私は防錆管理士です
ブログを毎日更新していることもあり、「仕事を真面目にしていないのではないか。」「どんな仕事をしているのかわからない。」「ブログに少し仕事のことも書けば。」と知人にアドバイスをいただきました。
指摘されればそうなので、少し仕事のことも書きます。聞きなれないでしょうが「防錆管理士」という資格を私はもっています。平成元年にその資格を取得しました。
「社団法人日本防錆技術協会の認定を受けた技術者であり、腐食理論、環境と腐食防錆防食法などを履修した「さびを防ぐ」専門家である。大変権威のある資格であり、会員には造船、鉄鋼、弱電、塗料、自動車、橋梁メーカーの技術者が多い。」ということです。
一般的に塗装についての関心は低く、「色彩設計」や「カラーコーディネイト」で少し関心があるぐらいでしょう。建築設計士のような専門家でも防錆塗装については関心は高くはなく、しばしば誤まった防錆塗装がされたりしています。
建築業のなかでも塗装の位置は高くはありません。仕上げ工事の1つの工程であり、工期に追われて常に追い立てられているようですし。橋などの鉄構造物の維持管理も既成のメーカーの仕様をそのまま踏襲している例があまりに多いと思いました。
日本は「さびの列島」。雨も多く、湿度も高い時期もあるので、錆びる環境にあります。もっと錆対策、防錆塗装に関心を持っていただきたい。その思いで毎日仕事をしています。ブログ「さびのある話」もこしらえています。
(調査依頼をされて現地視察したある自治体の施設。6年前に改築されましたが、肝心の鉄骨部はきちんとした防錆塗装がされていませんでした。よりぼろぼろになりました。)
そのときの調査レポートです。
そして自分の現場での経験を活用して「WEB 防錆管理士」というサイトを作成しています。そこでのやりとりで、「レストア」されている車やバイクの熱心な愛好者と知りあいました。そこで鉄構造物の防錆に使用されている「ラストボンドSG」という塗料を小さな入れ目での販売をネット通販を始めました。
「錆に関する質問」は全国各地から来ます。電話もかかってきます。懸命に回答する毎日です。
(山間部にある橋。40年近く一度もメンテナンスされていません。)
専門家に対する回答だけでなく、家の錆対策で主婦の人であるとか、車の錆についての相談とかもありました。当然回答できないものもあります。可能な限りお返事はするようにしています。
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