消え去る松下ーナショナルブランド
とうとう「松下電器」と「ナショナル」というブランドが消え去るらしい。なんか昨年逝去された植木等氏と同様に、「高度成長時代は終わったな」とも感じますね。
松下の大坪社長、「パナソニック」への社名変更を発表・経営方針説明会(日本経済新聞)
叔父がナショナル家電店を経営していた時代があっただけに、子供の時から身近な存在。いちはやくカラーテレビも店頭で見ていたし、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、ステレオ、ラジカセとなんでもかんでもありましたし。
大学入学のお祝いも確かラジカセを叔父にもらいました。
毎年初売りは1月2日。鉢巻をして紅白の幕を垂らした卸店の車が叔父の店へ来ていました。太鼓をならしてそれは派手な演出でした。
ナショナル家電店の全盛期は昭和40年代の初めでしょうか。家電製品を販売して旅行へ行くとかで、お客さんを伴い国内旅行をしておりました。
「明るいナショナル」というCMソングもありましたし、ナショナル・キッドというテレビドラマも確かにあったと思います。家電製品は憧れでありましたし、店も活気がありました。
最近は家電量販店が進出しました。ヤマダやコジマ、ベストなどの大型チェーンが進出、個人経営の家電店は採算が取れない時代に成りました。3年前に叔父は他界しました。そして店は壊され今は駐車場になりました。
(駐車場になったかつて叔父が経営していたナショナル家電店の跡です。)
家電店とともに成長してきた松下電器は名実ともに終わったと思いました。「パナソニック」とか言う名前にはなじめないですね。サムソンとかソニーとかブランドもエスニックになるのでしょうか?
「まねした電器」と揶揄されていた頃が懐かしいものです。
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