヘッジファンドが資金を引き上げ、石油や穀物市場に参入しているようで、どん価格が吊りあがっているようです。庶民はたまりません。

 これは「経済テロ」です。なぜ日米首相会談や欧州との会談でテーマとして取り上げないのでしょうか?世界的に格差が拡大、生活必要物資が確保できない人たちは暴動やテロに頼るしかなくなります。そうなれば戦争です。

 つい最近まで1バーレル70ドルであったのに、今は100ドルに。3割もあがりました。

 ガソリン155円突破 『値上げ どこまで』(中日新聞)

 食品も、石油製品もすべて値上。不況の上に値上とは。大変です。

 迫り来る「石油危機」(2006年4月のブログ記事)

 ブログ記事は1年半ほど前。3割の値上です。難しい時代になりました。この調子で石油が上がり続ければ市民はマイカーを手放すざるを得なくなりますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.04

建築確認申請が激減?!

 役所のOBで今は民間の設計事務所をされている人から聞きました。

 「最近は建築確認申請が激減しちゅう。建築業者がなんか不安定で工事が完工するのか不安と役所の知り合いは言いますね。戸建住宅専門の工務店ならいいが、マンションを建築できる規模の建築会社が一番不安定だからだ。」とのこと。

 その業界ならではの情報というのはありますね。とにかく高知は建築業界は泥沼の不況。今まで公共工事を受注し優良事業者であったところほど、最近の工事の激減の変化に耐えられないようですし。

「僕らも自分が設計した家がまともに建つのかいままでやったら考えたことないこともで心配せんといかん。前金を3分の1工務店に手渡してその工務店が倒産すれば施主に自分が責任を負わないといけないし。

 表面を見ただけでは経営の実態はわからないし。地雷を踏まないように歩くというのは神経が休まらないね。」とのこと。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

国策を変更しない限り自然エネルギー利用は増加しない

 昨日のNHKの「クローズアップ現代」では、進まない日本の自然エネルギーについてレポートしていました。日本は全発電量の1%が自然エネルギー利用の目標。現在15%のドイツは10年後は45%を目標にしています。

 ドイツでは自然エネルギーを高く購入することを電力会社に対して国が義務付けています。また市民側も応分の負担もしています。それで国民的な合意が成立しているようです。

 石油にも原子力にも依存しない自然エネルギーの積極利用をすすめるドイツの凄さは、やはり市民運動が政党を動かし、国策になったのでしょう。そこが日本とドイツの違いですね。

 日本は間違いなく国策で原子力発電を推進しています。だからプルサーマル計画や、核燃料再生事業が実施され、結果処分法が確立されていない高レベル放射性廃棄物が大量に発生するのです。

 考えなければならないのはエネルギー源を過度に外国に依存するのは危険であることです。石油も、石炭も原子力の燃料のウラン鉱石も日本では採れません。

 ドイツの推進している自然エネルギー発電は、水力、太陽光、風力、バイオマスは国内で自給が可能です。また番組でも言われていましたが送電方式の違いもあり、欧州は国同士の電気のやり取りもあるとか。そこが違いますね。

 ですので原子力発電を廃止をすすめるならば、こうした自然エネルギーを優遇する政策を提案しないといけないでしょう。市民への啓発も必要です。ただ欧州は送電の融通が国同士で出来る利点があります。日本は島国で孤立しているのも確か。

 やはり知恵が必要でしょう。山で間伐体験し、海でセーリングしながら考えました。水力や風力、太陽光とバイオマスでしょうか。それであれば地方にも光が見えてきますね。

 ローカルエネルギーの活用こそが21世紀の地方が生きる道のひとつであるでしょう。
K9_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

高知のまんが文化は有効に活用されたのか?

 「高校生漫画甲子園」は中内知事時代からの産物。橋本知事になってから、だんだんと予算が減少していき、存続のピンチになっているようです。」

「高知を漫画王国というのであれば、飛行場、駅、パーキングエリアなどに高知にゆかりのある漫画家、高知で活躍している漫画家を展示するなり案内するなりが必要です。そのアナウンスが高知は極めて弱い。」

 玉造さんにタマリン館で2日に聞きました。

「橋本知事は漫画に全く関心を示しませんね。熱心ではありませんでした。高知市長も同じです。高知の特色ある文化ですが、全然リーダーに大事にされていません。」

「高知工科大学よりも高知漫画大学をこしらえたほうがましだったと思います。今秋葉原は少女漫画のメッカ。韓国、中国から人が押し寄せています。」
Ziorama

(お元気な頃の横山隆一さん。この鉄道模型が横山隆一記念まんが館にあります。)

