蔦谷重三郎は凄かった
週刊モーニングに連載されておりました「じょなめけ嘉納悠天・作)が先週号で終わりました。
この漫画の主人公であった蔦谷重三郎。江戸時代の花街であった吉原をこよなく愛した実在の人物。写楽や平賀源内、滝沢馬琴なども登場するはちゃめちゃなギャク漫画でした。没落した吉原を立て直すために、中心になり様々なアイデアを活用しておりました。
出版業も手掛け、今で言う複合メディア戦略の先駆者のような人であったようです。まちおこしプロジューサー、プランナーとしては超一流の人物であったようです。
今の貸しビデオ屋のTUTAYAはその人物にあやかって屋号にしたのかしないのか。
観察するところその精神は稀薄のようにも思いますね。貸しビデオ・DVDと雑誌と資格本やベストセラーなどの本の販売店。要は「売れるものだけ売る」という商業主義の店。面白もおかしくもない。ありきたりだ。
「コンパクトシティ」だの「中心市街地の活性化」などいつまでも「話しの話し」で関係者が自己満足している限り、どんどん高知の街は寂れ、空き地だらけに成り、郊外型店舗のハゲタカ資本に高知は食い散らかされ衰退するでしょうから。
(追手前小学校を潰して一体なにをするつもりなのでしょうか?)
高知の町を「面白くする」ためには蔦谷重三郎のような人物があらわれないといけないとは思いますね。
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