高知市政のありかたとは 1月25日(金)
西村 今月の「けんちゃんのどこでもブログ」は、昨年あいついで行われました、る統一地方選挙、参議院選挙、高知県知事、高知市長選挙の結果、国と地方のあり方が変化しました。高知シティFMの戸田さんとトークします。
今回のテーマは「高知市政のありかたとは」です。
(2007年の高知市長選挙は投票率は40%台でした。)
高知市長選挙は最低の投票率。しかし現職の岡崎誠也さんは、自民・民主・公明・社民の政党と連合、自治労、部落解放同盟の支持を得て全得票の75%を獲得し再選されました。しかし高知市政をめぐる問題は山積みです。
中心市街地の再生策ですが、景気が冷え込んでいますので、大型商業施設が誘致され市内中心部に進出するとは想定できません。また実現してもそこへ入居する県内商業者は殆どいないのではないでしょうか?
戸田 そうですね。大きな商業施設ができたとしましても、入居するテナントはすべて県外資本となるでしょうね。目に見えるようですね。
地元の業者は新しい店舗を開くとか、進出するとかはとてもできない状態ですね。
なおかつ今の店舗を維持するのも大変な状況なのですね。わざわざ今お金をかけてそうした商業店舗をこしらえる必要性がどこにあるのでしょうか?高知が潤うこととは思えませんね。
西村 中心市街地再開発を言うのに、居住者を削減する政策を何故一生懸命にするのか岡崎市長の政策はわかりませんね。具体的には追手前小学校の廃校と新堀小学校との統合がそれです。
「子供の歓声」こそがまちの賑わいであることがわからないのでしょうか。子供達こそ、まちの元気の源なのです。こどもがいる家族。つもり住民ですね。住民を増加する政策不在の再開発計画は不毛ですし、実現不可能です。
(廃校になる追手前小学校。実に愚かな政策と言えます。)
戸田 子供がいなければ、その地域は高齢化が進行し、将来的には衰退しますよね。先行きの不安を感じるのは当然であると思いますね。それをみすみす小学校を廃校にし、統合するというのはどうでしょうか?ろくな結果にはならないでしょう。
西村 過疎高齢化というのは中山間部の状況ばかりではありません。高知市のど真ん中。中心部の中心街が過疎高齢化が進行しています。
実は小学校というのが、小学校校区が「一番小さな行政区」といわれています。想定人口が5000人。5000人に1つ小学校がある理屈になっていたはずです。
そこの人口の核である追手前小学校をなくしてしまうことは、街の核を失うことにもなります。そんな生活の臭いのしない街が魅力的なまちといえるのかと思います。
ひじょうにわかりにくい政策であると思いますね。
戸田 結局「人が住まないまち」になればなんにもなりません。山間部では「若者離れ」なんて言われています。まさしく中心街で「若者離れを推進する」話しになっていましておかしな話であるとは思いますね。
西村 もう1つの大きな問題。来る南海地震の被害予想では、市内中心部の旧高知街地区、下知、潮江、高須、大津地区は水没し、甚大な被害が出ると想定されています。 しかし弥衛門、北本町、潮江での大規模な区画整理事業と、電柱地中化工事の進展などをしています。これらすべて水没する地域ではありますね。
防災対策は遅々として進まず、連携も十分に取れていません。
田んぼや荒れ地をどんどん市街化しています。防災対策は2に次になっていますね。
戸田 中心部にかぎりません。わたしの地元である瀬戸、横浜、長浜地域も、防災対策は実に取り組みが遅れています。
私が住んでいる瀬戸のあたりは昔は湿地帯でした。大地震がくればまず大きな被害が想定される地域です。津波でも浸水が予想される地域です。
それなのに対策ができているのか、市のほうが何かしているのかといえば、あまり知りません。高知市全体で防災対策をしませんといつくるのかわかりませんし。ここは市民の安全を守るためにも高知市はしっかりしてほしいです。
西村 高知シティFMでも番組をもたれている西やんの協力を得まして、私の町内も2年前に自主防災会をこしらえました。「予算がない」ということでなかなか防災対策は進行していません。
戸田 結局は「先立つものがない」と対策はとれないのです。
西村 地方都市の地価がどんどん右肩下がりで下がっている時に、土地区画整理事業をするのもおかしな話です。整備したところも土地が下がってますから売れないのですね。また莫大な借金のつけが市民に廻ってきますね。なにをしているのかとしか思えませんね。
戸田 そうですね。
西村 高知の観光をしきりに言われていますが、酒文化だけでは弱いでしょう。3月に「出会い博」なんていうのもあるようですが。インパクトは強くはありませんね。
商工や観光の関係者はがんばっているようですが弱いですね。
戸田 これがあるからどうだということはありませんね。県外からわざわざ来るところまでは苦しいですね。
西村 高知といえば 「漫画」と「よさこい」ですが。今までの手法や広報では通俗すぎて特色が出ていませんし。徹底的にこだわりがないといけないでしょうし。
高知の「路面電車」にもこだってほしい。希少な存在ですし。
戸田 そうですよ。全国で路面電車は数少ないですし。日本でも数少ない歴史を持っていますし。これを有効活用しない手はないとは思いますが・・。
それを頑張っているのが経営に苦しい企業がやっているのですから。なんか策があればその企業も潤いますし、高知市全体も潤うとは思います。
西村 路面電車はたしかなことは忘れましたが日本全国で26くらいの都市でしか走行していませんし。ひじょうに価値があります。
あとよさこいの原点。漫画。それをうまく組み合わせた形で高知から文化の発信ができないものだろうか。そう思いますね。大きな高知の課題です。
中心市街地の活性化というのであれば、「ウォーターフロント」の再開発と活用ですね。「ウォーターフロント」というのは水際のことを言いますね。川や海のちかく。それが都市中心部に隣接していることが肝要なのです。
高知市の中心街の「ウォーターフロント」といえば新堀川ですね。
ところが道路工事で新堀川を埋めてしまう。という馬鹿げたことをしていますね。
高知県庁が。高知市は反対すべきなんですね。
新堀川の道路工事はひたすらもったいない。土佐堀を埋めてバス駐車場になるのであれば、新堀川を道路にせず観光スポットに活用すべきでした。じつに残念です。
また土佐堀は掘り返し、はりまや橋まで掘り返して、川を復活させるべきです。それぐらいのことをしないと観光客は来ないと思いますね。
戸田 せっかく新堀川という資源があるのにm観光資源になりそうなものがあるのに、何か他の都市と同じような形で蓋をして壊して、埋め立ててしまいますね。
なんとか車の道路をこしらえる。他所と同じであればしかたがないですね。新堀川の資源を活用するのであればどうなのかと思いますね。
西村 3月に春野町と合併になります。仁淀川河口地区や農村地区も取り込むことになります。しかし今でも高知市では明確な都市像が見えません。高知市の都市計画のありかたが問われますね。
それがないからわけのわからない中心市街地の再開発なんかが出てくるのですね。
街路整備と土地区画整理事業ばかりになるのですね。
税金が無駄につかわれていますね。
戸田 春野と合併して良くなるのかどうか見えませんね。
西村 高知県経済の5割近く高知市が占有します。高知市がこければ高知県全体がこけます。私たち市民は高知市のありかたを監視していく必要性があると思います
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