 「横山隆一記念まんが館も訪れる人が殆どありませんし。漫画界の大御所なのに残念です。もっと県も市もてこ入れすべきでした。

 橋本大二郎さんは漫画文化に対しては熱心ではなかった。」というのが結論です。
Yokoyamar1994
(このバーも横山隆一記念まんが館にあります。)

 写真は狩野智子さん提供いただきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.03

高知県知事選挙ー盛り下げたメディアの責任

 高知県知事選挙は史上最低の投票率。結局尾崎正直新知事は28%程度の県民の支持しか得られていないことを肝に銘じるべきでしょう。これほど低得票率になった原因は地元メディアの報道姿勢に大きな要因があると指摘したい。

 問題を「橋本知事が不出馬表明したのが8月1日だった。「意中の人が県幹部でその人が固辞したのが9月末だった。」「候補者が内定した時には知事選の前哨戦は終わった。」とかあたかも橋本大二郎知事の責任があるかのような論調。

 確かに「選挙には圧倒的に強い」橋本知事の動向は、「束になってもかなわなかった」政党筋や組織のお歴々にすれば連戦連敗だっただけに気持ちはわからないわけではない。日和みになるのも当然でしょう。

  2003年と2004年の高知県知事選挙

 しかし県政全体をみれば誰が知事になろうが問題は山積みなのは当然。高知県は景気が悪いと言われてもう10年になります。高知市の飲食繁華街の柳町のネオンの灯がだんだん少なくなり、通りを歩く人が少なくなった生活実感は常に感じるからです。
Katyoukensetu
(地元建設会社は次々と倒産ー廃業し失業者が高知にはあふれています。)
 特にこの7月以降、石油価格の値上があり、また今年住民税が3倍になったことや、老人医療費の値上の動きもあり、9月以降個人消費ががくんと減少に転じました。
 公共事業費は右肩下がりに下降しています。高知県の大手土木建設会社3社が倒産、1社が実質廃業に追い込まれました。老舗の衣料販売店も廃業しました。

 石油が上がれば施設園芸も、漁業も、食品加工業も、流通業もすべてに影響が大です。そのなかで苦闘する県民の姿を全く県知事選挙で取り上げていません。

 今年前半の大きな出来事は東洋町での高レベル放射性廃棄物最終処分場についての問題でした。東洋町長選挙で賢明な判断を東洋町の人達がしていただいてお陰で、高知県の自然が救われました。

 東洋町長選挙レポート
Kannoura02_r
(東洋町の皆様の賢明なご判断で高知嫌県の自然が救われました。)

 その後新潟中越地震があり、柏崎刈羽原子力発電所が罹災しました。信じられないことに周辺の活断層の調査をしていないことが判明しました。また青森県六ヶ所村の核燃料中間処理施設が本格稼動しようとしています。

 そんな矢先に、県知事選挙の直前にあの原子力環境整備機構から「高レベル放射性廃棄物処理場へ応募しませんか」とエントリーシートがあろうことか東洋町へも来たそうです。ということは高知県のすべての市町村に来ている可能性があります。

 「一次産業を振興し、その産品を都市部で売り、観光とともに高知を売り、雇用を作り出す。」4人の知事候補者は皆それを言いました。

 強硬に高知県への核施設に反対していた橋本知事が去ります。尾崎正直さんはこの高レベル放射性廃棄物最終処分場への態度が曖昧でした。県知事の権限は大きい。港の使用権限があるからです。

 高知県知事候補者への公開質問状と回答

「tijikouhokaitou.pdf」をダウンロード

 このあたりを掘り下げた報道がなかったのは報道機関の怠慢。もしくは「争点隠し」としか思えません。高知県知事選挙を盛り下げた原因は高レベル放射性廃棄物問題を掘り下げない報道機関にも一因と言えますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

県民参加について

 おそらく高知新聞政治部による「インサーダー」な連載や、県民を「コントロール」することを意識した記事が連載されることと思われます。そこで高知市の1市民の立場で独自に「橋本県政16年の検証」を行いたいと思います。

 わたしはしょせんは1市民ですのでどうしても断片的な情報によるコメントにすぎないとは思いますがそれなりの観点ではないかと思っていますので、参考いただければ幸いです。

