またも政府・沖縄の心を無視!
世論の関心の高くなった薬害肝炎問題では、ようやく後手に廻りながらも福田首相は原告側に謝罪し、被害者の一律救済を述べました。これ以上無視したら来るべき衆議院選挙に勝てないと判断したからだろう。
沖縄でひきおこされた大戦時の旧日本軍による住民への集団自決の強要問題はどうなのでしょう?少し世論の関心が下火(各種偽装問題や年金問題などもあり)になるや、沖縄の意向を完全に無視し、「集団自決を軍が強要した事実はない。」と強弁しています。
こんな姿勢だから、近隣アジア諸国との感情的なわだかだまりが解消されない。当時の日本軍は補給も命令系統も崩壊状態であるでしょうし、軍律も乱れていた可能性があるでしょう。当然公式の命令書は出されたかどうかも不明でしょう。
しかし日本軍の存在がなければ住民は自決はしなかったと思います。公式命令書があれば敗軍は当然証拠隠滅をするでしょうし、敗戦後戦犯としての追及逃れもあろうと思います。
沖縄の日本軍が住民を守る存在であったかどうか。そのあたりの検証が必要でしょう。むしろ住民側が日本軍の盾となり米軍と向き合わされた現実があったと思います。その事実こそ自決に強要に等しい行為であると私は思います。
政府も文部科学省もきちんと歴史と住民と向き合う姿勢を持って欲しい。
| 固定リンク
コメント