 橋本大二郎知事は、県民との対話には熱心な知事でありました。県政車座会議も可能な限り開催し、直接地域の県民の意見を吸い上げようとしました。

「県民参加の予算づくり」や「地域支援員派遣」などは一定程度成果を上げていると思います。県民参加の象徴でありました公共電子掲示板「ぷらっとこうちは「本当の市民参加を理解できない」一部の県職員により廃止されてしましました。

(参考)県民を排除する「ぷらっとこうち」なるものについて(資料)

 県民がきちんと意見を言えば、高知県庁は残念ながら十分に対応できません。それは県職員の顔が県民にではなく、県庁組織の評価を気にしているからでしょう。

Hashimoto
 1994年の高知市長選挙の折でしたか橋本知事と話す機会がありました。わたしは橋本知事にこう申し上げました。「知事はご自分のブレーンは東京におられると思います。なぜ高知県庁に連れてきて副知事なり幹部職員にされなかったのですか?」と聞きました。

 すると橋本知事はこう言いました。「前知事の幹部職員はまもなく退職する。もうす少しで私が知事になって管理職になった職員が中堅になり、やがて庁議メンバーになるでしょう。そうすれば県政改革はうまくいくと思う。」と言われました。

 それから13年が経過しました。やはり私が不安視したとうり高知県庁はなにも変わりませんでした。特に腹立たしいのは「ぷらっとこうち」に当時関与した県職員のように「改革派」を自称しながら県民を弾圧するような行為を平気でする連中がいたことです。それにたいして幹部職員はまったくコントロールできない状態でした。

 高知商銀事件やみ融資事件、別件闇融資事件、よこはま水産事件もすべて県職員と県幹部が関与しています。仕事が多くの県民の方を向いて仕事をしていない高知県庁の体質ですので、ああした事件が多発したのです。

 経過からして橋本知事16年の「県民参加」は、初期段階で留まり結果失敗しました。今度の尾崎正直新知事は「対話と実行」を掲げています。本気で県民と対話する意志を実行できるのか注目しましょう。
Pk01mm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.02

タマリンポスター展を鑑賞

Tama1_r


 夜須でのセーリングの帰りに南国市立田のタマリン館を訪問しました。26歳で事故死されたタマリンさんの遺作が飾っています。今回は「ポスター展」をされていました。

 かるぽーとであらためて見て驚き、前回訪問時にも、お父様からお話も聞きました。
Tama8_r

 今回はご両親とゆっくりお話することができました。タマリンさんは下書きなしで殆どの絵とイラストを描いていたらしく、書いたものすべてが作品だそうです。26歳の人生でしたが作品の数は多いそうです。
Tama9_r


 小沢一郎さん(現民主党党首)の似顔も、1994年当時ご本人に伝わったらしく、実際に見に来られ関心されていたとか。
Tama10_r


 タマリン館内部には今回はタマリンさんのポスターが壁一面に展示されていました。見ていて飽きません。

Tam3_r

 今日は新居浜市からたくさんの人が来館されたとか。事情を聞きましと、四国内の高速道路のサービス・エリアにタマリンさんのイラストが展示されていたとか。それは道路公団側が、交通事故で亡くなられた若きイラスト・デザイナーのタマリンさんの作品で交通事故防止を呼びかける展示をしていたからでした。
Tama5_r
(神田うの)だそうです。

 道路公団高松支店の次長さんがタマリン館を訪れ、趣旨を説明協力いただいたとのこと。「タマリンが亡くなってもう9年ですし閉め様かとも思いましたが、こういう県外の人が来てくれるのが嬉しいですね。励みになります。」とお父さん。
Tama7_r

 「せっかく高知は漫画家が多いのですから、かるぽーとの漫画館ももったいない。無料で漫画を読ますコーナーは3回ぐらいにして1階は展示コーナーにすれば良いと思うし。」
Tama4_r


 「やなせたかしさんの実家は南国市の駅前に100坪の土地建物があります。病院跡です。お父さんが医者でした。そこを南国市に寄贈するとやなせさんは言われていますが南国市は躊躇しています。やなせさん由来の記念館にすればいいのに」

 「でも漫画記念館は難しい。スタジオ・ジブリは例外で、採算が取れているのは水木しげるとアンパンマン館ぐらいです。あの手塚治虫記念館でも大変とか。青柳祐介さん記念館開設に慎重なのも理解できますね。」とも。
Tama6_r
(高倉健)です。

 「漫画を日本ではどうしても1段下に見る傾向があるのは残念。秋葉原は今は少女漫画ブーム。そこへ韓国や中国の人たちが押しかけています。せっかく高知は漫画甲子園をしているのに県がだんだん予算を減らしているのはとても残念。
 高知工科大学ではなく、高知漫画大学にすればよかったのに。」と話しは尽きず、ついつい長居をしていました。

 来年1月10日から2月25日の予定で「タマリン08展」のご案内をいただきました。
Tamarin01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

12月最初のセーリング

Yasu1_r
 今日は師走であるというのに暖かい。昨日は初めての間伐体験に物部の山林に行きましたが、暖かくて作業は楽でした。

 それで今日は夜須の海です。山と海を制覇してこそ健康であるということですね。
週初めからせわしくなるので、精神の疲れを自然のなかでとらないといけないからですね。

 高校生のR君が急用で来られなかったので、まったりと1人でのセーリングです。今日は気圧配置でも穏やかなので、それほど緊張せずにセーリングができました。

高知大学ヨット部も大学行事の室戸完歩で欠席。夜須中学ヨット部も試験かなにかで、ハーバーには朝は私1人。1人でのセーリングも身が引き締まって良いものでした。今日は南西の風で波があり、何回かタックをしているうちにシートが緩みぎ装がゆるみました。

 シートが外れたので、あわててハーバーへ戻りました。幸い風がハーバーに向けて吹いていましたので何とか戻れました。

 昨日は山へ、今日は海へ。高知は田舎ですが山も海も身近です。
Yasu2_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

巨大新聞社のニュース・サイト設立について  12月7日(金)

西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」は、ブログのありかたや、メディア・リテラシーについて、高知シティFMの戸田健史さんとやりとりをいたします。

Gogle
今回のテーマは「巨大新聞社のニュース・サイト設立について」トークをします。 日本の大手新聞社である日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞が共同でニュースサイトを作り、一部配達網も共同運営することにするなど業務提携することで電撃合意した。ますます影響力が大きくなっているヤフー、グーグルなどポータルサイトに対抗するためだとのことです。
 
 3社の社長たちは「最近ヤフー、グーグルを通じてニュースを読む読者層が増えているが、そこに掲載されるニュースは大部分新聞社が作成した記事だ。読者と社会に新聞の役割と大切さを感じてもらい、影響力を拡大するために共同サイトの運営を始めることにした」と強調しています。相当な危機感があると思われますね。

戸田 そうですね。危機感でもなければまして朝日、讀賣、日経といった新聞社は普段はむしろお互い敵対しているようですし。そのメディア同士が提携するなんていうのは、それこそ考えられない話ですね。

 各社のWEBサイトを見ましたが、お知らせとか、ニュース記事という形でこのことが掲載されていました。新聞の共同配達について書かれていたりしていました。自宅への宅配こそが日本の新聞の特色ですので、それを維持するために共同で取り組む。これは良く理解することができますね。

 ネットでの提携は今ひとつ中身が見えてきません。実際3社が提携してこしらえる共同サイトはまだ立ち上げられていませんし。確か来年のようですね。


西村 来年です。共同サイトの運営費用の数億円は3社が負担するようです。 すでに3社間に具体的な運営方法に対する話し合いは進んでおり3年以内に黒字転換を目標にするようです。ただ各社が現在運営している独自のインターネットサイトは当面維持していく方針といいます。 どういうサイトになるのでしょうか?宅配の新聞業務との関連が見えないようです。

戸田  そうですね。偶然配達の宅配事業の共同化と、ネット共同事業が一緒になったとみるものかどうかですね。2つに関連性があるとは思えませんし。各社の現在運営されているニュースサイトなどは、これも動きがありますね。

 最近では毎日新聞社が「MSN毎日」という形でWEB配信していましたが、自社の「毎日・JP]という風に変えました。産経新聞は自社サイトからMSN産経という形で提携されています。
いままで運営していた自社独自のサイトは廃止していますし。

 MSNの技術を活用してより多くの人に見てもらうためにそうしたようですね。朝日、讀賣、日経以外の新聞社でもこういう動きをしているのが現状です。

西村 「ヤフー、グーグルにニュース提供を停止する問題は各社がどのようにするのが有益であるかを考え、判断する」とし、しばらくは推移を見ながら対応していくことをほのめかしています。3社間のインターネット共同事業は日本経済新聞が主導していくものとみられています。

 確かにヤフー、グーグルにニュースはすべて新聞社のニュースをそのままリンクを張って掲載しているだけですし。「ニュース一覧の検索」に利用しています。新聞社のサイト同士、記事同士が比較できてヤフー、グーグルにニュースは便利な道具であることは事実です。それとどう違うさいとになるのか。そのあたりが今は見えませんね。

戸田  結局ニュース記事を見る人が増えた。というのはヤフー、グーグルなどのポータルサイト。いろんなことが出来る「窓口」サイトにてニュースが掲載しているから見る人が増えたと思いますね。ということは3社の共同サイトもやはりポータルサイトといわれるようなものになりませんと、ヤフー、グーグルに打ち勝つのは難しいと思います。ニュース配信を停止するなんてこともなかなか難しいのではないでしょうか。

 いまではアクセス数があるのはポータルサイトです。それを上回るものをこしらえる。皆がブラウザを開いたときに最初のホームページにしたくなるようなサイトができるのか。なにか新たなものが出来るとすればそれはどんなものなのか。注目したいものですね。
Pckeitai

西村 検索エンジン大手のヤフー、グーグルにニュース配信停止が3社共同ニュース・サイト設立で出来るものなのか注目ですね。検索エンジンはニュースの速報は早いものがあります。

 しかし先月の11月19日でしたか、サッカーの日本代表監督のオシムさんが脳梗塞で倒れ緊急入院したニュースはNHKが速報していました。私も驚いてヤフー、グーグルで見ましたが掲載されていませんでした。

 NHKがこうした検索エンジンよりも1時間以上先行して速報しました。独自の情報網をNHKは持っているのであると思いました。この新聞社3社以外の1大勢力はNHKであると思いますね。

戸田 確かにNHKと言いますと、民間ではできない全国規模のネットワークがありますね。そして取材力があるわけです。だから今回のようにオシム監督の第1報はNHKが報道しまいsたね。さすがはNHKであると思いました。

 そのNHKもスタート時の80年前は、新聞社のニュースの配信を受けていました。これは知っていたほうが良い事実です。


西村 ネット 業界では「日本の新聞社の“ビッグ3”が手を取り合ったことは前例を見ないもので、それくらい新聞に対する危機意識が大きいという意味だ」とし「新聞記事の質と深層性をインターネットを通じて知ってもらい、逆に新聞部数の増加につなげようとする戦略だ」と解釈しているようです。 はたして思惑どうりに展開するのか注目です。

 電子媒体だけに見るのも疲れますし。新聞の携帯性もまだまだ魅力ではありますね。新聞は新聞の価値がありますし。それがどうなるのか注目です。しかし未だにわかりません。

戸田 例えばグーグルのニュース記事なんかは新聞記事のような形態になっています。社会面があって、経済面があってと。レイアウトがありますが、新聞のレイアウトとは違いますね。

 新聞は1面があり、経済面、社会面、文化面がありますね。この記事が大きいからより重要度が高いとか。速報性とかあったりします。こういうところまではインターネットの記事ではカバーできていませんね。それぞれも別のものとして新聞は新聞で紙媒体であって良いと思います。

 インターネットのニュースはインターネットとしてあって良いと思います。そういう風に考えるとどうなるのかわかりまね。

西村 それがこれから始まる、多くの国民が果たしてのぞんでいるのかわかりませんが、テレビ野デジタル放送ですね。アナログが廃止されデジタルになりますね。

 これなんかも良いことなのかどうかもわからないですね。いわゆるデジタルテレビの力、双方向性。パソコンなどとの融合。道具となって普及するとか。

戸田 技術的には可能でしょう。しかし今のデジタルテレビは魅力あるコンテンツや番組があふれているとは到底言いがたいです。さすがデジタルだなとは思えません。
 確かに文字放送が増えた。付随のデータが増えたとかはあります。しかしだからといってこの料理番組を見た後に、すぐレシピが出て取り出せる。という具合にはなっていません。

 また今のデジタル放送の規格ですと同時に3チャンネル流せるとか。これをしているいのは、こちらで見られるのはNHKだけです。確かに技術ではあるのですが、そこまで融合する番組やコンテンツがあるのかというとそこまでやるのかな。と思いますね。


西村 巨大新聞とは別に地方新聞である高知新聞社はインターネット版は利用しづらくなりました。記事のリンクはすぐに外れますし、掲載内容も縮小気味ですね。特に県外へ行っている高知県出身者が高知のことを知りたい。という場合に結構高知新聞のWEBサイトを見ています。

 11月の高知県知事選挙もどうなっているのかよくわからなかった。高知の動きが全然見えないと。窓口の各地の地方新聞社のWEBサイトをみれば現地の情報がわかる。大きな媒体だと思いますが高知新聞は逆行いしているようです。

戸田 まだ紙が第一で、ネット版はおまけです。以前に比べると記事の数は多いですが、記事の文章は短いようでようですし。まだまだ紙の媒体と対等にはりあう新聞社サイトではないですね。

西村 例えば4月に市長選挙の最中に長崎市長が銃殺されました。長崎の地方新聞のWEBを見まして詳しい事情を知りました。災害でも局地的なぎ外状況は現地の地方新聞のWEBがより詳しいですし。

 そういう効用もありますし。しかし商業新聞で広告収入で成り立っているのでWEB版でただで見られたら困るよというところはありますね。バナー広告もそれほど効果はないですしょうし。難しい部分はありますね。
 そのあたりの解決をどうするのか。巨大な3つの新聞社の共同サイトのゆくえも決まるように思えますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.01

間伐作業初体験ー物部にて

K12_r

 以前から誘われていましたが今日始めて山へ入り間伐体験をしました。場所は旧物部村。これは二葉町自主防災会の関連事業での間伐体験です。県からの支援がありチェーンソーなどが供与され、指導も受けられるとのこと。指導は荒木副会長と、福留さんが既に受けられていましたし。今回は西やんに指導していただきました。

K5m_r
(見かけは専門家でした)
 私は山のほうは全くの初体験。初心者もいいところ。参加者(今回は私を入れて9人)の皆さんの足手まといになったと思います。昨年は原因不明の腰痛ー分離症に苦しみ全く作業はできませんでしたし。
K1_r

 足元は鋲のついた鳶足袋ですね。専用のヘルメットも装備。見かけだけは専門家でした。ところが20度程度の斜面ですので不安定。午前中は西やんと荒木さんと3人で動きました。わたしは助手で檜が倒れる時に手助けしてロープで引っ張る役でした。
K8_r

(手際よく木を切り倒す荒木さんです。)

 間伐体験2回目ということでしたが、今回荒木さんは30数本檜を倒されました。もはやベテランの境地になっておられますね。

 私は檜を何本か倒しました。チェーンソーの扱い方も全然知りませんでしたし。取りあつかいは慎重にしませんといけないですね。とにかく、歯がまっすぐが何処まで切れば良いのか、皆目わからないものですし。
K13_r

 また木のバランスも知らないといけないですね。どっちの方向に木が倒れるのか予測しないと危険ですし。

 一面檜の山林でしたが、枝打ちも間伐もされていないので、ひょろひょろと生えているだけ。商品価値はゼロであるということです。戦後に集中的に植林されたものの、手入れも出来ず放置されているようでした。
K11_r

 高知県は全土の82%がこうした森林です。今日は山も暖かく気持ちの良い日でした。良い森林浴ができました。しかし森林の管理については皆が検討しないと水源地や「国土保全で大問題であると思います。

 インド洋の石油補給に政府は懸命になっていますが、足元の国土保全を見直さないと日本はとんでもないことになると思います。

K10_r

| | コメント (0) | トラックバック (0)

なぜみんな尾崎正直さんに相乗りしたのか?

 未だに分析できません。自民・民主・公明・社民という政党の相乗り。連合、自治労、解放同盟の組織の推薦。これも2003年と2004年もありました。ただしその組織の半分は橋本知事を実質支援していました。

 機関決定をしても全部が推薦候補(当時は松尾徹人さん)を支持していたのではなく、半分は対抗する橋本大二郎さんを支援していました。それが県知事選挙の実態でありました。組織を「割る」力が橋本大二郎さんにはあったということですね。

 それが今回は橋本さん支持層までが尾崎正直さんを支持していましたから。この謎は解けません。多くの橋本さん支持層は棄権したと思います。一部が尾崎さんを支援したのですから。なんの実績もない尾崎正直さんに共産党以外の政党・組織がこぞって支援したのです。

 自民党と対立していた県政会の県議までが尾崎さんを支援していました。民主党で橋本さんを支援したグループまでが尾崎さんを支援していました。これには首をかしげました。わからないからです。

 橋本さんを支持した票は一部が近森正久さんに流れました。それもあり近森さんは組織政党の推薦を受けていた国松勝さんより票を伸ばしましたし、2番手に来たのですから、これは大健闘と言うべきでしょう。


 2003年と2004年の高知県知事選挙での「相乗り」は1994年の高知市長選挙からの流れです。しかし今回のより大きく異質な「相乗り」の意味を未だに分析できないのはわたしぐらいなのでしょうか?わかりませんね。

Kenchou_2
(高知県庁本庁舎)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »